【なぜ】サディズム・マゾヒズムの心理)2at PSYCHO
【なぜ】サディズム・マゾヒズムの心理)2 - 暇つぶし2ch675:咀嚼途上者
06/12/16 14:52:13
>>670 「マゾヒズム的境界例」とはどういうものを指すのだろう。
たとえば、摂食障害を、自分の肉体・生理への虐待としてとらえる
というようなことだろうか。

676:心理学初心者
06/12/16 22:42:24
大体そんな感じである。境界例者が他の疾患と併発しているということが
少なくない。うつ病や摂食障害、依存症(薬物含む)などがあげられる。
マゾヒズムは「服従」ではあるが、自分自身に対する復讐でもある。
強い劣等感が怒りに転化されて自己を傷つける(仮の自己受容)。
サディズムは「復讐」であり、自分自身と周囲に対する復讐である。

サディズムとマゾヒズムは表裏一体のものである。だから自殺と殺人(
殺人者精神病)には因果関係があると考えられる。


677:心理学初心者
06/12/16 22:59:01
●●

心的世界は主に3つあると考えてよいでしょう。
一次元を現実、二次元を空想、三次元を妄想としましょう。

 かつて人類は、宇宙は完全なものであると考えられていました。そのため
にガリレオがクレーターを発見したときには都合のよい解釈によって事実は
曲げられてしまいました。つまりガリレオ以外に人々は三次元の世界にいた
のです。妄想的社会の中にいたのです。
 人間は不完全であるし、自然でさえも不完全なものである。不完全だから
人間は何かを求めようとする。それが宗教思想だったり恋人だったりする。
人間の心が二次元や三次元の世界に侵入してしまうのは、防衛機制があるた
めであるといえばそれまでである。
 

678:心理学初心者
06/12/16 23:18:49
学校の窓ガラスを金属バットで叩き割る。するとそこらじゅうに無数のガラ
スの破片が飛散っている。バラバラになったガラスの破片を見ると、まるで
人間一人一人の姿のように見えた。そしてその一つ一つを拾って集めていく
とある形になった。それが人間がひざまずいている姿だった。

 日本人はマゾヒスト。国家という権威に対して服従しまくってる。
服従から卒業して自由を手に入れる。しかしまた服従がやってくる。
人間の歴史は復讐の歴史である。

679:咀嚼途上者
06/12/17 08:36:15
時間性を空間性と錯覚してはいけない。

裏表ではなく、連続性があるのだ。
なんらかの理由(常に複数)で自殺したいと思っている者が
それを実行できずにいて、
死刑によって他者に殺してもらうために、殺人を犯すとすれば、
自己否定が裏返ったのではなく、
自己否定感情によって、他者の生存も重要と感じない感性が、
「関係性」に向かったと考えた方がよい。

そこには、変転の契機がある。
そして「順番」というものがある。
どちらが先か。 言い換えれば、どちらが本質的なのか。

まだ、うまくそこに理路を導き出すことができないでいるが、
どうやら、マゾヒズムを本質(順番として先)と考えるものが、
空間的な表裏ととらえたがる傾向があるようだ。

これは、これでまた面白い疑問だ。
フロイトが、サディズムを先として、第2次マゾヒズム
後年、マゾヒズムを本質と考えて、第1次マゾヒズムとした。
順序は、それほど、ことの理解にとって重要だ、ということなのだ。

680:咀嚼途上者
06/12/17 09:01:35
もうひとつ、「対置」させておきたくなった。

個の領域   個と個の関係の領域  共有(共同性)の領域 

フロイトは「関係の領域」である性(家族・父母)の重要性を
思想の世界に強くうち立てた。 
そして、超自我を、共同性の領域が、性(父母)を通じて、
個の領域に侵入することを、発見した。

脱性化した心理学は、
性(個と個と関係の領域)
内なる共同性領域(超自我)を外に追い出し、
社会(共同性)の中に性(個と個の領域)をかってに埋め込んでしまい
個の領域だけを、孤立させて社会性と対峙させる理解の仕方を
とるようになってしまった。
そのため、性の問題をうまくあつかうことができないでいる。
というのが俺の見方だ。

681:心理学初心者
06/12/17 09:15:28
皆が幸せを求めている。つまりは、自由になりたいんだ。

682:没個性化されたレス↓
06/12/17 10:07:13
 ●自殺と殺人●

 殺人をサディズム、マゾヒズムを自殺として考えてみよう。どちらにし
ても自己感情がマイナスであるということに変わりはない。日本で起きる
殺人などの凶悪犯罪は加害者と被害者との間に何らかの関係(親、兄弟、
友人、上司、恋人etc)があることがほとんどである。
 自殺願望や自殺念慮を持ちながら犯罪を犯す場合がある。このような人
を私は犯罪者神経症と呼んでいる(福島章の「殺人者精神病」という言葉
は適さないとの考えから犯罪者神経症と呼ぶことにする)。
 服従というマゾヒズムは自己への復讐であるから自傷や自殺へと結びつく。
復讐というサディズムは自己、他者両方に対しての復讐であるから傷害や
殺人だけでなく、自傷や自殺とも結びつく。だから一般的にはマゾヒズム
よりもサディズムのほうが「治療」するには苦労するだろうということが
わかる。攻撃性が自分自身に向いている人と、自分と他者に向いている人
とでは後者のほうが治療や矯正していく場合に困難が生じやすいだろう。

 犯罪者も自殺者も自己執着が認められる。どちらにしても、最初には
マゾヒズムが存在する。それが前提条件にあって、そこから復讐へと
向かうか服従へと向かうかである。

683:心理学初心者
06/12/17 10:44:40
●少年非行とは親に対する復讐である●

 コンクリート詰め殺人の主犯Aのような「少年A」タイプもいる(行動化
性格者)し、酒鬼薔薇のような「少年A」タイプもいる(神経症性格者)。
どちらにしても自己不快感情を持っている。また、自己感情を言語化する
能力が乏しいことが多い。行動化性格者は「悪」をアイデンティティとする。
だからその世界で少年院から出所すると箔がつくとか言われるのはそのため
である。こういったタイプが薬物の使用が認められるのも反社会的であるが
ゆえであるし、自己不全感を解消したり快楽を得るために使用する。
犯罪は自己破壊行為である。それをわかった上で(意識しているかどうかは
別だが)薬物の使用や売買などする。そういった類の人々がヤミ金とか振り
込め詐欺とかするようになる(だから暴力団らと関係がある)。
 一見はサディズムだが、自己に対してサディズムでもあるからマゾヒズム
とも関係している。そしてそのサディズムを生むのは重要な人物との関係が
非常に大きいものになる。自己破壊願望は彼らの意識上には見られないが、
彼らの非行によって自己破壊願望が存在することが明らかである。それは
そのような感情を抑圧しているからである。

 酒鬼薔薇のようなタイプは自己破壊願望や自殺願望を意識している。
神経症的なので普段は大人しくて自己開示するということは滅多にない。
神経症性格タイプの犯罪はいきなり型と進行型に分かれるが、酒鬼薔薇
は進行型であった。
 殺人者神経症であることが多い。一般的に言われる悪事は悪いことである
とわかっているが、行為化せざるを得なかった人たちである。

684:心理学のプロ
06/12/17 11:27:01
本来の自分を憎んだものは、それと同時に他人の本来の自分をも
憎んでいることを知らない

なんにでも優越しようとしてしまう

685:心理学のプロ
06/12/17 11:31:08
そうなると、分裂した自分を維持するために相手に道徳だとか
正義だとかおまえのためだとか、言うことになる

この分裂だとか、統合失調症について、話したい

686:心理学のプロ
06/12/17 11:42:05
●旧分裂病 統合失調症の本質●

分裂病患者は、何が分裂しているのか?
そして、統合失調症に名前が変わったが統合失調症とは
何の統合が失調なのか?

対立物の結合が、自己実現だとユングは言った。
対立するものが結合できないのが、旧分裂病、統合失調症の本質。

優越感と劣等感というものの結合をすることにより、自己実現できる
自己実現とは、自分になれるということ。

ユングの生まれた時代には、さまざまな強制があった。厳しい宗教の存在など。
事実を探る一部の人を困らせた。

問題はどうして、優越感と劣等感に分裂してしまったのかということになる
それは権力による。権力者を無条件に疑わず、従わなければならなかった。
そういう文化は今も少しある。だが権力という枠組みはあまりにも
そこが浅く、範囲がせまい間違った考え方。人はみな変わらない。
人は違うといっても、自分がそうなりえた可能性がある違いしかない。

権威者に服従することにより、自分も権力構造の中に入る
そこでは、権力が重視される。優劣を示さなければならなくなる。

自分に価値がないと思うことは、同時に価値のある自分が作られる
それは表面上に過ぎない権力の獲得である。

自分に価値がない、外側から何か獲得していないと。
浅い考えではないのだろうか。これが劣等感の正体である



687:心理学のプロ
06/12/17 11:48:55
自己憎悪とは、異常な権力構造から逃れることを拒否していることになる
だからこそ、自己憎悪=服従となる

この権力構造からはみ出ている人が、幸福になると必死に否定する
憎む。

自己実現=自分になる とは 権力と人間性の結合


688:心理学のプロ
06/12/17 12:04:42
●自由の定義●

自由の定義とは、物事をあるがままに見てもいいということだと思う
それを拒否するのがフロムの言う、自由からの逃走だと思う

他人の性格を勝手に決めて、それと違ったときショックではないだろうか
どうして、人をあるがままに見れないのか
それは、自分があるがままではないから
どうしても、何かを決め付けなければ、自分が精神的に安定できない、
不安を回避したいということ。深層には、やはり服従が横たわっていると
思われる。人間最初の葛藤がこの内部志向性と外部志向性といわれている。
そこで、外部志向性とはもちろん、服従と支配の権力構造なのだが
それは、時代の役割をひそかに終わろうとしている。それにしがみつくことが
原因はともかく、結果としてしがみつくことをしている人たちが
自由から逃走しているといわれている


689:心理学のプロ
06/12/17 12:09:30
その人が必要だったと思うとき
単にだめな自分をなんとか、みつくろえる ということはないだろうか?

690:えす
06/12/17 14:33:40
なんか最近、行き過ぎとまでは言わないけど…俺的に少し論点がズレてきてる気がする。
過程をスッ飛ばして良いのかな?
行き着く先はここなのか?
SMも確かに超個人的なモノだけど、相手がいない時点でそれはSMじゃあないと思う。
それはただのサディズム、ないしはマゾヒズムでは?
俺は、一人のサディストと一人のマゾヒストが重なり、反応した時に生まれる『何か』が知りたい。
俺じゃあ一人一人のパターンなんて、育ってきた環境も何もかもが違うのに、型にはめて理解なんてできないから。
そこに救いなんて無いと、プロ氏に言われちゃうかな~
SMって…なんだ!?

691:咀嚼途上者
06/12/17 15:18:57
発生(素質の形成)→目覚め→実践(あるいは性的幻想の定着・固定)→反復→エスカレート→出口(?)

