NPO法人東京シューレ【2】at SOCIOLOGY
NPO法人東京シューレ【2】 - 暇つぶし2ch592:名無しさん@社会人
09/05/02 23:06:34
>>590
うーん。わたしも後知恵とか、はたから見てるのでこう言えちゃうんですよね。

奥地さんもまぁ立場的なこともあるし、
あのタイミングではどうしたってああいうふうに自衛的になって、
嫌われ役演じても当然とも思うんですけれどねぇ。
それはある種の責任感からきた反応でもあるわけで、
理論家ではなく実践家としては正しいのかもしれない。

できれば貴戸さんとも一、二度くらいお会いして、
オフレコ的な話も含めて少し酒も入れて盛り上がったら、
案外おもしろいかなぁと思ったりもするんですけれどねぇ。

それにしても貴戸さんの、どうも運動の最良の精華は新しい自分のoriginalで、
いまいちとかいけてない面は--ホントにそれが悪いのか、
そこにおいやられた理由やプロセスは何かも検証を要するけれど--
古い運動側のものとするのは、
それこそ「古いヨーロッパ」にかみつくネオリベアメリカのような図で、
やはりなじめないんです。

593:名無しさん@社会人
09/05/02 23:18:23
>>588
でもいわゆる頭いい人(ノーベル賞とかを競うクラスじゃなく、あくまでもちょっと要領いいとか努力家くらいの人)は、
実はパイオニア的実践には向かないよ。

「だいたいこうなって、ああなって、だめになる」、
と見通せる人は、そこで行動を起こすのをやめてしまう。
だけど、たぶん危険とかだめっぽいと思っても、
あえて踏み切る・やってみる勇気や大胆さはバカか、バカになれる人。
つまり非インテリとか子ども・若(バカ)者とかの特権なんだ。

奥地がただの利口なら、たやすく精神医療に息子を売り渡し、
親の会を見下すふうだが一理あるようなな発言もして、
絶対勤め先の学校をやめたり、自分の学校を作ったりしていない。

他の実務家らも事情は同じ。

594:名無しさん@社会人
09/05/02 23:56:04
>>588
そういう世話人主義や代表主義というのもまた考え物かな?
一私塾と変わらない経営をしているフリースクールは、いわゆる企業体同様、
責任関係を明確にした組織構造になっているという面はやむを得ないにしても、
さらにそれより裾野を広げた横のつながりであるところのネットワーク全体にまで
その理念をあまり拡張しすぎないほうがよい気がする。

実際、世話人、主催者、ネットワークと親交関係のあるその道の職業専門家
(主として精神医学や教育関連)たちの間でさえ考えの相違を見いだせる。

かつて、貴戸さんらが提起したような観点は、一部の人たち、例えば分かりやすい
ところでは石川憲彦さんらによってもかなりラディカルに問題提起されていた。
親の会の発行する小冊子にその記録が掲載されていたはず。


595:名無しさん@社会人
09/05/03 00:07:07
私はそれをずいぶん後になって読んでその問題提起にかなり触発された口で、
貴戸さんの書いたものを読んで即座にピンと来たが、それゆえに貴戸さんの
論じる内容には納得できなかった。
何かがおかしい、問題提起されていたはずのことが逆に骨抜きにされている、
そんな全般的な危うさを即座に感じ取った。石川さんもまさかこういう形で
ご自身の言説が利用されることになろうとは想像しなかっただろうなあ、たぶん。

彼の発想を取り込みながら、その意図する方向とは真逆の方向へと読者を誘い
込もうとする、そういうレトリックが貴戸さんの本には目一杯散りばめられていた。
当事者学を自称しながら実は反当事者学であるという性格をこの言説が持っている
ことを私は直観した。私のその読みは残念ながら当たっていたように思われる。

彼女の言説がその後、どのような支持言説を生みだし、不登校を矯正の対象と
みる言論界によって想像どおり好意的に受け入れられている事実を知るにつけ、
そう読んだことが決して私だけではなかったことを確信せざるを得なくなっている。
そしてこのスレッドの一部の書き込みもまたそれをますます確信させてくれる。

596:名無しさん@社会人
09/05/03 00:48:51
>>595
なるほど。そうですか。
わたしの場合は、彼女の肩書き、知的そうでファッショナブルな外見に惑わされて、
「なんかちょっとへん。だけど、まぁいいんじゃない。」
くらいに思った。
だけどシューレさんの抗議を見て、
これはなにかおかしいと、さすがに気づかざるを得なかったんですね。
で、再読。
その後ネットのインタビューや労働問題にからむ座談会も見て、
ああだめだ、こりゃスターリンだと見えてきた。
その他、サブカルや社会運動がらみで、現代思想おたくや人文おたくやそれと批判的なグルーブと出会った。
その人たちがおしなべてエラそうだが中身がないこと、意地悪で閉鎖的なこと、
自由でもないのに自由を僭称することによってファシズムに荷担したり近寄ったりしていることに気づいた。
ものすごいコンプレックスやルサンチマンのひどさ、
中途半端に浮き世離れしたばかばかしさ、
単純で自分勝手で冷たく、落ち着きもない性格、
ハラスメント大好き体質、
あらゆる運動を論文と出世のネタとしか考えない視野狭窄と搾取性等について、
いくらかの論争の末、確信と合意を得た。

