04/11/06 15:15:18
2げと
3:世界@名無史さん
04/11/06 15:58:00
ローカーヤタについて教えて
4:世界@名無史さん
04/11/06 16:04:31
ブッダはクリシュナの化身だからさ~
仏教を信じてるやつはみんなヒンズー教徒なんだよ
5:世界@名無史さん
04/11/06 17:59:37
駄胃搾先生はブッダの生まれ変わりなんだからさ~
仏教を信じてる香具師はみんな愕悔員なんだよ
6:世界@名無史さん
04/11/06 18:09:42
>>5
心と宗教板へどうぞ
7:世界@名無史さん
04/11/06 18:14:09
インドの山奥で 修行して~
ダイバダッタの 魂やどし~
8:世界@名無史さん
04/11/06 18:28:50
ダイバダッタってブッダに背いた、いわゆる仏敵だったのね。
9:世界@名無史さん
04/11/06 19:20:56
法華経がデーヴァダッタ系の教団で書かれたという説の信憑性はどのくらい
あるの?
10:世界@名無史さん
04/11/06 19:27:48
面白そうなので、記念カキコ。
初期仏教史といえば、デイバダッタ(提婆達多)と釈尊の関係の仏典の「釈尊=善」という前提の歴史記述以外もしりたいな。
提婆達多は何を唱えたのかさえ明確でないし。史料はあるのですか?
11:10
04/11/06 19:28:57
>>9
うぉ、見てませんでした。
12:世界@名無史さん
04/11/06 19:38:29
初期仏教に限った議論になってしまいます(あるいは後期への影響有り?)が。
ダイバダッタ、デーヴァダッタ、デイバダッタ、提婆達多、と記述される
「仏敵」とも「法敵」ともされる教団の史料というのはあるのですか?
私が知る限りでは、仏典で記されている情報以上のものはないと思うのですが、
それはいわゆる「敵から見た見方」しかないということですか?
>>9 さんが書いている「 法華経がデーヴァダッタ系の教団で書かれたという説」はどこから来ているのですか?
素人質問ですみませんorz
13:世界@名無史さん
04/11/07 00:38:36
弘法大師もここで語っていいのか?
14:世界@名無史さん
04/11/07 02:50:23
>>13
いいだろう。
ところで東寺の五重塔は見に行ったかね?
15:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
04/11/07 10:59:00
>法華経がデーヴァダッタ系の教団で書かれたという説
故渡辺照宏氏の唱えた説ですが、ちょっとニュアンスが違います。
法華経提婆達多品は当初から法華経になく、後世付加されたものではないか、
と推定されて居ますが、彼は法華経製作グループが提婆達多を
信じる一派と交渉を持っていたのではないかと考えたのです。
根拠は以下の通り。
・法華経提婆達多品ではデーヴァダッタこそが前世で御釈迦さんに
法を説いてくれた恩人であるとする。
・歴史的事実として、御釈迦さんを仏陀として認めず
デーヴァダッタこそが仏陀であると信じる異端仏教徒の集団が
法顕や玄奘の記録に登場する。
まあ、渡辺さんは深川不動の住職のお子さんで、新義真言宗系の
人らしいのですが、法華経・浄土三部経及び日蓮宗・浄土系諸宗を
不当に低く評価する傾向がありまして、この説も
「法華経は特殊経典である」という思い込みの元に
推測に推測を重ねてなりたっている所があり、学問的信憑性は疑問です。
16:世界@名無史さん
04/11/09 20:19:53
>>15
推論に推論を重ね学問的信憑性に欠くって・・・だめじゃん orz
17:世界@名無史さん
04/11/10 10:34:52
インドに歴史という概念はない。インド亜大陸にいくつもの王朝が起こっては栄枯衰勢を繰り返し
悠久の時をすごして行く。それゆえインド亜大陸の記憶は断片的にしか残らない。
思想は2千年に一度で近似して勃興する。仏教はそんな中でうまれ、イスラームにより滅んだ。
18:世界@名無史さん
04/11/15 23:12:17
age
19:世界@名無史さん
04/11/15 23:28:38
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所の禅寺行ったんです。禅寺。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、プチ座禅無料、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、プチ座禅無料如きで普段来てない禅寺に来てんじゃねーよ、ボケが。
プチ座禅だよ、プチ座禅。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で禅寺か。おめでてーな。
よーしパパ悟り開いちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、鉗鎚してやるからその席空けろと。
禅寺ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
禅堂の単蒲団に安単した高単といつ止静が始まってもおかしくない、
菩提するか警覚策励されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、「ホォーホォー」、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、托鉢なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、「ホォーホォー」、だ。
お前は本当に托鉢をしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、「ホォーホォー」って言いたいだけちゃうんかと。
禅寺通の俺から言わせてもらえば今、禅寺通の間での最新流行はやっぱり、
庭詰、これだね。
低頭伏顔して「タノミマショーッ」。これが通の頼み方。
庭詰ってのはひたすら入門を懇願する。そん代わり中に入れない。これ。
で、それに掛錫まで座り込み。これ最強。
しかしこれを頼むと次から禅寺にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、プチ座禅でも組んでなさいってこった。
20:世界@名無史さん
04/11/19 22:20:10
あんまり関係ないって言うか、ほんとに関係ないけどな、ちょっと笑ったよ。
「いまどき吉牛コピペかよっ」ておもったしね。…そういや吉牛って最近行ってね-な。
メニューもパッとしないし、新しいBSE見つかったって言うし、あぁでも、流しで雲水やってそーな
おまえは関係ない話だよな。修行中に肉食えねーし。
話が変わるけどお前が今度このスレで「タノミマショーッ」ってきたときはいつまでも却下してやるよ。
でもプチ座禅は勘弁な。
まあ、お前>>19は、警策で感じてなさいってこった。
21:世界@名無史さん
05/01/07 21:37:17
吉豚
22:世界@名無史さん
05/01/08 03:06:43
あげ
23:世界@名無史さん
05/01/14 17:53:53
日本のように坊主が世襲している国はあるのか?
24:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
05/01/16 09:41:29
そんな事より>19よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所の禅寺行ったんです。禅寺。
そしたらなんか人がめちゃくちゃ座りこんでて座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、一休宗純禅師提唱、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、一休如きで普段来てない禅寺に来てんじゃねーよ、ボケが。
一休だよ、一休。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で禅寺か。おめでてーな。
よーしパパ一休禅を窮めるぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、慈雲尊者連れて来てやるからその席空けろと。
仏教ってのはな、もっとマターリとしてるべきなんだよ。
禅堂でいつ禅僧が発狂してもおかしくない、
禅病で死ぬか野狐禅に走るか、そんな雰囲気じゃー悟れねーよ、
一休みたいな野狐禅者はすっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、蓮如が、「一休は素晴らしい」、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、一休なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、「一休は素晴らしい」、だ。
お前は本当に禅をやったのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、「一休は素晴らしい」って言いたいだけちゃうんかと。
禅通の俺から言わせてもらえば今、禅通の間での最新流行はやっぱり、
盤珪、これだね。
坐禅もしないで講話を聴いてげらげら笑う。これが通の悟り方。
盤珪ってのはまったく修行しない。そん代わり仏教会に入れない。これ。
で、普通に生きる。これ最強。
しかしこれを頼むと次から白隠一派にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、19は、天台本覚論でも読んでなさいってこった。
25:世界@名無史さん
05/01/17 21:26:47 0
ええっと…。
釈迦って結局のところ「悟れた」の?
菩提樹の下で悟ったのなら、なんでその後も修行したんだろ。
悟ったのなら、追加で修行しなくてもOKじゃなかろうかな?
26:世界@名無史さん
05/01/17 21:31:10 0
っていうか悟りを開いて煩悩の一つである愛執を絶ったなら
わざわざ慈悲の心を持って衆生済度なんぞせんでもよかろうに。
とっとと解脱してサヨウナラが筋じゃない?
つまりシッダールタの悟りは不完全で、本当に悟りを開いた香具師らは
歴史上にまったく名を残すことなくひっそりと世を去っていると思われ。
27:世界@名無史さん
05/01/17 21:33:29 0
凄いレス早いんでビックリした。
28:世界@名無史さん
05/01/17 21:54:07 0
>>25
シッダールタさんの「悟り」は1回だけじゃなく、もう数え切れないほど何度も。
弟子や信者から、あるいは自分自身での悩み、疑問毎に菩提樹の下で悟りを啓くのだ。
29:世界@名無史さん
05/01/17 21:54:36 0
>>26
始めは出し渋ってたんだよ
30:世界@名無史さん
05/01/17 22:42:11 0
今日映画雑誌見たら、ブラピ主演で「仏陀」を映画化する計画があるらしいぞ。
公開は2006年。
金髪の仏陀かよ…という突っ込みはここでは無しで。
31:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/17 22:44:50 0
「梵天勧請」という話がありますが、あれも史実ではなさそうな・・・。
修行については、28氏の仰る通り。
>わざわざ慈悲の心を持って衆生済度なんぞせんでもよかろうに。
あなたに向いてらっしゃるのは、寧ろ六師外道による因果応報・因縁の否
定の様ですが、それではただの道徳否定論になってしまい、広がりを見出
すものと成り得ません。悟りの後は追究する必要が無いというのも同じ。
(以下、口煩い人間の老婆心による説教)
しかし、悟れば慈悲が必要ないというエゴ寄りの発想もどうかと。余計な
お世話でしょうが、私があなたの親御さんであったら、教育方法が誤って
いたのではないかと悩みますよ。
ご機嫌を損ねてしまわれたでしょうが、何もあなたを侮辱したくて申し上
げた訳ではありません。ただ、人に慈悲をかけるのが当たり前ではないと
いう非凡(皮肉ではなく、本心です)な発想は、あなたの為にも・・・。
「当たり前」というのが納得出来ない、理屈を示してくれと仰られるのであ
れば、どうか仏教を学んで下さい。あなたが必要とされるのであれば、こ
れまで「日本仏教」ばかりやって来た私も、少しは学ぼうと思います。
32:世界@名無史さん
05/01/17 23:10:22 0
どう読んだら>>26に
>人に慈悲をかけるのが当たり前ではない
のような内容が書かれているように思えるんだろう…
こんな邪推できるなんて、私が親だったら、
教育方法が誤っていたのではないかと悩むよ。
33:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/17 23:18:31 0
早速返されましたか。己の発言は己に降りかかるもの。
私としては、凡夫ですら他人に慈悲をかけるのが当たり前である以上、人が
目指すべき悟りを開いた人が、慈悲をかけないという事があろうか。
その様に考えておりました。従って、己だけ救って「サヨウナラが筋」という
発想が、全く想定の埒外にあった訳です。
34:世界@名無史さん
05/01/18 00:28:03 0
自分の信仰を否定する者は外道、反論する者は自作自演ですか。
そういう独善的な発想ができることが信じられないよ。
>>26=>>32の根拠を教えて。
35:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/18 00:32:35 0
いえ、自演とは一言も。「返された」という表現は、何も同一人物でなくと
も成立しうるものだと思いますが。
36:世界@名無史さん
05/01/18 01:27:18 0
山野っちも真面目だなあ。
>>26くらいの内容、そんなマジでつっこまんでも。
あんなんただの素朴な疑問でしょ。
親の教育まで持ち出さんでも…。
念のため、横レス。
37:世界@名無史さん
05/01/18 01:30:03 0
僧の目から言わせてもらえば、あの程度は笑って返せるくらいじゃないと。
キツイ言い方をしても良い結果は生まれないですよ。
38:世界@名無史さん
05/01/18 07:39:06 0
>>37
神社・仏閣板でもそれぐらいの余裕を持って頼むわw
39:26
05/01/18 07:56:13 0
ええと・・・32さんは私じゃありませんよ、山野さん(w
別に私個人としては慈悲や人を思いやる事、哀れみ、道徳と言ったものを
否定する気はありませんし、重要だとも思っています。
しかし愛というものすらも煩悩と切って捨てるのが原始仏教の思考のように考えられたので
(工房レベルの理解かもしれませんが・・・)、悟っておいてから
さらに衆生済度するというのは矛盾ではないかと。
これは六師外道というより小乗の考え方寄りではないかと私は自分では思うのですが、違うでしょうか?
というか、歴史学的にはアジタやヴァルダマーナの思想を
仏教サイドの視線丸出しで「外道」呼ばわりする方が偏見が(ry
(まあ「外道」お本来の用法ぐらいは知ってますが)
40:26
05/01/18 08:05:29 0
考えて見ると菩薩信仰では、本来成仏できるにもかかわらずあえて
仏としては不完全な菩薩の段階にとどまって衆生済度を目指す
利他の菩薩という観念がありませんでしたっけ?
これが昔から不思議だったんですよ。
完全に成仏してしまってからでは衆生済度は出来ないのか?
そうだとすれば衆生済度なんてするのは仏を目指すものとしては間違っているのではないか?
だったら釈迦が衆生済度を目指したのはおかしいのではないか?