これにそれぞれの段階 胎・乳・幼・少・反抗期・青年期・大人期が対応する。
そして、それぞれの段階に応じた考察・洞察をしている。
すくなくとも俺はね。w  

共同性の問題は、権力の問題(支配・被支配 あるいは主と従)として、
個人間にも擬制的に再現される、というのがSMを個人でなく、
社会構造との比較で見た場合の俺の仮説だ。
そして実際に、
相手の意志を無視しても成り立つ「飼い(買い)」を成す階層(グループ)もある。
さらにそれを小規模に組織化しようとするGor(ゴル)という思想もある。
必ずしも、市民的なSMだけをサディズム・マゾヒズムの問題として限定的に
考察するだけではない。そのあたりはそれぞれの参加者の自由でいいと思っている。

俺の見るところ、すでに言ったように
心理学は性に関して精神分析より、対応力が弱い。
つまり、掘り下げが一定以上できないように見える。
しかし、アドラーの「権力への意志」説でもSMは説明できるはずなのだ。
あるいは、そういう視点もありうる、という提示はできるだろう。
それは、そういう論者があらわれるのを待つしかない。

もちろんいつものように、俺が中途半端な知見でそれをやるかもしれないw
ただし、それは、あくまでもそういう見方もありうる、という提示の意味を超えないが。

ま、俺的にはいすに座って咀嚼に勤めてる状態から
多少気分を変えるために
慣れた政治性の話につきあって、背筋をいっぺん伸ばしてみただけにすぎない。
個領域をそのままいくら伸ばしても、共同性に直接いきつくことはない。
そのへんは、心理学から伸ばしていっても無理なのは見えてるが、
それも、またよし。だ。   自由に想いや考えを語ることが一番だ。

692:咀嚼途上者
06/12/17 15:24:34
Sは相手の反応がなければ、成立しない。
つまり、「関係性」がなければ成立しない。

Mは、自己沈潜(ナルシズム)に向かって、
関係を「受け止める」側になる。

Sは対象との関係を求める。
対象の反応を見ることによって喜びを得る。
自身の肉体的快感は二次的なものだ。

Mは、与えられた関係の中で、自己に沈潜する。
行き着くところは自身の肉感と幻想領域での陶酔だ。

ここでも、SとMは方向が違うことがはっきりわかる。
SとMはすれ違っている。

693:咀嚼途上者
06/12/17 15:27:51
性的SMは、いうなれば、
サディズム・マゾヒズムの一時的な解放を
快感という形で発散させる。
快感は、肉体ではなく脳で感じる。
痛みと同様に。

痛みは、自我や自己や超自我を吹き払うための手段だ。

694:咀嚼途上者
06/12/17 15:39:31
なぜ、そのようなことを求めるのか、
あるいは、求めるようになったのか。
それが、発生論としての母子関係だ。

ここでも、時間軸が大事だ。
動機としての復讐は、実践過程の中で、
復讐対象であるべき相手が、
今度は、自分の復讐をどこまで受け入れるか、
という事にポイントが移動していく。
このことは、最近メルをやりとりしているS&M女性の
メルを読んでハッとして、考え込んだところだった。

「Sも母を求めている気がする。
これだけしてもついてきてくれるのか、ここまでしても自分を見捨てないのか、
試しているような節も感じられます。
奴隷を抱きしめながら、抱きしめ返されているような。そんな感じがする。
その衝動が母への不服や不満から来ているかどうかは私には解りませんが」
(スレへ掲載許可は得ている)

復讐の対象であるM女性の中に、
現実で得られなかった受け入れを求めている、ということだ。
動機としての復讐だけではなく、
復讐の解消をも求めて(性的SMが行われる)という解釈は
俺にとっては新鮮だった。

695:心理学初心者
06/12/17 18:52:38
性的快楽は人類共通のものだろう。性的不能は病気となる。
性的なものに結びつけば性的サディズムとか性的マゾヒズムという具合に
なるだろう。復讐心がどこへ向かうのか。自分自身、恋人、友人、親、教師、
上司、部下、先輩、後輩、不特定多数の人に攻撃が向けられるだろう。
マゾヒズムもサディズムも自己憎悪から来る自己執着と同居している。
サディズム・マゾヒズムの差は自己憎悪と他者憎悪がどの程度の割合である
かである(精神的に不安定な人は性的関係において交替する)。自己憎悪
のほうが強ければ、自分自身に向かうし、他者憎悪のほうが強ければ他人
に攻撃性が向けられる。性役割においてサディスト・マゾヒスト両方の
役割ができるということはそれだけ精神的に不安定であることを意味する。
「いい子」でありたいために、その場その場で人格を作り上げるような人
です。だから自分というものがない。

 サディズムは自己感情の行動化である。「わかって欲しい」気持ちから
サディスティックな行動を取る。アドラーは、「子供が悪事をして親の関心
を自分に向けさせる心理」を指摘したが、サディスティックな行動にはその
ような背景が見えることもある。非行というのは精神病理学的に見ると、
重症の範囲に入る。単に精神病理学的な問題を持っていて、さらに
犯罪病理学的な問題(すなわち行動化)を持っている人を矯正していくこと
は非常に困難である。


 
 

696:心理学初心者
06/12/17 19:10:37
劣等感から自己憎悪が生まれる。自分なんか生まれてこなければ良かった
みたいな感じである。そういった感情を受け入れてくれない、話をする
こともできない、社会や親に対して怒りを覚えてサディズムを覚えていく。
それが自分自身に向かったり、他者に向かったり当然個人差がある。


697:咀嚼途上者
06/12/18 13:50:36
近代以後の権力の戦術のひとつは、視ること、
すなわち「監視」だ。
現象学は、本質への洞察を時間軸で解明することを放棄し、
とにかく現在の表面を視ることに、戦略変更した。
それがそのまま心理学にもつながっている。
そして、思想・哲学は、常に権力に影響する。

Sという疑似権力もまた、その戦術をとり、
視ることによる支配を行う。

己を視られることは、被支配の欲望となる。

親の支配はどうか。
放置と過保護とプロ氏は言った。
放置は、視られる事への欲求を昂め、
過保護は、視られる事への嫌悪を昂めるのか。

698:心理学のプロ
06/12/19 05:32:44
結局、過保護も過干渉も放置も
子供を見ておらず、自分の葛藤だけで精一杯だと言えます
そこで本来自己実現の努力をすべきところなんですが
それが、死ぬほど苦手なんですね、そういう人は。
だから、相手のため・・・と言ってしまう
社会的責任の取れる人が自己責任は取れないということがよくあると
思います。物事をあるがままに見れないのは、分裂による憎しみのため

相手のためと言いますが、相手のためにできることも多くあります
しかし、人間は、結局自分との付き合いが他人にも延長される
経済的利益 精神的利益 身体的利益 の取り方は別

699:心理学のプロ
06/12/19 05:42:04
分裂した状態を維持するには、優劣をつけること
分裂した状態を統合するには、人間性を取り戻すこと

この最初の葛藤に折り合いをつけることが、非常に重要

人間性を取り戻さなければ、他人の人間性もわからない
楽しめない。趣味がない。好きなものがない。となる。

優劣を目指さなければ、劣等として扱われる
金がない状態が多い。

700:咀嚼途上者
06/12/19 11:32:12
>698 すこし観点が違う。
>697は 過干渉・放置「する側」ではなく、
「される側」が受ける精神状態について書いた。
放置によって受ける子供の心理と
過干渉によって受ける子供の心理は、
「一次的」には異なってくるはずだ。
適正な関係、という概念をもちこんで初めて
それらは共に子供をゆがめる、という単一的な視点になる。
放置・過干渉 それ自体を眺めれば、
影響の仕方はそれぞれ異なる色合いがあるはずだ。
それが、サディズムとマゾヒズムを分岐させる、という視点がなければ
のっぺらぼうな自己否定しか見えてこない。


701:咀嚼途上者
06/12/19 11:36:59
(1)他者の視線を、己の視線と同化させて、おのれを見る。
(当然そんなことはできないから、それらは幻想性の中にある)
(2)己の視線を強要する。つまり相手に(1)を求める。
これらは、裏表ではない、時間的経緯の後先になる。
(2)は(1)がなければ成立しないからだ。


702:咀嚼途上者
06/12/19 11:41:43
異は唱えているが別に議論をふっかけているわけでも、
立場的対立を求めているわけでもない。
単に対置しているだけだ。 
プロ氏はそのへんは心得ている、と勝手に思っている。
(ただ、他の者に誤解されたくないので付け加えておく)

703:咀嚼途上者
06/12/25 21:44:47
脳幹~大脳辺縁系  欲と情動
大脳新皮質      理性・分析・解釈・想像 つまり言葉。

言葉を覚えなかったアベロンの野生児(狼に育てられた)は
人間的な性欲を発動することなく死んだそうだ。 

704:咀嚼途上者
06/12/26 17:47:00
以前 うつについてのナクトの解釈を図示した。
S  攻撃→他者   M  攻撃→他者       うつ 攻撃→自己
                       自己

うつにしろ分裂(統合失調)にしろ病態としては
他者のとりつくシマがないという印象を受ける。
他者との関係性が内部で希薄(喪失)になっていたり、
妄想に置き換えられていたりするからだろう。
これは、自分の内部の他者の場所「超自我」の中の他者性が
すべて自分に置き換えられてしまった状態とも理解できそうな気がする。
したがって自己完結した内部世界ができあがり、とりつくシマがなくなる。

これは超自我発達の時期(エディプス期)が大脳新皮質の発達時期と
パラレルな状態にあることと関係している気がする。

Mもまた最終的には自己を責めるのであるが、
間に他者が介在する(妄想においても)ため関係性は残されている。
自虐(ナルチシズム)になると、この関係性が減少する。
したがってナルシズムはMより鬱に構造的には近い、といってみるテストが成り立つ。

Sは他者との関係性の中でしか成立しない。
攻撃性は基本的には自己防衛であり、したがって
自己でない外部(他者)が認識されなければ意味をなさないからだ。

705:心理学のプロ
06/12/29 15:55:41
土台のないところに家はたたない
土台のないところに家をたてても、どうしようもないとは誰でもわかる
いずれ崩れるのは誰でもわかる

自信が本当にある人は、その対象に対して誠実に興味をもてた結果といえる
自信が本当にある人にとっては、自信がない状態 自信が余計にある状態
というのは、少ないと思われる。

706:心理学初心者
06/12/31 09:44:23
欲求不満に対する補償行為である。

707:咀嚼途上者
07/01/10 20:50:22
test

708:咀嚼途上者
07/01/10 21:03:17
失礼。 専プラの不調か Dat落ち表示されたのでテストした。
考えは進行している。 まだ、まとまりがつかないだけだ。 
万が一dat落ちすれば、必ず3を立てる。  以上w  


709:没個性化されたレス↓
07/01/10 21:47:07
     ... ,             _,,,::r''^`ヽ、     
    ,i'             _,,ニ-ー'"s   ,べヽ.へ.   
   ,i'          ,、,r''"  _,,ィ   i ト、`.り ,人ヽ   
  ,i'           ,,r<ゝ`''ー''"  /,l ,!,!ss゙lリ,ィ'^ヾi゙  
  ,i'       _,,-'' s`sー-_,,,ンン,ノ/レ'   |  ゙lい   
  ,i' 、,,, ,,,,ニ-;フ' zニ彡 ,,ノ`ーラ-=フン'ノ     |   ゙リ   
   !〃,ィ,;ツ'' -ニZ彡ン 三三ミ`ー        ..|, 、、s/   
  彳〃;;  ,;ッ''「T7"~ ''"f'}}}l;i`'':    ,r;'ニミトゝヾsッ'   
  .|:::...;i' ィ'"  | l!'   'ー`='      i .i'}}}゙)ゞ,i'ss;"   
   |::::;! i':| ss!ヽ{             l `ー´‐' ,i's,リ
   l,:::|;;|;;i゙!、`ヽ`:、         _.゙    ,l〃ノ    
   ゙いs::|:|;l`:、_,r、         `ー '゙ .  |_リ'
    `ヽ! ゙い,::!| `、      `く===ア  /
      siiい:゙|  ヽ、     `二´   /   心狸ガクトってオバカさん
      i ハsノ  .| `ー,,_        /     がそろっているのね
           | 、  ゙''ー、_   ,,..'"
          /  ゙i.  ,- `''''"|
        /.へ\    `'i'´ ...|へ____
       /__,..‐-\\ハ    ''/-‐....,,..\_
     /-- ̄ヽヽヽ\\   ~ヽ / /// \
    /     ヽヽヽ \\   ヽ/  /// . \
  //        ヽヽヽ\\  .


