マックス・ヴェーバー統一スレPart2at SOCIOLOGY
マックス・ヴェーバー統一スレPart2 - 暇つぶし2ch315:Z
07/07/29 00:04:10
>>308

>>306
>ヴェーバーの「精神」の意味が解りにくい

>>292の質問に対応させて答えているだけだろ…。”

>>292さんへの答えにすらなっていない。




316:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 01:21:04
図星だったようで。

なんだかなあ。

317:名無しさん@そうだ選挙に行こう
07/07/29 19:58:07
「Zを怒らせるなよぉ。本気出しちゃうかもしれないぞ;p

 おならプーってするぞ! 必殺ワザのウンチクボンバーを放つぞ!

 3、2、1、ウンチ!!発射!!!!

 ウンチクボンバー不発でした。乙。

 サッパリ解らないですョ。ウヒ。」

・・・並に意味不明だな、Zのレスは。

318:名無しさん@社会人
07/07/29 22:35:09
Zちぇんちぇいの放縦を今までずっと放置してた癖に、
「空気」が変わるとワッと叩き始めるんだね。

まるでどっかの国の有権者の投票行動と一緒だなw
俺が日本人の国民性で最も嫌いな点の一つだな。

319:Z
07/07/30 00:00:39 0
>>318讃江
ボクは空気が変わったとか、叩かれているとは思っていませんので、
ご安心ください。

後半は同感です。

320:名無しさん@社会人
07/07/30 02:27:19
どうせ>>318は開票速報が民主寄りになってて、いやいや自民はもっと伸びるよ
マスゴミはしょーもないなとか言ってて、その後顔真っ青になった自民支持者だろw

日本人の国民性を云々する前に、お前の頭の悪さを何とかしろ、バーカ。

321:名無しさん@社会人
07/07/30 02:33:26
>>318-319って、Zの自演だろ

流れ的にZをフォローする意味がなさすぎ…

322:名無しさん@社会人
07/07/30 02:36:39
>>320その手の馬鹿は、かなりいそうだ…
出口調査でだけ民主党と書こう!、などと煽ってる馬鹿がいたしな

323:名無しさん@社会人
07/07/30 09:07:24
>>321
これも自演だな


324:名無しさん@社会人
07/07/30 22:35:42
>>323
これが自演だな

325:ひかる  ◆bodgOoQOHA
07/07/30 22:54:17
マックスウェーバーの一番の間違いは、哲学。ニーチェの言ったことを無茶苦茶に解釈してる。
社会学者に暗い感じの人が多いことはそこらへんから生じていると思う。
特にあのアホ宮台の生みの親。形而上学(根本の哲学)と社会の表面上の変化を一緒にしているところがおかしい。
いや表面的なんですよ。意識は表面なんです、ってあのアホ宮台は言うが、観念論の問題ではなく、(それでも違うが)お前の言っていることは浅薄だと。

まあウェーバーは宮台よりはしっかりした社会学者で面白いところはあるが、哲学は最低。
社会学までそこが浸透している。ニーチェが理解できる社会学者がいるとは考えられない。今でも。

326:名無しさん@社会人
07/07/30 23:14:09
新キャラ登場w

327:名無しさん@社会人
07/07/31 01:04:35
Zがひかってるね

328:名無しさん@社会人
07/08/02 12:28:31
いやニーチェとは無関係ですよ。

329:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/03 11:09:36
上海万博(2010)までにウェーバーの呪縛を解くことはできるでしょうか?
ウェーバーが提起した謎は、
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の最後の以下の文章です。

“こうした文化発展の最後に現われる「末人たち」《letzte Menschen》
にとっては、次の言葉が真理となるのではなかろうか。「精神のない専門人、
心情のない享楽人。この無のもの(ニヒツ)は、人間性のかつて達したことのない
段階にまですでに上り詰めた、と自惚れるだろう」と。―
 ただし、ここまでくると、我々は価値判断や信仰判断の領域に入り込むことになる。
が、そこまでは、この純粋に歴史的な叙述に求めるべきではあるまい。
むしろ、われわれのなすべき仕事は、以上の素描でその一端にふれたにすぎない
禁欲的合理主義の意義を、さらに社会-政治的倫理の内容について、
すなわち、私的集会(Konventikel)から国家にいたるまでの
社会的諸集団の組織と機能のあり方について、明らかにしていくことだろう。
その次に、禁欲的合理主義の人文主義的合理主義とその生活理想や
文化的影響に対する関係、さらには哲学上ならびに科学上の経験論の発展や
技術の発展に対する、また精神的文化諸財に対する関係が分析されねばならないだろう。
(岩波文庫版 pp.366-368)”

私たちは、

万博で開催した7月8,10日2回の「持続可能なコミュニティづくり」シンポジウム
そのⅠ.「持続可能なコミュニティづくり」―組織とマネジメントからの問題分析
そのⅡ.「持続可能なコミュニティづくり」―文化と価値の創造をめざす問題解決

において、正にウェーバーが提起した謎と悪戦苦闘し、その後も悩み続けてきました。

でも、もうタイムアップです。

何とか、操作的な結論を出しましょう。

330:名無しさん@社会人
07/08/03 12:43:28
↑なんかいかにも文系馬鹿丸出し、って感じw
「ウェーバーの呪縛」とかさ

こういう奴はたとえば「ニュートンの呪縛」とか「アインシュタインの呪縛」
という表現を誰かがつかっても何も違和感を感じないのだろうか?w

331:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/04 12:29:10
いや、私は理系の馬鹿だから、「ウェーバーの呪縛」とか言って見たり、するんだと思いますよ。
文系の馬鹿だったら「ウェーバーの呪文」を唱えるのではないでしょうか?

いずれにせよ、この言葉を見て違和感を感じるのは、学問にコンプレックスを感じる人だと思います。

332:名無しさん@社会人
07/08/04 15:13:03
>>330-331
「呪縛」という言葉だけとらえて短絡的に反応するのも、
文系・理系というカテゴライズにあっさりのっかるのも、似たり寄ったりだ

どっちもいかにもバカ丸出しだ

333:名無しさん@社会人
07/08/04 15:22:31
言葉だけを捕らえたのではなく、329の馬鹿がもっとも顕著に表れている点を
指摘したに過ぎんがね。

まあ、332も「ウェーバーの呪縛」という言い回しに何も違和感を感じられない
馬鹿なんだろうから理解できないだろうけどね

334:名無しさん@社会人
07/08/04 23:50:31
>言葉だけを捕らえたのではなく

>「ウェーバーの呪縛」という言い回しに何も違和感を感じられない馬鹿なんだろうから

333は、俺様が違和感を感じるから言葉だけ捉えたわけではない!!とでも言うつもりなのか??
ヴァカ確定だなw

335:名無しさん@社会人
07/08/05 01:28:31
ネタの落ちを解説するほど野暮なことはないが、可哀想だから少し解説してやるとするかね。

当たり前のことだが、人間は物理法則(例えば万有引力)に縛られている。
君はじゃあこれを「ニュートンの呪縛」というのか?

だが、別にニュートンが人を地球に縛り付けているわけではないぞw
物理法則の呪縛、あるいは万有引力の呪縛、と言わなければ意味不明だろう。

ここまで誘導されれば馬鹿な君でも329の滑稽さがわかるでしょ。

336:名無しさん@社会人
07/08/05 13:26:32
確かにニュートンは自分で自然哲学者と名乗ってたしな。
もちろん物理学なんて近代の言葉を誰にも知られず、実は独創で
考え使用していた可能性もあるようだな、このスレによれば

337:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/05 14:41:30
皆さんが駄弁を弄していらっしゃる間に、おかげさまで、

>>329 ウェーバーが提起した謎と悪戦苦闘し、その後も悩み続けてきました。

ウェーバーが提起した謎は解けました。しかるべき専門家グループに報告しておきます。

ご支援、ご協力、ありがとうございました。

338:名無しさん@社会人
07/08/05 21:04:36
>>335
>当たり前のことだが、人間は物理法則(例えば万有引力)に縛られている。
>君はじゃあこれを「ニュートンの呪縛」というのか?

>>329(=>>337)をフォローするつもりは 全 く ないが、329にいう呪縛は、
理論間の問題に関して言われていることで、理論が示す帰結について言われていることではないだろ。

ネタの落ちを解説するつもりで馬脚あらわしてちゃ世話ないよ。

>>337
おまえZだろ? 2日で解ける謎と悪戦苦闘ってどういうセンスしてるんだよ一体・・・

------------------------

やっぱどっちもどっちだろw

339:Z
07/08/05 21:23:54
>>338さん江

>>337 おまえ‘Z’だろう?」

何でこんなところへボク=Zが出てくるんだろう?
冗談でしょう。


340:名無しさん@社会人
07/08/05 22:43:06
>>338
>理論間の問題に関して言われていることで、理論が示す帰結について言われていることではないだろ。
君これ自分で自分の言ってる意味わかる?
「だから」どうして「ウェーバーの呪縛」という言い方が奇妙ではないと言える訳?
ウェーバーが何者かを縛ってるわけでもないのにねえw

まったく意味がわからないよ。
日本語苦手なら英語でもいいから説明してみて。

ちなみに「英語に訳せ」っていうのは訳のわからない文章を書く学生に大学のセンセが
よく指導する台詞なんだけどねw

341:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/06 16:00:09
よく読んで下さい。

>>329 でも、もうタイムアップです。 何とか、操作的な結論を出しましょう。

時間切れだから、とりあえず、操作的な結論を出し、実験的な取り組みを重ねつつ、
本格的な解決を模索しようとしているのです。

ウェーバー自身が問題提起までで時間切れになった話題ですから、
おっしゃる通り、日数の問題じゃないですよ。

私の場合、専門家を糾合し、次世代の俊秀に根本的な解決を期待しています。

河岸を URLリンク(c-faculty.chuo-u.ac.jp) に替えようかなあ?

342:名無しさん@社会人
07/08/06 19:32:16
こうやって、特定の人格的傾向(肥大したプライド)を持つ人間は
「キチガイのふりをするキャラ」を演じることに追い込まれるんだねw

そんなキチガイのフリなどという恥ずかしい行為に及ぶぐらいなら、
自分の未熟さや無知をとっと認めたほうがよほど精神的に楽なんじゃねえの?
と俺なんか思うんだが。

343:名無しさん@社会人
07/08/06 20:22:17
>>340
ああ、そういうリアクションでくるわけか。

お前がやってることは、お前が理解できない/認めたくない記述について、
一方的に、「記述した人間」が理解できるかできないかに話を限定して
形式的に自己正当化をはかろうとしているだけだろ。

俺はその部分を理解して書いてるし、お前以外のまともな頭したやつは理解するから、
いくらお前が強がってみせたところで無意味だぞ?
お前は馬鹿すぎてそういう計算ができないようだが。

それに、「~の呪縛」という日本語を、「~が呪縛している」という意味に限定して
理解しなければならないなんてことはない。
結局のところ、頭の悪い中学生みたいな言いがかりつけてるだけだろ、お前。

>>339>>341
なんなんだこいつ・・・
>>342が339,341のことを指してるんだったら、全く同感。

344:名無しさん@社会人
07/08/06 20:56:57
なにがリアクションだかね

>それに、「~の呪縛」という日本語を、「~が呪縛している」という意味に限定して
>理解しなければならないなんてことはない。
こういうのが、「文系脳」かね
いやそんな言い方をしては文系の人間一般に失礼かもしれないw

確かに、例えば徳川家康が作り出した体制がもたらした文化的・精神的な
遺産(あるいは負債?)に現在の日本も縛られている面がある、という意味で
「家康の呪縛」という言い方をする場合はあろう。

だが、社会法則・物理法則に縛られる様を、その法則の発見者の名前を使って
「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。

345:名無しさん@社会人
07/08/06 21:14:47
>>340
完全に君の方が間違ってるよ。

「ウェーバーの呪縛」は、確かに「理論間の問題に関して」使われている。
科学の例でいえば、ガリレオの落体運動の法則に対して、「アリストテレスの考えに反しているから、間違っている」と答えるような場合だ。
左のような場合を「アリストテレスの呪縛」と表現するのは、心の働きが自由でない状態を指しており、全く普通の日本語表現だろう。

君は、法則の帰結に正しく従うことを呪縛と呼ばない、という理由で、「ウェーバーの呪縛」という表現がおかしいと反論している。
しかし、そもそも法則の帰結に正しく従うことは、誰も呪縛とは呼ばないので、それは反論にならない。

346:名無しさん@社会人
07/08/06 21:18:51
>>344
実際>>343の指摘どおりに見えますが>リアクション

なんか激しく頭悪いくせに随分偉そうだねこの人。

347:名無しさん@社会人
07/08/06 21:20:23
>>345
全く同意。

「社会法則・物理法則に縛られる様を、その法則の発見者の名前を使って
 「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。」