そもそも仏教の徳である「慈悲」は煩悩の一種である「執愛」、
衆生への「執愛」のかたちに他ならないのではないか・・・
思えば本来仏教とは個人が悟りを開く為の教えで、紀元前6世紀か5世紀頃の
北インドに実在したひとりの個人としてのゴータマ・シッダールタ以外にも
歴史上無数の高僧やその他の人びとが悟りを開いたと伝えられています。
私の理解するところではシッダールタ個人は最初に悟りの教説を説いただけで、
個人として何か超越的な意味を持っているわけではない・・・というのは
別に異端邪説的な考えとして排撃されるようなものでもなかったかと。
後世仏教が神秘化・・・というか形而上的な概念がどんどん入ってきたり
やたら仏が神秘化されたりしたにしても、もともとの原始仏教の段階では
本来仏教というのは宗教とすらいえないような、単に個人が輪廻の輪から
解脱する為の方法論を説いたものに過ぎないと言う風に思われるのですが。
これが間違っているというなら、説明してくださればありがたく聞きますが。
道徳を否定しているわけではなく、単に興味と疑問があるだけです。
シッダールタ時代の「仏教」と後世の大乗的な色彩の濃厚な「仏教」とは全く別のものなのではないでしょうか?
41:26
05/01/18 08:11:25 0
そういえばこの疑問はヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』に
触発されたものでもあるのですが。
まあヘッセの仏教理解が正確かどうかは知りませんが、
あれを読むと私と同じような考え方が感じられましたが・・・
42:世界@名無史さん
05/01/18 12:27:19 0
やっぱりただの素朴な疑問だったということだな。
山野は大人気なさすぎるよ。
43:世界@名無史さん
05/01/18 12:29:03 0
コテハンだからといって甘やかしてはだめ。
煽りは無視しないと。
44:26
05/01/18 12:43:57 0
あ、ついでに一言。
25さんと私は別人です(w
いくつかのスレにレスした後にうろうろしてたらこのスレにレスがついていたから
ちょっとカキコしただけ。自演にあらず。25さん、タイミングがよすぎてすみませんね(w
45:世界@名無史さん
05/01/18 13:12:44 0
クマラジュウのこと語れや
この人いなけりゃ本当に
ゾラアスター教並みの
マイナー宗教になっただろうが
46:世界@名無史さん
05/01/18 13:14:46 0
あ…>>25です。(ホントに)
今日のぞいてみたらスレが、どどっと。
釈迦は段階的に「サトリ」をひらいたという訳ですね。
相対性理論の次に特殊相対性~という塩梅に。
判るんですけど…サトリと言うものは段階的に深化するものなんですか?
てっきり凡人には滅多に到達し得ない、稀有な体験なのだと思っていました。
それゆえに仏陀は偉大なのだと…。
僕は子供の頃に釈迦の子供向け伝記を読んだ程度だったんですけど
「サトリは深化するもの」だったなら、子供向けであるだけに明記して欲しかったんだなぁ。
大事なポイントですよね?
47:世界@名無史さん
05/01/18 14:27:13 0
菩提樹の下で開いたのは仮の悟りで、
涅槃寂静に入った(死んだ)のが真の悟りだという教説がなかった?
>>28は半分ネタと思われ
48:世界@名無史さん
05/01/18 14:30:04 0
ついでだが山野さん、一人相撲になってるよw
っていうか最近の山野氏は結構慇懃無礼な口調が多いのではないかとひそかに思う今日この頃
49:世界@名無史さん
05/01/18 15:58:46 0
それは昔から
50:世界@名無史さん
05/01/18 16:30:20 0
>>45
カタカナ使うならクマラージーヴァ、
クマラジュウというなら漢字で鳩摩羅什と書いたほうが良いますが
51:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/18 19:54:57 0
>26
遅くなりまして、申し訳御座いません。朝の内にレスは拝見していたのですが、
分かり易そうな本を探していて、遅くなりました。
>そもそも仏教の徳である「慈悲」は煩悩の一種である「執愛」、
漢訳仏典にある「愛」には、trsnaとpremanの二つがあります。
前者が貪り、執着する愛欲なら、後者は慈愛。中世日本の例を見る限りでは、
少なくとも「愛」という言葉はマイナスイメージで捉えられる「愛欲」である事
が大半で、初期のキリスト教徒も、イエスの「愛」と言わず「お大切」と訳して
います。
『大智度論』第七十二
「愛は貪欲煩悩の心にして行ずべからず、當に慈愛の心を行ずべし。世間の法は
妻子牛馬等を愛念し、怨賊等を憎悪す。菩薩は此の世間の法を轉読し、但だ慈愛
の心を一切の衆生に行ず」とあるのは、「愛」は好きな相手にしか傾けられず、
好悪の差別を生むものだが、慈悲は平等だというもの。
『中阿含経』などに、以下の様な話があります。
52:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/18 20:06:17 0
尊者モーリヤパッグナは女性の修行僧たちと過度に親しくしていた。尊者モ
ーリヤパッグナはつぎのように女性修行僧たちと親しくしていた。すなわち、
もし修行僧のだれかが尊者モーリヤパッグナの前でその女性の修行僧たちを
誹謗すると、尊者モーリヤパッグナは怒り、不快になり、いい争いさえした。
(その逆もまた、然りであった。それをお聞きになられた世尊の訓戒)
たとえだれかがあなたの前でその女性の修行僧たちを手で打ったり、土塊で
打ったり、棒で打ったり、刀で打ったりしても、それに対して、パッグナよ、
あなたは在家的な欲望や在家的な思いを捨てるべきである。それに対して、
パッグナよ、あなたは次のように学ぶべきである。すなわち、わたしのここ
ろをけっして変えないようにしよう。悪いことばを吐かないようにしよう、
また相手を思いやって、慈しみのこころをもち、怒りのこころをもたずにい
よう、と。パッグナよ、あなたはこのように学ぶべきである。
春秋社の『原始仏典』より。パーリ語からの翻訳。
53:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/18 20:15:14 0
ここでは個人的な立場による「在家的な思い」が否定され、その代わりに土
塊などを己や己のよく知る人々に投げかけてくる様な人々にも与えられる「
慈しみ」が重視されています。
とはいえ、善行にも執着すれば苦の種となるというのは事実。
六波羅蜜も堕地獄の因となるというのは、与える人が物惜しみする人を責
めたて、或いは戒を守る人が、口うるさい事ばかり言うといった情景を指
して言ったものです。私もしばしば陥るものですが。
そうした見方からすれば、慈悲に執着し過ぎるのも考え物でしょう。
しかし、執着しない事に執着しても本末転倒なので、やはりほどほど・自
然体が良い様です。
54:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/18 20:51:27 0
「ボサツ」についてですが、原始仏典では修行中の世尊の事を指す場合が多く、
後の大乗仏典に記された「菩薩」とはまた意味が異なる様です。
大乗仏教の菩薩は、あの(世俗寄りの)お姿が頼もしい人間向けの存在だという
解説がありますが・・・さて、納得されますかどうか。勿論、如来の救済も可。
>判るんですけど…サトリと言うものは段階的に深化するものなんですか?
それだと北方系の「漸悟」になりますね。これに対し、南方系の「頓悟」は、一気
に悟る事が可能だとしたもの。今の禅は頓悟の方で、漸悟は絶えています。
では、頓悟では悟れば修行の必要は無いのかと言えば、そうでもない。
55:世界@名無史さん
05/01/19 10:58:37 0
>>54
もともとBodhisattva、すなわち√budh+√asで「仏・目覚めたもの(となる)生存」
だから、悟りを開く前の仏を指す言葉でしょう。
56:世界@名無史さん
05/01/20 12:41:02 0
そもそも「サトリ」とは 何ですか?
「サトリ」と「慈悲」って関係のある事柄なのですか?
57:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
05/01/21 23:42:33 0
悟りとは人の言うべきものにあらず、仏と仏だけがわかるものだ、
と言ったのは道元ですが、
曰く言いがたい境地のようです。一種の瞑想の後に来る開放感とでも
申しましょうか?どうも違うような気もしますが。
悟りと慈悲は非常に関係が有りまして、悟りを開くと全ての
存在に慈悲を注ぐことができるそうです。また悟りを開いたら
慈悲の心で衆生を救わなければならないのだそうです。
道元とか親鸞はそんなことをいっていますがこれが本当かどうか
わたしにもわかりません。
58:世界@名無史さん
05/01/24 18:46:10 0
>>57
こんなこと言うと叱られそうだけど
日本アレンジされた仏教思想と釈迦のサトリって
同列に並べちゃっていいの?
どっちかというと釈迦の仏教って「小乗仏教」に近かったんでしょ?
(小乗って言っちゃいけないんだっけ?)
そういや、喜捨って「慈悲」に関係あるのかしら?
僕には そう思えないけど…。
59:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/01/24 20:26:16 0
>日本アレンジされた仏教思想と釈迦のサトリって
>同列に並べちゃっていいの?
庶民向けかどうかはさておき、漢訳された原始仏典もかなりあります。
ただ「釈迦の言葉のみを忠実に」という事であれば、違うでしょうね。
もっとも、それを突き詰めると原理主義まで行ってしまう訳で、釈尊御
自身に否定されてしまうものと思われますが。
あらゆる人に、それぞれ適した救済を示された釈尊の事ですから、対機
説法の成れの果ての様な(?)現状にも、一定の理解を示される筈。
四諦八正道さえ分かっていればいいのです。
60:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
05/01/25 20:42:19 0
>どっちかというと釈迦の仏教って「小乗仏教」に近かったんでしょ?
(小乗って言っちゃいけないんだっけ?)
小乗と言う言い方は最近はしません。上座部と言いますね。
まあ、大乗仏教と原始仏教は別物といえば別物なのですが、
じゃあ上座部(小乗)仏教が釈尊に近いのかと言うとこれがまた
ややこしいものでして(何しろ上座部のパーリ語経典も仏滅後
100年以上経過してから成立している)、一概にそう決め付ける
わけにもいかないんですよねぇ・・・
ちなみに、釈尊は自らの悟りの内容についてお話になったことは
なかったのではないかしら(原始仏典に詳しく無いのでよくわからない
のですが)。道元の正法眼蔵は悟りの内容について珍しく丁寧に説明して
ありますので、とりあえず引用したまでです。維摩経なんか肝心なところへ
いくと黙っちゃうんだもんなあ。法華経は比喩だし。
61:世界@名無史さん
05/01/25 21:07:53 0
小乗はもともと根本説一切有部を指していたとのこと。これを上座部や
大衆部をも含む部派仏教一般に拡大使用したのは中国仏教とチベット仏
教だとか。まあ、部派は今上座部しか残ってないんだけど。大乗経典で
初めて小乗の語を使ったのは『法華経』とのこと。
62:世界@名無史さん
05/01/27 08:32:18 0
仏陀が拳法家であった説についてはどうか?
63:よろずこ
05/01/27 23:07:04 0
後世の拳法家(?)、少林寺関係の作り事と思われ。
夢枕獏は恵果や空海が金剛拳を伝えたといっているぞ。
64:仏陀
05/01/27 23:08:22 0
>>62
お前はもう死んでいる。
65:世界@名無史さん
05/01/28 00:56:22 0
仏陀って両性具有者だったんですか?
66:世界@名無史さん
05/01/28 11:39:09 0
仏教徒の異教徒弾圧として引き合いに出される西遼でのムスリム迫害、本当にこれは事実なのか?
確かに西遼は支配階層の契丹人が仏教徒、一般市民がムスリムの国家だったがムスリム弾圧したのは
西遼を乗っ取ったナイマン族のクチュルクでナイマン族はキリスト教徒のはず。
67:世界@名無史さん
05/02/02 16:20:15 0
仏教って、西方へは、どこまで信仰されたの?
68:世界@名無史さん
05/02/02 16:50:20 0
イギリスに池田先生を称える支部が存在します。
69:世界@名無史さん
05/02/02 17:19:22 0
>>68
ま、そうなんだけどさ。
歴史的に 例えば実はマダガスカル辺りで仏教国があったみたいな…
夢のある(?)話でさ…ないかな?
70:世界@名無史さん
05/02/02 17:26:02 0
現在の「仏教国」だとカルムイキア共和国が西限かな?
サーサーン朝のペルシャにも仏教徒がかなりの数いたらしいけど。
71:世界@名無史さん
05/02/02 17:44:40 0
ローマに布教使節を送っているはず。グプタ朝かもっと前かな?
72:世界@名無史さん
05/02/02 18:04:40 0
イギリスのニール・ダイヤモンド氏に仏教がたどり着いていますが。
73:世界@名無史さん
05/02/02 18:50:53 0
さらにそこからずーっと西に行ってアメリカにも池田(ry
74:世界@名無史さん
05/02/02 18:55:25 0
西へ帰るアレクサンドロス軍に随行した行者たちの中に仏教徒はいなかったのかな。
ヘレニズム世界の一部の虚無思想あたりと案外上手く結びついたかもしれない。
75:世界@名無史さん
05/02/02 20:04:55 0
>>74
帰国したアレキサンダーの軍勢に…か。
なんか凄くわくわくするイマジネーションだ。
ほんとに、どうなんだろうなぁ?
聖母マリアの処女懐妊のエピソードも
仏陀誕生のエピソードの影響があったりして…。
あんまりこんなこと言うと
トンデモになっちまうか。
くわばらくわばら。
76:山野野衾 ◆a/lHDs2vKA
05/02/02 22:21:39 0
アショーカ王がセレウコス朝やプトレマイオス朝に伝道師を派遣したものの、
定着せず・・・残念。
>ヘレニズム世界の一部の虚無思想あたりと案外上手く結びついたかもしれない。
原始仏典(漢訳あり)の中で、バラモン達に虚無思想と批判されたのに対し、
「私は虚無を説いているのではない。今までも、これからも、苦と苦の止滅のみ
を説いているのである。」
とお釈迦様ご自身の台詞として説かれていますからね・・・。
晩年の「世界は美しい」発言には泣けて来ます。
77:世界@名無史さん
05/02/03 14:03:21 0
あちら方面に伝道して変化していったのがマニ教なんじゃないの?