710:咀嚼途上者
07/01/10 22:29:39
ふむ。 わざわざ上位のスレにそれぞれ違ったAAでマルチごくろうなこったw

711:通りすがり
07/01/11 07:26:21
自分がSかMかわかる方法ってありますか?

712:咀嚼途上者
07/01/12 13:19:19
「SM診断」でググれば種々のサイトがある。
それぞれに並んでいる質問項目を見ていると、
それぞれのサイトマスターのSM観が伺えて興味深い。

713:咀嚼途上者
07/01/12 13:35:44
(断片)

対他関係というものを、個の内部から見れば、
他者の心像が内部に形成されることを意味する。

この心像に対してのサディスティックなファンターが
S行為へのSのモチーフとなる。
具体的な行為の場面では、心像は
物理的な他者へ与える物理的な行為と
物理的な他者から受ける具体的な行為となる。

ここで たとえば命令 および 命令実行といった
直接物理的に肉体が関与する前段階でも、
個の内部にある心像は、具体的な他者からの具体的な命令という形で
「関係」による変容を蒙る。 

痛みは個体のイマージュの内部時間を一時的に切断する具体的な関与である。
Sはしかし、この時にもあくまで相手の心像への内部時間は切断されず継続されている。
ここが決定的にMと違う。   

714:咀嚼途上者
07/01/12 13:46:19
(断片1-2)
フェチシズムは他者の心像がより内部化して奥へ潜りこみ
具体的なモノが他者の心像の代理となる。
他者が存在せず、したがって間主観性も生じないため
自己完結した心像の継続が内部で持続し続ける。


(断片2)
Sを「攻撃欲求」として考えるよりは「支配欲求」として考える方が、
より包括的だろう。
あるいは攻撃も「フィクションとしての攻撃」として考えた方が。

715:咀嚼途上者
07/01/12 14:34:11
(断片2ー2)
支配欲求は ひとつは自己の自由(恣意性)の現実的な拡大
もうひとつは えす氏がいっていたように 「特別な存在になりたい」ということ。
このふたつはイコールではないが、サディズムの内部で繋がっている。


(断片2ー3)
攻撃ということになれば扁桃体といった大脳辺縁系(動物脳)だが
支配といことになれば大脳新皮質の部分になる。
それぞれを支配しているのは別のホルモン系だが、
相互を結びつけるホルモン系も存在する。

716:初心者
07/01/14 10:52:14
私達は物質的には、衣食住が必要ですが、精神的にはかなり多くのものが
必要だと思います。

 男の子として生まれた場合、女の子として生まれた場合とでは受ける影響
が基本的に違います。男の子でも女の子でも母親と一緒にいる機会は多く、
父親と一緒に居る機会は母親と比べれば一般的には少ないはずです。
男性が現実主義だといわれるのは、異性である母親と接する機会が多く、
母子関係が発達しやすいため、現実を見つめるやすいのではないでしょうか。
女性が理想主義といわれるのは、異性である父親と接する機会が少なく、
父子関係が発達していないために、どうしてもナルシズム解釈しやすい脳
ができてしまうのではないか。
 そこに女性が精神疾患にかかりやすい理由が一つあると思った。
現実を否認してナルシズム解釈により性倒錯など生まれるのではと思った。


717:初心者
07/01/14 11:02:11
とにかく安心感が必要なのです。安全欲求や承認欲求が満たされると自我欲求
から自己実現へと課題を克服していくものです。
安全欲求が満たされないということは足が地についていない状態であり、その
苦痛から逃れるための手段としてSとM(及び性倒錯全般)がある。
安全欲求が満たされないという現実を否認して、あるいは劣等感のある自分
や惨めな自分を否認してそれらを性関係の中に求めようとする代償行為であ
る(投影)。SもMも投影同一化している。
 

718:初心者
07/01/14 11:23:19
 私達には二つの自己があり、それを統合することがすなわち自己実現だと
いいます。二つの自己を発達させることができれば良いのですが、本物の
自己と偽りの自己との間に大きな溝があるとその人の精神世界に重大な
影響を及ぼします。本物の自分は幼少の頃のままで、偽りの自己だけが
発達してしまうようなことはよくあります。
そういった人に多いのは、青年期になっても自分がないためにアイデンティティ
が欠如が見られたり、色々なものに物色したり執着したりするようになる。

 二つの自己が解離しているが、本物の自己(抑圧されて無意識層にある)
が自己否定しているためにMになったり自傷ができるわけである。
Sは自己否定と他者否定に対する復讐である。SとMはしばしば表裏一体である。

719:咀嚼途上者
07/01/14 16:53:09
>>716 俺は女=現実主義(サル山的秩序志向) 
       男=理想主義(はぐれ猿的精神主義)
と思っている。
ただ>>716 で使われている現実主義 理想主義は
「男女間の愛に対する態度」を言っているのだろう。

男の子は異性である母親との母子一体の時期があるから
女性というものを具体的に心得ている「はず」だという思いこみがあるようだが
そんなことはない。
むしろ無条件の受け入れ=愛というものを理想化する傾向が育まれやすい。
それが、現実の女性と接したときに裏切られ、
●忿りの感情からSへ 
●母という理想を「女神化」して崇拝するMへ
となるのではないだろうか。

「ナルシズム解釈」ってなんですか?
精神疾患は女性だけではなく男性も多い。
ひとつは時代のせいではないだろうか。


720:咀嚼途上者
07/01/14 17:10:13
>>717
昨日も津波でNHKが大はしゃぎして安全欲求を脅かす過剰報道を繰り返していた。
ほとんど権力の御用報道と化している現在のNHKは(つまり権力は)
つねに大衆の安全欲求への不安をそそりたてることで自分たちの存在意義を強調する。
そのくせ、個々の生理欲求に対しては、それが不満・暴動にならないかのみを心配し
具体的な対応は冷淡だ。
マズローはほんとに心理学か、最近疑わしく思い始めた。
個体の内部の深みではなく、
個々の共通項の浅瀬を便利に分類しただけではないのだろうか。
たしかに使い勝手のいい分類だし、生理欲求から社会的承認にいたる
道筋は、それぞれ脳幹から大脳へと対応してあてはめることができる。
そこでは自己実現は大脳新皮質に根拠をもつ欲求ということになる。
マズローの時代が、「ヒューマニズム」の時代でもあったとこは
念頭にいれておいていいだろう。
(人間という概念は歴史的には最近のものだ、というフーコーの指摘も)

>>718
「偽りの自己」について もっと説明してもらえませんか?

721:M♀
07/01/15 09:45:11
わたしも偽りの自己について知りたいです。

722:咀嚼途上者
07/01/16 04:38:30
(断片3)>>719に関連して。
Sは対象との「関係」において存在する。
したがって自分の内部にあるS的ファンタジーと
具体的な存在である他者との齟齬は「関係」の中で
(1)相手を自分のファンタジー像に近づけるよう操作する。
(2)自分の内部の相手心像を関係の中で修正する。

(1)の要素が強ければ君主型(暴君型)
(2)の要素が強ければ相互型(牧師型)

Mのファンタジーは内側に向けられているから
具体的な他者の心像よりインナーマスターに傾斜する。
説得や教育ではなく契約に傾くのも、
内部のインナーマスターファンタジーに合わなければそこで終了するからだ。
プレイとしてのSM(つまり痛みの快感化を重視するプレイ系)なら
Sを教育することもありうるだろう。
言葉による説得ではなく反応による説得によって。

むろんそれは教育という目的意識ではなく「合わない」という無言の意思表示なのだが、
結果として、関係性のSにとって、ファンタジーの改変を迫られることになる。
これはサディズム的性格やマゾヒズム的性格の話ではなくSMプレイそのものの話だ。
サービスのS 満足のM 
それは 関係の中で心像を修正していくS 内部の心像が固定されているM を表す。
したがってこの心像に対する感じ方 考え方が変われば どんでんがくるという構造だ。

723:咀嚼途上者
07/01/16 04:39:31
偽りの自己とは 仮面のことだろうか。
世間(親)に向けた仮面。

724:えす
07/01/16 13:07:04
>>722
すごく分かりやすいです!!
全く同感…Sは臆病ですからねぇ…

725:咀嚼途上者
07/01/16 21:21:24
>>724 性的場面において常に相手の反応を伺う 
    という意味では たしかにSは「臆病」という言い方をしてもいいのかもしれない。
    そしてMはあんがい頑固だ。 思いこみの固定化が強いから。
    それを崩すのもまたSの愉しみでもあり、同時に苦労であるのかもw

(断片3-2)
Sの超自我 という時、その一見固定化しているように見えるかもしれない「倫理」は
しかし、あくまで対他的なものである。なぜならそれは言葉で構成されているからだ。

対してMは超自我が薄い。
したがって、Mは自我・自己と対他性が直接結合して「宗教的」になりやすい。

726:咀嚼途上者
07/01/16 21:26:51
(断片3=3)
ドゥルーズがそういう意味でいったかどうかは知らないが
Mが転化した「偽S」は、心像を固定化したまま行為だけがS的になることだろう。
その場合、相手心像への修正が放棄されていれば、行為のみが過激になる。

Sが転化した「偽M」はもっとわかりやすい。
相手(自分を支配するもの・自分を攻撃するもの)を関係のなかで 
あくまで具体的な他者として心像修正を行うから、
絶対的な固定化した偶像として相手を尊崇するということにはならない。

727:咀嚼途上者
07/01/16 21:34:49
つまり どSなどと云っている者は 実際には精神的な幼児であるか、
転化したマゾヒズム(偽S)にすぎない。 内部構造としてとらえるとそうなる。

728:咀嚼途上者
07/01/17 00:25:10
○度合いというものは発生に起源がある。
 資質の形成はフロイトを参考(たたき台)とすべきだろう。
 この点において、親の放任・過干渉は、
 たとえば幼児虐待とともに重要な位置をしめるだろう。
 しかし、それだけでは開花しないことを看過すべきではない。
 その時、反抗期のありかたはその不在も含めて、考察を深める余地がある。
 特に反抗期の不在は仮面性を増進させる。
 それはどこをゆがめるのだろうか。自我か自己か無意識か。
○最近 鬱とSMは関係が深い、と思うようになってきた。
 鬱は反抗期の不全と関係ありそうな直感があるがまだはっきりしない。
                                        (メモ)

729:咀嚼途上者
07/01/17 00:25:39
(断片4)
鬱には他者が消える構造がある。
自分と固定された自己心像が、過去を常に反復して現在を彩り、
そのため、現在認識が失せて同時に未来への想起が過去の反復としてしか顕れない。

この「固定」はMのインナーマスターが、かろうじて残している他者性が縮小し
否定的なインナーセルフイメージが肥大するのではないか。

730:(`・ω・´) ◆gxVBOLDINI
07/01/18 00:33:21
インナーマッスルでマスターベーション(`・ω・´)!