って、そりゃ誰もそんな用法で使わないもんね。こんなに頭悪い人見たのは久しぶり。

348:名無しさん@社会人
07/08/06 21:23:32
文系脳とか言い出す人間の脳は何脳なんだろうな

2ちゃん脳か?w

349:名無しさん@社会人
07/08/06 21:24:16
>>344
アイタタタタタタ…

350:名無しさん@社会人
07/08/06 21:25:16
「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。w

「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。w

「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。w

「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。w

「ニュートンの呪縛」だの「ケインズの呪縛」だのと表現する用法は見たことも聞いたこともない。w


イタ杉w

351:名無しさん@社会人
07/08/06 21:26:10
>>348
確かに、リアルで文系脳などと発言する人には、お目にかからないよね。

352:344
07/08/06 21:31:10
>>345
なるほど、完全に同意はしかねるが、>>343(君と同じ人?)の言いたいことは
その説明で理解することはできた。

つまり、ウェーバの偉大さに幻惑されて、あるいはウェーバの提示した枠組みに
囚われて、一種の思考停止状態に陥っている、という意味で「呪縛」といっているのだ、
>>338=>>343はいっている訳か。

確かにそういう用法であれば、ありえないとまでは言えないと思う。
>>329がそういう意味で「呪縛」といっているかは微妙な気がするが。

それに、そもそも
>理論間の問題に関して言われていること
こんな人を惑わす、意味不明な表現をするからいけない。なんだよこれ。

353:名無しさん@社会人
07/08/06 21:33:55
>>352
負け惜しみ乙

354:名無しさん@社会人
07/08/06 21:55:29
>>352
意味不明じゃないから>>345が書かれたわけだが…

355:344
07/08/06 22:00:45
そこは断固反対させてもらうよ。

>>338は、たまたま似たようなことを考えていたことがあったために「シナプス形成」
が出来ていた人間でもない限り理解できない文章ではある。

356:344
07/08/06 22:02:59
できた場合でも、それを「理解」と呼んでよいかどうか疑問だな。
むしろ強引な推測に近いものを言わざるを得ないだろう。


357:名無しさん@社会人
07/08/06 22:10:41
理論間の・・・という表現は普通に使うよ。
社会学板で断固反対は馬鹿すぎでしょ。

負け惜しみはほどほどに。

358:名無しさん@社会人
07/08/06 22:14:59
>>344
>>330>>333の「「ウェーバーの呪縛」という言い回し」に「違和感」の方がよっぽど意味不明だよ。
344が言いたいことって、呪縛という言い回しのおかしさじゃなくて、呪縛の用法間違いだったんじゃないの?

「言い回し」に固執したから、>>338の反論が理解できなかったんじゃん・・・

359:名無しさん@社会人
07/08/06 22:34:18
いや、むしろ「言い回し」に固執した(忠実だった)のは、
>>344に反論してた側でしょ。

>>344は、ウェーバーの呪縛という表現・言い回し・言い方が
おかしいと書いてたわけだけど、それに忠実だったから、
>>338みたいな指摘が出てきたわけでしょ?

344が>>329について>>330と書いたときに意図してた内容
自体は、正しかったと思うよ。

360:Z
07/08/07 19:19:14
>>329の中葉さんの「ヴェーバーの呪縛」云々が延々と続きましたが、
ヴェーバーを理解する何か有益なアンサーが出たでしょうか?

中葉さんや一部の方を除いて、‘名無しさん@社会人’の一人相撲のよう。
八百長じゃないか?

もうこの辺で、意味不明な 論議(それに値するかどうかもギモン)は止めにしよう。

361:名無しさん@社会人
07/08/07 20:41:58
へー、Zちぇんちぇいの「独り言」みたいなレスは意味不明じゃないんだw

362:Z
07/08/07 21:39:55
「心情倫理」というコトバについて。

独語では、‘Gesinnungs-ethik’である。
森嶋通夫氏は、これを「信條倫理」といっている。
「信念倫理」と訳する人もいる。
大塚久雄氏は「心情倫理」と訳しているが、‘情’には「なさけ」の意味があるから、
何となく弱い感じがする。
Gesinnungs-ethik’は、‘信念倫理~信條倫理’の方がその意味をヨク伝えていると思う。

『プロ倫』で大塚氏は、“精神のない専門人、心情のない享楽人”となっている。
旧版:梶山力は、“~感性のない享楽人”と訳している。
英訳では、精神=Spirit 心情=Sense である(英:アレンandアンウイン社刊)

また、大塚氏の‘心情のない享楽人’よりも、梶山氏の‘感性のない享楽人’
の方が適切である~と思う。


363:名無しさん@社会人
07/08/08 05:14:06
うわ、まだZがんばってるのか
キモス

364:Z
07/08/08 08:47:28
世間では、義理・人情という。
義理には「責任倫理」の意味が含まれているが、
人情は心情に近い。そこには信條~信念は含まれていないだろう。

心情<信條<信念  と強くなる。 Gesinnungs-ethikは、「信條」が
もっとも適切だろう。

365:Z
07/08/08 08:58:19
なお付け加えれば、 ヴェーバーの学術用語は「日常性のターム」が多い。
これがヴェーバーの大きな特徴である。しち難しいコトバはない。

そういう意味ではベルグゾンと似ている。ベルグゾンは仏蘭西のM.Weber
だといわれている。


366:名無しさん@社会人
07/08/08 17:52:56
>>361
嫉妬の塊だなwww

367:名無しさん@社会人
07/08/08 19:50:40
>>360
なあ、Zは>>329の呪縛の使い方が正しいと思うのか?

多分Zと中葉ぐらいしか(この意味わかるよね)、
正しいと思わないんじゃないかと思うんだけど。

368:名無しさん@社会人
07/08/10 16:18:56
呪術の誤植だろw

369:Z
07/08/11 17:53:24
Mヴェーバーが何故、“発展段階論”に賛同しなかったか?
それは、おそらくMヴェーバーの最後の講義となったであろう
1919~1920年にわたってミュンヘン大学での、『一般社会経済史要論』
講義で論じられている。

発展段階論については、ヴェーバーは二つ挙げている。
① 歴史学派:シュモーラーの「発展段階説」
② マルクスの「唯物史観」
 どちらも、価値判断論争にかかわっている。(価値判断を含んでいる)
②は、いうまでもないが、 ①はチョットややこしい。
ドイツの大学行政にも絡んでいる。
詳しくは、上山安敏 著『ウェーバーとその社会』で。
(ヴェーバーは、ドイツの大学行政に反旗を翻していた。
20世紀初め神経症からの回復時期、夫妻でアメリカを訪れ大学をも訪問した。
そのとき彼はアメリカの大学を、
エンタープライズ! と喝破した。自国ドイツでは考えられぬシステムだったから。 
大学についても、彼は20世紀全体を見抜いていた)


370:Z
07/08/12 00:18:13
合理的(形容詞)と合理性(名詞)の違い

目的合理的行為=zweck-rationales Handeln
価値合理的行為=wert-rationales Handeln

形式的合理性=formale Rationalität 
実質的合理性=materielle Rationalität

即ち、ヴェーバーは
「合理」が形容詞の場合、‘目的'合理的行為・‘価値'合理的行為 と使い、
「合理」が名詞の場合、‘形式的'合理性・‘実質的'合理性 と使う。


371:Z
07/08/15 00:08:35
↑上記少し訂正いたします。
岩波文庫Mヴェーバー著:清水幾太郎:訳『社会学の根本概念』p41で、
目的合理性・価値合理性とあります。
原本『Wirtschaft und Gesellschaft』p12では、それぞれ

Zweckrationalität・Wertrationalitätとなっています。

形式的合理性=formale Rationalität 
実質的合理性=materielle Rationalität は、

原本『Wirtschaft und Gesellschaft』の第2章:「経済の基本的カテゴリー」
9)formale und materiale Rationalität p44にあります。



372:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/17 09:21:54
>>369 大学についても、彼は20世紀全体を見抜いていた

という観察には同感です。しかし、21世紀についてはどうでしょうか?

少なくとも、

>>329 “こうした文化発展の最後に現われる「末人たち」《letzte Menschen》
> にとっては、次の言葉が真理となるのではなかろうか。「精神のない専門人、
> 心情のない享楽人。この無のもの(ニヒツ)は、人間性のかつて達したことのない
> 段階にまですでに上り詰めた、と自惚れるだろう」と。―
>  ただし、ここまでくると、我々は価値判断や信仰判断の領域に入り込むことになる。
> が、そこまでは、この純粋に歴史的な叙述に求めるべきではあるまい。
>  むしろ、われわれのなすべき仕事は、以上の素描でその一端にふれたにすぎない
> 禁欲的合理主義の意義を、さらに社会-政治的倫理の内容について、
> すなわち、私的集会(Konventikel)から国家にいたるまでの
> 社会的諸集団の組織と機能のあり方について、明らかにしていくことだろう。(岩波文庫版 pp.366-368)

この中間の段落、つまり断絶を良く見、良く考えると、
彼は21世紀を21世紀の人間に完全に託し、自分自身は放棄したように思われてならない。

Zさんも同様ではありませんか?

373:名無しさん@社会人
07/08/17 10:40:07
ひとり相撲って楽しいのか?

374:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/08/17 11:47:00
あはは、あなたには独り相撲に見えるんだ!あわれ

本質的な立脚点が全然違うことが判らないんだ。

375:名無しさん@社会人
07/08/17 12:03:07
>>374
そこで区別つけてるわけじゃないし。
語るに落ちてるよ。

376:名無しさん@社会人
07/08/17 12:29:25
まああえて擁護(本人「たち」はその必要性を認めないだろうけどw)すると、
スレのタイトル的に言って人格類型的に似たタイプ(i.e.訓詁学大好き)が
集まってるとしても不思議はないのかもね。

377:Z
07/08/17 19:13:21
>>372中葉さん江
いかなヴェーバーでも、21世紀を見抜くことは無理でしょう。
それは21世紀の我々ヴェーバリアンに託された責任だと思います。

それから、中葉さんや一部の‘名無しさん@社会人’を除いて、
>ひとり相撲
>語るに落ちてる
>訓詁学大好き
云々…
など、論破にも反論~解明にもなっていません。
具体的な論考をレスしてくれませんか。

378:名無しさん@社会人
07/08/17 21:12:06
「操作的な結論」とか、「具体的な論考をレス」とか
書き込むセンスを持つ人は、そんなにいないのでわ。

ウェーバーがどうのとか言う前に言葉のセンスを
磨いたほうがよさげ。

379:Z
07/08/17 21:54:34
そういえば、大塚久雄氏は文章がなめらかでした。
吉川幸次郎氏もそうです。
両氏ともあまりにも名文家でスラスラ読めるものですから、
要点を見逃してしまう事があります。
学者は悪文家の方がわかりやすい。
書き込むセンスも良し悪しです。

380:名無しさん@社会人
07/08/19 00:52:39
Zって、なんていうか、基本的な部分がおかしくないか?
>>378>>379って、頭おかしいだろう、普通に考えて。

381:名無しさん@社会人
07/08/21 22:23:58
エートス・エーティック・倫理という3つの言葉の明確な違いがわからないなぁ。

あと精神のない専門人という箇所はニーチェの末人と照らし合わせると
よくわかると思う。

382:名無しさん@社会人
07/08/21 22:29:38
「わたしはあなたがたに最低の軽蔑について話そう。おしまいの人、末人のことを……
『愛って何?創造って何?あこがれって何?』―こう末人は問い、目をまばたかせる。
そのとき大地は小さくなっている。その上を末人が飛び跳ねる。末人は全てのものを小さくする。この種族はのみのように根絶できない。末人は一番長く生きる。
『われわれは幸福を作りだした』―こう末人たちは言い、目をまばたかせる。
彼らは生き難い土地を去る。温かさが必要だから。彼らは隣人を愛しており、隣人に身体を擦りつける。温かさが必要だから。
病になること、不信を抱くことは、彼らにとっては悪となる。彼らはいつも警戒し、ゆっくりと歩く。なぜなら石にけつまずくもの、人間関係で摩擦を起こすものは彼らにとって馬鹿者だから!
彼らはほんの少しの毒をときどき飲む。それで気持ちの良い夢を見る為に。そして最後には多くの毒を。そして気持ち良くなって死んでゆく。
彼らもやはり働く。なぜかといえば労働は慰みだから。しかし慰みが身体に障ることのないよう彼らは気を付ける。

