08/09/01 13:35:00
□ ぼやき「295」、2002.5.12、副島隆彦
だから、北朝鮮問題を、政治問題とだけでとらえて、「拉致日本人を返せ」と言う一点に絞って、何か勇ましい、その場だけでの正義論を言うのは、馬鹿保守どもの思い上がりだ。
生きている拉致日本人が交渉で日本に返されるのは、時期が来れば実現することだ。それだけのことではないか。
□ ぼやき「295」、2002.9.19、副島隆彦
拉致日本人をめぐる遺族や家族たちのドラマを中心に日本国内は、「ドラマ」として進行しているが、それもすぐに終わる。
誘拐事件の途中や、その後に北朝鮮で亡くなった者たちのことは、そのように事件が済んでしまった、というだけのことである。
生き残っていた者たちは、外交交渉によって、日本に帰国することになる、というだけのことだ。拉致されていた日本人のうち6人(やがて8人)が死亡しており、4人(5人?)が無事生存していた、と確認され、報道された通りであろう。
これだけの事実が出れば、あとはもう何も無い。他に、北朝鮮政府が隠していることは何も無い、ということだ。
「拉致されて殺された娘を返せ」と、遺族が泣いて叫んでも、どうにもならない。もうすんだことである。
あの遺族たちは、もう十分に、20年以上各所で、泣いて来たので、もう、涙も出ない。それを見ている国民の方も、もうあまり涙ぐむことはない。
やれやれ、という感じだ。