731:↑
07/01/20 01:24:52
典型的な 概念障害w

732:(`・ω・´) ◆gxVBOLDINI
07/01/20 09:26:14
メ欄・・・(`・ω・´)

733:↑
07/01/20 13:56:44
上塗り 

734:咀嚼途上者
07/01/23 07:17:12
フロイトの発達段階に対するとらえ方として
同性愛期(肛門期)までを親との関係と捉え、
フロイトのいう男根期以降を
異性への目覚めととらえる考え方を見かけた。

敷衍してみると、性器期を母親から、
一般女性へ関心が移行する時期として捉えられる。
この移行はもしかすると、年齢的な一時現象としてではなく
つねにそういった場面で内在的に繰り返される反復現象である可能性もある。
つまり、転化はある時期に完成するのではなく、
その度ごとに(あるいは時として)
内在的な葛藤を通過する構造をもっているかもしれないのだ。

その場合、いかに母親から異性を切り離すという無意識の通路を
正常であればすみやかに通過できるはずのものが、
固着が強いと毎回、一種の葛藤をもつ可能性がある。
それを切り離す手段として、固着対象となる親(親代理)に対してはできない攻撃性を
対象異性に行うことで切り離しをする(S)
性的対象としてではなく崇拝対象として性的場面に向かう(M)
といった構造も考えられる。

この視点のメリットは「復讐」に拘る必要がなくなることだ。(むろんそれも含めてだが)

735:咀嚼途上者
07/01/23 07:19:20
この考え方だと、以前メルで聞いた
「相手がどこまで自分の行為を受け入れるか」を計るというSの心理も
母親からの(父親)からの離脱へ向かう行為として理解しうる。

736:咀嚼途上者
07/01/23 07:23:29
具体的な性行動としてのSMでなくても
3才あたり以後の男根期以後であれば、
離脱行為としてのSM素質形成はどこの時期でもよい。
ただ多くの場合、親からの精神的自立(性的自立)を迎える
反抗期にそういったことが顕在化する可能性が高い。というだけになる。
それはいわば、個別分析の領域に属する。

737:記号論者
07/01/27 03:15:29
上記を読み進めてきたが、自己と他者における関係性があいまいゆえに納得しづらい部分が散見される。
ナルシズム、仮面というキーワードがひっかかったのでこちらのサイトを紹介する。
咀嚼氏、プロ氏らの解釈と思考をお待ちしている。
URLリンク(www.nulptyx.com)

738:咀嚼途上者
07/01/27 07:33:32
ふむ。面白い人が登場した。
偶然だが数日前に買った「脳と心の地形図」を昨夜読んでいて
興味を惹かれた部分がある。

「言語野が活発になるのは生後一年半ぐらいからである。
…言語野が発達するのとほぼ同じ時期、髄鞘(ずいしょう)形成は前頭葉前部にまで進んでいる。
(この時期ころから) 自意識が芽生えはじめるので、
鏡を見ても知らない子が映っているとは思わなくなる。
顔に色粉を塗って鏡を見せると、鏡のなかの顔ではなく、自分の顔をぬぐうようになる。
自意識とは、ものごとを判断し、実行する存在が自分のなかにいる ということだ。
―だからたいての人は、「私」は頭のなかにあると感じている。」
(「脳と心の地形図」リタ・カーター P35)

紹介のURL前半に対応しているだろう。(鏡像)

主体性の部分は面白く読んだ。
ラカンというのはたしかフロイト系統と承知している。(読んだことはない)

SMにおいても鏡はよく使われる。 
Sは元々、見ることにおいて支配し、Mは見られることに置いて被支配に身を置く。
その時、SはMに鏡に映った自分のみじめな姿を見せることで、
MにMであることのセルフイメージを刻ませようと企む。
そしてそれを「言葉」にして言わせることに喜びを感じる。
Mはそのことに抵抗を感じ葛藤しながら、Sに従うことで、Mとしての自分を作る。

ということになるのだろうか。
なかなか面白い。

記号論者氏自身のサディズム・マゾヒズムに対する解釈・思考も聞きたいものだ。

739:咀嚼途上者
07/01/27 07:48:56
ちなみに俺がSは関係性なんだと思うようになったのは
フッサールの間主観性と、
以前紹介したメル相手の
「どこまで自分を受け入れるのかをつねに試している」
を重ね合わせて考えた末だ。

URL後段の主体性、従属 についてはまたゆっくり考えさせてもらう。
俺は鈍いので反芻しながら、ゆっくり進む。

740:咀嚼途上者
07/01/27 08:45:26
ついでに 聞きたいのだが、
紹介URLでは 親の問題は一切登場しないが、
エディプスコンプレックスの問題はラカンではどう扱われているのだろうか?

741:没個性化されたレス↓
07/02/17 12:01:49
保守

742:咀嚼途上者
07/02/18 11:37:23
関係性でも自己否定でも 
それのみを取り上げて深化をはかろうとすればSMとは離れてしまうわけだ。
ウツとSMは関係がある。
それを自己否定のみで切れば、ウツ構造しか出てこない。
親からの切断のみで切れば、精神的自立の問題しかでてこない。
服従や復讐が現象的なのか本質的なのか、
SMはいろんな刃物で切れる。
ユングのアニマ・アニムスで切ることも可能だし、アドラーの「権力への意志」で切ることもできる。
心身問題はもう心脳問題に絞られてきている。
無意識も意識も本能もその発生場所は特定されている。

それは単なる発生場所にすぎない。
そこからちぎれた原生的疎外としての心的領域は依然として存在する。
痛みと快感の関係は脳的にはホルモン物質の関係や、
感受し、発火する脳の経路の問題としても説明可能性を持つ。
しかし、痛みについては実は、言われているほど多くのことが明らかになっているわけではない。
単に「心理的装飾」が大きな作用を果たしていることが現象的に認められているだけだ。

なんにせよ、少し身辺が忙しい。整理には時間がかかりそうだ。

743:咀嚼途上者
07/02/24 13:54:09
SMは25時間目

744:咀嚼途上者
07/02/24 13:54:59
SMは25時間目

745:咀嚼途上者
07/02/24 15:39:28
失礼。またDAT落ち表示で繋がらなかったので。
専プラが悪いのが俺のPCが悪いのか…

746:咀嚼途上者
07/02/27 04:39:24
愛の原型は母の子に対する愛 か 子の親に対する愛 か のどちらかだ。
これが 性の自立をきっかけに 他の異性(同性)に向かうわけだが、
この時点で 親子愛から他の異性(同性)への転化のどこかに齟齬があれば倒錯と

747:咀嚼途上者
07/02/27 04:40:54
なる。      (失礼、睡眠不足で手が滑って途中で投下されてしまった)

748:咀嚼途上者
07/03/01 03:03:01
能動的なこちらからの愛は 子からの母(あるいは母親代理)への愛 をどう他者に転化するか、
これがが性の嗜癖を決めるだろう。
この時、潜在的な母子関係が、倒錯やねじれを生み出す。

749:咀嚼途上者
07/03/03 05:29:27
<仮説>  
男性M : 母から子への愛  転化 異性を母代理  崇拝
男性S : 子から母への愛  転化 異性を母代理  離脱不十分→離脱への強硬 あるいは復讐 

750:咀嚼途上者
07/03/05 04:09:59
愛とは 女性の場合 「相手を性的に受け入れる準備」が整った状態を指す。

751:咀嚼途上者
07/03/10 06:32:31
子供が母親に悪戯をしかけながら、母親の顔色をうかがう。
子供が悪戯をしたあと、親の顔色をうかがう。
子供の親への愛のひとつの形。

752:没個性化されたレス↓
07/03/11 12:47:20
めっちゃ素人の私の理解なんですが
Mは自己否定的な精神構造の人に素質がある
でおK?

753:咀嚼途上者
07/03/12 01:30:13
(1)その自己否定はどこからくるのか。
(2)自己否定はどこで性的マゾヒズムとなるのか。
(3)それは男と女で違うのか。   

(1)親の偽愛による と「心理学のプロ」は答える。

(2)自己処罰だけでは鬱にしかならない。特定の他者に処罰してもらうこと。
  そしてそれを快感に変えることで昇華すること。 そう俺は考え中。

(3)違う と俺は思っている。
しかし現象学以後の心理学はもっぱら社会と個の対応をメインに据えているで、
そこには回答しないようだ。

754:咀嚼途上者
07/03/12 01:36:47
ついでに言うと 女Mは常に自己否定的なわけではなく、
むしろふだんはワガママな女が多い というのが俺の経験則だ。

755:えす
07/03/14 15:33:16
>>754
俺的統計でもその通りww
普段と逆になる事に意味があるんだろうな。
素直になりたいのに、素直になれないんでしょうな。

756:咀嚼途上者
07/03/14 21:24:49
>755 権威や理論に屈服させられるのではなく、
    現実の拘束や痛みによって、ようやく屈服させられること。
    そうでなければ納得できない。
    その場合性的快感は報償にすぎなくなる。
    だが、人は性欲につき動かされつづける。(性欲の減退も含めてそう言える)
    
    ここが、表層的な心理学だけでは、SMを解けず
    フロイトの深みにまで降りていかなければならない理由だ。
    そして、フロイトは、徹底的だ。
    ユングは空想的だ。 

    実はユングのアニマ・アニムスでもSMの説明はできる。だが、それは遊びにしかならない。
    
    市民的なSMとは別に、金銭を仲立ちにしたサディズムというものも存在する。
    この場合、相手はMである必要がない。
    それが念頭にあるから、単なるSM心理学(単なる駆け引きごっこという意味での心理学)では
    解ききれないと感じる。
    そこには、親との関係とともに、社会構造というものも関与してくる。
    通俗的なSM小説でもそこの部分は一種の要になっている。
    
    サドもマゾッホも貧乏人ではなかった。 大阪で女性を放置死させた村本も。
    そこを考えると、「親への復讐」という解釈はリアリティがある。
    だが、市民的なSMの範囲にその解釈がぴったりくるかというと、やはり「離脱」程度が多い。
    その幅を指すキーワードが見つかれば、もう一段、理路は進むのだが。

757:咀嚼途上者
07/03/16 16:40:51
Mが目指す完全なる受動性。 痛みはその象徴にすぎない。

758:えす
07/03/18 10:06:09
Sはもちろん、Mも結局は自分のためだしなぁ…
一時的で変則的な共依存なのかもなぁ…

759:没個性化されたレス↓
07/03/19 01:22:49
コンプレックスをすごく抱えたエスって厄介ですよね。

760:咀嚼途上者
07/03/19 08:23:55
Mの場合、特に共依存になる傾向が強い。
プレイは一種の一時的な癒し。
一時的で根本的ではないから繰り返しを求める。
しかし実は、それはあらゆる「性」でも同じこと。
*最近の市民SMでの問題は、
「主従」概念をプレイ中(木戸氏のいう「地下室」)だけでなく
日常性にまで拡げようとする単純な傾向。
(あくまで日常性の外の「25時間目」であること。
それを認識できないため種々の矛盾が発生する)


S側が鬱病になったケースもある。

761:咀嚼途上者
07/03/22 15:43:03
Sは、相手のバランスを崩したい。
Mは、自分のバランスを崩されたい。

762:咀嚼途上者
07/03/28 11:30:30
Sの 優越感志向と支配願望との間の距離
Mの 劣等感志向 と 無我願望

763:似非牧師志願者
07/03/29 01:29:04
プライドの高いMがいるが、そもそもMのプライドとは自尊心とは別のものか?
権威主義的なプライドだから形にこだわるのか。
その本音は自己評価が低い。しかし、いやだからこそ恐ろしいまでの怒りを隠している。


764:没個性化されたレス↓
07/03/29 02:39:24
どちらでもないのが精神的には安定しているように思うが
どちらかに偏ると何かしらの異常性が見受けられる

765:似非牧師志願者
07/03/29 03:14:52
外交的Mと内向的M
それに対応するのが似非牧師と暴君という点が
いまいち腑に落ちない

外交的Mとは? 内向的Mとは?
実際に、現場ではそんなに明瞭に別れていないのでは?