383:名無しさん@社会人
07/08/21 22:31:11
彼らは貧しくもなく、富んでもいない。どちらにしても煩わしいのだから。誰がいまさら人々を統治しようと思うだろう?誰がいまさら他人に服従しようと思うだろう?どちらにしても煩わしいだけだ。
既に牧人さえなく、畜群(※)だけ!飼い主のいない、ひとつの蓄群! 誰もが平等を欲し、誰もが平等であることを望んでいる。みなと考え方が違う者は、自ら精神病院へ向かってゆく。
『昔の世の中は狂っていた』―と、この洗練されたおしまいの人たちは言い、目をまばたかせる。
彼らは賢く、世の中に起きる物事をなんでも知っている。そして、何もかもが彼らの嘲笑の種となる。彼らもやはり喧嘩はするものの、じきに和解する、―さもないと胃腸を壊す恐れがあるのだから。
彼らも小さな昼の喜び、小さな夜の喜びを持っている。しかし、彼らは常に健康を尊重する。
『われわれは幸福を作りだした』―こう末人たちは言い、目をまばたかせる。
ツァラトゥストラの言説は、ここで群衆の叫びと歓喜にさえぎられた。「われわれにその末人を与えよ、おお、ツァラトゥストラ、われわれをその末人たらしめよ。そうすれば超人はおまえにゆだねよう」 そして群衆のすべては歓呼し、舌を鳴らした……。」
※「蓄群」―家畜化された現代人の生態;人間の矮小化、創造力の喪失

384:名無しさん@社会人
07/08/21 23:51:10
■9・15 リチャード・コシミズ東京講演会
 アジアの平和に必要なのは何か?
 911謀略を解明し、極東戦争を阻止する
URLリンク(www15.ocn.ne.jp) 

■主  催 DAYA・SAGARA & 独立党
■日  時 07年9月15日 (土) 13:30~16:30
■場  所 東京ウィメンズプラザ (東京都渋谷区神宮前5-53-67)

電話 03-5467-1711(代)   FAX 03-5467-1977
●交通:渋谷駅から徒歩12分、地下鉄表参道駅から徒歩7分。国連大学のとなり。
URLリンク(www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp)

2月17日リチャード・コシミズ東京単独講演会ダイジェスト版
URLリンク(video.google.com)

385:Z
07/08/22 09:14:29
>>382>>383讃江
久しぶりに実のあるレポート有難うございます。

ニーチェ:おしまいの人(末人) ましな人  超人

孔 子 :小人          君子    聖人

何か関係あるのでしょうか? 


386:Z
07/08/24 23:27:36
ニーチェは孔子の『論語』を読んでいたに違いない。彼は元々文献学者だったから。
しかし、それにヒントを得たかは判らない。
ニーチェは勿論、己は末人とは思っていない、ましな人とも思っていない。まし
てや超人とも思っていない。あくまで第三者的傍観である。この知的差別をナチスが
換骨奪胎した。民族的差別だ。
孔子は、自分は君子だと誇りを持って信じていた。しかし、聖人とは思っていなか
った。彼は当時(春秋時代)の魯をはじめ衛や楚・斎…などを訪れて、君王に聖人
たらんことを欲した。しかし、それには成功しなかった。
ヴェーバーは『論語』を読んでいた。“われ未だ生を知らず。いずくんぞ死を知ら
んや…”は、『儒教と道教』のメインテーマである。彼も一面ドン・キホーテ的な面
はあるとしても、己自身は君子~騎士と思っていた~だろう。また、そのように
行動した。
(ドン・キホーテは君子~騎士である)


387:Z
07/08/27 17:45:56
「精神のない専門人、心情(感性)のない享楽人。この無のもの(dies Nichts)は、
人間性のかつて達したことのない段階にまですでに登りつめた、と自惚れるだろう」
の英語版(Tパーソンズ訳=英Allen and Unwin社刊)では
“Specialists without spirit, sensualists without heart; this nullity imagines
that it has attained a level of civilization never before achieved.”
となっている。


388:名無しさん@社会人
07/08/31 15:37:52
いや論語の訳がないって

389:Z
07/09/03 10:57:51
『論語』の英訳・独訳は申し訳ないが、まだ観ていません。
勿論あるはずです。

390:名無しさん@社会人
07/09/04 18:50:37
Zって、なんていうか、基本的な部分がおかしくないか?
>>378>>379って、頭おかしいだろう、普通に考えて。

391:名無しさん@社会人
07/09/04 19:18:37
Zって名乗るぐらいだから「終わる一歩手前」あるいは「行く所までイッテしまってる」
のは自覚してるんでしょうw

でもいいじゃん別に過疎ってるスレなわけだし。

392:Z
07/09/04 20:25:42
雀部幸隆 著『公共善の政治学~M.Weberの「政治的科学」の再構成』
松井克浩 著『ヴェーバー社会理論のダイナミックス』
          (「諒解」概念による『経済と社会』の再検討)

共に‘未来社’10月刊  

393:Z
07/09/05 11:09:27
↑追加

前川輝光 著『マックス・ヴェーバーとインド』 も、復刊されます。
(未来社より)

394:名無しさん@社会人
07/09/07 21:14:45
age

395:Z
07/09/09 10:04:56
塩野七生 女史の『ローマ人の物語』(15巻~ローマ世界の終焉)を読んだ。
塩野女史は、ローマ崩壊(西ローマ帝国)の原因はローマ学者の数だけある
と言う。だから、彼女は崩壊の原因を明言していない。
その最後の参考文献に、
M.Weber Die sozialen Gründe des Untrgangs der antiken Kultur 1896
(“古代文化没落の社会的諸原因について”~『社会経済史論集』に所収)
を挙げている。
塩野さんの『ローマ人の物語』は表題の如く人物(ローマ人)だから、
 個人名が多く出てくる。社会・経済システムは、あまり出てこない。
 ウェーバーのこの論文は、古代ローマの社会・経済システムが中心である。
ヴェーバーはローマ帝国が滅びる前に、その文化が滅んだ…という。
はたしてそうか?!   私は疑問におもう。 この論文では奴隷が
重きをなしている。そして、その奴隷の不足が没落原因としている。
そこが疑問~問題である。

因みに言うと、塩野女史の『ローマ人の物語』は、紀元前800年(ローマ
建国~推定)からAD476年西ローマ帝国崩壊までが主に扱っている。 以後、
 1~2世紀の概略も述べている。

ギボンの『ローマ帝国衰亡史』は、2世紀頃のトラヤノス・ハドリアヌス帝の
いわゆる五賢帝(アントニヌス朝)から、東ローマ帝国滅亡(AD1453年)
までを書いている。

なお、上記M.Weber論文では、ローマ帝国は市場経済だったのが、没落寸前
では実物経済化していた…とある。市場がなくなったわけではない。
落ちぶれた市場を支えていたのがユダヤ人だった(ローマ帝国全域
~及び蕃域に)。


396:名無しさん@社会人
07/09/10 00:04:33
>>395
>彼女は崩壊の原因を明言していない。

塩野七生を歴史学者とでも思っているのだろうか?ただの歴史小説家だよ。
史学科・歴史家から見ると、 池田理代子と同じ。

397:Z
07/09/10 21:26:32
>>396
たしかにその通りですネ。
塩野女史が言うには、ローマ帝国の崩壊は、人間でいえば「つかれ」
が出たのだといっています。
でも、 池田理代子女史と同列に観るのは、かわいそう。

398:名無しさん@社会人
07/09/11 00:25:07
>かわいそう
なんじゃそら。>>395-396と何の関係があるんだ。
396には「史学科・歴史家から見ると、」って書いてあるだろ。
そういうレベルの話であることすら分からずにウンチク垂れてるのかよ・・・。

399:Z
07/09/11 11:11:51
21世紀になって、経営学などで‘アントプレーナーシップ’というタームが
流行語のようにもてはやされている。しかし、このアントプレーナーシップ
(企業家精神)をはじめて言ったのはMヴェーバーである。経営学ではヴェーバ
ーを探求しないし、また社会学では経営学に関心がない。その点、ドラッガーは
違う。ただ、ヴェーバーとの学問的な関連はわからない(名前ぐらいは知って
いたであろう)。
二言めには‘アントプレーナシップ’を振りまく連中に、ヴェーバーについて
を尋ねたところ、名前すら知らなかった。最近の経営学は…?

  スキデルスキー著『JMケインズ伝』(MacMillan社刊)の第2巻“救世主として
の経済学者”で、
  「ケインズは企業家精神を重く見ていた。これは、Mヴェーバーの資本主義の
精神に通じる。しかし、彼はMヴェーバーの著作は読んでいかかったであろう」
  と書いている。


400:名無しさん@社会人
07/09/11 18:34:13
Zって、なんていうか、基本的な部分がおかしくないか?
>>378>>379とか、>>398>>399って、頭おかしいだろう、普通に考えて。

401:Z
07/09/11 19:57:41
URLリンク(www.salvastyle.com)

URLリンク(www.salvastyle.com)

上記は、レンブラントの「夜警」である。17世紀、勃興しつつある
ブルジョアジーの市民としての心意気が感じられる。
ホイジンガは17世紀を「レンブラントの世紀」といっている。


402:Z
07/09/11 20:10:54
URLリンク(www.salvastyle.com)

上記から、Mヴェーバーの「資本主義の精神」を見出せるでしょう。

403:名無しさん@社会人
07/10/08 06:34:07
kじゅfygvぎkh

404:名無しさん@社会人
07/10/09 10:48:18
ジンメルにレンブラントってあったよね?

405:Z
07/10/09 12:32:39
かつて「谷川徹三」氏は、日本のゲオルグ・ジンメルだと言われていた。

406:名無しさん@社会人
07/10/14 13:57:01
誰もが認める先進国で、非キリスト圏は、日本しかないね
カトリックは、フランスとイタリアだけ。イタリアも先進国としては劣等性だね。
フランスだけは、なぜプロテスタントに負けないぐらい発展しているんだろう?

フランスのカトリックの国でも何か特殊な事情があるんだろうか

アメリカ・・・・・・・プロテスタント、メソジスト、モルモン教、中南米系カトリックなど
英国・・・・・・・・・英国国教会(プロテスタント系)、カトリック、クエーカー教会、ヒンズー教など
ドイツ・・・・・・・・プロテスタント、カトリック、シーア派系イスラム教など
フランス・・・・・・カトリック、ユグノー系新教、スンニー派イスラム教など
イタリア・・・・・・カトリック、スンニー系イスラム教など(スペインもほぼ同じ)
北欧諸国・・・・・福音ルーテル派新教(プロテスタント)など
中部欧州・・・・プロテスタント、福音ルーテル派系新教など
カナダ・豪州・・・プロテスタント、カトリック各諸派など

407:名無しさん@社会人
07/10/14 14:12:02
フランスは日本と同じく特殊な国かもしれんな。

408:名無しさん@社会人
07/10/14 14:50:38
フランスは、ヨーロッパで一番宗教色が薄い国。つまりかれらは、
カトリックの規範にそって動いていない。避妊と中絶を禁じてるはずなのに人口が増えないのが証拠。理由は、フランス革命でカトリック教会が反動の象徴とされたから。

409:名無しさん@社会人
07/10/14 22:16:29
フランスがカトリックの国ってそんなに簡単に割り切って言えるの本当w
俺の記憶じゃユグノー戦争ってのを世界史の時間に習った記憶があるんだが。。

410:Z
07/10/15 00:07:02
>>406 大まかではそれでいいのですが、
中欧では、
オーストリアはカソリックの牙城です。ポーランドも。
ドイツは、プロテスタント60%強、カソリック30%強、その他(ユダヤ強など)
ミュンヘン周辺はカソリック。今のローマ教皇はミュンヘン出身です。

411:Z
07/10/15 00:11:54
なお、カルヴァンはフランス人です。フランス生まれ、スイスで活動。

412:Z
07/10/15 00:24:30
もう一つ追加。
カルヴァンを無知蒙昧のようにいう人もいますが、
彼は正当な神学・法学を学んでいます。
『セネカ「寛仁論」注解』も書いています。
フランス・ユマニスムを基にした神中心主義者です。


413:名無しさん@社会人
07/10/15 00:34:53
カトリックで長い間先進国っていうのはフランス、イタリアだけだね
アイルランド、オーストリアも最近でこそ豊かな国になったけど前は中進国だったからね。
最近はEUのおかげか加盟している国は宗教に関係なく発展していっているね

414:名無しさん@社会人
07/10/15 01:06:30
だから、フランスがカトリックの国とか単細胞なこと言ってる奴は
ユグノー戦争も知らんのか

415:名無しさん@社会人
07/10/15 02:13:46
カトリックではフランスが一番発展しているな

416:名無しさん@社会人
07/10/15 02:25:00
フランスはカトリックが6割を占めているが
意外とイスラム教徒は次にもっとも多い

417:名無しさん@社会人
07/10/15 02:27:03
>>416
たった6%だけどな。

418:名無しさん@社会人
07/10/15 03:16:51
なんだかんだ言ってフランスはカトリックの国だが、特別な国なんだよ。

419:名無しさん@社会人
07/10/15 06:47:00
>>414
あんたもしつこいなwユグノー戦争って一体いつの話だよw
ここでカトリックと言っているのは近年の話だろ?フランスで現在プロテスタントはたった2%だけだよ
今やほとんどゴミみたいな勢力だよ。カトリックが圧倒的多数を占めているのには間違いないよ

