09/12/16 05:49:44
383に半ば重複するんだろうが
日本の2600年以上の皇統の歴史の優れた点というのははやっぱり
権威と権力の適度な分離にあったのだと思う。ただある時代には
権威がそのまま権力に結びついた形つまり天皇御自身が直接為政者となられる時代もあ
ったのだろうが総じて言えばそうした知恵で安定した歴史をもたらしている。そういう
事だろう。それにあえて対比する支那の歴史は易姓革命という血塗られた歴史なのであ
って謂わば歴史破壊の歴史、クーデタの歴史とでも言いたくなるようなもので、どこま
でも不安定なものだ。権威という歴史的な正当性によって支えられるかたちに於いて権力というものは安定す
るものであるのに、支那の歴史はそうして来なかった。近代に入ってもやはり同じ事を
やっている。そういう国家であるから、支那における正史と言われる文書には、どこか政治的に歪曲され、歴
史に対し不誠実な傾向があるのらしい。