766:没個性化されたレス↓
07/03/29 08:49:32
>>似非牧師志願者-咀嚼途上者

そうです。その通りです。君の心的現実においては。

767:没個性化されたレス↓
07/03/29 08:53:04
ここは自己愛性パーソナリィティ障害者が集まるスレでつか?

768:咀嚼途上者
07/03/29 13:33:27
>763 その怒りは 何にあるいは 誰に対するものだろうか?

769:似非牧師志願者
07/03/30 00:41:25
>768
まず自己のプライドを傷つける者。
おそらく、その底には母親に対する怒りが隠されている。

>一口に「エム」と言っても、やっぱり何種類かある。
>かなり大雑把に分けると二つ。性行為に関して言えば、
>「こんないやらしい事をしてしまっている私を見て!!」(嬉しそう)な感じと、
>「こんないやらしい事をしてしまっている私はいけない娘です。ごめんなさい!!」(悲しそう)な感じか。
>社会に向けた性格的にも、前者は外向的・後者は内向的に感じる。
>人はペルソナを着けて生活してるけど、SM的性行為に及ぶ上で、
>仮面を取り去りたい、解放したい派or上から二重に被ってさらに演じ、陶酔したい派って感じか?

えす氏の指摘された
「外向的」なM-牧師型 「内向的」なM-暴君型 が多いという点について

「内向的」なM-牧師型もあるような気もしているのだが・・・。
つまり「内向的」なMに対して一枚一枚剥いでいって支配する、というプロセス。

しかし、そのパターンについて、いまひとつ確信を持てない。

770:咀嚼途上者
07/03/30 04:03:34
順を追って訊きたい。
>764も似非牧師志願者氏なのだろうか?
この文は主語がわからないのだが。

>765 えす氏が答えるべきだろうが、俺には
えす氏がそういう対応関係を言っていた記憶がない。
えす氏が、M(女)に2つの傾向があることを洞察したのを読んで    
えす氏に Sも分類が可能か と訊ね、
彼が考えて分類してみせてくれた。  という流れだったように思う。
(つまり、別々に考察してみせてくれた。という気がしている)

その際、内向Mや外向M と それぞれのSが対応するという部分があったかどうか記憶がない。
確かにそういう組み合わせの方が相性がいいような気もしないではないが、
出会い方はいろいろあるだろうから、そういう組み合わせのものだけが
SMプレイをするわけでもないのは当然だろうと思う。

さらに言えば、それらは分類箱に分けて入れるというより、
外向型←ーーーーー→内向型
という幅の範囲 というか 座標というか、そういうものではないだろうか。
(このへんは えす氏自身に答えて貰ったほうがいいんだろうね)
いずれにせよ、何も物差しがないよりは、そういう座標はあった方が、
現場的にも理解が深まるような気がするのだが。

771:没個性化されたレス↓
07/03/30 19:36:27
アリの巣コロリってあるじゃん。
蟻の行列にポンと置くと、一瞬ビックリして列が乱れる。
邪魔だなと言わんばかりに迂回する列が出来る。
そのうち好奇心旺盛な一匹がアリの巣コロリに入る。
そいつをマネして何匹も入る。
毒とも知らずにツブツブを運び出す。
一匹が一粒づつ。
いつのまにか行列はアリの巣コロリが折り返し地点になる。
黄色い粒と黒い蟻が作り出す模様は綺麗で見てて楽しい。
一匹が一粒づつ、丁寧にせっせと毒の粒を運ぶ。
せっせと、せっせと、せっせと、せっせと。
蟻さんって働き者だなと思う。
俺も頑張らなきゃなと思う。
次の日、あれほど沢山いて俺を困らせた蟻が一匹もいない。
ほんとにいない。
探してもいない。
泣きたくなった。



このレスを見た人は4日後にあなたの大切な人がいなくなるでしょう・・・・
それが嫌ならこのレスを5つの板にコピペしてください。
信じるか信じないかはあなた次第です。

772:没個性化されたレス↓
07/03/30 20:05:08
URLリンク(yaplog.jp)
いい年した中年のおっさんキモイw

773:似非牧師志願者
07/03/31 01:24:46
>764
は私ではない。

>その際、内向Mや外向M と それぞれのSが対応するという部分があったかどうか記憶がない。
>確かにそういう組み合わせの方が相性がいいような気もしないではないが、
>出会い方はいろいろあるだろうから、そういう組み合わせのものだけが
>SMプレイをするわけでもないのは当然だろうと思う。

>さらに言えば、それらは分類箱に分けて入れるというより、
>外向型←ーーーーー→内向型
>という幅の範囲 というか 座標というか、そういうものではないだろうか。
>いずれにせよ、何も物差しがないよりは、そういう座標はあった方が、
>現場的にも理解が深まるような気がするのだが。

そう。その座標の意味について考えたいと思っている。
内向的と外交的が一人のMの中で、局面において使い分けられていると感じている。
つまり統合失調症気味のM。この際の対応が難しいと感じている。
ある局面では外向的であり、また別の局面では内向的。現場的には、そう感じるケースがある。

そこで、暴君型と牧師型の使い分けに苦慮している。



774:咀嚼途上者
07/03/31 02:06:09
すこしづつ見えてくるような気もする。

内向的なM(つまり自分のM性に対する罪障感を残している)女性を
すこしづつ説得(誘導)していわゆるSM行為へ向かわせ、
やがて、その女性が自分のM性を認めて、
外向的な(己のM性を自認し浸る)ところへもっていく、
というのが通常の過程(あるいは理想的な過程)だとすると
それらが、そのような直線上の過程ではなく、交互に(あるいは不規則に)顕れる
といううことだろうか?

局面によって現れ方が違うというのは、それぞれプレイの質が違う
(たとえば、羞恥系 と 苦痛系 あるいはそれぞれの中でも種類は色々あると思うが)
場面で反応が変わってくるのか、
同じプレイなのに、日によって反応が違うということなのか、
そのへんをもうすこし具体的に説明してもらえると、考えも整理しやすいと思われるのだが
どうだろう。

775:没個性化されたレス↓
07/03/31 03:41:26
>内向的なM(つまり自分のM性に対する罪障感を残している)女性を
>すこしづつ説得(誘導)していわゆるSM行為へ向かわせ、
>やがて、その女性が自分のM性を認めて、
>外向的な(己のM性を自認し浸る)ところへもっていく、
>というのが通常の過程(あるいは理想的な過程)だとすると
>それらが、そのような直線上の過程ではなく、交互に(あるいは不規則に)顕れる
>といううことだろうか?

まず、このプロセスで考えれば、Mがプライド型の場合
内向的から外向的への移行点において強固なプライドを打ち破らねばならない。
その場合に似非牧師型では、打ち破れないもどかしさを感じる。

今井氏の「プライド型」では「命令には絶対服従させねばならない」と述べている。

URLリンク(www.bekkoame.ne.jp)

つまり租借途上者氏の理想的プロセスに従えば、
外向的に移行する時点で最終的にすべて
Sは暴君型になってしまうが、その点はそんなに


776:えす
07/03/31 11:02:16
お呼びですか?
俺が答えられる事なんてないのかもしれないけど…
いまいち何を聞きたいかが分かりづらいんだけど、咀嚼氏はほとんど、
俺の言いたかった事は分かってくれてると思う。
個人的には咀嚼氏と俺は、考え方が似てるのかな?と思ったり。
もちろんね、SにもMにも色んな部分があるとは思います。
ましてや個人レベルで見たら、人の中身なんてもうグッチャグチャでしょう。
それをこの場で話しやすくするために、強引に分類してみただけでして…
自分と照らし合わせて、引っ掛かる事でもないですよ。
全体を語る上で、役に立てばいいな、と。
もちろん、もっと突き詰めて掘り下げる事も出来るでしょうけど。

777:えす
07/03/31 11:13:01
>>775は、誘導尋問系と強引な取り調べの違いを言ってるのかな?
俺が思うに、どっちも導く(導きたい)場所は一緒。
相手や状況によって2つを使い分ける刑事もいるだろうし、
誰が相手でもいつものやり方で落とす自信がある刑事もいるだろうね。
俺的には、やり方がどうかよりも導く場所が気になるところ。  
導く場所と導びかれたい場所の一致が、相性なんじゃないのかな、と思ったり。

778:似非牧師志願者
07/04/04 01:23:27
えす氏。すこし理解がすすみました。サンクス。


779:咀嚼途上者
07/04/04 03:29:10
>775で引かれたURLサイトはなかなか面白い。
M女性を4タイプに分けている。
「根無し草型」 自由選択が重荷である。
「プライド型」  自尊心が重荷である。
「自己嫌悪型」 \
「冒険・欲求型」―  文字通り

サイトマスターはこれを横に並べ

 ←M性が強い        性的興味が強い→
根無し草型  プライド型  自己嫌悪型  冒険・欲求型

としている。

上の設定を
   ←心理的M      性的M→
としても同じ濃淡が得られるだろう。

当然これらは一種の座標としての目安に過ぎず、
自己嫌悪と自由の重荷が混じり合うこともあれば、
プライドが高くて性的興味は強い場合もあれば弱い場合もあるだろう。
プライドが偽のプライド、自己嫌悪を抑圧した偽装の場合もあるだろう。

だが、こういう事を手がかりにして「地図」をつくり
自分のいる場所を確認したり、相手の居場所を確認したりする手助けにはなる。
結局、ひとつは、このような表層の地図をつくること。
それとは別に、なぜそのような地形ができているかを地層的に考えていくこと。
(なぜ、そこは盛り上がって山となっているのか、なぜ、ここに川ができたのか)

780:咀嚼途上者
07/04/04 03:49:18
サディズム・マゾヒズムについて考えることは 地層形成について考えること。
SMについて考えることは、地図をつくること。
その座標として、東西にあたる内向型ー外向型 や、
東西南北にあたる 根無しープライドー自己嫌悪ー冒険・欲求型を設定することは有意味だ。
ただし、その方位磁石にどの程度有効性があるのかは常に現場検証が必要だろう。

男性Mと女性Mはどの程度隣接しているのか、あるいは被っているのか。
こういう事は即時的な実践者より、すこし離れてみている人間の方が見えやすいかもしれない。
そして、男性Sと女性Sについても。

個々の問題は、その道に小石が多いとか、舗装されてるとか地道であるとか
全体の見通し図の場合、一次的な問題ではない。
(重要でないとは言わない。まだ、俯瞰図ができてない以上、
それらは勾配や折れ方といった形で地図の一部をなすことになる)

とりあえず、色んな方位磁石を試してみる段階なんだろう。
正しい磁石は生き残り、狂った磁石は自然に淘汰されていく。
自分で判定する必要などない。まずは、方位磁石を作ることが先決だ。ということだろうな。

781:咀嚼途上者
07/04/04 03:55:39
とりあえず、

       プライド
      /  |  \
自己嫌悪    |    性的冒険・欲求
      \  |  / 
       根無し草

(拘束・服従による安心・承認)
(プライドを崩される安心・開放感)

てなとこかな。  

782:咀嚼途上者
07/04/08 06:16:59
西は鬱。 東は好奇心的躁。
北と南は 動機。
()の中は報償。

783:咀嚼途上者
07/04/19 19:59:49
肉体の層と精神の層

当然だがマゾヒズムもサディズムも性(肉体)の関与がなければ
たんなる鬱、抑制障害にしかならない。
これは、M女が、M女である時に他の男に対する態度を見れば、
それが、一般的な礼節を捨象してもいいのだという態度に顕著に現れている。
肉体としてのMの層にあるから、M女はSと称する男に対しては、
ある閾値で、非礼な切り捨てをしても良いという態度を示す。

肉体の層としての座標に>781の配置を換える必要がある。

                       <心理的南北>
                         プライド
                           |
                           |
<肉体的性の東西>    罪障感―――好奇心・欲求
                           |  
                           |
                         自己嫌悪                   
                                  

心理的東西、
肉体的南北 がまだ欠けているのかもしれない。
こうしてみると、まことに見事に心理的南北に関してだけ
心理学のプロ氏が述べていたことがよくわかる。

784:乙!
07/04/30 12:12:25
●服従か反逆か●

785:咀嚼途上者
07/05/04 01:29:10
愛とはなにか。
かつてえす氏が
サディストは「相手にとって特別な存在になりたい」と言った。(>>238)
これが愛なのだろうか?

