05/06/15 09:25:17 0
スターリンが無能とかいっても政治家としての資質は今の小泉とかよりマシなんじゃないの?
辺境の地の社会の底辺に生まれたガキがなぜか10代で革命家に(その動機は今に至るも不明)
その後の10年近くの行動は不明。流刑された際にどうやって脱走したのかも不明。
どこにでもいそうな下っ端のチンピラがいつの間にかレーニンの隣に座ってる側近。
政敵を抹殺していつの間にかユーラシア=世界の半分を支配する最高権力者。
20世紀中に他にこんな奴はいない。良く解らん奴。
>>51
ウォルター・ラカー『スターリンとは何だったのか』
この手の本にありがちな「独裁者とはこういうものだろう」みたいな偏見を廃してなるべく客観的に書いてる感じが好感度大。
ムッソリーニやヒトラーとの比較も載っている。(ヒトラーとスターリンの類似性が良く解る)
あとはアレクス・ド・ジョンジュ『スターリン』
地味目の本だけど内容は充実している。読みやすいし。
68Pに乗ってるエピソードとかスターリンの人間らしい一面も書かれてる。
アリルーエフ家でのスターリンは単純で陽気なみんなの人気者だったようだ。(ロベスピエールに似てる気がする…)
独裁者と聞くと大抵の人間はゴルゴ13みたいな冷血漢をイメージするのかもしれないけど、そういう人間が組織のトップに立つのは難しいのかもね。