08/07/09 12:01:03
姜尚中が「官僚制と実力主義の悪いところだけ掻い摘んでいる最悪の社会」
みたいなことを言ってた。
つまり、新卒という極めて「一時的」なときにしか競走させてもらえず、
その時点でできた差が、「実力主義」という名で正当化されるということ。
その新卒の一時的な時期が、たまたま氷河期だった人が、競走に戻れなく
なっちゃうというのが、赤木さんの問題提起だと思う。
新卒のときしか競争の場がない弊害というので思い出したのが
俳優の藤岡琢也(故人)。彼は20代の前半ずっと結核を病んでいて
関西学院大を中退。彼は俳優の道に本格的に進んだのは20代後半ぐらいで
もしそういう道がなかったら彼はどうなってたのかなと思ってたりする。
22~23歳が人生のピークではない人なんていくらでもいるでしょう。
モンセラート・カバリエというスペインが産んだ世界的な大歌手は25歳の
ころはスカーフ屋の店員だったらしい。
日本は25歳で人生に絶望して、秋葉原で暴れるような人が出てきちゃうんだから
何か間違ってると思う。