初期キリスト教の異端にも影響がみられるような・・・・
78:世界@名無史さん
05/02/03 15:52:50 0
>>77
興味ある。もっと知りたい
79:世界@名無史さん
05/02/23 20:58:45 0
ローマに仏教伝道団を派遣したのはいつごろの時代でしたっけ?
80:世界@名無史さん
05/02/27 12:29:24 0
イエスの時代にはメソポタミアまで伝わっていたようだから、
帝政期にはすでにローマにも知られていたんでは?
81:世界@名無史さん
05/03/05 09:58:05 0
「イエスは仏教徒だった」(こんな感じのタイトル)って本があるくらいだかね。
82:世界@名無史さん
05/03/13 23:10:20 0
・仏教(釈迦の教え)は考え方であって、他に信仰を持っていてもいい。(仏教は宗教と同様の概念ではない。)
・仏教の「悟り」は経典化に際して覚えやすいように詩韻にした。
大乗教ではそれがひどいので初期の大乗経典・法華経では誇大妄想のカルト経典になっている
・そのために「悟り」が難解なモノとされ誇大に喧伝されている。
・「悟り」とは物事に大人な態度で接して、こだわりすぎないこと。
・釈迦は生涯の中で何度も「悟る」って言うよりも、物事に対して気にしすぎないで、改め受け流してきた。
・考え方的には五箇条のご誓文・教育勅語をベースにして「何事も頑張ればに身に付く。あきらめるな。でも、それに捕らわれすぎるな。」みたいなもの。
・上座部教は仏教論、あるいはそれに基づく宗教であって、仏教ではない。
・いわゆる大乗仏教は仏教論(上座部教)を元にした仏教とも上座部教とも別の「宗教」
・密教(ここでは仏教密教)系は大脳生理学を用いたトリップ方法。
・禅は密教を否定する修業方法。
83:世界@名無史さん
05/03/17 23:55:04 0
だれか、仏教以前のインドの宗教について語ってはくれぬかのぅ
84:世界@名無史さん
05/03/18 00:30:31 0
バラモン教の話など本やネットにいくらでもころがってる
85:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
05/03/18 20:16:57 0
>82
>大乗教ではそれがひどいので初期の大乗経典・法華経では誇大妄想のカルト経典になっている
法華経の成立年代は複数説がありますが、初期でよかったのかなあ。
誇大妄想と言うのは言いすぎだと思います。
>・「悟り」とは物事に大人な態度で接して、こだわりすぎないこと。
悟りは言葉では言えないものだと言うのが大乗仏教(特に禅家)の
説くところです。大人な態度で接するというのは儒教です。
こだわりすぎないというのは弱い。一切の執着を捨てるといいますから
そんなものでは禅では生悟りといって師家の叱咤を受けること必定。
>物事に対して気にしすぎないで、改め受け流してきた。
この表現もどうかと。
86:おぎまる ◆JJi5gOTcvk
05/03/18 20:26:15 0
>・考え方的には五箇条のご誓文・教育勅語をベースにして「何事も頑張ればに身に付く。あきらめるな。でも、それに捕らわれすぎるな。」みたいなもの。
それは明らかに儒教以外の何者でも無いですね。教育勅語は忠孝を重んじる
ものですが忠は儒者馬融が忠経で説く所、孝は孝経で説くところです。
原始仏教では忠孝ともに否定といっていいのではないでしょうか。
中国仏教で漸く孝行の徳を説くようになりましたが忠義は否定しています。
僧侶は皇帝を礼拝すべきでないという「沙門王者不敬論」という
ものさえありました。五箇条のご誓文・教育勅語と仏教とは相反するとは
いえないまでもかなり相異するものでしょう。
>・上座部教は仏教論、あるいはそれに基づく宗教であって、仏教ではない。
…こりゃ幾らなんでもあんまりだ。原始仏教に詳しい人反論きぼん。
>・密教(ここでは仏教密教)系は大脳生理学を用いたトリップ方法。
これもどうかと。
>・禅は密教を否定する修業方法。
残念ながら、日本臨済宗の開祖栄西は超一流の密教僧侶でした。
中国で法力で雨を降らし宋の皇帝から何かもらっているはずです。
というより密教寺院で禅を修し、禅寺で密教のダラニを唱えることが
当たり前に行われて居ます。
87:世界@名無史さん
05/03/19 00:11:29 0
おぎまるさんレスありがとう。基本的にカルト対策を基本とした初心者向けの羅列でしかないから
あんまつっこまないで下さい。箇条書きにしたので舌っ足らずな所ばかりだけどレス返しで以下補足しました。
>誇大妄想と言うのは言いすぎだと思います。
個人的な感想を言えば、法華経には何も教理や方法が具体的に示されていないから誇大妄想だとおもう。
あるのは詩と繰り返しと煽動する言葉だけ。だからカルト化しやすい。大化城なんてユートピア思想って感じでそれは原始仏教とは反対方向だろうと思う。
>悟りは言葉では言えないものだと言うのが大乗仏教(特に禅家)の
それは中華思惟を受けた禅家の思想で原始仏教とは違うように思える。もちろん私が話しているのも私の思惟をしたものですからずぼらばかり。八正道の一つになんかあったと思うけど、眠いから省略。
>一切の執着を捨てるといいますから
それは「一切の執着を捨てる」という執着があるのじゃないかと思う。
ただ単に私が禅家でないから一気の悟りは肯定できないと言うのもあるんだけどね。
>この表現もどうかと。
己を改めて受け流す事が出来た。大人の態度だと思う。その後ほっとしてまったりする。
・禅は大乗仏教の一つではあるけども禅が仏教ではない。
・大人な態度ってのは、うまく事を受け流すといったようなこと。
儒教ではない。
88:世界@名無史さん
05/03/19 00:54:34 0
最後の三行「・」で箇条書きにしたところ以下書き損じです。すみません、無視してください。
以下続き
>それは明らかに儒教以外の何者でも無いですね。教育勅語は忠孝を重んじる
ものですが忠は儒者馬融が忠経で説く所、孝は孝経で説くところです
ここで言いたかったのは初心者向けの解説なのでわかりやすいのを使ったつもりなんですが、
あくまでベースです。経典宗教のように絶対の戒律があるわけではないという事を言いたかった。
自分ルールである戒を大切にして成長しろ、でも、それに捕らわれすぎたら元も子もないぞということ。
>こりゃ幾らなんでもあんまりだ。原始仏教に詳しい人反論きぼん。
(現代の)小乗教は仏教論(宗派)になってしまっている。そんな感じなするのですよ。
タイなんか仏門に入るのが通過儀礼になってるから。
>これもどうかと。
虚空蔵ぐもんじほう?とか大日経ってトリップ方法以外に浮かばないんだけど。
あと前者は面白いです。密教系の方法は脳を鍛える方法として脳力開発系の本で解説されています。
>残念ながら、日本臨済宗の開祖栄西は超一流の密教僧侶でした。
栄西は天台宗の僧侶じゃなかったっけ?顕密兼業の。後に臨済宗の開祖に据えられたってだけで。
あと、政治的配慮から寺内に真言院もあったように記憶している。お茶伝えたのも栄西だよね。
とべるドラッグ。お茶。あと、ここで言う禅は基本的に曹洞禅の事です。むしろ道元禅。
呪い事やる前にとりあえず出家して座れ、が基本スタンスの道元。
世間一般(密教・浄土教)とは相容れない硬派な僧侶。
自分で言っておきながら舌足らずで下手な文章。目もあたられないや。 orz
舌っ足らずばかりで申し訳ないんですが、素人考えなんで目くじら立てないで下さいまし。
どなたか詳しいか方がいたらご教授を垂れて下さいませ。
89:世界@名無史さん
05/03/30 13:42:26 0
どうして↑のような書き込みは
読む気すら起きないんだろう…?
90:世界@名無史さん
05/04/18 22:48:19 0
age
91:世界@名無史さん
05/04/18 23:54:25 0
きわめて単純な疑問。
スルーしてもらってもええです。
お釈迦様は、
「あ~いままで苦行をしたけど、あれはしなくてもいいことだった」、
と苦行を否定したんですよね。
すくなくとも、苦行に疑問を持ったはず。
なのになぜ、
その後の仏教各宗派は、難行苦行をし続けるのでせうか。
達成感を味わうためなのだろうか。
92:世界@名無史さん
05/04/19 01:44:25 0
>>91
古代インドでは仏教が国教化された後も依然としてバラモン教の勢力が強く、
実質的にはバラモン教というエセ仏教が主流となったため、苦行が行われた。
本場インドで歪められたまま各地へ伝播した仏教は、現在なお間違った教えが主流である。
仏教の創始者シッダールダは偶像崇拝を禁止し、自分の姿を描写することを認めなかった。
しかし、現状を見れば解る通り、この教えも正しく伝わる事は無かった。
93:世界@名無史さん
05/04/19 16:30:15 0
見えるものに畏怖し崇敬するのが人間だもんな。
キリスト教もそうだし、イスラムも口ではそういっているがどうやら?って感じだ。
94:世界@名無史さん
05/04/19 16:55:36 0
DLしたけどこれをどうすればいいのかわからない
95:世界@名無史さん
05/04/19 16:57:35 0
それをまた別のところにうpすればいいよ
96:ヨゼフ・ラッツィンガー
05/04/25 02:54:02 0
もし仏教に魅惑があるなら、
それは仏教が具体的な宗教的義務なしで無限と至福とに到達可能のように見えるからだ。
その意味で仏教はエロチックな霊性である。
現ローマ法王 ベネディクトゥス16世
97:世界@名無史さん
05/04/25 03:33:48 0
>>91
釈尊が言ってるのは「体を傷つけるような苦行は無意味」ということ。
ヒンドゥー教のシャドゥーには、体に針を刺す、片手を一生上げている、
土に埋まる、とかの他人には意味不明な苦行がまだある。
仏教僧がやってる"苦行"は苦行の内にはとても入らないよ。
98:世界@名無史さん
05/05/02 22:49:26 0
苦行が苦行の内に入らないというのもおかしい
99:世界@名無史さん
05/05/07 11:13:08 0
仏教の苦行→自己を見つめる厳しさ。
ヒンドゥーの苦行→主に肉体的な苦行
ということかな。
100:世界@名無史さん
05/05/07 13:54:42 0
100解脱
101:世界@名無史さん
05/05/07 16:04:10 0
>>96
精神とか霊魂とかいうものが具体的なものではないし、目的たる無限やら至福やらも
これまた具体的なものではから、そりゃ、具体的な義務なしに到達するという、
究極の宗教だわな。
耶蘇の言う「具体的な義務を伴う」なんて、アンデスの人身供養やニューギニアの
首狩族の鎮魂と五十歩百歩だわな。免罪符でも売ってろ。
102:世界@名無史さん
05/05/07 23:29:51 0
具体的な義務を伴うというのは「神に対する契約」というものなのかな?
仏教は「戒(自分内ルール)と律(集団内ルール)」があるけど、それをどう訳すかによって
意味が違ってくるから。
103:世界@名無史さん
05/06/09 23:33:39 0
仏教って宗教だったのかなあ?
(キリスト教やイスラム教、ヒンズー教と同じような意味で)
信仰の部分はむしろ土着の宗教から来てる部分も大きいし
104:世界@名無史さん
05/06/18 17:55:41 0
核心部分は哲学に近いかもな。
105:世界@名無史さん
05/06/18 18:17:53 0
釈尊への個人崇拝に始まり、様々な儀式を加えていくことで宗教になった
如来や菩薩の思想、仏像、それへの崇拝、が生まれた大乗仏教と
なると完全に宗教の形になる。
106:世界@名無史さん
05/07/05 06:04:27 0
廃仏毀釈以前と以後で仏教のイメージってどう変わったの?
107:世界@名無史さん
05/07/06 16:40:09 0
別に変わってないと思います。
僧の堕落は公然の事実でしたから。
108:世界@名無史さん
05/07/30 21:46:36 0
仏教の開祖はナーガールジュナ
109:世界@名無史さん
05/08/22 22:21:34 0
age
110:世界@名無史さん
05/09/09 01:13:01 0
沖縄・奄美には仏教はどの程度根付いたの?
ついうより影響残ったんだろうか。
111:世界@名無史さん
05/09/23 12:45:54 0
日本の禅宗が最初だっけか。
112:世界@名無史さん
05/10/12 17:27:08 0
「1265年、禅鑑が英祖の招きで沖縄本島に上陸、仏教のほか仮名を伝えた」
とあるね。
113:世界@名無史さん
05/10/29 17:43:23 0
日本側にこの僧の記録ってあるの?
宗派や出身などは分からず、ただヤマトゥから来た坊さんということだけ分かっているんだよな。
114:世界@名無史さん
05/10/31 19:42:45 0
解脱哲学・実践倫理の大成者がシッダールタで、仏教の開祖が龍樹というのには賛成してもいいな。
115:世界@名無史さん
05/11/27 02:19:05 0
>>113
ヤマト側の記録は聞いたことないなあ。
琉球に招かれて来琉したのではなく、南宋へ修行にいく途中で遭難し、沖縄本島へ漂着したものだそうな。
学僧ならば、どこか有名な寺の出じゃないか、と思うが。
116:世界@名無史さん
05/12/18 00:12:39 0
明治初めまでは日本が仏教圏の最東端だったんだな。
117:世界@名無史さん
05/12/22 10:47:47 0
age
118:妙な方 ◆J7M7PQyXkE
05/12/22 11:34:06 0
最大にして最高にして最強の仏教国、それが日本。
称えよ、神国!称えよクールジャパニ!
