08/07/23 22:46:14
赤木の過去および現在の何らかの具体的な言動に対して
「赤木の責任」を問うのは、
非正規雇用労働者に「自己責任」を問うのとは
まったく別のことなんだが、赤木はそれが理解できない。
先週の SPA でのインタビューにしてもライブドアの連載にしても
あれでは「溜め」の作りようがないという自覚がない。
10年前の日記もそうだけれど基本的なところで「他者性」を欠いている。
たとえば、先日まで駅や街中で警察官の数が増えたのは
サミットに対する警戒なんであって、現在では通常に戻っている。
それをライブドアの記事で赤木は思い込みで、秋葉原の事件への対応で
そのような警戒体制が取られた、と書いている。
それは端的な間違いなんだから、訂正するなり
読者に対してお詫びがあるなりするといったことが一切ない。
こうした言動の積み重ねが、赤木への周囲の信頼を損ないもすれば、
「フリーター代表」「ワーキングプア代表」として扱われる限りで
「フリーター」「ワーキングプア」のイメージの悪化にもつながる。
「傲慢不遜、頑迷で他人のアドバイスを聞き入れない」から
「自業自得」で誰も助けてくれなくなり、経済的苦境に陥るのだと
思われてもあれでは仕方がない。
正社員だった時に赤木に、無断欠勤したりせず、数年その状況で
我慢してキャリアを積んでから別の企業に移ったほうがいいと
アドバイスしてくれる専門学校時代の講師や友人、
職場での先輩・知人、他の会社の同業者はいなかったのか、
「出会い」はいろいろあったにもかかわらず、
そうした人間が赤木にいなかったことが「社会のせい」なのか、
赤木はそれを考えるべきだろう。