01/01/23 02:29
この番組の製作スタッフは何を作ろうとしているのだろうか。
それはわかるわけがない。しかし、この番組は（私には）
何に見えるのかは、わかる。
外国人陣と日本人陣が分かれて座り、外国人はそれぞれの国の
国旗が書かれた名札をつけられ、名札の国が一般に
もつステレオタイプに固執させられ、多様性を持つ個人としてでなく
名札の国の代表としてだけ、その国を弁護する。
これは彼らの自身の責任だろうか。
番組で彼らが置かれた状況によるものだろうか。
ここでアメリカ人が日本について書いたある本からすこしを引用しよう。
この本はNew York TimesのBookReviewでいい評価を
もらっているわけでもないし、私もこの本のすべてが
冷静に誇張なしに述べられた事実だと思わないが、
よくかかれていると思う節もある。
Almost all Japanese schoolchildren go through their young,
formative years and lower school grades purposely segregated from
any people or any ideas that are "different", that demonstrate the viability of nongroup,
non-homogeneous ideas. That makes it difficult for young Japanese to grasp,
other than as an academic abstraction, that there are different cultures and
values even among other Japanese.
日本のほとんどの学童たちは、彼らの発育期や小学校低学年を、
集団でない、画一でない考え方の有効性や強さを証明する
「different」な人々や思考から、恣意的に隔離されたまますごしている。
このことは、日本の若者が、学問的な抽象化として以外に、
自分たちとは違う文化や価値観が、彼ら自身の間でも存在していること
を理解できない原因となっている。….
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さて、このようにいわれる日本人はどのようにこの番組を見ているのだろうか。
多くの人は、「different」なアイディアの存在、有効性、強さを見ている
のではなくその敗北を見ているのではないかとおもう。
それは、「外国人」動物園のようなものではないか。
人間は、体力的に自分より強い存在である熊、ライオンなどの動物に対する
優位性を再確認するため、動物園やサーカスなどを作ったように、
「ここがへんだよ日本人」という番組を作ったように私には見える。
どうなんでしょうか。