119:妙な方 ◆J7M7PQyXkE
05/12/22 11:52:07 0
> ・禅は密教を否定する修業方法。
嘘つくな!
禅寺にもマントラ書いてあるぞ!
昔話にも禅僧が法力使う話が沢山あるぞ!
空海は今でも座禅してるぞ!
120:世界@名無史さん
05/12/22 12:00:31 0
リトル・ブッダという映画に出てくる少年はゴータマの生まれ変わりだそうですが、
何故ゴータマが生まれ変わっているんですか?
映画で合理的な説明がされてるんでしょうか。
田舎に住んでいるものでなかなか観賞する機会がありません。どなたか教えてください。
121:世界@名無史さん
05/12/22 12:25:30 0
映画は見ておらんが、仏教で考えずヒンズー教で考えれば?ヒンズー教的に考えれば
仏陀は「解脱」したのではなく(ヒンズー教に解脱はない)次の転生まで待っているだけなんだから。
仏陀(ゴータマ)はヴィシュヌの9回目の転生(7回目がラーマ、8回目がクリシュヌ)で、
10回目の転生はカリキと呼ばれまだ現れていないとされる。
リトル・ブッダ=カリキ=ブッダの転生=ヴィシュヌの転生 とすれば、ほら、矛盾はない。
122:山口先生 ◆XOVjfpWd/c
05/12/22 12:50:59 0
かいとうありがとうございました。
納得できました。
ヒンズー教の映画だったんですね。
123:世界@名無史さん
05/12/23 15:55:54 0
age
124:世界@名無史さん
06/01/03 02:02:12 0
山口はっけーん。
125:世界@名無史さん
06/01/22 18:07:06 0
釈迦ことゴータマ・シッタルダ以外の仏教話しはこちらのスレがあります
126:世界@名無史さん
06/02/11 20:45:22 0
どちらのスレですか?
127:世界@名無史さん
06/02/11 21:39:40 0
仏教なんて、オウムや創価学会を産んだ邪教だよ。
128:世界@名無史さん
06/02/11 22:18:46 0
>>120
映画「リトルブッダ」は、チベット人高僧の生まれ変わりの話で
「ブッダの生まれ変わり」の話なんかじゃないよ。
キアヌのブッダの下りは「ブッダとはこういう人だった」
というお話を聞かせてるだけだよ。
129:世界@名無史さん
06/02/12 15:20:05 0
宗教板に行けばいくらでも濃い話が。梵語の解釈を巡って
素人が学者相手に噛みついてるようなスレだらけだが。
130:世界@名無史さん
06/02/19 20:24:38 0
129 は素人? 学者?
131:世界@名無史さん
06/02/20 22:44:57 0
age
132:蟻太郎 ◆J7M7PQyXkE
06/03/02 19:25:51 0
ちょっとスレ違いなんだけど、鹿苑禅寺はなんで禅寺なのに舎利殿が金ぴかなの?
どういう理屈で金ぴか?教えて!
133:世界@名無史さん
06/03/21 13:34:10 0
義満の趣味だろう
134:世界@名無史さん
06/03/21 18:02:05 0
飛び入り参加ですノシ
義満は派手好きだったんだろう。
出ないと、あんな金ぴかにはせん。
漏れのかんだがな…OTZ
135:蟻太郎 ◆J7M7PQyXkE
06/03/23 14:34:35 0
昔のアニメだけど一休さんをモデルにしたアニメもあったらしいね。
仏教アニメだったらしくて修行する場面もあるそうだ。
金閣寺と義満も出てくるみたいでかなり見てみたい。
136:よろずこ
06/03/26 09:02:19 0
スレリンク(korea板)l50
137:世界@名無史さん
06/03/26 09:27:52 0
義満は天皇になりたかったから、威勢を示す必要があったんだろ。
猿の大将がボスになる前に大振りの木の枝で山を駆け回るように、
「でかくて」「光って」「たかい」という建物を作りたかった。
で、天辺には皇帝が現れる前に顕現するという鳳凰なんかを飾ったりして。
138:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/26 09:35:59 0
>義満は天皇になりたかったから
・今谷明
・井沢元彦
・世界ふしぎ発見、その時歴史が動いた
・・・ソースはどれです。
139:世界@名無史さん
06/03/26 11:25:44 0
井沢元彦です。山野氏は井沢は嫌いですか?
140:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/26 23:07:47 0
メジャーどころの学者(それも信頼性に問題があるのと大家を玉石混交)の
説と在野の説を適当に借用しているとよく言われている人です。
日本史板の井沢スレ参照。読めば読むほど日本史の知識が怪しくなること
請け合いです。正史を批判するのに一次史料を読んでいるか怪しい。
141:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/26 23:47:01 0
要するに、余裕を持った上で読むべきもので、参考にすべきものではありま
せん。これは>138で挙げたテレビ番組も同様。
今谷先生も、何かと批判を受けることの多い方です。
142:世界@名無史さん
06/03/27 00:23:10 0
丁寧なレスありがとうございます。では足利義満はその歴史記述にある素行からして
天皇になりたがっていた、というのは妄想の類になりますか?しかし私はこの作家の
「日本史に大きな影響を与えているのは怨霊信仰」という説は妥当性があると思うのですが。
まあそれを言い出したのは井沢が最初ではないですが。
143:世界@名無史さん
06/03/27 12:15:31 0
山野は井沢が嫌い。なぜなら売れているから
144:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/27 23:46:58 0
「怨霊信仰」関係のネタも、古代史は20年ほど前に坂本太郎先生に批判さ
れた梅原猛先生のネタの借用というか焼きなおしですしね。
後もおおよそ二次史料や種本の力を借りている。
話自体の問題点ですが、過去の信仰を知るのに過去の価値観に立って考察
するというのは、確かに必要な事です。
しかし、井沢氏の批判にある様に学会にそれが無いという事は無い。
確かに、一時期は宗教面の思想を論じる事自体をタブー視する風潮もあり
ましたが、今は私の恩師も含めてかなり行われています。
(その癖、井沢氏の発言内容と手法はまるで進歩していないらしい)
それと、これが肝心な事なのですが、過去といっても時代や地域ごとに信
仰の形態は異なったものですから、各史料ごとに見えてくる信仰の姿が辿
られるべきなのに、井沢氏の論では怨霊が実在するとこそ言わないものの、
「怨霊信仰」が日本史の中における前提として論じられている。
同じくお得意のケガレ論もそうですが、超時代的です。
直接史料にあたっておられないせい&借用の限界でしょう。
同じ死者の霊を祀るにしても、菅家と家康では背景が異なる。
その辺りを考えずに「怨霊信仰」で一絡げにしていれば、アラも出ます。
中には、井沢説を鵜呑みにしたサイトもありますが、見ていられません。
(某宗教史コンテンツとか)
義満関係については、何かと今谷説を批判している(批判に終始して対論を
出さない事があるという批判もある)堀新先生の著書に出て来る筈。
論文や研究ノートで何度か見ましたが、書籍化はまだだったかもしれません。
145:139
06/03/28 11:36:20 0
これまた丁寧なレスをありがとうございます。
山野のぶすまと読むのですね。今ヤフーで調べて初めて分かりましたw
貴方によりますと井沢とは「歴史家が一生懸命研究して醸成した論を井沢が
自著を売るために利用している」という風に映っているのですね。
私は井沢の細かい所の正誤はともかく、「歴史は結局は推理」という見方を
支持しているタイプなので、面白く読んでいるのですが。
146:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/28 17:35:51 0
作家として成功された方ですし、今更商業や売名でも無いでしょうが。
素でやっておいでなのでしょう。
>歴史は推理
その証拠集めや組み立てがおかしければ、意味はありません。
ハンコックもそうですが、トンデモ本というか歴史逆説本としても別に面白
くはないのですよ。どこかで聞いた様な話が多くて。
147:世界@名無史さん
06/03/28 19:00:25 0
>>145
売国固定、山野野衾 ◆CXSSL1llHI の発言
「産経は右よりの電波が入っている」
148:世界@名無史さん
06/03/29 10:05:39 0
>>144
坂本論の所在を教えてください。
> それと、これが肝心な事なのですが、過去といっても時代や地域ごとに信
> 仰の形態は異なったものですから、各史料ごとに見えてくる信仰の姿が辿
> られるべきなのに、井沢氏の論では怨霊が実在するとこそ言わないものの、
> 「怨霊信仰」が日本史の中における前提として論じられている。
上の意味が分からないので、少し説明していただけますか?
149:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/29 11:50:13 0
>>148
>坂本論
『日本歴史』の300号あたりであったかと思いますが、hを抜いた先でも
いくらか触れられた話が出ています。
>上の意味が分からない。
皆「怨霊信仰」と呼んで一つのパターンに嵌めて考えているでしょう。
井沢氏の論で、怨霊に対処した当時の人間の思想や祭祀の方法について記さ
れた史料の内容が引用・検討された事がありましたか。
同じ様に人を祀るにしても、例えば真言宗と天台宗、吉田神道と山王一実神
道といった各宗派ごとに祀り方も異なれば神観念も異なります。
井沢論の場合、「怨霊は祀られた」というばかりで、それがどういう思想的背
景のもとに行われたのかについては、完全に無頓着です。
まず「怨霊信仰」という言葉で日本史を通観しようとしたのが無理でした。
怨霊という概念自体もたまに批判される様に梅原説やそれを借用した井沢説
では有史以前からあったかの様に言われていますが、史料上からはせいぜい
平安初期からしか見えて来ません。
「怨霊」というもの自体の概念・対処が人により異なったのです。
それをただ「怨霊信仰」と括っては分かった事にはなりません。
それと、六歌仙などよく分からない人物をなんでも怨霊にしたがるのも悪癖
と言うべきでしょう。
以下疑問がおありであれば下のスレで。
URLリンク(www.cam.hi-ho.ne.jp)
スレリンク(history板)l50
150:世界@名無史さん
06/03/29 22:18:58 0
山野さん、レスありがとうございます。
私は井沢さんには全く興味ないので、ご紹介していただいたスレはスレ違いのようなので、遠慮させてください。
私は「怨霊」と呼ばれる対象一般について関心があるのですが、
その対象一般に対する信仰が平安以前にはなかったのでしょうか?
単にその対象一般に対する記号として「怨霊」という言葉が、
平安以前にはなかったのでしょうか?
言葉という記号に対する概念が異なるのは当然のことです。
脳天気にその記号を定義して使っても、当然読む人によってずれますから。
> 同じ様に人を祀るにしても、例えば真言宗と天台宗、吉田神道と山王一実神
> 道といった各宗派ごとに祀り方も異なれば神観念も異なります。
これは当然の手順でしょう。ただしそういった個別的な分析から、
一般的な統合を行わないと全く説得力を持たないと思いませんか?
例えば、樹と呼ばれるものも、一つ一つ別個のものですが、
それを一般的に指示する時、「樹」というう記号によって示される
なんとなく共通に了解された意味内容・概念が思い浮かぶように。
いやなんか巧く言えなくて失礼しました
151:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/03/31 17:02:21 0
>一般的な統合
確かに、個別の事例を知った上でそれをやるのが正しいやり方です。
しかし、やる前に「怨霊信仰」を定義して事例を当て嵌めているのは問題。
152:世界@名無史さん
06/04/08 12:52:28 0
7歩進んで、唯我独尊
153:世界@名無史さん
06/04/08 14:21:30 0
丸谷才一みたいに御霊信仰を振り回す香具師もいる。
彼は新しい学問分野をペダンティックに小説に持ち込む男で、
贈与論だとか文化人類学のタームで気取って自己陶酔してる。
154:世界@名無史さん
06/04/12 00:38:25 0
インド後期密教とやらに興味があります。
秘密集会タントラ、とかカーラチャクラタントラとか、経典名だけでおどろおどろしい
のですが、実体はどうだったのでしょうか?
孔雀王のような世界なのかな、と妄想してます。
ゲスな興味で済みませんが、詳しい人いますか?
155:世界@名無史さん
06/04/12 03:56:14 0
インド後期密教
これは今のチベット密教の母体ではなかろうか。
156:世界@名無史さん
06/04/12 20:37:03 0
偶像崇拝が禁止されていた仏教で、最初に仏像を彫ったのはアレキサンダー
に率いられたギリシア人。
157:世界@名無史さん
06/04/14 19:31:43 0
仏教はセクスしないから消滅
158:よろずこ
06/04/15 00:37:20 0
秘密集会
秘密は密教らしくていいのだが、
集会ってもっといい訳なかったのかな?
159:よろずこ
06/04/16 23:48:41 0
釈迦滅多
サファリの英雄、日産のアフリカでの希望。
ご冥福を祈ります。
すれ違いだけど。
160:世界@名無史さん
06/04/18 00:11:18 0
何か又読みの又読みでいい加減なのは自覚してるけど、
後期密教って経典で異教徒を殺せ!とか、人の財物を奪え、欺け!とか
書いてあったり(秘密集会)、死人を墓場に並べて屍林と称し、そこで
セクースして肉体でマンダラを形作り、解脱を目指す、とかいう話を読んだことが
ある。もちろん断片的な情報だし、真偽のほどは知らないけど。
孔雀王の世界なんてまだまだ牧歌的だよ。
しかし、マジで仏教がそんなことになるかねぇ。
161:世界@名無史さん
06/04/18 00:51:22 0
>>160
何ですかそのオウム真理教。
162:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/04/19 00:31:22 0
又聞きで史料を、それも宗教関係を論じられる事は問題が多いですよ。
密教の場合、『理趣経』に代表される様にそのまま読むと問題となる様な箇
所が多く、不空三蔵や弘法大師ですら注釈に悩んでいます。
真言宗でも素人や半可通には読ませません。
『大品般若経』もそうですが、空を安易に解釈すると道徳否定になる。
そもそも、「異教徒を殺せ」以下が実在するのかが分かりませんが。
東アジアでよく知られた経典では、『涅槃経』に似た話があります。
その1.
