07/10/31 20:45:48
日本人だったら、バスとか飛行機の座席って、後ろの人に気兼ねして
あまり大胆には倒さないじゃない?それで倒す人がいたら、「こいつ
は常識ない」と思うけど、普通は何も言わない。確かに、周囲に気遣
うというのは、日本人としては常識(だった)と思う。
でも台湾だと、他に後ろの人にかまわず、どたーっと座席を倒す。そ
れで、後ろの人が何も言わなければ、それでよし。窮屈だなと思った
ら、直接前の席の人に、「ちょっと狭いからもう少し座席をあげて
くれないか」と頼むし、前の席の人も割と「ああそうかい」と元にも
どす。前の席の人が聞き入れない場合は、席を替わるだのして、最終
的にどうしようもなければ我慢。
台湾ではやったもの勝ち、言ったもの勝ちの場合が往々にしてある。
が、まあ、これについては、どっちがいいともいえないけど、日本
人にとって後者は結構疲れるよ。台湾人は普通に日常生活の中でや
ってるけど。お客さん扱いのうちはいいけど、言葉もできるように
なって、日常的に台湾人と接していると、そういう場面に数限りな
く出くわす。
上に書いたのは「常識」の範囲だからどちらがいい云々いうことは
できないけど、「法律」の範囲まで、そういう交渉で片付けようと
する場合も出てきて、そういう場合、交渉しだいで、泣き寝入りし
なきゃいけないような状況にもっていかれることもある。
中国とかと比べたら、生易しいんだろうとは思うけど、それでも、
かなりディープな社会ではあると思う。