07/09/28 15:41:18
日本が北朝鮮の核問題に目を奪われている間に、台湾海峡のパワーバランスが大きく変わりつつある。
「われわれは台湾独立を阻止するためなら武力行使も辞さない。その際、日本は絶対に関与すべきではない。関与すれば南西諸島を攻撃せざるをえなくなる」。
昨年11月、東京で開いた民間団体主催の日中軍事フォーラム(非公開)で、人民解放軍の
ある将官はこう警告したという。「用意したペーパーにもとづく発言だった」(参加者筋)から、
その場限りの脅しではない。南西諸島は九州南端から台湾近くまで続く島々だ。
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中国は10年以上前から台湾の武力統一を想定した準備を進めてきたのである。中国軍は
1995年夏から翌春にかけて、台湾近海へのミサイル発射や上陸演習で台湾を威嚇した。
しかし米国が空母2隻を派遣したため、演習中断を余儀なくされる屈辱を味わった。
中国軍の台湾侵攻は通信システム網の攪乱、破壊から始まり、ミサイル攻撃、上陸作戦に
進むとみられている。しかし現状では緒戦の情報・心理戦で、台湾が大きな痛手を負う
懸念が強まってきた。
危機感を強める陳水扁政権は、「北京五輪までは中国も台湾を攻撃できない」とみて独立
志向の動きを加速させている。
陳総統は来春の総統選挙にあわせて台湾の名義による国連加盟の是非を問う住民投票を
計画、中国はこれを「台湾独立の動き」と激しく反発している。お互いが相手の意思を読み
違えると、台湾有事はいつ起きても不思議ではない。それは日本有事の事態でもある。
■米中のはざまで思考停止
台湾が来春の総統選挙と住民投票を無事乗り越えたとしても、その後はさらに多難だ。
中国軍の戦力が台湾軍を大きく引き離し始める2010年以降は戦争の危険がさらに増す
可能性が大きい。
ところがこれほど重大な問題を前にしながら、日本国内は奇妙な沈黙に包まれている。
「台湾問題は中国の内政問題であり、外国の介入は許さない」という中国の強硬な姿勢に
圧倒されてか、政官各界は思考停止状態に陥っている。
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