末法の世において、正法を守る為に刀杖をとれ、而して殺すべからずといっ
た主旨の発言が見られる。
その2.
釈迦が弟子から人を殺した前生譚について問われ、あれは「一闡提」であっ
て、人を食らう羅刹や田畑を荒す蝗など同様殺しても罪報を蒙らない存在で
あったのだと説明する。
一闡提とは、改心させようにも法を聞こうとしない連中の事。
同経では、四重禁・五逆罪を犯した者よりも罪深いとされる。
しかし、これはあくまでも仏の前生譚の合理的な説明をなす為のものであっ
て、何を一闡提とするかは凡夫に判断出来るところではありません。
『涅槃経』や『法華経』では久遠仏といい、釈迦は三十五歳の時に突如とし
て悟られたのではなく、遥か昔の生に於いて悟られた事になっているので。
当然、通力によって相手がどんな存在でどうすれば良いのかを判断された上
で行動された訳です(教義の理屈から言えばそうなります)。
勝手にその辺の人が「一闡提だから殺した」と言っても通らない訳ですし、
釈迦の前生譚も少なくとも「法の上での殺人」でした。
また、四重禁・五逆罪を犯した者、一闡提をも救済の対象としている事を繰
り返し述べているのが『涅槃経』の特徴でもあります。
この他、生身の人間に行動する様促したものではありませんが、『法華経』
が誹謗者が癩になる、不具に生まれ変わると書いてある事は有名です。
それでも他の二大宗教よりは大人しいというのは、身贔屓でしょうか。
とりあえず、天台宗の五時教判で最も重視された二つの経典ではこんな所。
163:世界@名無史さん
06/04/20 00:53:16 0
妙適清浄句是菩薩位。欲箭清浄句是菩薩位。
触清浄句是菩薩位。愛縛清浄句是菩薩位。
一切自在主清浄句是菩薩位。見清浄句是菩薩位。
適悦清浄句是菩薩位。愛清浄句是菩薩位。
ここでの妙適とはサンスクリットSURATAの訳で、交合を意味するらしい。
訳すると、
男女交合の恍惚は、清浄なる菩薩の境地である。欲望の矢も、清浄なる菩薩の境地である。
男女の触れ合いも、清浄なる菩薩の境地である。異性を愛し、かたく抱き合うのも、清浄なる菩薩の境地である。
男女が抱き合って満足し、すべてに自由、すべての主のような心持ちになるのも、清浄なる菩薩の境地である。
異性を見ることも、清浄なる菩薩の境地である。男女交合し、悦なる快感も、清浄なる菩薩の境地である。
男女の愛も、清浄なる菩薩の境地である。・・・
ということになるらしい。
ほかにこんな文句もあるらしい。
金剛手若有聞此理趣受持読誦設害三界一切有情不堕悪趣為調伏故疾証無上正等菩提
(金剛手よ、この理趣を聞いて、受持して読誦すれば、三界の一切有情を害すとも悪趣に堕せず、
調伏をもっての故に疾く無上正等菩提を証す)
三界の一切有情を害すとは、素直に読めば、この世の全ての生きとし生けるものを害する(殺す)
ということだと思う。
以上、中期密教の経典、「理趣経」より。
いってみれば従来仏教への過激なアンチテーゼかな。
経典の主旨は、この世の一切のものは本来良いもの。快楽は避けるべきものではない
ということ。
164:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/04/20 01:12:43 0
>三界の一切有情を害すとも悪趣に堕せず
これが、不空や空海がそのまま受け取るなと注を加えた箇所です。
悪心を殺せという意味であると云々。私は、悟った存在ならそもそも殺す動
機すら存在しなくなると考えていますが。
手前味噌で解釈した人の犯罪にでも結びついてはと、出しませんでした。
>この世の一切のものは本来良いもの
大乗仏教では、釈迦が涅槃に入らずに霊鷲山に常住する存在となったとされ
ています。すると、この娑婆世界自体が凡夫の目にはそれと見えないだけで
実は浄土という事になる。娑婆即浄土。煩悩即菩提。現世肯定の始まり。
「空」というのは、本来は「我」に対してあてられたもの(我空)。
それが大乗仏教の般若経典になると法も空とする様になります(法空)。
そうなると、一切が空であり、一切が色となる。世界は不垢不浄。
つまり、特定のものを持ち上げる必要がなくなり、現世も含めて真理の世界
とされる様になるので、娑婆とそこに居住する人々が広く救済される。
戒律を守らない「名僧」が許容・歓迎されるのも、そうした精神風土あればこそ。
東南アジアなどには、一休宗純の様な「名僧」の話は無いでしょうね。
我が国では、生臭坊主だの何だのと言いながら、逆に戒律に拘り過ぎること
を排除して仏教が発展して来た。いい加減なくらいが理想です。
五時教判で最後に来る『涅槃経』などではまた仏のみは空でないとされるので
ややこしいですが、色即是空、空即是色が分からないで引用すると危険なも
のですから、『理趣経』というのはなかなか出されません。
165:蟻太郎 ◆J7M7PQyXkE
06/04/20 01:53:55 0
163は読まなかったことにしよう…。
166:世界@名無史さん
06/05/03 18:53:56 0
インドが菜食主義になったのは人口が増え開拓しつくされ、肉食する生贄祭儀ができなくなったからでしょう。
167:世界@名無史さん
06/05/03 21:15:36 0
中国の小説なんかだと、あらゆる欲望を捨て去ったが「殺劫」だけが残ったので
人を殺しまくる仙人とか出てくるよな。
168:世界@名無史さん
06/05/03 21:35:48 0
>死人を墓場に並べて屍林と称し、
屍林を日本人的感覚でとらえるのはNG
インドの場合、金持ちは火葬、そうじゃない家は川に流すか死体置き場に捨てていた。
ちなみに、僧侶の袈裟は本来、死体を包んでいた布を用いた。寝泊りも屍林を選ぶのが普通だった。
169:蟻太郎 ◆J7M7PQyXkE
06/05/04 05:34:41 0
山口の瑠璃光寺に行ってきた。
曹洞宗の禅寺で雲水の人もいた。
禅寺って意外と密教っぽい所もあるね、真言を唱えてくださいって看板も沢山立ってたし。
一般には禅宗って神秘主義とは無縁っぽくてあくまで自力なストイック宗派なイメージだけど
瑠璃光寺はいい意味で俗っぽくてとても身近な感じだった。
浄財箱が沢山あったのでついつい入れて合計したら500円くらい入れてしまった。
でも参拝料も駐車場代も無料ですごい良心的。最高の寺です。
本堂も自由にお上がり下さいってあって、上がってお参りした。
山口-萩間のマラソン大会みたいなのも開催してました。
ここのお寺の五重塔は日本で一番美しいと思います。
なんか中国人が多くて、美人の人もいたので話しかけて一緒にまわりました。
カタコトの日本語で聞いた話だけど、中国では基本的に仏教って廃れてんだね。
近所に寺は無いし、死んでもお坊さんは来ないそうです。
文化財の釣鐘も見てきた。釣鐘には文字が彫ってあって、山田村がどうのこうのと書いてあった。
微妙に神仏習合してるっぽい雰囲気もあって、良い寺です。すごいおすすめ。
170:世界@名無史さん
06/05/04 06:16:41 O
私の弟はいま高校生なのですが、サッカーの部活を毎日おそくまで頑張っています。
でも昨日なんとなく学校で使っている政経のノートを見てみたんです、そこには浄土真宗とばっかり書いていて少し心配になりました。
171:世界@名無史さん
06/05/04 06:33:24 0
南無妙法蓮華経と10回唱えるといいよ、と教えてやれ
172:世界@名無史さん
06/05/04 15:58:48 0
また半可通が何か言ってるようだね
弘法大師が学んだのは唐に伝わった7世紀段階の密教でしょ
後期密教ってのはその後
ヒンドゥーに圧倒されイスラムに蹂躙された断末魔のインド仏教が
辿り着いた仏教の衣をかぶったヒンドゥー教みたいなものだよ
173:世界@名無史さん
06/05/21 21:00:23 0
174:世界@名無史さん
06/05/22 00:15:57 0
密教っちゅうのは仏教が呪術を取り込んだものと考えているがオーケーか?
初期密教がバラモン等の宗教儀礼やまじない、呪術をとにかくどんどこ取り込んでいった段階。
中期密教がそれらの取り込んだ呪術やインド古来の神々を仏教理論から理論づけた段階。
日本密教ではこの中期密教が密教の最良の部分(真密)とされてるんだっけ?それ以前の初期密教
は雑密と日本密教では呼んでいたはず。
思想的には密教は大楽思想が特徴。現世を肯定し、現世の利益を神仏に願うのも良しとする。
で、後期密教は日本には伝わっていないから詳細は知られてないが、日本密教では左道と見られて
いて、聞いた話では性的な要素も敢えて修行に加えるという段階まで進んできたものらしい。
インドでは古来から性器崇拝など性的な要素が宗教の中に堂々と取り入れられてるけど、それが仏教
の中にまで入ってきたものでしょう?
チベット密教などでは、密教の修行には厳しい規律が加えられていて、顕教を充分マスターした
ものしか密教の修行を行えないそうだけど、それはスレの前の方にも出てきたとおり、密教の修行・教えには
実はかなりスレスレの部分を含んでいるからなんでしょうね。
うーん、所詮又聞きの集積だなぁ。みなさん真に受けないで下さい
175:世界@名無史さん
06/05/22 00:25:28 0
>>172
野襖名無しで乙!
176:世界@名無史さん
06/05/25 13:43:34 0
本物は読点省いたりしないよ。
177:世界@名無史さん
06/05/25 23:42:10 0
ウーン、オームのルーツはどうやら密教にありそうだな。
中途半端にヨガや密教をやると危険なんだろ
178:世界@名無史さん
06/06/15 22:03:50 0
ブッダは北インドの王侯の出。ようするにインド・ヨーロッパ系。
当時はまだ浅黒いドラヴィダ土人との混血もまだなかっただろうから、
おそらくブッダの肌は白く、ヨーロッパ人と同様な顔立ちだったであろう。
つまりキリストやマホメットのような濃く暑苦しいセム系とは違って
ヨーロッパ風の美丈夫というわけだ。
それでしかも、ブッダは王族、私生児や商売人の子とは御里が違う。
よって
仏教>>>>>>│肌の色の壁│>>>>>>キリスト教≧イスラム
179:がんばれニッポン
06/06/16 14:56:44 0
日本には、二千年に近い仏教の歴史があるけど
仏教の原理は結局日本には根ずかなかった。
その最大の証拠は明治維新の時『僧侶も妻帯してもよい』
という『政令』が出たら、ほとんどの僧侶が妻帯してしまったからだ
仏教においては僧侶は妻帯禁止であり、教義として妻帯が許されるのは
浄土真宗のみ、しかしそのことは、ほとんど話題にもならず
今でも問題にされていない。結局日本においては『仏教の教え』より
『みんなの納得』のほうが重いのである。
180:世界@名無史さん
06/06/16 15:58:31 0
日本の坊主は仏僧というより、神主が頭を丸めてるだけだと思ったほうが確かだよ。
181:世界@名無史さん
06/06/16 17:49:08 O
口伝で偶像無しの仏教が仏像寺院を持ち勢力を拡大したきっかけはクシャン帝国カニシカ王に取り入ったから
現在のウズベキスタンにあったクシャン帝国はギリシャと中国の中間に位置したシルクロードの支配者
ガンダーラではアレクサンドロス王が釈迦に並ぶ像がある
182:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/06/16 23:12:35 0
>>179
落語その他で、梵妻・大黒というのをお聞きになられませんでしたか。
史書や説話集から、平安中期には僧侶の妻帯が容認されていたのが分かります。
(古くは『日本霊異記』などにも登場するが、定着はやや遅れるらしい)
ただ、そうした慣習が「日本的」なものかについては考える必要があります。
容認の思想的・社会的背景も、一様に言い切る事は簡単ではない。
煩悩即菩提や一乗成仏の思想が影響しているとは言えると思いますが。
>180
前近代の民衆が宗教者に求めているのは災害の除去であったという点では、
両者に違いは無かったと言えるでしょうが、神仏分離令以前、就中17世
紀中葉以前においては、神主といえど行っていた祈祷は仏教や陰陽道のそ
れが主体でしょう。そもそも、17世紀中葉以降地域によっては暫時増加
傾向にあったとはいえ、基本的に村の社は山伏・社僧や年交代で世話をし
ていた村人が管理していた(祭祀では後者が前者の補佐)。
歴史的に言うなら、明治以降の神主が山伏・社僧が変じたものという方が
妥当な表現でしょう。
183:180
06/06/17 20:48:02 0
歴史的な分析をすれば山野さんが正しい。
184:世界@名無史さん
06/06/21 00:13:05 0
密教がヒンズー教の影響を受けているように阿弥陀如来や弥勒菩薩は
西方のゾロアスター教やミトラ教の影響を受けているって本当ですか?
