09/12/03 17:07:12 0
>>130
「お願いだから命だけは助けて」と言われることを指摘しても、そのように言う理由付けから命令することを
説明できなくなるわけではないし、「「よって生じる不利益を指摘すれば、 それでよいといえる」は、
…つまり、「殺される」ことに付随する不利益を避ける必要性があるなら、「人を殺してはいけない」と指示する理由は
当然ある。これは、人、殺す・殺される、いけないという言葉の意味を正しく使うならば、覆しようの無いことだ。
正しく使わなければ、デタラメな結論を出すことはできるが、それは、言葉を間違って使うことができることを示すにすぎず、
人を殺してよいと論じたことにはならない。だから、>>1への答えは、殺されることによって生じる不利益を指摘すれば、
それでよいといえる。
という議論の中で(つまり、「何故、人を殺してはいけないのか?」という問いに対して理由を答えるという意味で)
言われていることで、「それであらゆる意味において禁止が必ず成立する」という意味で言われているわけではないよ
そして、それで全く問題ない
正当防衛の例スレリンク(jurisp板:8番),12-15で言えば、
「害悪」に関する一般的判断が、「何故、人を殺してはいけないのか?」の一般的な理由だから
つまり、正当防衛が成立して、ある殺人が「法的に禁止されない」、適法となったとしても、
「人を殺してはいけない」という禁止に反してよい、という判断は導かれていない
(なぜなら法は人を殺した点については害悪という判断を前提として正当防衛を判断するから)