愛の原型を母子に求めるなら「母→子」「子→母」という2種類の愛が存在する。
「母」が子にとって特別な存在であることは先験的である。
「なりたい」というレベルではない。
子が母にとって特別な存在である、というのは果たして先験的だろうか。
それは「母が子を受け入れる度合い」に応じて、というしかない。

愛が先験的ではない他者(ここでは非母子という意味)同士の関係においては
愛は「母子状態」への回帰を希求する心理運動なのか。

愛は感情か?性欲は感情か?サディズムは愛の片輪なのか。

786:没個性化されたレス↓
07/05/09 12:38:59
>>208で心理学のプロが書いている様な、
自己憐憫に隠したがっているもの、服従とは何かを、もっと詳しく知りたいのですが、
どなたか理解できている方がいらっしゃったら教えていただきたいです。

人それぞれで違ってくるのか、それとも根底は同じなのか。


787:没個性化されたレス↓
07/05/10 18:06:25
俺は自分よりも随分年下の女が
小さい子供に話しかける保母さんみたいなしゃべり方をしてくれると勃起する。
マゾなのかな?

788:没個性化されたレス↓
07/05/10 19:50:48
SはMも兼ね備えてるけど、MはSになれないと思う。
S(大人)M(子供)タイプと分けてもよいのではないか。
性的嗜好でSMでわけた場合、S中心だと相手を殺しかねない
だから、基本はM中心。Mが喜ぶように痛みつけるSが奴隷ともいえかねない
相手の喜ぶポイント いじめるポイントを把握してなくてはならない
Mはそれに素直に反応するだけだから、Mが多いわけ。
Sの方が思いやりがあると思う。男性の方が優しいともいえるのか?
本気だしたら、女性なんてイチコロに殺せてしまうわけだから。
女性の方がMが多いのは、相手に全価値観を預けたいから。
関係ないけれど、エステなど他人に自分の体を触られるのは
Sにとっては屈辱ではないか?支配されることは避けたい。
SMというのは相手があってのこと。
最近一番多いのが、人を使ったオナニスト。
これは人間関係 友人関係 男女関係 セックス 全般に考えて
相手のことを配慮していないオナニストのナルシストが跋扈している。
そういう人はプライドが高いので、たいていSと答えるだろう。
けれど、本当のSというのはちょっと違うと思うな。
支配してながら喜ばせてやりたいと思う。
精神異常とSを一緒にしないでほしいと思う。
S=攻撃的という定説はどうもしっくりいかない。表面だけで判断するなってこと。

789:没個性化されたレス↓
07/05/13 05:15:54
新体操の山崎浩子さん(48歳)に似た看護婦さんに浣腸されて、出したウンコを見られた回数は3回。
URLリンク(704.gamushara.net)
それも下半身裸で上半身を折り曲げて両手で両足首を持つ屈辱的な姿勢。
すごく勃起したよ。


790:咀嚼途上者
07/05/13 10:13:58
>>786
自己憐憫が隠そうとしているものは あの文脈(>207-208)では

自分に対する無条件の愛ではなく、
単に従属させるための偽愛で拘束する親への憎悪 

という風に読める。

>服従とは何か

これも、心理学のプロ氏の文脈では、
精神的な自立を放棄して、表面的に良い子を演じることで
苦しい、悩ましい葛藤から逃れること

という風に読める。

791:咀嚼途上者
07/05/13 10:30:41
>>788
>SはMも兼ね備えてるけど、MはSになれないと思う。

相手の像を自分の中に形成するためにM理解が必要という意味では
その通り。
Sは関係性。Mは内向性。

>基本はM中心。
「市民的SM」(文化としてのSM)プレイでは、そうだろうね。
ただし、それはきちんとそのへんを心得てるSの場合だけだ。
女子高生コンクリート詰め殺人事件を考えればわかると思う。

>Sの方が思いやりがあると思う。
そんなSばかりではないがねw
たまたま、良いSと巡り会ったのだろうね。

以下まとめて。

文化的SMの範疇でいうなら、異存はない。
本当のSと人を使ったオナニストとの差は、経験値と幼稚さの程度。

サディズムの定義は加虐性愛 そこに攻撃本能(扁桃体)がどう関わるか。
男性Sの場合には、能動的(働きかけ)がないと実践的には成立しないことは否めまい?
受け身の奉仕プレイのみを求める場合もあるだろうが。

792:咀嚼途上者
07/05/13 10:31:16
>>787  素質はあるだろうねw

793:没個性化されたレス↓
07/05/15 08:58:18
>>792
自分でもそう思うよ。
家族6人の中で俺が一番馬鹿にされてる存在だった。
父親は兄をひいきして、母親は弟をひいきした。祖母は特に俺を馬鹿にした。
子供の頃、自分にとってお姉さん的存在の女性を求めていた。

794:793
07/05/15 09:01:25
20歳ぐらいまでは、自分にとってお姉さん的存在の女性を、年上または同じ年の女性に対して求めていた。
しかし、30歳ぐらいの時、酒の席で20歳ぐらいの女が俺に対して「保母さんが小さな子供に対して話しかけるような」しゃべり方をして来たら急に勃起した。

795:793
07/05/15 09:03:30
それ以来俺は自分よりも随分年下の女が「●●君。いい子だから言う事聞いてね。」なんてしゃべり方をする度に興奮するようになってしまった。

咀嚼途上者さん。俺はマゾですよね?

796:没個性化されたレス↓
07/05/15 15:13:42
>>795
Mってよりマザコン。理想の母親を求めてる。
「いじめられたい」と「守られたい」は違うんでは。

797:没個性化されたレス↓
07/05/15 19:45:49
会津若松の事件をサディズム・マゾヒズムで論じよ

798:咀嚼途上者
07/05/15 20:20:09
>>795 
クラフト=エービング~フロイトまでの「マゾヒズム」には
「肉体的苦痛」を色情的快感として感じる、という線引きがあった。
これに精神的マゾヒズムが加わったもので、ややこしくなったw
精神的苦痛(としての屈辱)に色情的な(性的な)快感を得、
その妄想以外では昂奮しないというなら、精神的マゾの素質はあるだろう。
しかし、きびしく「マゾヒズム」を定義したいのなら
そこに「自己否定」が必要になる。 
その自己否定を他者に求めるならマゾヒズム  なのだろうな。。
(自分で自分を否定すれば「鬱」だ)

799:咀嚼途上者
07/05/15 20:21:57
自己否定を他者に求めるなら マゾヒズム→精神的マゾヒズム

800:没個性化されたレス↓
07/05/15 20:37:03
少年の親殺害が急増 家族消去したい衝動か
URLリンク(www.asahi.com)

801:没個性化されたレス↓
07/05/16 21:03:59
サディズムの本も出してる矢幡洋先生の謎の生態


URLリンク(alfalfa.livedoor.biz)
URLリンク(puka-world.com)

午後
URLリンク(momiage.sakura.ne.jp)
URLリンク(puka-world.com)
URLリンク(captain.jikkyo.org)
URLリンク(019.gamushara.net)


URLリンク(www.bunri-c.ac.jp)




802:自分のペースを崩されたい
07/05/19 16:12:42
自分はMだと自覚中
ドSを喜ばせることは出来るのですか
命令されるとキュンとなる…

803:没個性化されたレス↓
07/05/26 11:02:06
あげます

804:793
07/05/29 18:52:13
>>798
レスが遅れてすみません。
俺はいつも「俺は駄目だ・・・・。」と思ってますよ。
だから欝ですか?

805:咀嚼途上者
07/05/31 17:31:27
>>804
前のレスを読むと、自分で自分を責めていると言うより
近親者の判定を受け入れて自己規定しているだけのようにも見える。
若い女性に否定されることで、近親から受けた否定的評価を
若い性的な対象からの否定に置き換えて、逆に預けてしまう事で
楽になろうとしているようにも見えるな。

806:咀嚼途上者
07/05/31 17:33:59
何度も繰り返し言うが、俺は心理学徒でもなんでもない。
だから俺の「解釈」はあくまで文学的解釈だがね。

807:咀嚼途上者
07/05/31 17:53:07
先日TVを見ていたら、北海道大学で社会心理学を教えている
山岸という学者が面白い実験の話をしていた。

●与えられた現金を全体に供出すると、供出された現金が2倍になり、
倍になった供出金を供出者数で等分割りした金額が戻ってくる。
●供出金が少なければ、戻ってきた金額分との差額だけ儲かる。
その代わり、全体の供出金も少なくなって、全体としての利益は少なくなる。
という実験で
日本人はアメリカ人とくらべて、供出金が少なく、
個人の差額益に走る率が高かったそうだ。
集団主義と言われる日本人だが、結果は、決してそうはなっていない。
しかし、供出金がもっとも少なかった者には配当しない
という「罰則」を設けると、日本人の供出金はとたんに増えたそうだ。

日本人社会は、相互監視と罰則によって集団主義を成り立たせている社会だ、
と山岸という教授は解説していた。

監視と罰則。 これもまたSM「関係」の大きな要素だ。
こういった社会心理学的解釈を縦軸にもってきた方が
より立体的なSM認識に近づく気がする。
個人心理学で、超自我となづけられた領域を、
個人の外の社会からの圧力として外化させてしまい、
それとSMとの関係を探る方向。

808:没個性化されたレス↓
07/06/01 06:11:24
>>805
思春期に母親から性的嫌がらせを受けた。
だが、家庭で苛めの対象になってる俺は何も言えなかった。
母親は、俺以外の家族がいないところで俺に性的な嫌がらせをしてきた。
母親ぐらいの年齢の女を見ると吐き気がした。

809:咀嚼途上者
07/06/01 10:21:44
>>808 正規のカウンセリングでは半端な分析は慎むことになってるそうだ
だが、ここは無責任な匿名掲示板であり、さらにいえば相談板でもない。

つまり、こういうことだろうか?