420:名無しさん@社会人
07/10/15 07:37:23
ユグノー戦争があったからって・・フランスがカトリックが多数なのは今も昔も変わらん
一度もプロテスタントが優位に立ったことは無い。れっきとしたカトリックの国だよ

421:名無しさん@社会人
07/10/15 08:23:40
まあ、今も昔もプロテスタントは、
フランスでは少数。
フランスをプロテスタントといったら、
それこそおかしいだろw
ユグノー戦争?だから何って話だな

422:名無しさん@社会人
07/10/15 08:29:14
フランスにおいてプロテスタントは少数派ではあったが、
初期において資本主義を発展するにおいて大きな役割をしたということだろう。

423:名無しさん@社会人
07/10/15 09:19:19
確か前スレでも話題に出てたよ
フランスはカトリックの国だけど、
資本主義勃興の上では、少数のプロテスタントが入ればいいということだった
当時もフランスも10%まではいかないけど、それなりにプロテスタントはいたから
そいつらが担い手にとなったということのこと

424:名無しさん@社会人
07/10/15 12:32:07
ナントの勅令でフランスから出て行ったのが
数十万程度だから全体の%からいったらたいしたことないな

425:名無しさん@社会人
07/10/15 13:11:17
>>423
10%もいないよ。フランスには3~5%程度しかいなかった。
現代のフランスよりちょっと多いぐらい。
今フランスにいるイスラム教徒より少ない。

426:Z
07/10/15 16:02:50
Mヴェーバーに対し、Wゾンバルトは、“近代資本主義はカソリックから生まれた…”
と言っている。また、“近代資本主義はフィレンツェが発祥の地だ…”とも言っている。
(Wゾンバルト『ブルジョワ』中央公論新社刊)
それには、それなりの理由がある。
一度、『ブルジョワ』を読んでみて下さい。

427:Z
07/10/15 16:20:18
Mヴェーバー『社会学・経済学の「価値自由」の意味』木本幸造訳について。
社会学・経済学について、
社会学原理・理論経済学(新古典派・ケインジアン・マルクス学派などなど)と、
社会思想・経済思想がある。
ヴェーバーは、社会学原理・理論経済学に、社会思想・経済思想を持ち込む事を
否定したのではないか?

理論と思想の違い~Aマーシャルが言う如く、
醒めた頭脳が理論・原理であり、熱き心が思想ではないか?

熱き心=思想は、学者の内面にあるものであろう。  ヴェーバーは
政治家はしての基本は(『職業としての政治』)①責任観念・②洞察力・③情熱
だと言っている。   

           学者と政治家の違い

428:名無しさん@社会人
07/10/15 18:59:00
まーたZちぇんちぇいの(誰にも望まれてない)講義の時間が始まったw

429:Z
07/10/15 20:05:42
経済学のゲームの理論 例えば「囚人のジレンマ」について。
この「囚人のジレンマ」は、あくまでゲームである。その点を忘れないように!!
この「囚人のジレンマ」の解説は、皆さんがご存知だから略す。  そこで

政治家は、あえて価値合理性(Wert-rationalität)あるいは実質的合理性
(Materielle Rationalität)を、デマゴーグとして宣言し、実行しなければならない。
それは、時には非合理性に繋がる。

学者は目的合理性(Zweck-rationalität)あるいは形式的合理性
Formale Rationalität)でもって「囚人の~」を解する。
したがって、アマルティア.センの言う如く‘合理的な愚か者’を甘受
しなければならない。(Aセン著『合理的な愚か者~経済学=倫理学的探求』勁草書房刊)

政治家はコミットメント=義侠心を持ち(Wert-rationalität)、 
学者はそれを、心の内にしまって置く。




430:Z
07/10/15 21:12:00
↑企業家~経営者も目的合理性(Zweck-rationalität)あるいは形式的合理性
Formale Rationalität)である。当然のこととして。

現代人は全て「合理的な愚か者」?~あるいは、そうたらざるを得ないのか?

431:名無しさん@社会人
07/10/15 23:09:37
プロテスタントってヘンリー8世がエリザベス1世の母アンと結婚したかったから作ったんでしょ。
で、カトリックの国(スペイン)は自殺が少ないんでしょ。協会で日曜日ミサするからでしょ!

432:Z
07/10/16 21:36:34
本年度のノーベル経済学賞(スウェーデン国立銀行賞)が発表された。
数理経済・ゲームの理論 分野。米国人:ハーウィッツ・マスキン・マイヤーソンの3人。
いま日経新聞の「私の履歴書」に執筆している青木昌彦氏は、ハーウィッツに師事したそうだ。

ところで日本人はノーベル経済学賞だけは、未だ貰っていない。
日本人は著名な外国の経済学者の解説・解釈はスバラシイのだが、
新しい理論を創造することが何ともみすぼらしい。
解釈学ばっかしでは、ノーベル経済学賞が貰えないのは当然だ。

このスレでもMヴェーバーの解釈だけでなく、新しいレポートを書こう。
たとえ青臭くても良いではないか。

433:名無しさん@社会人
07/10/17 09:30:02
>>432
雨宮が取れないんだから仕方ないじゃん

434:Z
07/10/17 18:40:55
2ちゃんねるからMヴェーバーのスレ、いくつあるか
一覧表 たのむ

435:名無しさん@社会人
07/10/17 18:47:08
社会学板以外だと、経済学板のだけだろ。現行は。
スレリンク(economics板)l50

436:名無しさん@社会人
07/10/17 19:12:29
Zちぇんちぇいは頼まれてもいないのに他所でも迷惑かける気かw

437:名無しさん@社会人
07/10/17 19:14:49
過去ログ一本だけ貼っとくわ
URLリンク(mentai.2ch.net)

438:Z
07/10/17 22:16:57
>>436
他の‘ヴェーバー’スレも頑張っています。
このスレも頑張らなくっちゃ !!

439:Z
07/10/18 00:11:34
経済学における新古典派・ケインジアンも含めた新古典派総合・ゲームの理論
などは、みな目的合理性(Zweckrationalität)、したがって経済活動は
目的合理的行為=zweck-rationales Handelnである。

これに対してマルクス主義~経済学は価値合理性(Wertrationalität)、
したがってその経済活動は価値合理的行為=wert-rationales Handeln である。

Mヴェーバーは、実質的合理性は非合理性に繋がるという。(これが重要)

旧ソ連は、「結果の平等」を徹底しようとして市場原理を軽視し、実質的合理性
にこだわった故、ヴェーバーのヨクいう‘予期せぬ結果’が起こった。
即ち、能力に応じて働き、必要に応じて受け取る…が、
必要に応じて働き、能力~権力に応じてぶん取るとなった。
「チャンスの平等」を軽視して、「結果の平等」にこだわったからだ。

チャンスの平等と結果の平等は両立しない。
それが両立すると言い張り、己は 無邪気 にもリベラルだ、と自惚れている
エコノミストが多い。 




440:Z
07/10/18 00:16:51
↑実質合理性=価値合理性

441:名無しさん@社会人
07/10/18 15:27:56
このスレも頑張らなくっちゃ !!
                ↑この書き方はまさか…

442:Z
07/10/18 18:13:05

これは私、Zです。  スマソ



443:Z
07/10/18 22:35:24
Mヴェーバーの没価値性~価値自由 について。

① 一般には、ヴェーバーは“価値判断をしてはいけない…”と、いっていると
 誤解している。そんな事ではない。 彼は実践的な評価~価値判断と、
 学問の因果的合理性とを‘区別’せよ、といっているのである。

②そもそも、彼が没価値性・価値自由を言ったのは、ドイツの大学行政についてだった。
 ご存知のように、統一ドイツが成立したのは19世紀後半~宰相ビスマルクによってだ。
 国家としては後進国だった。だから、富国強兵がが最大目標となり、その頂点が優秀な人材
 を養成する‘ベルリン大学’である。総長は歴史学派のグスターフ・フォン・シュモラー。
 彼はその任務を果たした。日本も明治時代の目標は富国強兵であり、その頂点は東京大学で
 あった(それに陸士・海兵)。現に、いまの中国がそうである。優秀な人材を世界の大学~
 ハーバード・MIT・スタンフォード・オックスブリッジ等に送っている。
 共産主義の勉強のためではない。
 
Mヴェーバーは、そのシュモラーのやり方(堂々と価値判断を学問に含ませる~
富国強兵)に反対した。彼は、もっとリベラルな文化的な養成を望んでいた。
それが南西学派(ミュンヘン・ハイデルベルク)だった。 
 皮肉にも、南西地方はカソリックの牙城だが…。






444:Z
07/10/18 23:32:53
↑ 訂正
X 南西(ドイツ)学派→〇 西南

445:名無しさん@社会人
07/10/19 02:21:47
>>441
地球市民だな

446:らばるす
07/10/19 03:23:21
プロ倫おもしろいですよね。

447:Z
07/10/19 11:29:42
ゾンバルトが“資本主義はカソリックから生まれた…”という意味。

近代資本主義⇔プロテスタント が通常となっているのに、
なぜ、資本主義⇔カソリック を持ち出したのか? 彼はカソリック
だったか否かは私は知らないが。 多分、プロテスタントの味もそっけもない
文化・習俗に飽き足らなかったのかもしれない。 彼は、近代資本主義の
発祥地はフィレンツェだと言っているのは、経済だけでなく、文化も視野に
入れていたのではないか? 奢侈についても書いている。

(資本主義の飽くなき競争に疲れて年金生活に逃げる。そこから奢侈が生まれる…)




448:なんばりょうすけ
07/10/19 12:14:03
>>446
らばるすさんお久しぶりです。大学卒業してどうしてたんですか?
マックスウェバーをよんだりしていた?

449:Z
07/10/19 15:50:27
↑  Wゾンバルト著『恋愛と贅沢と資本主義』(講談社学術文庫 刊)

経済史の“知”(知識・知恵)については、
知識ではゾンバルトが横綱なら、Mヴェーバーは小結か前頭筆頭だろう。
知恵~思考では判らない。

( )内はゾンバルト『ブルジョワ』の結論から。

450:Z
07/10/19 20:05:30
Mヴェーバーは「価値自由~没価値性」についておもしろい事を言っている。

大学の講義で、純粋理論を述べているときは学生は静かに聴講しているが、
その理論の実践的評価(価値判断)を述べると、俄然、彼らの眼が生き生きと
して来る…と。
  そらそうだろう。 やはり学生はそれが聴きたいから。
  だからこそこの二つは、はっきりと区別すべきだという。

451:Z
07/10/19 20:32:53
今日(10/19)の日経新聞夕刊に、EUが大統領制を導入すという。
通貨統合(ユーロ)の次は、政治統合(あくまで緩やかな)である。
正に‘帝国’だ。それは植民地支配の帝国主義ではない。(レーニンは古い)
いまや21世紀の帝国は、貨幣(カネ)と技術(テクノロジー)で支配できるから。
これもグローバライゼーションだろう。

452:名無しさん@社会人
07/11/01 19:00:49
マックス・ヴェーバーの『プロ倫』を読んだあと、大塚久雄氏の諸作をいくつか読んでみたのですが、最近の流れではこれは誤ったものらしいですね。どこが誤っていたのでしょうか?
この掲示板には知識人が数多くいて、勉強のできない私など知識が全然及びません。そうした学識あふれる諸兄の知識の一片を私にご披露願えませんでしょうか?よろしくお願いします。

453:名無しさん@社会人
07/11/01 20:11:51
折原浩先生の著作を読むことからヴェーバー学は始まる


454:Z
07/11/01 21:55:40
>>452
大塚氏のヴェーバー解釈が間違っているのではなく、今ではヨリ進んでいると
言うべきでしょう。
例えば、ニュートンの‘万有引力の法則’が全く間違っているのではなく、
‘量子力学’やアインシュタインの‘特殊・一般相対性理論’でヨリ深く
探究されているのと同じです。

上山安敏氏の『ウエーバーとその社会』(ミネルヴァ書房刊)を読め。
(もっとも、上山さんのは中級向きだが…。初心者にはむずしいかも~)

455:名無しさん@社会人
07/11/02 03:53:28
>>452
折原氏の著作ですか。読んだことないですね。読んでみます。
>>454
なるほど。より深くということですか。
『ウェーバーとその社会』読んでみます。

わざわざレスありがとうございました。

456:名無しさん@社会人
07/11/02 19:31:10
所詮個人の主観基準(読み手しだい)で評価が変わっちゃう、
どこまでいっても人称性の付き纏う訓詁学と、
物理学のように論理と実証で人称性から自由な科学を一緒にしてよいものかね。

457:Z
07/11/02 21:36:57
>>456
リッケルトが『文化科学と自然科学』でいっているように、当然のことだろう。

458:名無しさん@社会人
07/11/13 21:02:48
ウェーバーの特集号立ち読みしてきたお

459:名無しさん@社会人
07/11/13 22:00:07
なんという雑誌か?