185:世界@名無史さん
06/06/21 04:58:22 0
>>184
ヒンズー教こそ密教に影響を受けたもの、ゾロアスター教やミトラ教も仏教から影響を受けた。
と、あえて言ってみる。
186:世界@名無史さん
06/06/21 14:30:15 0
>>184
そうらしい。
187:世界@名無史さん
06/06/24 19:53:28 0
6月18日深夜(19日)のNHK・Weekend Japanologyは
前半は仏像入門だったな。
その説明に登場した坊さんはコリン・パウエル元国務長官そっくり。
188:世界@名無史さん
06/06/24 21:57:53 0
>>179
別のスレに
ネパールには妻帯する仏教僧のカーストがあるというレスがあったな。
確かヴァジラチャリヤとかいったような。
「家がお寺」という人は、ネパールでは「おれはヴァジラチャリヤ」と言ったら理解してもらえるとか。
189:世界@名無史さん
06/07/16 03:00:25 0
月例供養に上がりました。
190:世界@名無史さん
06/07/23 16:47:06 0
宗門大学一覧
浄土宗・浄土真宗の浄土系大学
埼玉工業大・大正大・淑徳大・東海学園大・☆佛教大・京都文教大
武蔵野大・同朋大・龍谷大・京都女子大・大谷大・大阪大谷大・兵庫大
以前の宗門では東洋大も含んでいたが、今は手を切っている。
曹洞宗
東北福祉大・駒澤大・駒澤女子大・愛知学院大
真言宗
大正大・高野山大・種智院大
天台宗
大正大・京都精華大
宗門大学 僧侶養成校「同宗派に複数ある場合ランク順」
浄土真宗本願寺派・・龍谷・同朋・九州龍谷短大
浄土真宗大谷派・・大谷・大谷短大
浄土宗・・佛教・大正・西山短大
曹洞宗・・駒澤・東北福祉・愛知学院・鶴見
臨済宗・・花園
日蓮宗・・立正・身延山
真言宗・・大正・種智院・高野山
天台宗・・大正
宗門大学 非僧侶養成大学
浄土真宗本願寺派・・京都女子・京都女子短大・武蔵野・兵庫
浄土真宗大谷派・・京都光華女子・大阪大谷・各地の大谷短大
浄土宗・・京都文教・淑徳・東海学園・埼玉工業・華頂女子短大・淑徳短大
曹洞宗・・駒澤女子
日蓮宗・・文教
和宗・・四天王寺国際仏教
191:世界@名無史さん
06/07/23 20:53:24 0
マウリヤ朝
スレリンク(whis板)
192:世界@名無史さん
06/07/23 20:58:18 0
>山野さん
大黒天と大国主命が混同したのはいつころからですか?
193:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/07/24 00:29:44 0
17世紀に西川如見が神祇寄りの立場から「実は大黒は大黒天ではなく大国
主命」説を唱えていますから、その頃からでしょう。
夷三郎が独立した神格ないしは蛭子から事代主命扱いされるのもそれより後
の事であろうと思われます。
近世に入ると、庶民はともかく思想家の間では本地垂迹説に対抗意識を持っ
た神祇寄りの説が出て来ますから。
194:世界@名無史さん
06/07/24 00:58:48 0
イタリアにも仏教があるそうですが、そちらの開祖は誰ですか?
195:世界@名無史さん
06/07/24 19:43:21 0
セリエAにステファン達磨という選手がいたからきっと子孫だろう>イタリア仏教の開祖
196:世界@名無史さん
06/07/24 20:44:40 0
Dalmatか…
197:世界@名無史さん
06/08/01 10:10:51 0
ドラクエ3のダーマってやっぱダルマから来てたんだ。
198:世界@名無史さん
06/08/07 22:28:15 0
>>177
あれはデタラメの一言につきる。
密教であろうが顕教であろうが仏教にはキリスト教的終末論なんてないからね。
199:世界@名無史さん
06/08/10 00:03:45 0
でも日蓮にはあるんじゃなかったっか
200:世界@名無史さん
06/08/10 00:17:11 0
>>198
カリ・ユガやカルキはどうなる?
密教は無関係とも言えないんじゃないか。
201:世界@名無史さん
06/08/10 03:02:20 0
日本仏教には多く見られると思うが。
とりあえず上座部とは分けて考える方がいいな。随分と違いがある。
202:世界@名無史さん
06/08/10 04:32:23 0
>>199
そりゃ、国難じゃ国難じゃ叫ぶカルトだもん。
203:世界@名無史さん
06/08/11 18:24:23 0
一言で仏教といってもたくさん流派があるけど
他の宗教と絶対に違う点は何なの?
204:世界@名無史さん
06/08/12 01:05:53 0
ツッコミ覚悟で言うと独特のニヒリズムじゃないですかね。
色即是空空即是色
前だけ見れば完全にニヒリズムですが
後ろも入れて考えるとそうでもなかったりするという。
205:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/08/12 12:13:22 0
佛教は虚無主義ではないという事は、佛陀から後代の大乗佛教徒に至るまで
主張されてきた事ですが、逆に言えば2400年に渉る誤解の歴史がある。
空思想というものは、独立した存在を認めないというもので、裏を返せばこ
れほど現世のあり方を肯定した思想もないと思うのですが。
そもそも、一切空であると観ずることによって、涅槃と娑婆の区別をなくし
娑婆をも肯定するが故に、大乗佛教徒の間で空思想が発展を見た訳で。
佛教の「終末論」についてですが、弥勒の後にも世界や佛は存在する訳であ
って、限定的な「終末」でしかなく、キリスト教ほかに見える終末とはスケ
ールの異なったものであろうと思われます。
206:世界@名無史さん
06/08/12 12:26:50 0
苦行や秘教批判、節制を嚆矢に産まれたのに、密教の様な派が出来てしまったのは皮肉な事だね。
207:世界@名無史さん
06/08/12 15:45:00 0
密教はインド仏教が自己崩壊してヒンドゥー教に取り込まれていった最終過程だろ。
208:世界@名無史さん
06/08/19 23:24:06 O
>>199
日蓮は終末論じゃないよ
あれは過剰に反応した末法思想
209:世界@名無史さん
06/08/27 08:56:30 0
末法思想って、もしかして
過去のどこかで一神教と接触して影響されたとか?
210:世界@名無史さん
06/08/27 09:42:49 0
仏教の「諸行無常」の論理を仏法自体にも適用した結果生まれた思想だと思うが、
もしかしたら中央アジア~アフガニスタンあたりで
ゾロアスター教の終末思想と接触して生まれたものかも知れない。>末法思想
211:世界@名無史さん
06/08/27 10:10:18 0
>>210
“地獄”という概念もゾロアスター教起源?
212:カスコテ ◆J7M7PQyXkE
06/08/27 20:39:43 0
盆、久々に寺に行った。
お釈迦様の像を見せられた。文化庁からおすみつきを貰った千年物の像らしい。
そんなに大きくなくて五十センチくらいの小さな像だった。
でも真言宗っておしゃか様とは基本的にあんまり関係ないって聞いてたのに、本堂の菊の御紋の
となりのいい所にお釈迦様を置いてた。やっぱり釈尊もありがたいものとして昔から崇拝してたの?
俺の考え
近年まで宗派なんてユルユルだったから真言宗ってはっきり言い出す前のなごり
真言宗だってお釈迦様を本堂に飾る
誰か教えてください。
213:世界@名無史さん
06/08/30 11:30:41 0
仏教は、個人の経験を重視するもので、
他者と相互に関わり、助け合うものではないと考えたのですが、
この考えはおかしいですか?
214:世界@名無史さん
06/08/30 11:46:47 O
>>213
そういった考えを否定しようとしたのが大乗仏教なんじゃない?
215:世界@名無史さん
06/08/31 00:04:53 0
密教と聞いたら「公害企業主呪殺祈祷僧団」を思い出す。
本当にそういった系の技術も伝承されてるのね?裏高野だなっ、てマンガの読み過ぎか
216:世界@名無史さん
06/08/31 14:30:22 0
>>214
それでも仏教は基本的に個人主義だと思うんですが・・
思いこみでしょうか
217:世界@名無史さん
06/08/31 15:12:00 O
>>216
業についての思想をみると自業自得が基本ですから、親の因果が子に報いるとは考えませんね
これは、大乗でも同じです
これをもって個人主義と解釈することも可能かもしれませんね
218:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/08/31 21:45:55 0
「諸法無我」を独立して存在し得ないと解釈すれば、「個」で完結しないのでは。
大乗佛教徒が宣説していた「無」や「空」はそうした意味があった訳で。
(上座部では無や空を単なる否定の意味に用いて虚無主義に落込んでいた)
サーリプッタが懐疑主義者時代の同法に「佛教」を説明したがなかなか理解して
もらえず、最後に説いたのが、「葦を一本抜いたら隣の葦も倒れてしまう」とい
う、相互依存の関係(葦の譬え)だった事も考えてみたい。
219:世界@名無史さん
06/08/31 23:41:59 0
>>210-211
そもそも阿弥陀如来のアミターユス(無量寿如来)は無限時間の神ズルワーンに
そしてアミターバ(無量光如来)は光明の最高神アフラ・マズダというゾロアスター教
の神に由来するといわれているし、また弥勒菩薩は同じく古代ペルシアで起こった
ミトラ教のミトラ神に由来するといわれている。
220:216
06/09/01 11:55:42 0
>>217
難しいことは解らないのですが、
世間とか現実の世界を見てると、
仏教圏の人々って拡散してるっていうかまとまりがないと思うのですが。
ヘンに周りに影響されず一人で生きてるって人が多い気がします。
仏教は仏になることであって神様を拝むことではない。
それは、結局信じるものは自分で探せということでしょうか。
ワケのわからない質問ですいません。
221:世界@名無史さん
06/09/01 17:58:43 0
唯一絶対神がないから まとまらないのは当然と思います。
絶対なるものが無いのだから個々の状況に応じて良いと思うことを
怠けず貪らず行いなさいというのがお釈迦様の教え:と私は思います。
222:世界@名無史さん
06/09/02 11:29:28 0
愚痴ってた時、ともだちから「期待しなきゃいいんじゃない?」といわれます。
でもどうして欲を持って生きてはいけないのか解りません。
223:世界@名無史さん
06/09/04 10:05:53 0
>>221
とてもわかりやすい説明ですね。この様な解釈は山野さん的に不満が有るのでしょうけど。
224:世界@名無史さん
06/09/04 14:02:07 0
山野が宗教語っているときは絶対にスルーすべき存在だから、どうでもいいでしょ。
225:世界@名無史さん
06/09/22 11:08:06 0
人間が奉仕することは悪いことなのでしょうか。
226:世界@名無史さん
06/09/22 13:10:28 O
板違いな気がするが、仏教には慈悲や布施という考え方があるし、菩薩の自利利他(自分が修行で得た功徳を他者=世の人々=にも及ぼす)という考え方もあります。
ただ、決して無原則な奉仕ではありませんので、興味があるならば仏教の入門書から読まれることをお勧めします。
227:世界@名無史さん
06/09/22 13:47:32 0
幽霊っているの?
228:世界@名無史さん
06/09/22 17:16:06 O
これまた板違いな気がするが、仏教では霊魂のようなものの存在を認めていません。
日本の霊の概念は時代とともに個性や人格が強くなってきました。
個人的には幽霊は文化的概念だと思っていますから、物理学的アプローチは無意味と思います。
まぁ、科学的に証明したいという人を否定する気はありませんけどね。
229:227
06/09/22 19:45:01 0
>>228
かつてブッダに弟子が同じような質問をしたことが
あるらしいので板違いではないと思います。
ブッダは何も答えなかったようですが・・・。
230:世界@名無史さん
06/09/22 21:11:04 0
>>226
どちらかと言えば大乗佛教で強調された説ですが、原始佛典にも他者の重要
性は説かれていますね。
>228
>日本の霊の概念は時代とともに個性や人格が強くなってきました。
仰る通りで、時代が変われば幽霊の概念も変わりますね。
古代から同じ「幽霊像」が続いてきた訳ではない。
>229
簡単に言うと、来世があると説くのが常見、ないと説くのが断見です。
中道を歩む以上、それらのいずれかに偏ることは出来ない。
原始佛典にも善行の結果としての生天が登場しますが、方便説もある。
原始佛教で輪廻が認められていたかについては諸説ある様です。
「幽霊」の質問ではありませんね。あの世の質問です。
231:世界@名無史さん
06/09/23 08:07:00 0
>>230 「来世があると説くのが常見」これは近代文献学者の諸説の一つに他ならない。
ウパニシャッドから大乗末期まで来世を前提にしない見解はない。
来世へ輪廻する主体になんらかの実体・本質を認めるのが常見、
無常・無我・空で輪廻するとするのが仏教、
特に無常・無我・空だから輪廻できるとしたのが中観。
輪廻するなら実体がなければならないという見解は、無常・無我・空が分かってないことを
自ら告白しているに過ぎない。
ちなみに仏教では無常な霊魂を認めている。原始仏典ではゴーティカ、ヴァッカリの話が正にそれである。
ゴーティカ:中村元『悪魔との対話』52「ゴーティカの識別力」
ヴァッカリ:『世界の名著1』456「ヴァッカリの魂」
共に vin~n~a^na 普通「識」と訳される。つまり解脱していない人の意識を意味していると思われる。
後代、「識」だと実体視され易いからだろうか、「自相続」「心相続」などと呼ばれるものを同じである。
また、原始仏典を読めば様々なところに神霊が出てくるのは明らか。
後代、餓鬼、プレータと呼ばれるものが、現代で「幽霊」と呼ばれるものに入るだろうか?
