05/07/20 13:19:35
>格差社会うんぬんは、苅谷剛彦や山田昌弘あたりが近頃盛んに
>マスコミを動員してキャンペーン していることだな。
そうですね。
ただ、そういう格差社会にハンタイするサハの運動団体とのつきあいが少々あるのですが。
みなさん自由・オープン・ユニーク・プライバシー等に、意識的には賛成だが、無意識的には反対、という人たちが大半じゃないでしょうか?
有名な論者だと、たとえば高橋哲也さんの「安楽への全体主義」なんてエロスなき禁欲主義っぽくてついてゆけない。
斉藤貴夫さんの「生活保守主義」も、私生活を犠牲にして反戦・反ファシズム運動に滅私奉公しろといわんばかりの雰囲気がウケているのかも。
ちなみに、市場原理主義に抵抗する主張を、全部把握しているわけではありませんが、
最近読んだ情報のなかでは、経済学者の宇沢博文さんの「社会的共通資本」という岩波新書が一番腑に落ちました。
わたしはベタに近代市民社会の論理を信じるものではありません。しかし、彼の学校や道路に関する意見は拝聴に値すると思う。
とりわけ、再生産論者のボウルズとギンティスの訳者として、フリースクールやオ^-プンクラスルームなどの
試みを肯定しつつ、資本主義のハイアラーキーのなかでせっかくの教育改革がゆがめられてゆくことへの批判は
秀逸でした。