近親相姦への怖れから、齢下女性へ傾斜する。
その場合、きついことを言われると昂奮するというのはなぜだろうか。
甘い性的な誘惑は、母親を思い起こさせて嫌悪感しか催さないが、
きつい言葉なら、トラウマを思い起こさないということだろうか

810:没個性化されたレス↓
07/06/02 05:33:48
>>809
齢下女性から、きつい言葉でも優しい言葉でもどちらでもいい。
年上の女性が小さい子供に話しかけるようなしゃべり方をされると興奮します。
とにかく母親ぐらいの年齢の女に対して吐き気がしました。
随分年下の女ならばトラウマを起こさないと言う感じですね。

811:没個性化されたレス↓
07/06/02 08:37:10
            /⌒丶         /⌒\
           /´    ヽ       /、   ヽ
           | /    |     /  /    |
       .    |     .|_lヽlヽ, | ,/ .    |
           |      |  ´Д`ヽ/ ノ    ,|  たまらん
       .    |     |     |      丿 アホが同じ話を
           ノヽ`   ノヽ      `   /  何べんも繰り返している
          /   ,/ソ         \ /  本人は気付いていない
         (       ,/    `´   |
          \   イ  ´         |
           \  ヽ \    八  ノ
             ヽ    ` ー ´人` /
              \     / ´,、ヽノ
             ノ⌒    /      |
            /            ノ_
            | ノ     ヽ    丿 \
         /⌒l |.          /     \
         /  l,丿 ,       っ     .  \
        |  /  ´      /⌒`l        \
       丿 /   ,     ./   ヽ   ヽ    |
      /  |,   |    /      )\      ヽ
      ヽ ノ    ヽ__,/      . (  _\_     |
      (_)__)|___,/          (__)_)_)ヽ、__/


812:咀嚼途上者
07/06/02 10:15:16
>>810
君がマゾであるのか、成熟した女性への恐怖症なのか、
俺には興味はない。 俺はカウンセラーでもないし、専門家でもない。
ただ、なぜ自分をマゾと認定されたいのか。(そう、見えた)
そこに少しばかり好奇心がある。
いずれにせよ、性癖というのは実はさほど固定的ではない。
フロイトの洞察によれば性的履歴の中の一時期への固着はあるだろうが、
その一点から時間的に(つまり年齢的に)遠ざかり、
なおかつ、自分の中に新たな時間が降り積もっていけば、変容する可能性はある。
ただし、>811が言うように、過去の一点(トラウマ)への定同的な繰り返しの中へ
執着的に戻って現在へたどり着けないなら(脳の内部で過去のみを生きるのなら)
それは鬱状態の徴候だとも言えるのだろうな。 

(もう一度言っておく。俺は素人だ。そして、いつまでもつきあう気はない。
 君自身の性癖なのだから、自分で考えるべきだろう。 ここの皆がそうしてるように。)

813:没個性化されたレス↓
07/06/03 05:46:28
URLリンク(beach.dip.jp)

814:没個性化されたレス↓
07/06/06 18:12:32
URLリンク(beach.dip.jp)

815:没個性化されたレス↓
07/06/09 18:12:04
プレイとしてのSMには全く興味がないけど、自分の分解再構築作業中なんで
ココと前スレを自分の経験と照らしながら読んでみてイロイロ参考になったよ。
気付かされたこともあったし。

そのむかし、家庭教師派遣業の会社のCMで、
「MOTHER」から「M」を取ったら「OTHER」他人です。というのがあったけど
そういう意図があったのか本質を貫いてるねwまあ世界と対峙するためにMを
取らなきゃならないのは母からじゃなくて自分からなんだけどさ。

816:咀嚼途上者
07/06/09 19:20:38
>>815 了解。 
少なくとも幼少時の親から受けた影響は自分の一部だから、
それを「否定」するのではなく 「分解再構築」するのは 
人生的にはいい方向だと思う。
くれぐれも自己否定に陥らないことを祈る。 
親由来の自己嫌悪があれば、それは親のせいにしてしまった方がいい。
(実際そうだから) 
実際に母親を殺してしまった事件があったが、
あれは、実際には自己否定の延長であり、あるいは親から愛情を
受け取れなかった故の冷血化だと俺は考える。


817:咀嚼途上者
07/06/09 19:45:20
(追記)
大事なことは、即自的に「俺はダメだ」と思うのではなく
そんな自分をも対象化して「ダメな俺」ってなにか、
さらにはそのまま自分を棚にあげて、「ダメ」とはなにか自体を問題にする。
そういった「分解再構築」が大事だと俺も思う。
苦痛もあるし、時間もかかるが。多少のカタルシスや喜びがないこともない。ゆっくりやるこった。 

(ひとつ疑問があるのだが、前スレはまだどこかで見れるのだろうか?
 ニクちゃんでは見れなくなったような気がしてたのだが、、、)

818:咀嚼途上者
07/06/09 19:46:04
ーーーーー本題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

男性Mと女性Sには、性的転化願望が潜んでいるのではないだろうか。
全的な異性化ではなく、部分的な異性化願望という意味だが。
そして、その部分的な異性化をおこなう場面として
「SM」という公認された概念が、現在の日本には用意されているから
そこを使う。

M男性にとっての痛みは、女性の出産や破瓜の痛みへ近づくことではないのだろうか。

先日TVをみていたら、女性監督の河瀬直美が
「出産の痛みはまったく覚えてなくて、セックス以上のエクスタシーを感じた」と言っていた。
これが、M男性の無意識で目指されているのではないだろうか。

S女性は、SM場面において膣性交は忌避する。
しかし中には男性Mからの舐め奉仕は許容するものもいる。
クリトリスは男性の「亀頭」と対応する器官だから、S女性の部分的男性化願望に抵触しない。

それらの、異性化願望が、なにに由来するのかについて、
フロイトの見方が正しいのか、あるいはユングのいうアニマ・アニムスが正しいのか。
それは発生論の問題だが、
SMという装置が用意されているというのは、幼児の状態にとって先験的ではない。
したがって、サディズム・マゾヒズムというのは、発生論だけでは不十分だ。

そして、性 に重きをおきすぎるというフロイトへの反撥から「脱性化」して
現象学・社会と個の関係にのみ分析を限定した心理学でも不十分だ。

819:没個性化されたレス↓
07/06/09 20:16:11
>>816
>くれぐれも自己否定に陥らないことを祈る。
おれにとって問題の基点はそこだったんだよね。苛立つ自分を自分らしいと受け容れて、
イヤな思いをした事を何百回、何千回と再現して望んで自傷するような格好になっていた
ということ。明らかに根源的な欲求から外れてるのに何の為に?と。等々
まあ自分語りがしたいわけではないし、論も証拠(自分)も立ってるわけではないので、
追々流れに合わせて語り合いましょう。まあ完全に乗り遅れた感もあるから先については
なんともいえないけど。

820:没個性化されたレス↓
07/06/10 04:00:13
自分には英雄主義的なところがあると思う。
この英雄主義が、メサイア・コンプレックスという名のマゾヒズムだと最近知った。
なぜ、自分にメサイア・コンプレックスが生まれたのか?
まあ、ここが自分を自分で理解する「肝」だなとは思う。
しかし、それをはずすと、たとえマゾから逃れても、
自分に価値はなくなるような気がする。
マゾヒズムという価値(笑)。

821:没個性化されたレス↓
07/06/12 01:21:23
英雄主義な自分を見渡してみて、どこにもストレスを感じていないなら、根っからの
英雄主義な人なのかもしれない。
どっかで生きにくさ、矛盾を矛盾のまま置いておけない、またそれによって押しつぶ
されるように感じるストレスが生じているなら、マゾの英雄主義と言うことでしょう。
ねじれ、ひねくれ自己制圧を取り去って、おもむくままの感情を風通しのいいところ
にさらしておけるようになれば、進むべき道、生まれた時の万能感の中でこうありたいと
思った自分と人生が見えてくるんじゃないか、と思うことにしています。
とりあえず。

822:没個性化されたレス↓
07/06/13 05:17:06
>>817
>ニクちゃんでは見れなくなったような気がしてたのだが

そこ行って マゾヒズムの心理 で検索、出てきたタイトルをクリックすれば
見れるよ。あるいはじぶんちのホストによって蹴られる場合があるのかもしん
ないけど。

823:咀嚼途上者
07/06/14 23:41:58
>822㌧
URLリンク(makimo.to)

このスレの中心は「心理学のプロ」であり、
彼の「親の干渉・放任」が
サディズム・マゾヒズムの根本にあるという提議は
彼がレスをしなくなった今でも重要だと思っている。
心理学のプロのレスが爆発している上のスレッドが
HTML化されて今も読めるのはありがたい。

824:没個性化されたレス↓
07/06/19 16:54:55
親の過干渉・過保護がサディズム・マゾヒズムの根本にあるのかな?

825:咀嚼途上者
07/06/22 14:28:31
【英雄】 ①艱難辛苦→②打ち克つ→③大衆の称賛(支持)

①の部分だけ(あるいは②まで)がマゾヒズムと関連しそうだが。
③の代わりに得るのが性的(精神的性も含めて)快感という部分が
 決定的に違う。





826:英雄主義的な男
07/06/23 03:14:04
>825

サンクス。そうか。③の「大衆の支持」こそファザーシップの源泉だと思う。
そのファザーシップを機能させている状態が、自分にとって健康な状態。
その③が「性的快感」というものではない。
しかし、「大衆の支持」に「(精神的)快感」を求めていないとは言えない。
そこが、メサイア・コンプレックスと英雄主義の違いかも知れないが・・・。




827:没個性化されたレス↓
07/06/23 03:38:36
質問ですが、幼少の頃からなんでもないことで家族に責められつづけ悪者扱いされ、気づけば責められるのが当然のようになってしまったのですけれども
そういうのはマゾにつながってしまうのでしょうか
家から逃げ出すわけにも行かず、家族の好き放題になってしまっていたのですが

828:没個性化されたレス↓
07/06/23 03:57:50
はっきり言おう。
俺は、飲み会や雑談の場で「あいつはMだ。こいつはSだ」と抜かす輩が心底ムカツク。
いつ自分がその勝手な決め付けネタのターゲットにされるかと思うだけで腹が立つ。
こういった話題で盛り上がる連中というのは、平気で他人を扱き下ろして喜ぶ連中だ。
本当に気に喰わない。そして怒りを覚える。

829:没個性化されたレス↓
07/06/23 14:58:11
俺はマゾなんだけど両親は普通に優しい。父親に至っては面白いし話もあう。
18になった今でも親とは仲良くしてるし…これはどういうことだろう。

俺自身はかなりヲタだけど社交的で明るい性格と思ってる。

高校時代はクラスの連中みんな俺がマゾって知ってたし、女子はふざけて叩いたり蹴ったりしてきた。
そうやって痛めつけられて嬉しかったからやっぱりマゾなんだと思う。

それどころか最近じゃ微妙に女装癖まで出てくる始末

でも何故こんなんになったのかわからない。

何かトラウマがあるわけでもないし。

強いて言えば小5の時にパソコン買ってエロサイトめぐりしてたくらいか。

830:没個性化されたレス↓
07/06/23 16:09:10
>>829
ひとりっこ?

831:没個性化されたレス↓
07/06/23 16:13:30
>>829
マゾが痛められつけて喜ぶんだったら今すぐオマエをぶん殴りに言ってやろう。
しかし、きっとオマエは喜ばない。

マゾヒストは自分の描いたストーリーに沿わないことには憤慨する。
あくまで自分で決めたストーリーにこだわる。それがマゾヒストの特徴。

832:没個性化されたレス↓
07/06/23 18:32:17
>>830
弟が居るが七つも離れてる。ちなみに弟とは仲が悪い。

>>831
あっ、まさにその通り…

833:没個性化されたレス↓
07/06/23 19:21:13
>>832
ひとつの画一的な仮説
親の愛を奪うおとおと=弱者へのあこがれと愛情の混乱。おとおととの同一化=M

親のセックスを見た記憶が有る?親がセックスしたからおとおとが出来たって知った
のは何歳くらい?カウンセラーとかじゃなくてヨコシマな興味から聞いておりますあしからず。

834:咀嚼途上者
07/06/23 21:11:17
>>824 あると考える。
  SMの根本とは思わないが、
サディズム・マゾヒズムと呼ばれる性的イリュージョンの持ち主になる
「素質」が形成されやすいと思う。
過保護も過干渉も、孤独な空想に逃げざるを得なくなるからだ。
フロイト流のエディプスコンプレックスは日本人にはあてはまりにくい。
去勢願望というのは、割礼習慣のあるユダヤ人ならではの発想な気がする。

日本人の場合は、過保護や過干渉の方が要因としては強いのではないか。
ここの理路が腑に落ちる形でつながればよいのだが、
これはこのスレッドでずっと思索中の課題だ。

835:没個性化されたレス↓
07/06/25 21:50:47
小2の頃初めて親のセックスを見た。母親のすすり泣くような声を聞いてトラウマ化
二十歳になってもその記憶が片隅にあってセックスをする際自分も同じような声を
あげてる事に対して自己嫌悪になる
だからかわからないけど異性に対しても同姓に対しても攻めるの大好き、相手の
反応見て満足してる(not sex)。
これも親からの影響に関係あるのかな?

836:咀嚼途上者
07/06/25 22:25:34
>835
なぜトラウマ化したのだろう? 
なぜ子供は親のセックスを想像したくないのだろう?
(実際俺も想像したくない)

母親の動物性にショックを受けるのだろうか?
母親が父親と自分(子供)を忘れて
自分自身没頭してることに不安、または嫉妬を覚えるのだろうか?
すすり泣きに対する嫌悪感はどこから起きたのだろう?
(答えを知っていて反問しているのではない。)

男性化願望があるよう読めるのだが
それは母親の「女性性」に対する嫌悪(または反発)からだろうか?

837:没個性化されたレス↓
07/06/25 22:55:24
>>835
>小2の頃初めて

その後何度も見たの?怖い物見たさ的な表層意識に突き動かされて目を背けるよりは
潜んで様子を伺っていた?喘ぐ自分への嫌悪に、無意識に母親の模倣していた自分を
見る思いがあった?ヨコシマですんません。

>>836
喘ぐ段階というのはやはり自分自身の快楽に没頭(ある種の退行)してるのかね?

838:没個性化されたレス↓
07/06/26 00:13:06
理性的で、冷静で、そして強い(泣かない)。
子供は親に対してそういうイメージを持っているだろう。

>>835は親のセックスを見てしまったことで、そういった強固な母親像を壊してしまった。
だからトラウマになったんじゃないか?

839:没個性化されたレス↓
07/06/26 00:53:47
>>836-838
ありがとう。あなた方のレス読んでたら何か見えてきた気がした。

トラウマの理由はまさに>>838
両親のセックスはその日から敏感になってしまったのかすぐ気づくようになって
何度か見た。

男性化願望は確かにあるし、セックスの時自分が攻めてなきゃ気がすまない。
最中も時々何故か正気に戻って自分の喘ぎを聞きたくない聞かれたくないって
一瞬本気で思う。だから快楽に没頭してるのかよくわかんない状態

自称Sだし実際周りからも言われてたから今更気にすることないかなって思ってた
けど、女なのにいまだに母親と性に関わる話をまともにしたくない(母親は振ってくる)
って事は結局自分のダメージ回避のためなのかも。で、悪循環してまたいじめちゃうのかな…

840:咀嚼途上者
07/06/26 15:36:34
>>837 自己への没頭とM性とはつながりがあると思っている。
    Sは自己の快楽に没頭はしない。
    男Sならプレイ中勃起すらしないことも珍しくないと聞いた事がある。
    女Sが濡れるかどうかは知らないが。
    
    快楽への没頭が退行だとは思わないが、女性のマゾヒズムは正常である
    というフロイトの暗示(娘のアンナ・フロイトは女性は皆Mだと展開した)
    に関して、今回の会話からすこしヒントが得られた気がする。

    女性マゾヒズムを、女性の性と痛みはセットである(破瓜~出産)として
    マゾヒズムをそれへの準備、または対抗策とみるサーシャ・ナクトの解釈も
    捨てがたいが。

841:没個性化されたレス↓
07/06/26 19:57:28
>>840
全く説明しなかったけど、快楽への没頭を退行としたのは、女性はsexを通じて脳を退行
させていきオルガズムに至って真っ白=真っさら=生誕のときの精神のコピーを卵子に
乗せてそれが腹の子の精神の核となる。これはつまり地球で最初に交尾したメスの真っさらの
精神のコピーでもあるわけだけど、その精神の核と共に腹の中で生物の進化を歩んで
赤ん坊となるのではないか、という個人的な仮説があるから。受精時のsexの満足度と子
の人格に関連があるのか等。学術的な裏づけの無い直感論の一部を書き表してみたかった
だけなんであしからず。

ところせ、おれもSのままでいては女は性行為による満足は得られずじまいなんではないかと
思うんだけど実際の所どうなんだろう?

842:咀嚼途上者
07/06/26 21:13:17
>>841 おもしろい仮説だとは思うが、
卵子が子宮内膜に着床する時期と
     懐妊の瞬間では時間的にかなりずれがある。
     性交中に卵子が偶然着床して懐妊するというは相当レアケースだろう。
 
     詩的イメージとしてはなかなか美しいと思うのだが。
    
     受精時の満足度と子供の性別の確率との関係についての
     仮説は聞いたことがある。
(膣内のアルカリ濃度が変化して精子の選別が行われる)


843:咀嚼途上者
07/06/26 21:28:33
   女性Sはプレイ中に性交はしない、というのが一般的なはずだ。
   クリトリスに対する奉仕を求めるというのはあるだろうが、
M男性やS女性のブログを読んでいると   
   膣性交にまでいたるケースは今のところ見たことがない。

これは 女性Sと男性Sとは違う、という俺の仮説の根拠のひとつだ。
女性Sと男性Mには異性化願望が潜在的にある、というのが俺の仮説だ。
それぞれの異性化願望は違う経路を辿ってそうなる、と思われるが。

Mに関しては男女ともに「自分からズレ続ける願望」がある。
男性Mの場合は、受動性から女性化願望が芽生えるのか、
フロイトの言うように、エディプスコンプレックスから同性愛的な傾向が芽生えるのか、
考えどころだが。

844:咀嚼途上者
07/06/26 21:41:55
女性Sの場合は、たとえばレズビアンなら
はなから男役であるだろうし(レズといってもいわゆるネコは一時的だ)

性的にはヘテロであっても
S女には、自分の性に対する否定が潜んでいる。
(すくなくともSMの場面においては)
その異性化願望がなぜあるのかということの根拠に
母親の性交を見たトラウマというのは、
ひとつのケースとして俺には納得しやすい。

ドゥルーズが「女Sは男性Sの代理」に過ぎない、というのは
あくまでマルキ・ド・サドの小説に現れるS女 という限定がつくが、
二次的な観察にすぎないと思う。
同性をイジめたいというのは男性化願望が潜在しているからだ。
(その奥には、無意識の母親否定、嫌悪、があるのではないか、というのが俺の仮説)


845:没個性化されたレス↓
07/06/27 00:08:58
>>842
空想の世界の話をくどくど説明するのもどうかと思うが誤解があるようなので一応説明しておくと、
卵子に乗った精神の核と共に精子を受け入れ受精し外の世界に生まれ出るかどうかの決定に関わる。
あくまでもコピーの元でしかないので、必ず生まれ出ると言うわけではなく受精しないとなればその場で
消えてしまうイメージ。
何故このような仮説に思い至るかと言えば、深い性的満足を得て腹の息で喘ぐ(細かいこと言うとその
最中に薄目を開けてキスを求めるしぐさ=授乳の代用行為か、とか)女性と、いわゆるオンギャアという
赤ちゃん独特の無心の泣き声の、発散することによって充足しつつ求めている感じに共通性を感ずると
いうことと、心身ともに子が自分のコピーであると言う来歴、意識が、境界を無きものとし、母性愛=共依存、
分離不安=宿命的なMの種をまくこととなっているのではないかと思えるからである。

>>844
母親の性交は有る意味許容範囲なので記憶に残ってトラウマ化し、父親の性交はその範囲を超えているので
表層ではあまり意識されずに深層で男性化願望を後押ししているのかな?本人の考えを聞いてみたいとこだ。

846:没個性化されたレス↓
07/06/27 02:36:27
イク=逝く
女性のエクスタシーに対する反応をみると怖がってるみたいだよね?
エクスタシーとは臨死体験なのかな?だとしたら何の為なんだろう・・・
怖いものが欲しい与えたいってムチとロウソクがなくてもSMそのものだよね。

847:没個性化されたレス↓
07/06/30 08:31:01
臨生か臨死か。
臨生=臨死なのか。
一度真剣に死のうと思ったことがある。新品のカッターナイフを首の脈打つ所
に押し当てて・・・振り下ろせば死ねる。結局怖くて死ねなかったけど、あのときぼくは
「生まれなかった」のだろうか。決断と躊躇はそのたびに臨生の記憶を呼び起こすのか。
居心地のいい胎内からの排出が「追い立てられ決断を迫られたた経験」なら、生まれる
とはそもそもそれ自体苦痛な経験なのだろうか。
日常において、促し、促される関係との関連性。


ところで「心理学のプロ」は哲板「自分を見つめていく」の1や2なんかで語ってる「K」(あるいは
その語り合いの相手の「T」も)と同一人物なんだろうか?
いまはメチャメチャなスレになっちゃってるけど。

848:咀嚼途上者
07/06/30 20:12:37
>>847 哲学板をざっとスクロールしたがわからなかった。
    そのタイトルは自己完結的な彼らしいタイトルだと思うがw

849:没個性化されたレス↓
07/07/04 05:11:05
>>848
あんたニートかい?

850:没個性化されたレス↓
07/07/05 18:46:12
>>848
あんた大学生かい?

851:没個性化されたレス↓
07/07/07 08:07:14
エクスタシーと過呼吸は似てるよな。

852:没個性化されたレス↓
07/07/07 10:59:04
5月27日から北米での劇場公開した今敏監督のアニメ映画『パプリカ』の好調が
続いている。6月最終週の興行で公開から6週間目を迎えた『パプリカ』は、先週
から公開劇場数を6つ減らし31館での興行となった。

 しかし、米国の映画興行情報サイトのBOX OFFICE MOJOによれば、週末の興
収ランキングで依然35位につけている。この結果『パプリカ』の累積興収は、約57
万5000ドル(約7000万円)まで達した。

 この結果、『パプリカ』の興収記録は、同じ今敏監督の『東京ゴットファザーズ』の
4倍以上、『パーフェクトブルー』の5倍以上である。この数字は作品が2006年のベ
ネチア国際映画祭のコンペティション公式出品であったことに加えて、今監督への
世界的な評価の高まりも反映していると思われる。

 またこれまでの累計興収で、『AKIRA』や『攻殻機動隊』、『スチームボーイ』といっ
た日本の大作劇場アニメの興収記録を上回る歴代14位に浮上した。これより上位に
は『ポケットモンスター』などの児童・学童向けのアニメとジブリ作品と『イノセンス』、
『カウボーイビバップ 天国の扉』、『メトロポリス』の3作品のみとなっている。

 今週以降は公開から既に1ヶ月半以上経っていることもあり今後は興収の大きな
伸びはないが、着実に数字を積み重ねそうである。
 興収5000万円突破は2005年の『ハウルの動く城』以来のものとなり、『パプリカ』は、
日本のアニメが最も苦手とする北米の劇場公開の市場で価値ある実績を残したと
言えるだろう。

『パプリカ』公式サイト URLリンク(www.sonypictures.jp)

ソース(日本アニメの北米歴代興収トップ20)
URLリンク(animeanime.jp)


853:没個性化されたレス↓
07/07/07 19:34:21
【裁判】 「苦しむ姿に性的興奮」 自殺サイトで知り合った男女3人を楽しみながら殺害&写真撮影の鬼畜男、死刑確定

スレリンク(newsplus板)

854:没個性化されたレス↓
07/07/11 19:07:23
>>853
やめろ!

855:咀嚼途上者
07/07/12 16:27:40
サディストというより、生きた人間とは関係が結べなかったのではないか。


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