近代文献学者の似非科学に擦り寄った諸説には注意を要する。
232:世界@名無史さん
06/09/23 09:01:14 0
>>231
ずいぶん偉そうな人ですが、ソースは?
233:世界@名無史さん
06/09/23 14:45:08 0
>>232 ソースは出したけど? 訳じゃだめってこと?
それとも他の部分ということか?
234:世界@名無史さん
06/09/23 17:00:14 O
228
霊魂は無いと言うのはあるお経の一部で、それしか知らない日本の仏教では通説となっていますが。違うお経では霊魂について説明しているお経もあります。
そもそも霊魂は存在しないとは言っておらず。答えなかった。三度聞かれ、そんなこと気にしてたら修行のさまたげになるから知る必要もないし教える必要もない。とその聞いた人に対して説法した話です。
235:世界@名無史さん
06/09/23 17:22:40 O
40
仏と成ったら浄土に止まり生まれ変わり、即ち輪廻出来なくなるから菩薩として止まったほうが幅広く救済できるからでしょ。
236:世界@名無史さん
06/09/23 19:44:25 0
お盆に帰ってくる主体は何ですか?
仏教は霊魂の存在を否定していたと思うのですが。
237:世界@名無史さん
06/09/23 19:46:30 0
すいません、上で似たような議論がありましたね。
日本の仏教でお盆をどう解釈しているか教えてください。
238:世界@名無史さん
06/09/23 20:05:27 0
仏教で否定してるのは不変常恒の主体であり、我々が普段生活している主体、
つまり「私」とかは仮設、世俗の習慣として認めています。
「お盆に帰ってくる主体は何ですか?」と問われるなら、霊魂と答えるでしょう。
ただ「お盆」は祖霊信仰に基づく東アジア的習慣、習俗であって仏教本来のものではありません。
そして仏教は世俗の習慣を尊重するのです。
「仏教は霊魂の存在を否定していた」というのは似非科学に阿った近代仏教学の説です。
ちなみに最も権威有る堅実な仏教学者である水野弘元先生も同意見です。
『仏教要語の基礎知識』旧版149
239:世界@名無史さん
06/09/23 20:29:23 0
輪廻して別の人間に生まれ変わった祖先もお盆には戻ってくるの?
変じゃねえか。
240:世界@名無史さん
06/09/23 20:33:05 0
仏教国のタイもあの有様だ。
世界に成功している仏教国なんて存在しない。
日本最大の仏教団体である創価学会も日本の癌細胞だ。
241:世界@名無史さん
06/09/23 21:00:41 0
>>239
輪廻して人間に生まれるとは限らない。別の生物の方が可能性が高いと言われます。
そしてお盆は、だから習俗であって、仏教として捉えないでもらいたいです。
日本でそのような習俗があるから否定してないだけのこと。
>>240 世俗的な成功が仏教的な成功にはならないのです。
242:世界@名無史さん
06/09/23 21:05:01 O
どんな宗教にも正道と邪道が混同しています。仏教正道者から見て創価は紛れもない邪道。
243:世界@名無史さん
06/09/23 21:17:23 0
別に信者じゃないけど、池田先生は仏教史に残る思想家だと思う。
244:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/09/23 21:27:18 0
>238
>祖霊信仰に基づく東アジア的習慣、習俗
「祖霊信仰」とか「東アジア的習慣」というのも便利な言葉で、じゃあ具体
的にどんなものでどう証明出来るのかというと不透明な場合が多い。
私は、>>228氏が言われた通り時代と共に日本の「霊」が個性的になってきた
と考えている者で、死者を向かえる儀礼というものも舶来の文化ではないか
という疑念を抱いています。
東アジアという範囲内に共通した文化土壌があるのか、日本にも古代から祖
霊信仰なるものがあったのかという点にも疑問が浮かびますね。
そもそも、「祖霊信仰」とはいかなる様式を指すのか。
元々は死者がとりつくというのがせいぜいだった様に思います。>日本
幽霊とか口寄せとかいうのは、ある程度文化が発展した状態の産物でしょう。
>239
それはよく言われます。事実、死者の霊が帰ると言われ始めた平安後期には
佛僧によって俗説として退けられている。
しかし、人の救済というものは、必ずしも原典通りに行っていれば手に入る
ものではなく、それでもいいのではないかという気もしますね。
佛教ではないというより、これもまた佛教という大樹の果実の一つかと。
どうも中村元先生はこうした俗化がお嫌いだった様で、専ら否定的な評価を
述べておいでだった様ですが。
>最も権威有る堅実な仏教学者である水野弘元先生も同意見です。
権威あるとか、○○先生が言っているからというのはどうかと。
勿論、こうした場で深いところまで突っ込める筈も無いのですが、とりあえ
ずこうした意見がここにあると言われるにとどめておかれた方が。
245:世界@名無史さん
06/09/23 22:33:12 0
>>243
「ガンジー、キング、イケダ」と言われるほどの世界の聖人です。
246:世界@名無史さん
06/09/23 23:02:50 0
>>244 マテリアルな典拠も既に示した。ロジックも示した。
水野先生を出したのは、傍証ですよ。
その中村元さんが『悪魔との対話』52「ゴーティカの識別力」と訳し、
324頁の註19で識別力と訳したvin~n~a^na について「一種の魂、霊魂のようなものを考えていたのであろう」
と述べている。
そして貴方には分からないだろうが、中村元さんより遙かに水野先生の方が仏教には造詣深く、正確であることは
インド学をやったものは誰でも認めることなのである。
そしてインド仏教、ビルマ・タイ仏教、チベット・モンゴルには「お盆」は確認できない、
だから東アジア的習慣である可能性が非常に高い。
私は基準を仏教に置いています。貴方のように歴史に置いていません。
これは何度か、言ってきました。歴史の立場で語るなら、思想や教義には口をださないことです。
247:世界@名無史さん
06/09/23 23:37:26 0
盂蘭盆経は中国産の偽経であるとされる
でも、日本のお盆は盂蘭盆経以外の思想が混じっているらしい
しかし、その思想も日本古来というわけでもない、と
>>246
>これは何度か、言ってきました。歴史の立場で語るなら、思想や教義には口をださないことです。
ここ世界史板
個人の信仰については口出ししても仕方がないだろうけど、
思想や教義の成立と発展や、教理史とかは歴史そのものでは?
248:世界@名無史さん
06/09/24 00:07:57 0
歴史的な相対主義では、二千数百年の歴史と全世界的広がりを持つ仏教という意味射程の中で
現代日本の特殊な近代日本文献学仏教の見解を持って、語ることも可能になってしまいます。
二千数百年の歴史と全世界的広がりを持つ仏教に本質的な共通性が見いだされるのに、ですよ。
以前、以下のように述べたし、>>150 とも述べました。歴史的な相対主義では、なんでもありになるだけ。
574 名前:山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM メール:sage 投稿日:04/05/16 19:11
私は当時に限らず、歴史上の思想を「異端」と称すること自体に反対で、つ
けるとしてもせいぜい「 」付きで使用することにしています。
結局その時代に必要であったからこそ法然の教えも日蓮の教えも派生・発展
した訳で、それを「異常なケース」などの言葉に閉じ込めてしまっては、理
解も判断も出来ません。
(以下略)
575 名前:世界@名無史さん メール:sage 投稿日:04/05/16 23:28
>>573-574 だから>>559で言ったように歴史的な相対主義じゃないんですけど。
最初にこの問題を巻き起こしたのはあなたですよ。>>543で日蓮を「真っ当なものと言ってよいかと」
なんていうからじゃないですか。それは「中世的価値観からいえば」という限定がついていても、
ある価値観(大いに擁護的)を含む時点ですでに「思想を取捨選択した上で批判」してますよね。
それに対してインド、シナ、チベット、日本等の一般仏教的視点から異常であると言っているわけです。
江戸時代に禅僧によって書かれた『本朝高僧伝』に書かれていないように、
日本史的にも長い間一般的に異端であると認識されていたのではないかと。
顕密というメルクマールは日本の歴史家の視点でしょ。
一般仏教的視点(私の場合は特に大乗仏教ですが)からみれば顕密に分類される方が正統なのは自明です。
そんな自明のことを知らないで、あるいは知っていても隠しているか、
日本史の相対主義の中で述べられても困っちゃうんですけど。
249:世界@名無史さん
06/09/24 00:12:12 0
仏教の天敵はイスラム。
イスラムに圧倒されっぱなしの仏教。
250:世界@名無史さん
06/09/24 00:48:20 0
>>242
>どんな宗教にも正道と邪道が混同しています。仏教正道者から見て創価は紛れもない邪道。
具体的な活動を行っているのは創価学会だけだ。それ以外は存在意義がない。
日本の仏教は俗に『葬式仏教』と呼ばれ、葬式産業の圧倒的シェアを握っている。
また旅行案内に名前の出てくる有名寺院は多くの観光客を集めている。
今日の仏教の存在感といえば、せいぜいそんなものである。
251:世界@名無史さん
06/09/24 00:57:50 0
どうでもいいけどおまいらテンプレ嫁。
>宗教的な主張がある方は宗教板にドウゾ。
252:世界@名無史さん
06/09/24 01:36:30 0
悪の枢軸(日本の癌)
=統一、草加(池田ことソンテチャク)まる暴が潜り込んでる
オーム、総連、民潭、北朝鮮 闇の軍団-------気をつけろよ!!
253:蟻太郎 ◆J7M7PQyXkE
06/09/24 06:13:30 0
葬式仏教なんて日本人自身が望んだことじゃん。
法事でもないのにお寺さんが家に来たり寺に来いとか言われるのいやじゃん。
254:世界@名無史さん
06/09/24 07:30:37 O
寺院には本来なら己から望んでイケや。
255:世界@名無史さん
06/09/24 07:40:38 O
蟻太郎さんが堕落してるだけ、あなたのお爺ちゃんやお婆ちゃんを否定してるのと一緒だよ。
自分で探求しなければ、人生の散り際に振り返った時に、自分はなんだったのだろうとおもうはず。あと250!
おまえら草加のやり方はイキスギてるんだよ!日連の流れを組む暴徒の集団、邪道にほかならない。
256:世界@名無史さん
06/09/26 10:41:27 0
仏教てどこか胡散くさい・・
キリストも信じられない
257:世界@名無史さん
06/09/27 23:24:53 0
>>250
本尊から絶縁されているような集団は正統とか異端とかいう次元じゃないと思うぜ。
258:世界@名無史さん
06/09/28 11:02:19 0
政権に口出ししてる時点で邪教だろ>層化
259:世界@名無史さん
06/10/01 23:25:43 0
中央ヨーロッパやアフガンあたりの仏教ってどうだったんだろうね。
260:世界@名無史さん
06/10/02 01:14:21 0
>中央ヨーロッパやアフガンあたりの仏教
アフガンの仏教は先ほどタリバン政権によって破壊されたバーミヤンの仏教遺跡
があるのでよく知られておりますが、中央ヨーロッパの仏教って一体何ですか?
民族大移動のきっかけとなったフン族(=北匈奴)がヨーロッパに仏教を持ち込んだ
ということでしょうか?
中央ヨーロッパの仏教については大変興味があります。
261:世界@名無史さん
06/10/15 14:11:50 0
中央アジアの打ち間違いかな?
262:世界@名無史さん
06/11/01 23:16:56 O
対仏十字軍とかw
キリスト教会の年代記とかで記録が発見されたら面白いね。
キリスト教はイスラムより徹底的に根絶してそうだ。
263:世界@名無史さん
06/11/01 23:19:37 0
>王子シッダールタはなんでまた世をはかなんだんでしょうか?
>普通王子様なんて老、病、死なんて気にせんでしょうに。
はかなむって、あなたにとって自分自身の憂いしか対象にならないのね
264:世界@名無史さん
06/11/01 23:27:27 0
佛教って旧約聖書のパクリみたいな気がするな。
265:世界@名無史さん
06/11/01 23:43:28 0
新約聖書が仏典のパクリという説は聞いたことがある。
古代ローマ時代にはインドから仏教僧が布教にきてたというし、
マニ教は実際仏教からも影響受けてるし。
266:世界@名無史さん
06/11/02 00:23:37 O
>>263御見逸れ入りました。 修行が足りない所ではなかった様です。
わざわざ御丁寧に、有り難うございました。
267:世界@名無史さん
06/11/02 09:11:22 0
>>265
その説はもうほぼ否定されてる。
268:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/11/03 22:28:40 0
>普通王子様なんて老、病、死なんて気にせんでしょうに。
四門出遊の下りで述べられているのでは。定型化は時代が下る様ですが。
269:世界@名無史さん
06/11/14 17:17:08 0
阿含経の遊行経の国防に関する所の内容が知りたいです。
横浜のホテルに泊まったら、聖書じゃなくて仏教の本があってそれに載っていた
記憶が…。
270:世界@名無史さん
06/11/25 23:16:29 0
旧約の外典にお釈迦様の物語がでてくるというのは聞いたことがあるけどな。
271:世界@名無史さん
06/11/26 19:06:55 0
キルギスがイスラム化したのは17~18C辺りで
それまではシャーマニズムであったらしいのですが
仏教を信じていたりはしなかったのでしょうか?