それで、ますます湯浅さんも言うように社会全体を批判的に見る社会科学的素養に欠けた、
学校とマスコミに洗脳されスポイルされた人文オタクとしての貴戸の言論に懐疑的になっていった。

597:名無しさん@社会人
09/05/03 01:29:08
私の場合、書いた人の外見とか資質とかはどうでもいいというか、最初から無関心なんです。
そういう類の話題に関しては私は一切言及していません。私の関心は終始その言論です。

思うに、当事者学を自称してその研究成果を世に問うために出版した著書のはずだから、
批評の対象にせずにさりげなくスルーしろ、というのも随分と不可解な話だと思うんですよ。

それとも大学アカデミーの世界ではそれが暗黙の合意事項になっているんでしょうかね?
一当事者が自己表現の手段として書き記したものであるのならばそのとおりでしょうが、
研究者が研究成果として当事者学なるものを名乗って学問的に公にしているわけで。

598:名無しさん@社会人
09/05/03 04:46:26
>>590
誰も猫の首に鈴をつける役は怖いわけで。(ため息)


貴戸の(周囲の人や組織も含む)あくどさを見るに、絶対嫌ですよ。

599:名無しさん@社会人
09/05/03 05:05:31
フリースクールが日本の教育業界でほとんど相手にされてないのと同じで、当事者学
も日本の学界ではしょせん傍流です。一時的なブームはあるものの、もうそれは下火
になりつつあるし。(障害者当事者学はまた別だが。)
そんなのに被害妄想じみた怨念を向ける不毛。

600:名無しさん@社会人
09/05/03 05:08:37
>>594
代表主義とかじゃなくて。

親の会やその支援ネットワークの中でもやはり人間関係はある。
その中で人を裏切ったり、目をつけられたりするリスクもあるということ。
なかには独裁的なリーダーもいる。

実はわたしもアカデミーとは違う立場から調査をやりたいと考えている。
それもまた、貴戸さんのおかげでやれなくなった。
親の会やフリスクでは、ずいぶん前からマスコミや学生・院生の調査を入れたら
予想以上に偏見だらけ・傲慢だらけ。
勇気をふるって抗議しても、みくびられて無視されたり、
さらに「攻撃性や拒絶性が強すぎる」と悪い噂ばりまかれたりで、
印象は超悪く、調査というだけでシャットアウト。
世話人も、傍目には消極的なだけの現実逃避のすすめや、
古くて安直な反体制主義等に見えなくもない。
上山和樹あたりも斉藤環の洗脳もあり、
それをプロパガンダしまくってる。
だがそれは、かなり表面的な見方だ。
あまりに抑圧が根強いため、親もまた歪められ、もとのよさを奪われている。
周りに手荒くもみくちゃにされ、自分はすべて悪いと何度も誰かに言われたら、
プライバシーも無視する質問に何度もさらされたら、
誰だっておかしくなってくる。現実以上に自分はおかしい、
それは悪い子のせいと思い、親による差別もより悪質となる。
そうしたメカニズムを貴戸さんたちは隠蔽・検閲して、
子と親への自己責任論を推奨している。

601:名無しさん@社会人
09/05/03 05:17:47
>>597
周りもどう対応したらいいのか、わからないんだと思いますよ。
彼女の人権・反差別意識の弱さや認識のゆがみ、二枚舌は徹底していますから。
自分の著書が監視・管理・処罰として社会的に機能していることについても驚くほど理解していないし、
そのあたりのことについては調査・言及する能力もない。

また表面的・部分的には当たっているところもあって、だけどより大きな視野からは間違っている。
それを彼女は立場的に否認しつづけている。

602:名無しさん@社会人
09/05/03 05:29:03
>>599
わたしはアマチュアのものずきの縁で、
いろんな学会の方と飲む機会もあります。

その中で、たとえば在日外国人など、地位の低いとされる方などのほうが、
当事者学に期待も好意も関心ももっておられる。
ただし、そうとうの警戒心や生理的嫌悪感や反感とともにね。

それに今は小さくとも、後でメガ勢力となることも想定されます。
特に慶大に入って以降、彼女の地位の高さがかえって彼女を社会や不登校コミュから隔離し、おろかな偏見を作っている。
だからこの先貴戸さんが真に反省・改心することはないだろう。
だから今やっつけておかなければならない。

603:名無しさん@社会人
09/05/03 05:38:38
>>599
これまでの差別や抑圧でぼろぼろでは、
はたからはわかりにくい刺激でも大きな恐怖や苦痛になりうる。

貴戸も上山もそれは無視している。
そのへんがおかしくひどいということ。

604:名無しさん@社会人
09/05/03 11:08:36
>>599
何度も書いているように、彼女のそれは当事者学でなく反「当事者」学ですよ。
ですから私は当事者学一般を批判しているのではなく、貴戸さんの言説に
見出されるむしろ反当事者学性を批判しているのです。
当事者学の重鎮たちが見逃している点にあえてツッコミを入れているだけです。

不登校やフリースクールに対する被害妄想じみた怨念を向けているのは
いったいどっち? 不登校は登校している子に対して失礼だとまで言い立ててw

そういう心理が生まれてくるのも、常野さんが言うように、(元)登校児側による
不登校への嫉妬かもね。不登校が学校からの自由に加算してさらに自分たち
と同じ社会的自由を徐々に手にするための権利を主張することが断じて許せない。

私たちは私たちの自由への権利の自己主張をしているに過ぎませんよ。
それへの怨念を向けているのはいったいどっちでしょうかね?
そもそもそういう貴殿こそ、不毛と思うならお言葉どおりスルーしたらどうですか?

605:名無しさん@社会人
09/05/03 11:32:12
>>604
そうですね。全面的に同意します。

重鎮だろうと中堅だろうと若手であっても、
貴戸のおかしさに気がつかないインテリどもにはわたしも嫌気がさしています。
(その前の上山・斎藤というこれまた二枚舌論者についても、
だいたいその人たちによる評は、だまされる傾向がありますね。)

606:名無しさん@社会人
09/05/03 11:38:00
>>599
取材される側の社会的基盤の弱さや、心理的重圧に鈍感なんですね。

かなりひどい親や子だって、抑圧や中傷、屈辱や誘導の中で
もとのよさを失い、歪められていった可能性をなぜ考えられないのですか?
あなたもそうとう不登校への中傷にだまされたり誘導されて、
ひどいことを当事者に対して言ったりしたりしてきたのではありませんか?
少しは状況を見て、相手の身になって考えてください。

607:名無しさん@社会人
09/05/03 11:56:18
不登校の側だけがいつも解剖学の対象になるというのもどこか引っかかりますね。

それは例えば、同性愛の人の脳だけが医学的に調べ上げられなければならない対象
とされているようなもので、登校拒否の子の脳だけが解剖される対象に選ばれる暗黙の
価値観の前提になっているもの、社会的ニーズになっているものに引っかかりを覚えます。

不登校に関する当事者学は、登校を拒否した子に登校することに対する価値観の本音
を訊き出すことを研究手段にしたけれども、それをもっと登校児全体、子どもたち全体に
向けてやってもらったらどうでしょうかね。そう思うんですよ。

「あなたたちは本当に学校に行きたいの?」というところの本音を引き出して欲しい。
でもそれはやれないんじゃないかな? それをやったら「登校」至上主義者たちは子どもの
当事者主権を否定するしかなくなる恐れがあるから、当事者学の名においてはできないw


608:名無しさん@社会人
09/05/03 11:57:55
登校を拒否した子に 改め 登校を拒否した子から

609:名無しさん@社会人
09/05/03 12:27:21
>>607
そうなんですよね。
わたしも以前からずっとそう思ってきました。

610:名無しさん@社会人
09/05/03 20:53:13
>>607
当事者学者を否定しながら、当事者主権なんて当事者学者の作ったデタラメ
な概念にしがみつくのが浅ましい。
まともな社会運動家は当事者主権なんていう言葉は使いません。

611:名無しさん@社会人
09/05/03 22:30:24
>>610
相手の力と勢いを利用して敵を投げ飛ばす柔道的な技でつよ。
近代西洋崇拝主義者には見抜けぬか。ww
つーか貴戸らの二枚舌を指摘しているんだが。

612:名無しさん@社会人
09/05/03 22:49:46
>>598
みながおしつけあう役をあえて買って出た奥地はまさに<神>。

彼女は象徴的神宮皇后の地位を得た!
同時に、東北のアテルイ、アイヌのシャクシャインにつらなる
政治的・文化的自律性と希望と勇気と誇りを示した!!

これだから不登校コミュ関係者は奥地に頭が上がらない。

不登校コミュニティの守護神として、
苦しむものの地位向上させる大地母神として奥地は天上から降臨され、過ぎ去っていった。

聖処女マリアさまが彼女を通じて働かれたのだ。
薔薇の中の薔薇。運動の精華。
奥地は苦しむものに安らぎを与え、精神的に死んだ子どもの魂を復活させる奇跡を行った。
それに対して象徴戦争をしかける役立たずの当事者学者は、
罰されて当然なのだ。


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