02/07/05 18:33
日本語を話す「和昌茶荘」の張さんが、私たちがお店に行くたびに言う「私
が、同じ仕事に、四十年五十年打ち込んでがんばってこれたのは、幸いにも
日本の教育のおかげです。日本の教えを守ってきたおかげです」との意味が、
日本人の私たちへのサービストークなのか、本当に思っていることなのか、
よくわかりませんでした。日本がしてきた台湾への侵略と、張さんが感じて
いる日本への感謝は私の中で結びつかなかったのです。何度か足を運び、興
味を持つにつれ、台湾に関する著書を読むようになり、徐々に台湾の激動の
歴史を知っていきました。
(略)
「台湾人と日本人」「日本に恋した台湾人」(ともに謝雅梅著・総合法令出
版)は、台湾を知るうえでの座右の書となりました。
渡辺満里奈「満里奈の旅ぶくれ~たわわ台湾~」(新潮社)