隣のオイラートが仏教徒であった訳ですし
272:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/11/27 00:23:58 0
>>269
コーサラ王がヴァッジ族を攻めようとした際に出てきていますね。
増支部などに、いくつか似たものが出ています。
おおむね同じ内容で、
1、民がしばしば会合して政治に関心を持ち、国防をおこたることなく、
2、上下の心を一つにして共に国事に携わり、
3、国風を尊んで妄りに改めず、よく義や礼を守り、
4、男女や長幼の序を重んじ、社会や家庭に平安を保たしめ、
5、父母に孝し、師長に仕え、
6、祖先の祭壇をよく祀り、
7、道を尊び、師を選んで仕え、これを供養している国は脅かされない、
というもの。
現代にありがちな、抽象的な平和論ではないのがよいところです。
内憂が無いからこそ、たとえ責められても滅ぼされることはないのだと
言われて、コーサラ国王が帰国するように仕向けられました。
その時は五箇条だったと思いますが、より詳しい増支部を挙げました。
ホテルに置かれているのは、仏教聖典協会から刊行されているもの。
>270
外典ではなかったと思いますが、例のヨサパトの話ですか。
273:世界@名無史さん
06/12/03 22:06:14 0
>>261
中央ヨーロッパは旧ユーゴスラビアあたり
274:世界@名無史さん
06/12/15 09:08:57 0
浄土宗のお寺が経営する幼稚園・保育所、
クリスマスツリーが立てられている前を通って出勤するんだけど、
これいいのかねぇ・・・
275:世界@名無史さん
06/12/15 09:59:27 0
日本人のクリスマスなんてただの行事だし
276:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
06/12/15 21:07:33 0
大正時代には、仏教寺院主催の子ども会が教会のクリスマス会を訪問していますよ。
元々「執着するな」とか、「一切皆空」と説いている教えで、布教すら目立たない。
自己主張という点で目立っているのは『法華経』信者ですが、これは常・楽・我・浄と
いう、本来であれば四顛倒として否定される四点を、如来に限っては実在するもの
として認めたもので、『涅槃経』と並んで五時教判の最後に置かれているものです
からね。執筆者自身が弾圧されていたともいう説もあり、頑固な点が目立つ。
277:世界@名無史さん
06/12/27 01:14:15 0
日本人にとってのクリスマスは
かがいの夜の延長線程度のものに過ぎないだろー
278:世界@名無史さん
07/01/10 00:39:30 0
>>272
教育勅語そっくりの内容なんですね。驚き。
279:世界@名無史さん
07/01/10 04:43:58 0
むしろ教育勅語がそっくりと言うべきか
280:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/01/10 19:24:46 0
言われてみれば、似たところもありますね。
研究していた筈の『孫子』といい、本当にその通りに行動していれば、あの
負けっぷりは無かったと思いますが。
特に>>272の1と2は重要。教育勅語には該当箇所が無いように思いますが、
当時も十七条憲法はよく知られていた筈(仏教系は軽んぜられたか?)。
なお、十七条憲法の内容は儒教と仏教から借用して租借した結果の様です。
281:世界@名無史さん
07/02/18 22:57:27 0
孫子にハウツーは書いてないからな
282:世界@名無史さん
07/03/11 21:37:47 0
>>271
イスラムの前にマニ教の時代があったかも知れん。
283:世界@名無史さん
07/03/17 00:30:54 0
仏教的願望も
なにかであること
には大きな快感があるcってことでしょ。
だって、すでに傲慢プライドや達成感じみた暴力のはじまりがあるよ。
英雄のようになりたい
ブッタのようになりたい
悟りに至ってる、っていうとき ナニかであろうと願望がいうとき。
284:世界@名無史さん
07/03/17 07:25:46 0
世界でもっとも有名な仏教家はだれ?
池田大作?
285:世界@名無史さん
07/03/17 07:38:42 0
>>284
国際的にニュースになっているから、ダライ・ラマ。
信徒数自身はそう多くは無いのだけどね
286:世界@名無史さん
07/03/18 23:52:16 0
イマイチ仏教わからん方へ。
まあオレもわかってないこと多すぎで大変恐縮だが2chだし言わせて貰う。
シッダールタが菩提樹で座禅組んでたとき、魔が放った矢が花に変わったそうだ。
矢は煩悩だと思う。つまりな、煩悩いうもんなければ悟りひらけねーって訳だ。
しかし仏教つうのは妙な宗教戦争は殆ど無い。
それどころかあのモンゴルまで教化しちまった。異常に「暴力」にツエエ。
だが、金にキタネーつうかな。
パトロンの保護がねーとスグダメになっちまう。で、保護あったとしても
象牙の塔にこもって世間とは乖離しちまう。それに慌てて、
世間にアプローチしようとセックス教団に陥った時代もあったよな。
まあその名残が密教だとおもうけどね。
287:世界@名無史さん
07/03/18 23:57:14 0
しかしシッダールタってのは
まったく世間の慣習とか文化とかどーでもイイ人だったんだなと思う。
当時苦行失敗しちゃうなんて、異常な恥行為でさ。素っ裸で外歩く以上の恥行為。
でもフツーに考えて、あんな苦行やっちまったら死んじまうよなあ。
したら元もこもない。それに気が付いただけでもエライもんだとは思う。
今だっておかしな慣習だと思っても誰も口出せないようなことって沢山あるしな。
288:世界@名無史さん
07/03/18 23:59:56 0
>>30
もしかしたら金髪だったかもな。外見はアーリア系だと思う。
289:世界@名無史さん
07/03/20 12:44:48 0
金髪に描かれるイエスは黒髪のヘブライ人で
黒髪に描かれる釈迦は金髪のアーリア人か
290:世界@名無史さん
07/03/24 21:46:26 0
悟りを開く=幻覚状態での前世体験
291:世界@名無史さん
07/03/25 04:04:21 0
>>30
「リトル・ブッダ」でキアヌ・リーブズが黒髪のゴータマ王子を
演じているわけだが。
監督は「ラスト・エンペラー」をも撮ったベルトルッチ。
292:世界@名無史さん
07/03/26 18:57:09 0
二年も前の書き込みに亀レスして何がしたいんだ
293:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/03/28 01:15:45 0
>>286
>矢は煩悩だと思う。つまりな、煩悩いうもんなければ悟りひらけねーって訳だ。
天台本覚論なら正解でしょうが、原始仏典の注釈でそこまで解釈したものが
あったかというと、記憶にありませんね。
天台では煩悩は氷、菩提心は水のような関係にあり、煩悩という氷を溶かし
て菩提心を生み出すのだとしていますが。
本覚は本来持っている悟りの性質のこと(⇔始覚)。
この手の「すでに救われているのだ」という発想は、つきつめると贖罪を意
識する教えとは対極のひたすら楽天的な思想を定着させます。
中世が顕密の時代と言われて久しいですが、所謂鎌倉新仏教の内、時宗以外
は祖師が比叡山と関係していますし、一遍の思想も無関係ではありません。
中世後期以降に広まった吉田神道もこうした「本来救われている」式の思想
を採用しており、近世以降の思想もこの範囲から逸脱していない。
無思想と言われる日本人ですが、基本的な発想は遡れば性善説に傾きがちな
性向も含めて天台本覚思想に行き着くだろうと思います。
「分かっていない」という>286氏が自然と発言された内容が、煩悩を肯
定していること自体、影響を受けているのではないかと。
なお、本覚や如来蔵の説には非仏説という批判もあります。
294:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/03/28 01:26:22 0
>天台では煩悩は氷、菩提心は水のような関係にあり
こちらは源信の『往生要集』の一節ですが、我が国で本覚論が隆盛するのは
院政期以降(関連書は源信に仮託されたものが多い)ですから、並列するの
は不適当でした。本覚思想では現状がそのまま肯定されている。
寝ぼけた頭で書き込んでしまい、申し訳ありません。
ただ、煩悩を単に否定しないという点は共通しています。
295:世界@名無史さん
07/04/02 08:40:29 0
必ず返してくるとおもったよ。てか肯定というよりは「縁起」だ。
逆にいおうか?
「悟っとる人は煩悩もよく理解しとる。」
たしかに鎌倉んころ法然とかガンガンやっとったが、「縁起」無視しとるとはおもえんけど。またひたすら楽天的にいきついたか?といったら、結果どうなんだべ?
っとまあオレので垣間見た「日本」を「縁起」込みでも一度よろしく。
「縁起」だけでなく「四諦」「八正道」はヤッパはずせんよ。
296:世界@名無史さん
07/04/02 08:42:25 0
そういや釈迦は人みて指示だしとったらしいな。
ある人には掃除ばかりさせとったな。
297:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/04/02 21:26:33 0
>>295
>縁起
相関しあっているから、絶対的に否定されるべきものは存在しないという意
味でしょうか。それも成り立つでしょうが、天台本覚論では、単に菩提心と
煩悩を不二の関係に捉えたものが多く、縁起の論理を持ち出しての説明は印
象に残る範囲内ではありませんでした。
法然の救済説にも天台本覚論は影響を与えています(省略しますが)。
勿論、四諦や八正道は知られていましたし、中道も知られていましたが、大
乗仏教では六波羅蜜の方が重視される傾向にあり、四諦以下を詳説した原始
仏典(阿含経)も、我が国では天台宗の五時教判の立場から軽視されました。
五時教判というのは、釈迦が初めに深遠なる教えを『華厳経』という形で説
いたが、理解できるものが少なかったので阿含経を説き、更に勝鬘経、般若
経と進んで、最後に『法華経』が説かれたとする説。
要するに、各経典の中では低く見られていたということです。
『法苑珠林』に引用されていたのを引用して解説した例もありますが、それ
らは論理よりも僧侶を供養して功徳を得るといった箇所でした。
『法句経』は何度か引用例を見ましたが、大乗仏典に遠く及びません。
江戸時代の大坂に、富永仲基という元僧侶のどえらい学者が出て、釈迦の直
説は阿含経のみ、その中でも韻文に限られるという説を発表しました。
この説は現代の説とほぼ重なるものです。
>「縁起」だけでなく「四諦」「八正道」はヤッパはずせんよ。
仏教に対するこうした認識は、やはり近代以降の産物かと。
298:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/04/02 21:30:44 0
>296
対機説法というもので、後世矛盾も含めた数多くの経典が存在する理由を皆
同じ教えから発しているが、人ごとの資質に合わせて説かれたせいだという
説明が行われるようになりました。
事実、釈迦が存生時にそれぞれに相応しい教えを説き、硬直化した論理に陥
らなかったことが、聖典とは異なる経典の大量発生を生んでいます。
その結果、日本仏教で盛んになった本覚論や如来蔵の思想は仏教ではないと
いう(真面目くさった)批判も出されるようになりました。
>ある人には掃除ばかりさせとったな。
周利般特の話ですね。後世の大乗仏典で数万人の菩薩が教育係になって偈を
一つしか憶えられなかったと説かれた人物ですが、実際物覚えが悪く、飲み
込みの悪さに愛想をつかした兄の僧から教団を出て行くように言われた。
そこで還俗して家に帰ろうとしたところ、釈迦から布を渡されて「塵を払え
、垢をとれ」と言い続けながら人々の衣や履物をぬぐうように言われた。
そこで、一生懸命その仕事に従事していたところ、塵(煩悩)をぬぐうこと
を理解して、悟りに至ったという話です。
299:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/04/02 21:56:40 0
付け加えておくと、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六波羅蜜が大乗
の修行法とされたのに対して、四諦や八正道は小乗の修行法だとして軽く見
られていました。
智慧は「空」の智慧のこと。大乗仏教を語る上では欠かせません。
京都の地名の六波羅は『平家物語』や後に六波羅探題が置かれたことで有名
ですが、これは六波羅蜜寺に由来したもの(髑髏原説もある)。
空也が西光寺を開いた後、貞元2年(977)に中信が入って天台別院とし
名称も六波羅蜜寺と改称した訳ですが、同寺は改称前も改称後も貴賤の信仰
を集めた寺で、俗人が救済を求めて法会に参加していました。
迷える衆生を救済する大乗仏教の理念が六波羅蜜に表されたということです。
300:世界@名無史さん
07/04/03 15:05:18 0
アンタの頭のよさっつーか、知識の深さにゃかなわんな。
よー勉強しとるな。
まあ、ボチボチ返事書くわ。
301:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/04/04 21:55:58 0
四諦と中道については、鎌倉時代に成立した天台本覚論の書に、小乗や大乗
の余宗の解釈を挙げた上で(小乗の説が原始仏教のそれ)、天台宗独自の解
釈を挙げています。やはり、現代の仏教解説書のものとは異なる。
縁については、小乗・阿含経などは空とは無であると考えているが、天台・
法華経では空とは無主であり、縁に従って生ずるが故にそう言えるとしてい
ます。ただ、苦について考えるための縁起説とは異なりますね。
本覚論非仏説が説かれるのもむべなるかな。
なお、草木国土悉皆成仏という説を掲げ、自然信仰の肯定を理論づけたのも
この思想です。中国起源で、最初は植物に心がないとしていたものが、日本
では植物にも心があるという解釈にまで発展している。
この点は、現代のスリランカやチベットの仏家から批判されるところです。
彼らは犬や植物に心があると見做しておりませんので。
302:山野野衾 ◆CXSSL1llHI
07/04/05 23:38:06 0
更に付け加えておくと、上記のような無差別の肯定である天台本覚思想に対
しては、17世紀末から18世紀初めにかけて霊空らによって批判が行われ
ており、今日までそのまま伝わってはおりません。
ただ、倉田百三の『出家とその弟子』に見られるような娑婆の人間の生活を
そのまま救われた状態とする見方は今も続いていると思われます。