460:名無しさん@社会人
07/11/13 22:03:58
>>459
URLリンク(www.seidosha.co.jp)

461:Z
07/11/14 21:23:12
>>460
山之内靖氏がヴェーバー~ハイデッガーを書いているのが気にかかる。
何十年か前、山之内氏が日本で初めてヴェーバー~ニーチェを論じたが、その当時
外国では、それは一般的であった。
ヴェーバー~ハイデッガーも、外国では昨年あたりから言われている。
我が国では初めてだろうが…。

462:Z
07/11/18 09:58:52
青土社刊:『現代思想ー臨時増刊』~「マックス・ネーバー」\1,400-
今日の日経新聞:書籍広告に載っていた。

日本人は何故こんなにM.Weberが好きなのか? マルクスが没落したから?
ヴェーバーの解釈学は別にしても…。本居宣長が200経っても学問的価値
(たとえ反面教師としても)があるのに似ている。
ヴェーバーは彼自身にとっても完成していなかった。
‘宗教社会学の最後にマリアンネは、「これは、まだ続く」と書いている’
(マルクスの資本論第3巻末に、「原稿はここで切れている」とある~感激!!)
マルクスは『資本論』(第一巻)を生前に出し、改訂版も刊行した。
ヴェーバー『経済と社会』は死後3年後に出た(現在は第五版)。
その未完成が人気の原因だろう。
今ではかれの解釈学の時代は過ぎ、発展学の時代だ(教師にしろ、
反面教師しろ~これが大切)。


463:Z
07/11/18 10:01:45
マックス・ネーバー→ウェーバーの間違い。スマン

464:名無しさん@社会人
07/11/22 04:29:37
レスがあるだけありがたい、㌧

465:名無しさん@社会人
07/11/28 01:39:29
まあどうでもいいんだけど、
「ヴェーバー」より「ウェーバー」の方が打ち込みやすくて良いと思う。

466:Z
07/11/28 19:39:07
山之内靖氏とヨハネス・ヴァイス。

J.Weiβ『ニーチェ、ヴェーバー、ハイデッガー』~ニヒリズムの刻印を受けた思考
(「未来」:未来社PR誌'05:7~8月号記載)

「現代思想」(青土社刊)'07:11月臨時増刊“総特集~マックス・ヴェーバー”
に山之内氏が、“「時間の諸相」をめぐって~MヴェーバーとMハイデッガー”
を載せている。
「時間の諸相」とは、彼の『Mヴェーバー入門』(岩波新書)第四章:古代史発見~
回帰する時間の社会学からの引用だそうです。ここでは、彼はハイデッガーを
出してはいない。

山之内氏の「現代思想」論文は、この特集の巻頭言敵役割を果たしている。
内容は、ハイデッガーがヴェーバーにすり寄っているような感じがする。

ヴァイス論文は、ニヒリズムを中心として、ヴェーバーとハイデッガーの
類似性を述べている。

なお参考として、FWグラークの『宗教とグローバリゼイション』
(「未来」'07:6月号に記載)。 これは辛口の素晴らしい論考である。


467:Z
07/11/28 19:47:06
F.W.グラーク氏はエアハルト大学のMヴェーバー研究所々員です。
エアハルトは、現ドイツ東西南北の中央に位置し、
Mヴェーバーが生まれたところ。

468:Z
07/11/28 21:27:38
F.W.グラーク氏は今、日本へ来ており、各フォーラムに参加しているようです。
10~11月に。

469:名無しさん@社会人
07/12/01 07:17:13
グラーフ?

470:Z
07/12/01 21:36:51
FWグラーフだった。スマソ。

471:名無しさん@社会人
07/12/02 17:48:17
羽入辰郎の新刊あげ

472:Z
07/12/02 18:04:19
>>471

『マックス・ヴェーバーの哀しみ』 羽入 辰郎 著 2007/11 \735 PHP研究所

これの事か?

473:Z
07/12/02 18:14:30
PHP社の内容広告の一節を下記に。

…本書は従来の解釈とは全く異なる観点から、
彼の精神疾患に光を当て、深い哀しみの理由を解きほぐす。
鍵は、その苦しみのさなかに書かれた
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
の中に隠されている。
資料の改竄やでっち上げまでしても書かざるを得なかった
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中に……。
『マックス・ヴェーバーの犯罪』(第十二回山本七平賞受賞作)
で衝撃をもたらした著者が、文献と想像力を駆使して、
大胆かつ繊細に謎を解く。

474:Z
07/12/02 18:19:45
羽入は性懲りもせずに、まだこんな事を言っているのか?

まぁ、一度読んでみよう。  多分、前著の二番煎じだろうが…。

475:Z
07/12/03 23:58:26
山之内靖氏は、上記>>466 「現代思想」Mウエーバー特集で、
マルクスが『資本論』第一部を刊行しながら、第二部・第三部がほとんど
出来ているのに刊行しなかった事について、彼はその内容に疑問を持ち
始めたのではないか?…と言っている。確かにそうかも知れない。

476:名無しさん@社会人
07/12/04 01:46:04
マルクスとウェーバーの政治思想の比較について、参考になるホームページ(HPだけじゃだめなのは百も承知)があれば紹介してほしいのですが。
どなたかお願いします。

477:名無しさん@社会人
07/12/04 18:08:52
Googleで検索してみたら。

478:名無しさん@社会人
07/12/04 18:12:11
「徳川時代の宗教」以外で何が日本人の勤勉性の元になっているか
社会学的・宗教社会学的に考察した良書ないですか?
周囲の人間が過労で心療科通いしてるんで、切実に知りたいです。

479:名無しさん@社会人
07/12/04 20:00:12
ロシア共産党のHPは参考になるよ。厳密には
ヴェーバー、レーニン、プーチン三者の比較だが。

480:Z
07/12/04 21:08:29
>>478
江戸時代の我が国の農業は小家族・労働集約で、世界でもトップの生産性
をあげていた。
日本経済史関係では、速水融『近世濃尾地方の人口・経済・社会』が良い。

社会学・宗教社会学とは関係ないが。
          ~それは、やっぱりベラーだ。


481:Z
07/12/04 21:53:32
ヨーロッパで近代資本主義が勃興するまで、英国(ブリテン)はヨーロッパ
随一の農業国だった。マルクスはそのことに慧眼だった。
日本も江戸時代の農業は小家族・労働集約で生産性が高かった。それに
初等教育だ。どんな山奥にも寺子屋があった。読み・書き・ソロバンが出来なければ
丁稚小僧にモなれなかった。 勤勉と教育とは何か関係があるようだ。
熊さん・八っつあんが無学文盲だというのは落語でのことで、本当はそうではない。
明治5年、初等教育(小学校)が発足した。明治末期には、日本は世界有数の
就学率だった。これがヨーロッパ(アメリカ・カナダを含む)以外で、唯一
近代国家になった原因である。それと封建制。
ヨーロッパのそれはレーエン、我が国はプフリュンデの違いはあるが。
(ヴェーバー及び大塚史学よれば…)



482:名無しさん@社会人
07/12/05 20:44:52
>>479さん
ありがとうございます


483:名無しさん@社会人
07/12/06 00:07:45
じゃあ日本の勤勉性って最初から宗教的動機なんてなくて功利的なものだったんですかね?
ヴェーバーはプロテスタンティズムから資本主義が立ち上がるものの
やがて宗教的動機が抜け落ちて人間が合理性や官僚制の鉄の檻に
囚われることを危惧してたと思いますが
宗教的動機なんてはなから持たない日本が鉄の檻に囚われるのは必然だったんですかね。

484:名無しさん@社会人
07/12/06 12:36:08
>>483
そもそもそれって本当にウェーバーが言ったことなの?
前にも書いたけど(>>298)、ウェーバー解釈として、相反する

(1) ウェーバーはプロテスタンティズムを生み出したプロテスタントの精神性に肯定的だった。

というのと、

(2) ウェーバーはプロテスタンティズムは人間を強迫するものとして否定的だった

というのがあるそうじゃないか。(この辺りが訓詁学の訓詁学たるゆえんだね)
個人的には圧倒的に後者が正しいと思うんだけど。

485:Z
07/12/06 18:35:04
『マックス・ヴェーバーの哀しみ』(副題=一生を母親に貪り食われた男)
を読んで。  まァ驚いた。
第一章を読み始めて、なんだ~これはギリシャの‘オイディプス伝説’
(ソポクレース)じゃないか?…と。
オイディプス伝説は人間としての‘業’である事は事実だ。男には大なり小なり
それはある。 
羽入氏のこの本は、小説(小さい説):「マックス・ヴェーバーの哀しみ」である。
それも三流週刊誌に載るそれ。
一々例を挙げるのも馬鹿々々しい。 読んでいくと、コレどうもおかしいゾ~
と思う箇所がいくらでもある。
一例 『プロ倫』でカルヴァンの予定説について、ミルトンがこれに反撥して
“たとえ地獄に堕されようと、こんな神を私に尊敬させることは絶対出来ない”
と言ったのは有名である。これをMヴェーバーは「プロ倫」に書いている。

羽入氏は、それを引用した事自体、ヴェーバーが価値判断をし、
カルヴァンを貶めたと、非難する。
ヴェーバーがミルトンの言を「プロ倫」に引用した理由や前後の文章の経緯を書かずに…。
その外、色々あるが書くのが面倒くさいからやめる。





486:Z
07/12/06 18:44:33
羽入氏は
『学問とは何か~「マックス・ヴェーバーのその後~』(ミネルヴァ書房)
を近日刊行するそうだ。
ここで、色んな批判に答えるそうだ。 それを期待しています。

487:Z
07/12/06 18:53:30
オイディプス伝説は皆さんもご存知の様に
「父親殺し」と「母親との姦淫」である。
もっともそれは‘象徴:シンボル’であるが。

488:Z
07/12/06 19:00:13
>>485で、
三流週刊誌云々はいい過ぎだった。取り消す。

489:名無しさん@社会人
07/12/08 16:24:12
『マックス・ヴェーバーの哀しみ』は面白かったが、再読して素朴な疑問と
して感じたのが、

(1) ヴェーバーは結局、厳格なプロテスタントであった母親の言いなりで
  あったまま、母への反抗・批判など考えもせぬ男として生涯を閉じた。

(2) 主著『プロ倫』では「宗教的価値判断をしない」と言いながら、それ
  に反するような「プロテスタンティズム(カルヴィニズム)に対する貶め」
  を表現し、またこれは、そのためにこそ書かれ、捏造が加えられた論文で
  あった。

 という、本書の主張(1)と(2)は、単純に矛盾せんかいな、という点。これを
無意識の悪意というには(2)の論文は長すぎるし、著者の言う「手口」が周到
すぎやせんか。

490:Z
07/12/09 09:56:43
『マックス・ヴェーバーの哀しみ~一生を母親に貪り喰われた男』
を小説~フィクションと見れば、>>489さんの(1)は問題ない。
たとえ魑魅魍魎が出てきてもかまわない。
‘性交渉のない夫婦’・‘愛されなかった子の叫び’を書いても良い。
ただ、いかに小説と言っても、論理整合性というと硬くなるが、世間一般の
スジ=理屈は通っていなければ…。(2)はどうもそれに反する。
こんなのが所々にあるような気がする。

それから、ここには“ミナ・トープラー嬢”とMヴェーバーとの交遊
(いろんな意味での)が書かれていない。暴露の羽入氏としては残念。

491:名無しさん@社会人
07/12/09 13:55:43
>>490
Z氏が指摘されている「ミルトンの意見」ですけど、(諸研究を参照しないで
思いつきを述べれば)ヴェーバーは

「このような意見が出るほどのこんな恐ろしい信仰がなぜ広まり、また民衆
の間に定着し得たのか。諸氏はまず、そのことを疑問に思われるかもしれな
いが、そのことはとりあえず置いておき、定着した結果どうなったかを問題
にしたいのだ」ということを言いたくて引用したんじゃないのかなと思うん
です。それがつまり「価値判断はしない」という意味であったと。

…で、ここからZ氏の言う「小説」を展開すると、ぜんぜん違う物語になるw
「お母さん、あなたは信仰を受け入れたゆえの犠牲者だったのです。ことは
あなた個人の生き方の問題どころか、時代的な巨大な変容に関わる問題だっ
たんですから。だから、ぼくはあなたを恨まない…。その結果だけを受け入
れて生きてゆくこととしますから…」
…なんていう「母の罪を巨視的に相対化した上で許す、泣かせる息子の話」
にもなっちゃったりw

492:Z
07/12/09 17:11:55
URLリンク(www.rikkyo.ne.jp)

ミナ・トープラーについては、上記を開いてください。

493:Z
07/12/09 17:28:42
羽入氏のPHP新書版は「伝記‘小説’」だと、私は思っています。
だから、>>491さんの後半部分のようであってもいいんじゃないか。

