08/12/06 12:41:42
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腐女子は「決して自分を裏切らない相手」を求める。
浮気なんか絶対しなくて、自分だけ見てくれる一途な相手。
男と恋愛やセックスを楽しみたい、しかし
リアルの男や恋愛やセックスには邪魔なものがつきまとう。
そこで、BL内での「恋愛の主体」を男にして、
「自分にとって不都合なもの」をいっさいがっさい取り除く。
レイプや痴漢で陵辱される役を
「女じゃない者」に丸投げして、「対岸の火事」にして、
見たい・されたいというおのれの密かな欲求を満たす。
同時に「オーソドックスな女の幸せ」も満たしたいので、
「妊娠・出産する男」という超不自然な現象が起きる。
こうして自分は蚊帳の外にいることで
自分自身の貞操も守ることができる上に
自分にとって不安の種である他の女の影を感じさせず、
受けに自己投影する自分自身の欲望からも目をそらせられる。
そして純粋な愛情だけが存在する「永遠の二人」を見出す。
でもその「絶対の二人」とやらは自分が決めた組合せじゃないとダメ。
要するにBLとは、
「現実における邪魔な要素」をすべて取り除いた
「腐女子の理想の恋愛」を描いたもの。
BLが部外者がら「腐女子のオナニー」とされるゆえんである。