05/09/03 16:02:52
>>124
対人不安をわざわざ2群に分けるのは情報量の損失だ。なぜ連続変量を情報量の少ない
カテゴリ変数にわざわざ変換するのだ。
対人不安を高低に分けて気にする得点をt検定にかけるのと,相関係数を算出することを
比べてみれば分かるだろう。対人不安が高ければ気にする,対人不安が高くなければ気に
しないということが事実であれば,t検定結果の有意になるだろうし,有意な相関係数も
得られるだろう。でも2群に分けてしまうとせっかく持っていた連続量としての情報が失
われる。1つの独立変数が1つの従属変数に影響を及ぼすことを考えれば,相関係数でも
単回帰でも(どうでも)いい。
加えて,対人不安意識は1因子じゃないんだろうから,独立変数が複数出てくるわけで,
しかも複数の独立変数が相互に独立ではないのだろうから,そうなったら重回帰分析や
共分散構造分析で因果関係を検討せよ,ということになる。