494:Z
07/12/12 21:54:11
Mヴェーバーと「虚栄心」について。

ヴェーバーは‘行為’について、四つの理念型をあげている。
①価値合理的行為 ②目的合理的行為 ③伝統的行為 ④感情的行為
ここで重要なのは①と②である。(経済学では②。メカニズム・デザイン
では限定合理性という)
‘価値’を一切考慮せず、目的合理性で経済行為を行えばどうなるか?
それは「純粋利得至上主義」である。そこには人間の感情は全く無い
といわれる。はたしてそうか? 精神のない専門人、感性(心情)のない
享楽人が、ただ思想や感情のない無に等しい人間なら、毒にも薬にも
ならないだろうが(沈香も焚かず、屁もひらず)、しかしそんな人間
かぎって、虚栄心に満ちている。
ヴェーバーは『職業としての政治』で、政治家の最大の敵は‘虚栄心’
だと言っている。それは企業家~ビジネスマンでも同じ事であろう。
経済学では、虚栄心は外部だが、社会学・社会心理学ではメインテーマ
である。鉄の檻に閉じ込められた企業家~ビジネスマンこそ、
虚栄心の塊であろう。
今年、NHKの企業ドラマ“ハゲタカ”の人間感情は、虚栄心であった。
大なり小なり、人間だれしも虚栄心はあると思う。業だ。



495:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/12/13 17:16:14
>>377 >>372中葉さん江
> いかなヴェーバーでも、21世紀を見抜くことは無理でしょう。それは21世紀の我々ヴェーバリアンに託された責任だと思います。

それはそうかもしれませんが、、、もう一人、私が尊敬するカール・マンハイムは、最後の著書「自由・権力・民主的計画」の最後にこう言い残しています。

その内面的な意味は別としても、これからさき、動的宗教は社会秩序の中で次のような三つの重要な機能をもっている。すなわち(1)過渡期の社会を診断すること、(2)重要な問題に注意を焦点づけること、および(3)社会生活のいろいろのレベルで人間の行為を統合すること。*

*注。ここでマンハイムの原稿は切れている。しかしながら、著者は進歩的な宗教のこの統合的機能を精巧化する意図があったのかどうか、このことについての指示は残されていない。(編者)”(「自由・権力・民主的計画」 未来社版 p.516)

496:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/12/13 17:20:44
一方、20世紀後半について、ドラッカーは言っている。
“歴史にも境界がある。目立つこともない。その時点では気づかれることもない。
だがひとたび越えてしまえば、社会的な風景や政治的な風景が変わり、気候が変わる。
言葉も変わる。
「新しい現実」が始まる。1965年から73年の間のどこかで、世界はそのような境界を越え、新しい次の世紀に入った。
われわれはそのとき、過去一世紀あるいは二世紀にわたって、政治の信条、公約、権力構造としていたものから卒業させられた。そして、道しるべのない未知の政治の世界に入った。”

また、加藤周一は言っている。“私自身が1968年を理解できた、見定めたという、これが一番本質的な部分だということを、はっきりできていないんです。
だからもっと研究したいというのが私の希望です。だけど一人じゃできないから、日本の論壇というか、思想界が1968年を追求する姿勢を取るのを望んでいるんですけどね。
解釈のしようによっては、1968年が本質的に戦後を二つに分けると言えるかもしれない。改めて分析する価値があると、私はとても強く感じるな。”

実際、私もあの時代に感じた言いようのない焦燥感は何だったのだろうと思う。
東大の学生たちが正門から安田講堂にかけて座り込みを始めたとき、私は自分勝手に東京に出張して現場まで出かけ、学生の一人一人に座り込んでいる理由を聞いてまわったものだ。
K・ケニストンがあの頃の米国大学生の実態を調査した報告書は、その頃の経験と照らし合わせて今でも新鮮である。

497:中葉 ◆22bKXenR5Q
07/12/13 17:26:01
今や21世紀も9年目に入ろうとしており、ウェーバーは遠くなりにけりです。

私も77歳になります。今しばらく楽しむこととしましょう。
皆さん、よろしくお願いします。

498:Z
07/12/13 20:35:37
1955年(昭和30)日本。もはや戦後ではない。
1960年(昭和35)   安保条約改定成立・所得倍増計画
1968年(昭和43)   東大安田講堂攻防(kれを契機に学生運動衰退)
1989年(昭和64~平成元年)ベルリンの壁崩壊・バブルで日本経済低迷
1991年(平成3)共産圏消滅~米ソ対立消滅
2001年(平成13)ニューヨークWTO壊滅
以後、米国、アフガニスタン・イラクに侵攻、そのツケ未だに残る。
   EU拡大、統一貨幣ユーロ実施、Towardsヨーロッパ帝国へ!


499:名無しさん@社会人
07/12/14 22:05:13
TBSはこうして在日朝鮮人に乗っ取られた。 窓際社員の独り言です。

(1)1960年代
テレビ放送が始まってまもなくの頃、放送中のちょっとした言葉づかいの問題(例えば「朝鮮民主主義人民共和国」を"北朝鮮"と呼んでしまった、など)に対して、
朝鮮総連から会社及び経営幹部の自宅に対して脅迫に近い抗議行動が繰り返される。抗議行動に対する「手打ち」として、採用枠に"在日枠"が密かに設けられる。
総連幹部の子弟を中心に入社試験無し(カタチだけの面接)での採用が毎年続く。
在日枠の密約を所轄官庁に対して内密にしてもらうよう局側から総連に「お願い」をしてさらに弱みを握られ身動きがとれなくなっていく。
(2)1970年代
政府を叩きさえすれば世論が喝采する狂った時代。
在日社員の「反日番組」を「権力に対するペンの戦い」「調査報道」と勘違いした経営幹部が社内で在日を積極登用。
「日本人社員と在日社員に昇進の差別があってはならない」などと理想論を述べたのは良かったが、
しかし昇進差別をしなかったのは甘い日本人幹部だけで、課長、部長と昇進した在日社員は、帰化した在日二世を理不尽なまでに優遇する逆差別人事を徹底。
異を唱えた日本人社員は徹底的にマークされ、営業や総務など番組制作の第一線から退けられる。

(3)1980年代---90年代
昇進した在日社員が主要な報道番組のプロデューサーや報道局長など、決定的なポストを占める。
某サヨク週刊誌の在日編集長をキャスターに迎えたニュース番組が、
学生時代に学生運動に没頭した団塊の世代の視聴者の支持により高い視聴率を得る。
1989年の参議院議員選挙では「土井社会党」「マドンナブーム」を援護。あからさまな社会党支持。



500:名無しさん@社会人
07/12/14 22:05:55

(4)1990年代---2000年代
偏向報道、捏造報道、取材情報を特定の勢力に提供するなど、報道機関として存在を否定されかねない不祥事が続発。
朝日新聞、系列のテレビ朝日が、どちらかといえば「北京の意」を汲んだ報道が多い。
バブル崩壊以降の景気低迷でただでさえ厳しい広告収入が、「サラ金」と「パチンコ」に大きく依存。まさに、在日朝鮮人の資金で在日朝鮮人が運営しているのがウチの放送局。
在日の局長が在日のスターを「作り上げる」ような番組制作が為され、その証拠に「筑紫哲也の番組名」が未だに存在する。

501:名無しさん@社会人
07/12/15 15:01:38
コピペ君って馬鹿だな、まで読んだ。

502:名無しさん@社会人
07/12/15 23:34:05
おいおいハルヒスレなんて見てる馬鹿は灯台のやつか?wwww

503:名無しさん@社会人
07/12/20 18:09:05
『マックス・ヴェーバー―ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯』 今野 元

Radkauの分厚い伝記も読み終わってないのにまたデカイ伝記が…

『ヴェーバーとリベラリズム―自由の精神と国家の形』 佐野 誠

読んだ人いますか?

504:Z
07/12/21 19:22:56
↑上記2冊、出版社はどこですか?
Books or jp で探したが見つかりません。

505:Z
07/12/21 19:23:19
↑上記2冊、出版社はどこですか?
Books or jp で探したが見つかりません。

506:名無しさん@社会人
07/12/21 23:08:10
>Zさん

マックス・ヴェーバー―ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯 (単行本)
今野 元 (著)
出版社: 東京大学出版会 (2007/12)
ISBN-10: 4130362305
ISBN-13: 978-4130362306

ヴェーバーとリベラリズム―自由の精神と国家の形
佐野 誠 (著)
出版社: 勁草書房 (2007/12/19)
ISBN-10: 4326351403
ISBN-13: 978-4326351404

です。

上の方の伝記はまだパラパラとめくった程度ですが、かなり詳細に情報が書かれており、
手許においておきたい感じです。印象的には「政治」に重点が置かれています。

下の方はつい先日出版されたばかりのようです。私もまだ実物は見ていません。
折原先生のご本も出ましたし、正月は読書が楽しみです。

507:名無しさん@社会人
07/12/21 23:23:37
東京大学出版会に勁草かよ
ウェーバー大人気だなw

508:Z
07/12/22 01:04:04
マックス・ヴェーバー ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯
今野 元

主要目次
序 論 西欧主義の脱構築
第1章 政治的人格の形成 1864年-1892年
1 生育環境/2 政治的古典との対決/3 政治史叙述の試み/4 
学生組合への加入/5 軍隊生活の体験/6 ドイツ内政の考察
第2章 プロイセン・ユンカーとの対決 1892年-1904年
1 「非常に純粋なブルジョア」の貴族批判/2 ポーランド人農業労働者論の展開/

3 取引所論の展開4 フリードリヒ・ナウマンとの連携/
5 フライブルク講演「国民国家と経済政策」/
6 神経症の苦悩
第3章 ドイツの人間的基礎への批判 1904年-1914年
1 「市民層の封建化」論/2 「官僚制」論/
3 アメリカ旅行による刺激/
4 ロシヤ政治の分析
第4章 第一次世界戦争での奮闘 1914年-1918年
1 政治的学者の「出陣」/2 戦争目的論の展開/
3 東中欧民族問題への取り組み/
4 アメリカ合衆国参戦回避の運動/5 ドイツ帝国及び連邦諸国の内政改革構想
第5章 失意の死 1918年-1920年
1 ドイツ帝国の崩壊/2 ドイツ国民国家保全の闘争/
3 ヴァイマール共和国の国制構想/4 最終局面
結 論 知性主義の逆説




509:名無しさん@社会人
07/12/23 12:27:48
>>489さん
>(1) ヴェーバーは結局、厳格なプロテスタントであった母親の言いなりで
  あったまま、母への反抗・批判など考えもせぬ男として生涯を閉じた。
>(2) 主著『プロ倫』では「宗教的価値判断をしない」と言いながら、それ
  に反するような「プロテスタンティズム(カルヴィニズム)に対する貶め」
  を表現し、またこれは、そのためにこそ書かれ、捏造が加えられた論文で
  あった。

母親と実務家であった父に似た資質を持つ自分を「和解」させる試みが『プロ
倫』執筆だ、というのが羽入さんの推測ですね。
でも結局、失敗した、というのが羽生さんの見立て。

この本は「知的誠実」を強調してやまないマックスさんが「なぜ『プロ倫』
で道を外したか」ということの解明の試みですが、「無意識の」動機のせい
で、「プロテスタントの倫理」も「資本主義の精神」も歪曲され、資料も操
作された、というのが羽入さんの主張。

まあ、「無意識の動機」とか持ち出せば何でも言えるわけで、“だから歪曲
したのだ”といわれてもですね・・・。

『マックス・ヴェーバーの犯罪』に比べると、この本はあまり感心できませ
んでした。前著が『プロ倫』への内在的批判、今回がその動機の解明なら
次作はいよいよ本命「ヴェーバー方法論」への全面批判でしょうか。
楽しみですね。

510:Z
07/12/23 20:13:11
羽入さんは、いつのまにフロイディアン(フロイト主義者)になったんだろう。
羽入さんは、ヴェーバーに‘オイディプス伝説’(父親殺しと母親との姦淫)を
観たのでなく、羽入論説の正当化のためにヴェーバーをオイディプス伝説に
強引にはめ込んだ。そう感じられる。

来年は「源氏物語」千年紀。ここにもオイディプス伝説がある。

なんでもオイディプス伝説で解明出来るとはかぎらない。
今野元さんの『ヴェーバー伝』(東大出版会刊 \9,750-)を、早く読んでみたい。

511:名無しさん@社会人
07/12/24 06:26:11
>>12 Zさん
>大塚久雄博士は、マルクスのいう「生産のみが‘価値’を創造する・・・」に、あまりにも
執りつかれ過ぎ。
この文に質問です。一つは「生産のみが‘価値’を創造する・・・」とはどういうことを言うのでしょう?二つ目は何を以って大塚久雄がそれにとりつかれすぎ、ということがいえれのでしょう?
この二つに対して具体的に論じてほしいです。ずいぶん前の記事で申し訳ございません。お暇なときでいいですのでよろしくお願い致します。

