05/07/28 16:54:02
>>284
> いろんな調査のデータがあって、ひとつのデータも解釈によって描く像は
> 人それぞれ、ってことだろうね。
ええ、それに、データを出す段階での問題が絡んだ統計上のトリックもありますからね。
(258-259は私ではありません。念のため)
>>285
> 残酷な表現になるけれど、管理反対運動などで、体や心がボロボロになる人がいたり、
そうした運動に加わる人の多くは、それまでに学校などの体験を通じて、すでに心身ともに
ボロボロになったことのある経験の持ち主ではないでしょうか。多かれ少なかれ傷を負った人
であると思います。
そのままボロボロの状態で学校や会社に適応していれば自殺を免れたとは思えないです。
学校や会社に順応しつづけ、一見スムースなレールの上を歩んできていたように見えた人達が、
突如としてバタバタと自殺していく現実も、いっぽうで多く知っていますし・・・
> 安易に「中途半端なロマンティシズム(ミヤダイ)」にも流されずに、長じてからは単なるノスタ
> ルジーにのまれることもなくやってゆくにはどうすればよいのでしょう?
反対運動の世界はロマンティシズムではないですよ。むしろそうした運動に携わるということは、
それまでは避けてきたような見えなかった壁に自らすすんでぶつかっていくことですし、それまで
以上に心身の強靭さが求められると思いますから。
宮台氏のような人は、おそらく、旧来の左翼運動にみられた純潔主義的・潔癖主義的な活動家タイプ
とは180度違って、積極的に敵の陣内に入っていって、場合によっては敵の一部とタッグを組むこと
さえ憚らないないような戦略家なんでしょうね。
社会学者である彼ならば、ウォーラーステイン氏が『史的システムとしての資本主義』で、「ブルジョワ
革命」について史的に実証したことについても、当然知っているでしょうし。
ブルデュー氏がハーケ氏の政治戦略的な文化活動に対して直接言っていたことを想起させます。