512:名無しさん@社会人
07/12/24 07:30:22
>>484
483さんは『プロ倫』(岩波文庫)のP365「外物についての配慮は、ただ『いつでも脱ぐこと
のできる薄い外衣』のように聖徒の肩にかけられていなければならなかった。それなのに、
運命は不幸にもこの外衣を鋼鉄のように堅い檻としてしまった。今日では、禁欲の精神は
―最終的にか否か、誰が知ろう―この鉄の檻から抜け出してしまった。」
の所をいってるのでは?本人がそう書いているから確かなことでしょう。
関連でいくつか引用します。
P341「・・・ピュウリタンのばあいには、人間の虚栄ではなく、神の栄光と自己の義務だけ
がその動機だった。今日では、『職業』に対する義務だけがその動機となっている。」
P352「ここでジョン・ウェズリー自身の一つの文章を引用してみたい。というのは、この
文章は、禁欲的信仰の指導者自身が、今述べてたような一見逆説的な関連をば十分に、
しかも、われわれが説明したのとまったく同じ意味で、明瞭に知っていたことを示している
からだ。ウェズリーは次のように記している。
『・・・宗教はどうしても勤労と節約を生み出すことになるし、また、この二つは富をもた
らすほかはない。しかし、富が増すとともに、高ぶりや怒り、また、あらゆる形で現世への
愛着も増してくる。・・・こうして宗教の形は残るけれども、精神は次第に消えていく。・
・・』」
P362「中世の手工業者は、『自分の創作物』への『喜び』を味わいながら多くのものを作った
・・・それはともかく、禁欲はいまや労働からこうした現世的・世俗的な刺激をとりさって―
今日では資本主義がそれを永久に絶滅してしまった―来世へと方向を変えた。」


513:訂正です
07/12/24 07:35:32
最後の引用は間違えました。

514:名無しさん@社会人
07/12/24 14:33:26
 プロテスタント的禁欲は、「天命」に基づくもの。
 資本主義的禁欲は、「求利・蓄財」が動機。

 ヴェーバーが言うように両者に行動面での相似性があったとしても、
その動機は月とすっぽん、行動の相似性をもって「プロテスタントの
倫理」から「資本主義の精神」への移行を「説明」することは出来ない。

 そもそも、「天職」であるはずの手工業などから資本家・事業家への
「天職移動」は、ヴェーバー的「プロテスタントの倫理」においてなぜ
可能なのか?

 さらに、資本家に「天職」を変更したプロ信徒はその後どんどん「資本
主義の精神」に染まっていったことになるわけですが、

この二つ、ヴェ^-バーさんの論法で説明できますか?

515:名無しさん@社会人
07/12/24 15:19:26
中国人による悪質な殺人未遂事件が
朝日新聞では、単なる事故扱いで捏造報道されている。
しかも当該中国人に関する記述が一切無い。

(読売)
御茶ノ水駅の警官重傷事件、中国人2人を殺人未遂で逮捕
URLリンク(ime.nu)
(産経)
2中国人と口論…警察官が線路に突き落とされ足切断
URLリンク(sankei.jp.msn.com)


----------------------------------------------------------------------
(朝日)
御茶ノ水駅で人身事故 中央・総武線が一時運転見合わせ
URLリンク(www.asahi.com)
22日午後11時21分ごろ、東京都千代田区のJR御茶ノ水駅で人身事故があり、
JR中央・総武線各駅停車は、御茶ノ水―千葉駅間の上下線で一時運転を見合わせた。
23日午前0時28分ごろに運転を再開したが、遅れが出ている。


516:名無しさん@社会人
07/12/24 17:08:01
コピペ君って馬鹿だな、まで読んだ。

517:Z
07/12/24 21:55:23
>>514
ヴェーバーは『プロ倫』で、「資本主義的‘禁欲’」というコトバを
使っていないと思うが。

518:Z
07/12/24 22:47:32
>>511讃江

マルクスの『資本論』は、あくまで資本主義分析です。
その劈頭から「市場」が出てきます。(こんな経済学書は未だにない)
10ヤールのリンネル=1/2の上衣(この1/2がくせもの=これに注意)
これは価値形態です。何故交換されるかといえば、“たがいに労働生産物であるから”
と彼はいっています。即ち、唯物史観は労働史観であるからです。

19世紀後半の工場~生産は、石炭を焚いた煙が濛々と出ていた時代です。彼は
エネルギーとしての石油を知らなかった。ましてや電力・原子力は知らなかった。
コンピュータも。
労働者が「菜っ葉服」を着て工場へ出勤するのしか知らなかった。(〇経学者は
今もその域を出ていない)資本論第二巻の‘流通費用’として、商業・運送(交通)・
保管(倉庫)について、商業は別として運送・保管についての論説がアイマイである。
(生産労働なのか、単なる流通費用なのか?)


519:Z
07/12/24 22:52:54
↑つづき

今、新日鉄と三菱商事を比較してみよう。前者は生産で後者は商業(流通)である。どちらも
コンピュータを使っている。新日鉄のコンピュータは価値を生む生産で、後者の
それは価値を生まない…。また、前者にも後者にも会計部や庶務部・人事部がある。
前者のそれは価値を生み、後者は生まない…。これはおかしい。それらを全て価値
を生まないとすれば、新日鉄で価値を生む労働者は高炉で鉄を造っている僅かの
労働者だけ。外はコンピュータ操作である。
現代は、情報が全てを支配する時代である。生産・流通・金融の区別があいまいに
なってきた。即ち、労働価値論が崩壊した~と観て良であろう
「10ヤールのリンネル=1/2の上衣」云々を、紅葉理論でじゅうぶん説明できる。



520:名無しさん@社会人
07/12/24 23:29:15
>>514
>そもそも、「天職」であるはずの手工業などから資本家・事業家への
「天職移動」
これはどういう意味ですか?よくわかりません。手工業が天職だという
のは何に書かれているのでしょう?しかも、資本家・事業家が後代、天
職になったというのはどういう意味でしょう?主語=人、述語=仕事、
主語=述語で人=仕事になりますよ?しかも、それはどこに書かれている
のでしょう?あと、資本主義における資本家・労働者は天職などもっ
ておりません。あるのは、一定の禁欲的行動の外側からの強制です。
「ピュウリタンは天職人たらんと欲した―われわれは天職人たらざるを
えない。」『プロ倫』岩波文庫p364
>資本家に「天職」を変更したプロ信徒
天職を変更したと何に書かれているのですか?しかも、登場人物が資本家
と実業家しかでてきてないですが、労働者がでてこないのはなぜでしょう
か?資本主義を成り立たせるには資本家と労働者が要りますよ。資本主義
の精神をもっていたのも資本家と労働者です。
よくわからないことが多々ありまして勉強不足を痛感しましたが、より詳
細に書いてくださるとありがたいです。

521:名無しさん@社会人
07/12/25 08:00:27
>>515
「報道会社にとって異国人の犯罪を報道するなど
倫理を全く知らないといってさしつかえない」

522:名無しさん@社会人
07/12/25 11:22:43
>>519
普段は冷静なZさんが発狂なされたのですか。

523:名無しさん@社会人
07/12/25 23:13:10
冷静っていうのは誉め殺しのつもりかw
悪いがかなりの狂人にしか俺には思えんが。

524:Z
07/12/26 01:12:27
「現代思想」(青土社)11月号=マックス・ヴェーバー特集号で、
山之内靖さんが、“マルクスは『資本論』第一巻を出して第二~三巻を出すのを
手控えていた。(ほとんど出来上がっているのに)それは、理論的に迷っていたのではないか?”と
いうような事を書いていた。私もそう思う。本当はマルクスじかに聴かねば判らないだろう。
今では、それは判らない。
‘労働は神聖なり’は私も決して否定はしない。新古典派(~綜合)が効用理論を
棚上げしているように、〇経も労働価値説を棚上げしているようだ。今では。

525:名無しさん@社会人
07/12/26 08:24:16
>>520さん
表見同じように見える「プロ的倫理」と「資本主義的精神」はその内実・動機
において「月とすっぽん」だということはよろしいですよね。

①プロ信徒にとって職業=天職ならば、プロ信徒の手工業者にとって手工業=
天職ですね。
②プロ信徒の手工業者が資本主義的事業家へ転職したとします。
この転職は、「プロ的天職理論」からどう説明されるのか? というのが問題。

手工業者から資本家に転職したプロ信徒にとって、「手工業」は天職の地位から
失墜したのか否か?
彼にとって新しい「資本家」という立場は「天職」なのか否か?

「天職ではない」とすれば、新しい立場はプロ的にはどう位置づけられるのか?
その時、彼の天職はいったいどこに行っちゃったの?というような疑問が湧くの
でありまして。

「どこに書いてあるか」といわれますが、書いてなかったようだから「あれ?」
と思う次第です。


526:名無しさん@社会人
07/12/26 14:48:24
M・ヴェーバーが
仏教=現実逃避と批判してるというのは本当?

527:名無しさん@社会人
07/12/26 18:51:34
ウェーバじゃなくても実際そうでしょ。
世界宗教の中じゃ一番思想的に浅いと思う仏教は。

528:名無しさん@社会人
07/12/26 19:21:53
>>527
それ日本仏教なのかインド仏教なのか?
もはや両者は異物同士だお

529:Z
07/12/28 00:15:41
今日、今野元氏の『マックス・ヴェーバー』伝を買ってきた。
この書は、今までのヴェーバー伝にあまりなかった‘政治’という
切り口で書かれている。
ちょっと読み出したが、正月休みに読む積もりだ。

530:考える名無しさん
07/12/28 18:29:32
age

531:名無しさん@社会人
07/12/29 08:17:57
Zさん
先輩に薦められて読むことになりました。
「マックスヴェーバー 方法論の生成」テンブルック 未来社 1985
(Zさんにならって目次を紹介してみます)
問題の所在
一 方法論者マックスヴェーバー
二 客観性論文
三 自然主義と歴史主義
四 文化科学と方法論
五 ヴェーバー思想の生成
六 局圏突破
七 理念型
八 追記
先輩にいろいろ脅かされています。
Zさんは読まれましたか? 
読む上で気をつける点があれば教えてください。



532:名無しさん@社会人
07/12/29 10:33:25
しかし何やってる人なんだろ
普通のリーマンじゃとてもじゃないが読めないよな

533:名無しさん@社会人
07/12/30 09:47:44
このスレにテンブルックが出てくるとは・・・
ヴェーバーとマンセーは、方法論という問題が理解できませんから、
マンセーでテンブロックを読んでる人はいないかも。
この本は、ヴェーバーの方法論を考究しているかのような体裁ですが
実は‘ヴェーバーにはみるべき方法論がない’ことを論じています。
そういう方面に興味があるなら、これよりも羽入がすぐ出すと予告し
ている本に期待しましょう。
テンブロック読んでる先輩にヴェーバーで議論ふっかけるのは無し、
ですよw

534:名無しさん@社会人
07/12/30 21:43:20
マンセーなんて学者がいたかな?社会学者?経済学者?歴史学者かな?
寡聞にして知らない。

535:名無しさん@社会人
08/01/01 19:03:55
そりゃヴェーバー学だけやってりゃしらんだろ
むしろお前は世界の社会学者、経済学者、歴史学者の中堅所は全部抑えてるのかっつーのw

536:Z
08/01/01 23:41:51
あけましておめでとうございます。

本年もヨロシク。

537:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/02 21:22:14
こちらこそよろしく。

ウェーバーが提起した最後の課題、

>>329 :中葉 ◆22bKXenR5Q :2007/08/03(金) 11:09:36
上海万博(2010)までにウェーバーの呪縛を解くことはできるでしょうか?
ウェーバーが提起した謎は、
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の最後の以下の文章です。

“こうした文化発展の最後に現われる「末人たち」《letzte Menschen》
にとっては、次の言葉が真理となるのではなかろうか。「精神のない専門人、
心情のない享楽人。この無のもの(ニヒツ)は、人間性のかつて達したことのない
段階にまですでに上り詰めた、と自惚れるだろう」と。―
 ただし、ここまでくると、我々は価値判断や信仰判断の領域に入り込むことになる。
が、そこまでは、この純粋に歴史的な叙述に求めるべきではあるまい。
むしろ、われわれのなすべき仕事は、以上の素描でその一端にふれたにすぎない
禁欲的合理主義の意義を、さらに社会-政治的倫理の内容について、
すなわち、私的集会(Konventikel)から国家にいたるまでの
社会的諸集団の組織と機能のあり方について、明らかにしていくことだろう。
その次に、禁欲的合理主義の人文主義的合理主義とその生活理想や
文化的影響に対する関係、さらには哲学上ならびに科学上の経験論の発展や
技術の発展に対する、また精神的文化諸財に対する関係が分析されねばならないだろう。
(岩波文庫版 pp.366-368)”

の答えがほぼ出ました。今年1年かけてノンビリ詰める予定です。


538:Z
08/01/02 22:00:00
>>537中葉さんの言われる解決問題点のなかには
‘環境問題’も入ると思います。
例えば、中国のCO2問題。今すぐでなくても、ここ1~2年に
先進国並みに規制すべきである。


539:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/03 23:59:50
問題の全体像を考える場合、胡錦涛国家主席が提唱した「和偕社会の建設」が
環境解決問題点のなかに閉める位置付けは非常に大きな比重を占めるものと思われる。

540:名無しさん@社会人
08/01/04 10:32:29
現代の学者で日本の勤労意識の起源について研究してる人いないん?

541:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/04 12:08:27
面白いことに米国の社会学者のロバート・ベラーが、
ウェーバーの方法論を参考にして「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」をベースに、
「徳川時代の宗教」を研究し、出版し、さらに分かりやすく読みやすい講演

心学開講二百七十周年記念シンポジウム 心学と二十一世紀の日本
URLリンク(nippon.zaidan.info)

を発表しています。

また、戻りますが、「徳川時代の宗教」をベースにした日本の農村の勤労意欲については、
インド人の以下の報告があります。
P.N.Sharma, Social Capability for Development-Learning from Japanese, International Conference on Local and Regional Development in 1980s, UNCRD, 11-16 November 1981
URLリンク(www.virtualref.com)

542:名無しさん@社会人
08/01/04 23:04:57
徳川時代の宗教って評価高いんですか?
自分はあまり腑に落ちなかった記憶が。
日本は集団主義であるという既知のイメージを
くどくどと再確認させられているような。

543:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/04 23:39:22
おっしゃるように、徳川時代の宗教は、鎌倉時代に比べると相当退歩していると思います。

しかし、現在と比べると多少ましという程度ではないでしょうか?

544:名無しさん@社会人
08/01/05 01:12:25
そんなのモノサシ次第でしょ。
少なくとも自分が使ってるモノサシを自覚してない人間が進歩とか退歩とかって
それこそ知的退廃じゃないのか?w

545:名無しさん@社会人
08/01/05 03:13:34
ベラーは丸山に批判されて論を撤回してなかったっけ?

546:名無しさん@社会人
08/01/05 08:21:33
丸山は何と言ってたんですか?
やはり一神教もなく、プロテスタントみたいに個人として神に向かいあうことがない日本に
ヴェーバーを当てはめるのは無理があるんじゃないでしょうか。
予定説なんて多神教やアニミズムの国から見たら共感不可能なぐらい強烈な宗教感情から出てきてるわけでしょう。
なぜ日本人は勤勉か?は
なぜ普段はおとなしくヘタレな日本人が天皇陛下万歳といって諸外国が呆れるほど勇敢に戦ったか?
に通じるものがあると思いますが自分にはこの謎を解く鍵はわかりません。
でも、ある特定の宗教や宗教感情が重要な要素であるとは思えません。

547:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/05 13:11:40
> 丸山は何と言ってたんですか?

丸山が言ったこととベラーの自己批判と似はズレがあるので説明困難です。
岩波文庫版の「ペーパーブック版まえがき」のほとんど全部が丸山批判への弁明です。
買ってもいいし、図書館で借りてもいいし、本屋で立ち読みしても用は済みますから、読んでみてください。

私が一番重要だと考えるのは岩波文庫版のp.26の以下の部分です。

“本書の最大の弱点は、日本と特に関係があるのではなく、私の拠っている近代化理論のもつ
弱点とかかわっている。つまり、私の見落としたのは、富と権力の限りない蓄積からは
良い社会が招来しないどころか、むしろ発展し得るどの社会にも必要な諸条件が否定されがちな
ことである。私は、目的と手段とを取り違える過ち、すなわち、手段を目的にしてしまう
過ちを犯してしまった。”

もう一度、お勧めします。まえがきだけでもお読み下さい。

548:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/05 13:12:28
> 丸山は何と言ってたんですか?

丸山が言ったこととベラーの自己批判とにはズレがあるので説明困難です。
岩波文庫版の「ペーパーブック版まえがき」のほとんど全部が丸山批判への弁明です。
買ってもいいし、図書館で借りてもいいし、本屋で立ち読みしても用は済みますから、読んでみてください。

私が一番重要だと考えるのは岩波文庫版のp.26の以下の部分です。

“本書の最大の弱点は、日本と特に関係があるのではなく、私の拠っている近代化理論のもつ
弱点とかかわっている。つまり、私の見落としたのは、富と権力の限りない蓄積からは
良い社会が招来しないどころか、むしろ発展し得るどの社会にも必要な諸条件が否定されがちな
ことである。私は、目的と手段とを取り違える過ち、すなわち、手段を目的にしてしまう
過ちを犯してしまった。”

もう一度、お勧めします。まえがきだけでもお読み下さい。

549:中葉 ◆22bKXenR5Q
08/01/05 13:14:30
すみません。ミスを直そうとして二度書きしてしまいました。

550:名無しさん@社会人
08/01/11 18:54:14
age

551:名無しさん@社会人
08/01/12 09:14:25
羽生先生の新書、馬糞のような書物で、とても読めなかったです。

552:sage
08/01/12 12:29:12
前提能力が欠けていると、シュークリームを馬糞と見間違えることが
あるかも知れない
「あ、馬糞だ」と口に出してしまうのは“どうして馬糞なんかがショー
ケース内に陳列されているのか? という単純素朴な疑問を抱く能力が
欠けているからかも知れない

553:名無しさん@社会人
08/01/12 12:48:40
その通りです。教えられました。羽生人間はひとにされたことを、やがてするわけだ。偉くなったものである。


554:Z
08/01/12 18:52:03
今野元氏の『マックスヴェーバー~ある西欧派ドイツ・ナショナリストの生涯』
を読んでいます。今、最終章。‘政治’を切り口に、ヴェーバーの
政治(理論と現実)と人生を重ねて論じた、ユニークな伝記~彼の政治論発展史です。

ヴェーバーは価値判断を否定したのではなく、価値判断と没価値性を明確に区別したのです。

 例えば、本居宣長は「学問に秘伝なし」と言っています。一方、彼は医師でした。
頭痛の薬や、下痢の薬などを考案しています。それらは、ハッキリと‘当家の秘伝’の薬と言っています。
学問・理論には秘伝はなく、技術(テクノロジー)は秘伝と言います。
江戸時代には‘特許制度’が無かった。

おいおい『マックスヴェーバー』の内容を説明していきます。

555:Z
08/01/12 18:56:03
今野元氏のヴェーバー伝は、政治を切り口にしたからこそ書けたのであって、
宗教社会学や経済・法学では無理でしょう。

556:名無しさん@社会人
08/01/12 19:01:48
羽入vsヴェーバー
スレリンク(philo板)l50


557:Z
08/01/12 19:33:42
↑谷沢永一なんて、本当にMヴェーバーを知っているのか?
そんな対談に意味があるのか?

558:名無しさん@社会人
08/01/12 19:42:12
偉いよ 羽生は 
彼がやってることは
やられたことの
繰り返しに過ぎない
凄い人です
学問の詐欺というけれど
羽生にも研究者として 
決定的にかけている資質がある
羽生が知っているかどうか
こころもとないけれど


559:sage
08/01/12 20:51:56
>>557
対談をチェックした上での発言でしょうかな?

谷沢風に言えば、“谷沢なら対談での発言などはヴェーバーを読んでなくても
出来る”わけだが、もちろん、谷沢はヴェーバーを読み込んでいます。

というくらいのことは、対談を一読すれば理解出来ると思われるので、つまり
zさんはくだんの対談をチェックしないまま発言していらっしゃる・・・?

560:名無しさん@社会人
08/01/12 22:01:35
>>559
自作自演として報告しました。

561:Z
08/01/12 23:15:10
勿論、羽入氏は「和辻哲郎賞」を貰っているし、ドイツ語については
ソン所そこらのヴェーバリアンと比較にならないほど堪能な方です。

ただ、論理思考にフィクションを混ぜすぎだ。
(価値判断をこっそり忍ばしているのではないが…)

562:名無しさん@社会人
08/01/13 08:34:32
要するに、ゲスの墓暴きだよ。羽生のやってることは。

563:sage
08/01/14 12:49:09
 新書は、ヴェーバーの『倫理』の執筆動機及び以降の職業人生についての
羽入式「説明」ですね。推測が入っていてもそれは当然。

批判したかったら、とりあえず、
①内的な整合性は貫徹されているか
②外部に反証材料があるか
というあたりをまず考えてみるべきではないでしょうか。

①、②に関する作業の結果、欠陥が見いだされ、その原因を追求してみたら
「価値判断」が“忍ば”されていたからだ、ということが論証されれば、
「新書の失敗は価値判断が忍んでいたから」と批判することが出来ます。

著者の執筆動機とは無関係に『倫理』も『新書』も読むことが出来ますし、
批判も可能ですからね。
価値判断の有無によって主張の正否を判断することは出来ないことは言う
までも無し。

564:Z
08/01/14 14:00:18
>>563
sageさんのように、
“価値判断の有無によって主張の正否を判断することは出来ないことは言う
までも無し。”
と言ってしまえば、何事も批判は出来ないでしょう。
また①について、価値判断を忍ばせて‘内的な整合性を貫徹’すれば、どうなるか?
②についても見解の相違とみれば、批判は出来ない。

ヴェーバーは、反論に対しては再反論するが、
卑劣は反論に対しては、「決闘」を申し込んだ例があります。
(マリアンネの『Ein Lebens Bild』より)
もしヴェーバーが生きていたら、羽入氏に決闘を申し込んだでしょう。















565:sage
08/01/14 16:57:55
Zさん、「価値判断を禁じている主張の内容はすべて正しい」とお考え
ですか?
「価値判断を禁じている主張でも、主張の内容によって正しいものと
正しくないものがある」とは考えられませんか?

もし、とするならば、「価値中立の維持は当該主張の正当性の根拠には
ならない」ことになるわけですが。

566:Z
08/01/15 00:23:37
>>565 sage さんえ
価値判断と論理正合性とは別問題です。
没価値性だから正しいとは言えません。

ヴェーバー『社会学・経済学の「価値自由」の意味』で、
価値判断とそうでないものとを、はっきり区別せよ、とヴェーバーは言っている
のです。
政治評論では、ヴェーバーは価値判断を堂々としています。当然のことです。
今野元『ヴェーバー伝』では、そのものです。
羽入氏の論説で問題なのは、価値判断でなく、フィクションです。
羽入氏『マックスヴェーバーの哀しみ』は価値判断でなく、
‘オイディプス伝説’にヴェーバーを強引に押し込めた点です。
だから、「小説~ヴェーバー伝」になってしまった。
小説ならそれでよいでしょう。それを史実とはみなさない。

あたかも『仮名手本「忠臣蔵」』は、赤穂浪士の史実でないのと同じです。


567:名無しさん@社会人
08/01/18 12:22:16
プロテスタンティズムの倫理が資本主義の精神を生んだというのはもはや定説で
それに対する決定的な反論や対論は現代では存在しないのですか?

568:名無しさん@社会人
08/01/18 12:30:05
対論としてはマルクスの唯物論ないしマルクス主義の唯物史観かな?

569:名無しさん@社会人
08/01/18 14:19:02
資本主義があって、その対処法みたいなものにプロ倫、
個人的には、ものあり様は、唯物論を支持してる。


キリスト教の汝の隣人を~は、上記では、否定だが。

資本主義に対する枠組みをプロ倫に規定し、
資本となすものは個人の所有に帰すと唯物論を考え、
資本主義であり唯物論。
資本主義の投資が、上の考えの唯物論とソゴ。

570:名無しさん@社会人
08/01/18 15:12:20
けっきょく因果律的に、心か物か、自我か環境かの、どっちが先か後かみたいな話になっちゃうね。
昨今の構造主義的マルクス主義はその両方を止揚しようって試みなんだろうけど。

571:名無しさん@社会人
08/01/19 00:07:09
>>570
> 昨今の構造主義的マルクス主義

よかったら、概要と代表的な論者を教えて。

572:名無しさん@社会人
08/01/19 23:08:44
流れ切って質問で悪いのですが
ヴェーバーは名望家をどのようなものとして認識していたのですか?

573:Z
08/01/20 01:41:45
>>568さんえ
マルクスは『資本論』第一巻・第一章・第四節:商品の秘密とその物神性で、
ヴェーバーより半世紀も前に
“資本家的生産に最も適した宗教は、抽象的人間を神とあがめるキリスト教、
中んずく、中小商工業者の信じるプロテスタント及び理神論である…”と言っている。
この第四節は、『資本論』で一番有名。哲学者はここだけ読む。
もっとも、マルクスはその理由は述べていない。
ヴェーバーがそれを知らなかったはずはない。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch