マルテイン・ハイデガー Martin Heidegger Ⅳat PHILO
マルテイン・ハイデガー Martin Heidegger Ⅳ - 暇つぶし2ch550:考える名無しさん
10/03/13 20:00:29 0
アインシュタインがマッハの実証主義を元に相対性理論を発表したのは、
特殊が1905年、一般が第一次大戦中。

客観性とは何か、ニュートン力学的世界観が実は考えられているほどには
客観的な世界観ではないとしたら、それは何故だ?

551:考える名無しさん
10/03/13 20:12:34 0
ハイデガーの『存在と時間』の時間論はマッハやアインシュタインの
延長でやってるってのは、誰でも知ってますよね?

552:考える名無しさん
10/03/14 12:40:53 0
延長とまで言っちゃうのはトンデモとしてもカッセル講演読めば
問題意識としてそこらへんも踏まえているのは事実だね

553:考える名無しさん
10/03/14 13:13:06 0
同類にベルグソンが入ってくるし、冒頭で若干、取り扱われてもいる。
揚げ足を取るような評価の仕方だが。

554:考える名無しさん
10/03/14 13:23:34 0
ハイデガーのアリストテレスへの批判は同時代的(?)なものだな。

ニュートン力学と相対性理論の違いは、まず共主観か超主観かの
問題があげられるだろう。共主観性は時間の共有性があるからな。

555:考える名無しさん
10/03/14 13:57:37 0
>>553
『存在と時間』の冒頭ね。ベルクソンは生物学の基礎概念を丸呑みにして
進化論で哲学するから、ハイデガーとしては同類にされるのは心外かな。

556:考える名無しさん
10/03/14 18:14:20 0
生命の起源 - Wikipedia

「生命の起源を厳密に論ずるためには、まず生命や生物を定義する必要がある。しかし
これらを明確に定義することは難しい。

一説には「生命とは生物に備わっているもの」であり「生物とは生命をもつもの」であると
いう循環に陥ってしまうためだともいう。

人間の文化における生物と無生物の区別は習慣的、直観的である。

生命現象を元素の組み合わせである分子化合の総体として解明しようとする分子生物
学の方法では両者の区別を立てられない、との指摘がある。近代科学を錬金術の時代
から区別するのは、任意の法則で物質の振る舞いを予測・説明する、仮説と検証の方法
の確立による。この近代科学の方法は、何より研究の対象を決定論的に取り扱うことを
前提としたからである。この問題は有機化学の出発点における「生物の体内でしか生成
されない」という有機物の定義が、徐々に曖昧化してしまった歴史とも深い関連がある。」


・・・この文章はもちろん自作自演だが(多少、他人の手が後から入って焦点が
ボケてる)、一応、裏は取れたわけだな。

557:考える名無しさん
10/03/14 18:55:32 0
それは裏が取れたと言えるのか?

558:考える名無しさん
10/03/14 19:33:53 0
マトモな反論が帰って来たことのないのは確かだがな(ヘラヘラ

559:考える名無しさん
10/03/14 19:56:23 0
煽ってやらないと耳栓してスルーしようとするだけだからなw

560:考える名無しさん
10/03/14 23:56:01 0
「近代科学」が機械論だと言っても反論は来ないが、「現代科学」は
近代科学とどう違うのかが問題だ。

確率論でごまかそうとするが、確率論というのは「総体的に見た法則性」で
あって、「ランダム」ということは意味しない。「現代科学」も機械論であることに
変わりはないのだ。

561:考える名無しさん
10/03/16 21:11:49 0
科学哲学、ないし科学論というのは、このハイデガーの言う
「基礎概念」についての学な。生命論もそうだ。

「科学っぽい哲学」を科学哲学だと誤解してる奴も多いが。

562:考える名無しさん
10/03/22 23:04:58 0
ハイデガーの着目したサイバネティクスが、今現在生活の中に入り込んでいる
(無意識にすらなっている)のをみると、ハイデガーには先見の明があったと思う。
ただし確率論的発想は、東浩紀らが論じたようにハイデガーにはなかったと思う。

563:考える名無しさん
10/03/31 04:19:28 0
福田和也の『イデオロギーズ』がそんな話だったな

564:考える名無しさん
10/03/31 14:59:04 0
「サイバネティクス」って、つまり何?

565:考える名無しさん
10/03/31 16:14:11 0
サイバネティクスはロボット、PCを含む人工知能と考えればいい。
これは人間と同じく情報フィードバック装置を含むので人間対機械という二元論的論争に
ならないのがミソ。
柄谷行人が『生けるキルケゴール』(入手困難?)所収のハイデガー論考について
『隠喩としての建築』(定本版40頁)で触れている。

ハイデガーは、哲学は将来サイバネティクスに取って替わられるだろうとまで言っているが、
この場合はサイバネティクス=情報科学技術といった幅広いニュアンスになる。

追記:
ハイデガーを保守主義に位置づけるが安易だとして避けようとした場合、
ハイデガーのニーチェ読解(=科学的認識に開かれている)が鍵になるだろう。

また、ハイデガーのサイバネティクスに対する対抗心、恐怖心はスピノザ(=自由意志の否定)
に対する無視と繋がっていると思う。

566:考える名無しさん
10/04/01 01:24:55 0
分かりやすく言うと「サイボーグ論」だな。『存在と時間』の
「用具的存在」論の延長だ。「サイバー空間」云々てのも
一緒。

567:考える名無しさん
10/04/01 03:40:17 0
まあ当時の夢的な部分まで含めたらそれぐらい広い話になるけど
要するに今の情報科学・情報工学のことだよ

568:考える名無しさん
10/04/01 13:01:49 0
ハイデガーは驚くなかれ1976年まで実在の人だった。
マシン語のプログラムは組んだことなかったとは思う。

569:考える名無しさん
10/04/01 13:04:21 0
そうだよなあ、1976まで生きてたのか。
ガダマーは2002年、102歳まで生きたけど。

570:考える名無しさん
10/04/01 13:28:25 0
ガダマー 私たちはみんな無知です(足元で猫がなく)。これは、
猫のダーザインです。猫は存在の神秘を考えないでしょう。
「池田・ガダマー対談」

決めつけは宜しくない・・・。

571:考える名無しさん
10/04/01 13:32:17 0
猫も、他人も何を考えているのかわからんからな。
でも、動物は非世界的だというハイデガーの踏襲じゃない。
石は無世界的だ。

572:考える名無しさん
10/04/01 13:43:01 0
重要なのは考えることでなく、生きることだとは?

573:考える名無しさん
10/04/01 14:08:52 0
柄谷が都合のいいようにハイデガー、現象学、カント哲学を流用するのに吐き気がする。
なんであんな奴にのさばらせるのかなあ、哲学業界諸君。


574:考える名無しさん
10/04/01 14:59:11 0
哲学業界なんてもうない

575:考える名無しさん
10/04/01 17:14:06 0
ハイデガーが都合のいいようにフッサール、解釈学、アリストテレス哲学を流用するのに吐き気がする。
なんであんな奴にのさばらせるのかなあ、哲学業界諸君。

576:考える名無しさん
10/04/01 17:16:50 0
>>570
同意の鳴き声かも知らん。

577:考える名無しさん
10/04/01 17:56:43 0
いわゆる「ロゴス中心主義」の伝統は、コトバを持たない
存在の実存まで否定してしまうことがある。

デカルトが代表例かな。

578:地方労働者
10/04/15 00:04:35 0
あ、「魂まで否定してしまう」が良かったかな。

579:考える名無しさん
10/04/16 01:22:18 P


大学入試ってやっぱり必要やね。

580:どうしてこれに答えないのかな?
10/04/16 04:35:03 0

>ハンニバルが機械に論破されて撤退宣言の捨て台詞吐いて逃げてったのは論証する必要ないよ。
>過去ログ読めで終わる話
うん、だから前からいってるけど、論破されたと言い張りたいのなら、
どんな筋道で論破したっていうんだ?



581:地方労働者
10/04/16 07:30:51 O
大学関係者ってのは鼻毛が細そうだもんな。

582:松田
10/04/25 00:20:28 P
はっきりいうて、ジャンプしか読んだことなのないやつが、カントだの
ハイデガーだのニーチェだの論じるのは無理があるぞ。吐き気する板やな。

583:考える名無しさん
10/04/25 02:40:42 0
ハイデッガー朗読、 ヘルダーリン「神とはなにか?」
Heidegger liest Holderlin: 07 "Was ist Gott?"
URLリンク(www.youtube.com)

Was ist Gott? unbekannt, dennoch
Voll Eigenschaften ist das Angesicht
Des himmels von ihm. Die blitze namlich
Der Zorn sind eines Gottes. Jemehr ist eins
Unsichtbar, schicket es sich in Fremdes. Aber der donner
Der Ruhm ist Gottes. Die Liebe zur Unsterblickheit
Das Eigentum auch, wie das unsere,
Ist eines Gottes.

神とはなにか?未知なるものだ、それにもかかわらず
もろもろの特質が神の天の姿を満たしては
いるが。実際稲妻は
ある神の怒りだ。あるものが
いっそうますます見えなくなる、…異質な事物のなかに委ねられたからには。だが、雷は
神の栄誉だ。不滅であることへの愛は
わたしたちの持ちものであり、また
神たるものの持ちものだ。

URLリンク(po-m.com)
URLリンク(leisurehive.informe.com)

584:地方労働者
10/04/25 06:11:24 O
>>582
マンガは床屋で世相を推し量る時に開くだけだ。

お前ジャンプ読んでんの?

585:地方労働者
10/04/25 07:30:11 O
>>583
ハイデッガー=ヤスパース往復書簡の最後辺りのやり取りを
思い出す。

586:松田
10/04/25 12:58:10 P
はいはい

587:地方労働者
10/04/25 17:18:32 O
基礎概念問題は把握したか?

588:地方労働者
10/04/25 17:24:22 O
いわゆる「生命論」を生物学の基礎概念についての論究と限定して
捉えて良いものかどうか、ちょっと迷う。

生物学の概念も時代と共に変化する。現代生物学では生物に
「生命」の宿りなど最初から認めていないようなところがある
からな。

589:地方労働者
10/04/27 18:12:33 0
ハイデッガー=ヤスパース往復書簡にも、ナチ協力の経緯が
本人談で書いてあるな。夫人に「恥、恥」って責められたらしいw

590:地方労働者
10/04/28 01:15:17 0
生物学の客観主義偏重はダーウィン後の流れだな。

はーぶあーどだいがく(笑

591:松田
10/04/28 02:39:58 P
ふあーーーあ

592:地方労働者
10/04/28 07:42:28 0
ボク、二桁の足し算はもうやったかい?

大学哲学なんだろ?

593:考える名無しさん
10/04/28 09:47:23 0
test

594:地方労働者
10/04/28 17:46:36 0
このコテは、スノッブの哲学ディレッタントには魅力がないらしいな(ゲラゲラ

鼻持ちならないインテリ気取りどもめ。

595:地方労働者
10/04/28 18:06:25 0
数学や科学の基礎概念問題はウィトゲンシュタインのスレで
やってるわけだが、これは理系だ。

生物学は理系と言って良いだろうか? 文系ではないな。

596:考える名無しさん
10/04/28 21:21:05 0
>>595
いまさら理系と文系の区別は不要では?

597:地方労働者
10/04/28 22:47:22 0
科学はアートとエンタだとか言ってファンタジーに
うつつを抜かしたり、ポスモダみたいな疑似科学
哲学が流行する風潮が良いと?

598:考える名無しさん
10/04/29 00:30:19 0
>>597
どっちも勘違いではないかと思う。
良く考えれば立場の違いはあっても同じ結論に近づくんじゃないかな。

599:松田
10/04/29 01:11:55 P
へっくしょん!

600:地方労働者
10/04/29 13:02:31 0
余りに単純な割り切りなんで好きじゃないんだが、理系は客観領野に、
文系は主観領野に関わる学であると言っても良いか知らん。

「主観主義」というのは、主観一元論で客観領野までを規定してしまう
ことだ。

601:松田
10/04/29 14:04:05 P
つまんねーよ。

602:考える名無しさん
10/04/29 14:20:35 0
対象の仕組みを説明するのは客観的な方法が必要で、それを評価するのは主観で、両方がある程度のレベルにないと対象を適切に評価できないと思う。
従来の理系・文系への専門化はこのバランスを考慮してこなかったのではないのか。

603:松田
10/04/29 14:25:48 P
「立ち小便するな!」の方がまだましだな。

604:地方労働者
10/04/29 14:51:14 0
肉体労働者をナメんなよ、青ガキめコラ

科学として生物学が客観性重視に傾くのは
ある意味、仕方ないとは思うね。

しかし「生命」というものは了解的にしか認識
出来ないものかも知らない。

605:考える名無しさん
10/04/30 01:01:06 0
おまいら存在と時間ってどれくらいで読破した?
ちょっと読んでは中断し、もう足掛け3年になるのにまだ読み終えてないんだが

606:超人デジモン ◆j.Ypl7DW.o
10/04/30 03:18:39 0
本日のオリジナル名言公開ステージの存在は時間を裏切らない、時間も存在を裏切っては為らないのスレッド。

607:地方労働者
10/04/30 19:55:41 0
Wikiの「了解」の項目はなかなか参考になるが、「了解」と対置
される概念が(科学的)「説明」とか書いてある。

俺的には「了解」は「理解」と対置すべきと思う。

608:考える名無しさん
10/05/01 14:26:32 0
「現」を存在する、の意味がわからないのだが誰か教えて

609:地方労働者
10/05/01 15:28:06 0
「了解」は「諒解」の書き換えで、「諒」には「思いやる」の意が
ある。漢文=日本語だと割り切りが良いんだが、ドイツ語や英語で
類語を調べると、やや面倒な話になるな。

「諒解」の原語ドイツ語verstehenは、ver-stehen(離れて立つ)と
いうような原意。英語のunderstandに対応する言葉だが、細谷訳では
「理解する」をuntersuchen(分析する=examine)から引いて来ている。

「理解」という言葉は確かに分析的ニュアンスもあれば、説明を「理解
する」というような受動的ニュアンスもある。して見ると「諒解」に
対置されるのが(科学的)「説明」であるとするディルタイの態度も、
「諒解」できないこともないわけだな。

610:地方労働者
10/05/01 16:39:35 0
晩年の鈴木大拙の講演『禅と化学』でも、英語のsympathyに
対する日本語(実は中国語)「同情」について、これがいつ頃
から使われているのかを調べてみたいというような話をしてる。

禅問答というのは了解性が重要なキーだからだ。

611:地方労働者
10/05/01 16:43:07 0
ああ、『禅と科学』。「科学というのはものを分けて考える。
分かれぬ先のものを見よ」というようなことを強調している
んだが、これは『存在と時間』の「基礎概念」についての
問題提起に通じるものがある。

612:地方労働者
10/05/01 21:33:38 0
>>608
「現存在(da-sein)」の「現(da)」は、何か指差して
「Da!」とやると、「ここ!」とか「これ!」とか「それ!」
とかになる言葉。

「現存在」は、いわば「当事者的存在」の意。

613:地方労働者
10/05/02 08:33:55 0
「ハイデッガーの『存在と時間』は、まだドイツ語にさえ翻訳されていません」と言った
ドイツ人がいた。レーヴィトは、この本が外国語に訳せたら、それこそ奇蹟だと思うと、
どこかで書いていた。このふたつのことを考え合わせると、翻訳者はますます言葉
少なにならざるを得ないのである。(細谷訳後書き)

ディルタイの打ち立てた了解性解釈を元にウェーバーが始めた社会学が日本で
「理解社会学」とか呼ばれてたりするのな。これじゃ分からんわな。

614:考える名無しさん
10/05/02 10:39:12 0
Heidegger? Quatsch!

615:地方労働者
10/05/02 10:55:31 0
ウィトゲンシュタインだってロクに読解できねえクセしやがって。

616:地方労働者
10/05/02 10:57:49 0
どうせ英訳『存在と時間』も「了解」を全部、understandで翻訳してあんだろ。
何にも分かりやしねえよ。

617:地方労働者
10/05/02 20:27:12 0
まぁ、こうやって西洋文明とはいかなるものかが、多少、分かるわけですね。

618:地方労働者
10/05/03 08:05:19 0
“da”はデフォルト空間としてのゼロ次元、存在論的超越場とでも呼ぶべきか。

存在了解の地平としての「時間」が持ち出されるのは、現象空間としての
四次元において、時間が三次元空間に対して存在論的上位性を帯びて
いることから。

「アプリオリ(先験性)」が時間的概念であるともハイデッガーは指摘している。
「認識は知識に先立つ」という見地からするとあながち間違いではないとは
思うが。

619:地方労働者
10/05/03 09:19:48 0
我々は時間的継続性を帯びない対象を「現実には」認識出来ない。
しかし、平均的日常性の地平では我々の意識は、それをやっている。

存在了解の地平としての「時間」が強調されねばならない理由は
こういう点にあると、差し当たり指摘されねばならないだろう。

620:考える名無しさん
10/05/07 20:19:38 0
このスレッドのレスみてても感じるんだが、ハイデガーの思想が非常に密教めいてしまって
、まあ実際わかりにくいところはあるにせよ、今日の人間を標的にして考えられているという一事
、今日の人間へむけて頽落を脱し本来性を指示したいという試みを描いているという点が外されて
しまう。特にデリダのような難解な読みをするテキストが出ると、なるほどハイデガー難解!と
なりやすい。しかし、デリダの読みはともかく、『有と時』は非常に倫理的な色彩を備えた書物だと
いう点は忘れてはならないだろう。現実を引き受け、責任を自覚し、自由をめざして企投するとい
うのはサルトルの哲学であると同時に今日の知の在り方を最も代表する。いわゆる近代的ヒュー
マニズムの姿である。で、ハイデガー思想はサルトル的なヒューマニズムと相当違う。認識として
の自己にたいし、有としての自己があり、そっちの方に重心がおかれている。むしろ、後者のほうに
倫理の在り方をみるという思想だと思う。むしろ、慮 Sorge という概念のように、対象と関わる
有の情態性を重視するわけですね。また、情態の根拠としての経歴 Geschehen というふうに、
情態の根拠としての歴史 Geschichte を重視する。そこに個体の倫理の根拠をみる。その辺が
今日の知的主体と異なると思うわけです。ニーチェの言葉を使えば生成ということを重視してい
る。今日の知的人格の在り方と違う有を提起している。そこが今日の知的主体への批判たりえて
いる。むしろ非‐知の称揚でもあると思うんですね。そこが現代の知そのものへの批判たりえてい
る。

621:考える名無しさん
10/05/08 08:48:08 0
20世紀最大の思想家って誰が言い出したんだろう?

622:考える名無しさん
10/05/13 00:51:55 0
ペテン師という意味では20世紀最低の思想家だよね

623:考える名無しさん
10/05/17 08:30:29 0
勿体無い

624:考える名無しさん
10/05/20 18:40:46 0
ハイデガー思想の特色は一人の人間の意味というのは彼(彼女)が固有な経歴を捨象し忘却
して無限な多様な姿で現れうるというところではなく、いつでも自身の存在を引き摺っていきながら
生きるしかなく、自由もまた、己の歴史から可能性として掴まれるしかない、としたところだろう
。これは、人間は対自存在として自由な存在なのだから、現象にたいして自由であり、状況にたいし
責任を負う、とする、現代のヒューマニズムとは異なる。人間は対自的な意識に収斂するのではな
く、意識はいつでもサルトルのタームでいう即自性に拘束されるし、一挙にそこから逃れた対自的意
識へ収斂はできない。ハイデガーの人間観は有の重力を繰り込んでおり軽やかに自由になれない
からこそ人間たりうるという反‐教養主義がある。実存主義というより根底にあるのは自然哲学で
あり現代的な市民主義とは相容れないものだ。そこがハイデガー思想の現代的な意義だと思う。

625:地方労働者
10/05/20 19:03:16 0
古代ギリシャの哲人の思想を読み解くにも、
やはり「了解性」が重要になるってことだな。

解釈学の基本だろう。

626:地方労働者
10/05/21 22:41:38 0
解釈学復活の今日的意味 夏目武子【「文学と教育」№154 (1990.11) 掲載】
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

解釈学の評価と批判    戸坂 潤   【「教育・国語教育」(1936.5刊)掲載】
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

627:考える名無しさん
10/05/22 16:57:39 0
すいません存在と時間を読むと何が分かるんですヵ?

628:考える名無しさん
10/05/22 18:19:16 0
わかっていることの確認

629:地方労働者
10/05/22 18:51:00 0
何でもかんでもハイデッガーに同意する必要もあるまい。

> 生の解釈、生の生による自己解釈、という観点はディルタイが晩年に愈々(いよいよ)明らかにすることの
>出来た哲学である。之を借りてフッセヤール[フッサール E.Husserl 1859-1938]の現象学を改革したのが>
>ハイデッゲル[ハイデッガー M.Heidegger 1889-1976]の解釈学的現象学だ。人間的存在という現象を人間
>存在そのものから解釈すること、そしてその解釈はある意味に於てロゴスを通してであること、之が彼の人間
>学であり一般に彼の存在論なるものである。

嗚呼、遠い日々。人間にまだ脳ミソのあった時代よ・・・。

630:地方労働者
10/05/22 21:58:49 0
『死に至る病』の読み解きやすくなるような文章だな。
キルケゴールは、若い頃、マンテルセンについて
シュライエルマッハの教義学を学んだらしいが。

631:空談
10/05/31 03:44:16 P

ハイデガー『存在と時間』は基本的にカントの批判書と同じ構造を措定すればいいことに気づいた。
続篇は哲学史を遡行する予定だったという。
量と質は存在に、関係と様相は現存在にあたる。
事物的存在はカテゴリーに、世界内存在はアンチノミーにあたる。

 _______________________________________
|         |         | 環境12      (範疇的、   |
|         |         |            カテゴリー?)|
| 定義「存在」1 |         |                12 |
| (世界内存在) |         |    人間学、神学、        |
|   空間5   |         |    心理学、生物学10      |
|         |         |      フッサール10      |
|         |         |                   |
|        序 論       存 在    (事物的存在)12     |
|       (1~8)       |     一・一~二(9~13)   |
|         |定義「存在者、  |                   |
|         |   現存在」2 |                   |
|         |  (時間性)  |                   |
|         |   時間6   |                   |
|         |         |                   |

632:空談
10/05/31 03:50:52 P

|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・三~六(14~44)       |         |         |
|  世界性14  |         |         |         |
|道具的存在、配慮的|         |         |         |
|、世界内存在15 |         |         |         |
|  空間性23  |         |         |         |
| (非本来性38←|→本来性54、61)         |         |
日常的27     |         |         |         |
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五~六__|          
恐れ30/対象(世界内存在15)    |       (歴史性)(72~83)|
| 自体/理由   |二・一~四    |         |アリスト|デカルト|
|   視、了解31|(45~71)  |         |テレス6|18  |
|解釈32 陳述33|死49~53   |         |__歴史性74~77
|語り34 空談35|良心の呼び声56~58        |カント7|ヘーゲル|
好奇心36曖昧性37|59 決意性62 |        現象学、  |6、82|
|被投性38不安40|   到来的65 |      フッサール7  |    |
|____気遣い39~42_開示性68_|_________|____|____|
(世界内存在、         |  
 アンチノミー?)       |

633:631,632,633空談
10/05/31 03:53:36 P
             >>631-632
                |
         非本来的  本来的54
               時間性(日常性/歴史性/
         ベルグソン 66  時間内部性78~81
         日常性67
(了解/情状性/頽落/語り) 
         現成化   瞬視 キルケゴール68
         予期    期待(先駆として時熟)
         忘却       
        (脱自的統一)
         68    歴史性74~77(ニーチェ76)
               時間内部性78~81
               時間83      


634:考える名無しさん
10/05/31 16:37:35 0
世界内存在はアンチノミー?どういところが二律背反なんだ?

635:考える名無しさん
10/06/02 00:15:01 0
世界内存在は常に非本来性(現存在)と本来性(存在)に引き裂かれるから。
事物的存在にはそうした矛盾がない替わりに存在への開示もない。

ただし、第80節の終わりではこうした矛盾を解消し、(本人の言説とは逆に)
ヘーゲルと同じ道をたどっているように思う。


636:635
10/06/02 00:57:49 0
図解すると以下になります。
スレリンク(philo板)n107-108
(東浩紀が作成したクラインの管を使った循環図のほうがハイデガーの意図とは
合うと思いますが、、)

637:考える名無しさん
10/06/03 19:04:55 0
『ニーチェ』や『形而上学入門』を最初に読んだから、
あれこれ引用しながらちみちみ分析していくいかにも大学教授先生タイプっていう
イメージ持っていたけれど、『存在と時間』は造語が
たくさん使われているね。初期の著作はなんていうか『日常的』って感じた。

638:考える名無しさん
10/06/04 06:24:33 0
 ビジター(V)がすごい。宇宙人がやって来て、環境破壊で困ってるとか、平和を求めてくる。
正体は、人間の皮を被った、トカゲの宇宙人。

 でも、ビジターは水資源を略奪したり、人間を食い物にしたり汚い。
何だか知らないけど、裏切り者が出て、赤い粉塵を播くと引っくり返って死ぬって教えるんだよ。
裏切り者は地球人と相の子作った奴かな。

 そんで、平和になるってやつ。

639:考える名無しさん
10/06/07 15:46:23 0
 高田珠樹は『道の手帖 ハイデガー』で『哲学への寄与』を目新しさはない、と論評し、かつこの本を
理解する手掛かりとして、『哲学への寄与』と『存在と時間』を関係付けてこう言っている。

《これら(『論稿』での諸概念)は、あくまである独特の歴史、哲学史の構図を構成する概念であり、
その限りでは、『存在と時間』の中で語られる存在論の歴史の解体という主題や構想を抜きにして
はありえないものだと思います。》(19頁)

 『存在と時間』における存在論の歴史の解体と再構成、というのはハイデガーの思索を通低して
流れる糸であるには違いないが、『哲学への寄与』の場合、その存在論の解体・再構成とモチーフが
直結しているわけではない。私のみたところ、『哲学への寄与』の中でハイデガーが籠めている視点
とは、終末観、終末の風景、である。有・Seynというのが、有るものによってしか物事を把握できな
い我々の規定を越えた真理である。『論稿』も主題のひとつは、有・の突発的出現である。有るもの
による支配が貫通したときに、有・の欠在から、その突発的出現がやってくる。

《有・の突発的出現は、歴史的な人間に知らされてはいるが、決して人間に直接に自らを告げるの
ではなく、真理を蔵することの諸様態の内に覆蔵されている。しかし、有・の突発的出現は、稀で
それ自体がつつましく、常に有・の欠在からやってくる。有・の欠在の重みと特徴性は、突発的出
現の重みと持続性より少なくはない。》(『哲学への寄与論稿』252頁)

 また、没落、拒絶というのも、重要な鍵である。没落というのは死にゆく、ということだと考えて
いい。

《没落は拒絶への最も親密な近さであり、性起はその拒絶の内で自らを人間に贈るのである。》(同
244頁)

 有・という、それ自体が有るものを越えた真理、それが欠在の果てに突発的出現をする。性起とは
現‐有を有・へ差し向けることとしての出来事であり(同書8頁)、有るものへの拒絶の内で自らを
贈る。これらの命題を辿ることで、死ということが文明への進化にたいする反命題として対置され
ていることは容易く把握される。つまりこの論稿での鍵は死である。高田の哲学史によっては何も
分からないだろう。

640:考える名無しさん
10/06/13 23:10:21 0
《没落は拒絶への最も親密な近さであり、性起はその拒絶の内で自らを人間に贈るのである。》(『
哲学への寄与論稿』244頁)といった文をみると一目瞭然なのは、ここでハイデガーが没落と拒絶
とを親密なものとしてみていることで、要するに、実存の崩壊、破滅、というこが、状況への拒絶
と同義ともいえる意味をもつだろう、ということである。ハイデガーのこの作品でいうと、没落と
は、有・が自らへ指し向けるものである。つまり有・が性起として自らと対応させるものである。
没落する者が性起(有・の本質現成)である。このような論理を通して浮上するのは、人間の崩壊
と、それへの有からみた意味付け、ということである。これらの論理はそのまま、現在の高度資本主
義社会における崩壊現象に直結しているかにみえる。ほとんど、ハイデガーのここでの論理だけが
そこに行き着いている。その意味で非常に重要な作品だと思える。同時にほとんどのハイデガー
研究家がこの作品のもつ意味に蓋をしたがっているかにもみえるのも確かで、それはこの作品に言及
する手付きに現れている。実際は、これほど2000年以降の時代を暗示する思索はない。それは
忘れてはならないだろう。

641:考える名無しさん
10/06/17 10:28:27 0
ハイデガーは、もはや廃デガー。

642:考える名無しさん
10/06/22 15:29:14 0
リーマンショックも戦争も性起(Ereignis/event)だろ。
性起とかわけわからん、日本語でなくて、普通に出来事とか訳せよな。
現有とか日本語なんかw

643:考える名無しさん
10/06/23 03:38:44 0
京都学派に言ってくれ

644:考える名無しさん
10/06/23 07:21:06 0
HegelとかKantの場合、Daseinは現実存在という訳語だったけ?

645:考える名無しさん
10/06/28 01:58:43 0
センスの悪い翻訳した人が悪いというより、
たいした事でもないのに思わせぶりな文章を書いたハイデガが悪い

646:考える名無しさん
10/06/28 12:59:24 0
訳語って学者の間で共通の訳語があるけどあれはみんなで点検しあってるの?

647:考える名無しさん
10/06/28 18:48:47 0
勝手に考えてやってると思う。
同じ底本でも訳者によってかなり違う。

648:考える名無しさん
10/06/29 14:11:39 0
宇宙の穴?
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
何も無い存在者が存在する?でいいのか

ex nihilo omne ens qua ens fit(無から、全ての有るものは生ずる)

649:Xへの手紙
10/07/01 19:13:45 0
『存在と時間』の既刊部分の性格により、永く実存哲学の祖とされてきたマルテイン・ハイ
デガー。

 1980年代、日本では木田元により、『存在と時間』が未完成品であり、未発表の後半部分にこ
そあの著作の真のモチーフがある、とする説が我々の目を開かせた。

 木田の仕事に引き続き、日本で刊行開始されたハイデガー全集。これにより生前の著作、講義、
草稿は次々に刊行。巻数も増え、ハイデガーの全貌を掴むための素材は今や整いつつある。

 ナチとの関わり。多くの20世紀思想家ーサルトル、デリダ、フーコー等ーが蒙ったその影響力。謎
めいた思索(企投における被投性という転回。聴従的帰属性)。木田元により、「歴史的な文化形成
の限界」の書とされた『哲学への寄与』。現代日本の知識人宮台真司、福田和也への影響。吉本隆明幻
想論との近接性。

 今、ハイデガーについて何を語る得るか。


650:Xへの手紙
10/07/01 19:14:41 0
『存在と時間』の既刊部分の性格により、永く実存哲学の祖とされてきたマルテイン・ハイ
デガー。

 1980年代、日本では木田元により、『存在と時間』が未完成品であり、未発表の後半部分にこ
そあの著作の真のモチーフがある、とする説が我々の目を開かせた。

 木田の仕事に引き続き、日本で刊行開始されたハイデガー全集。これにより生前の著作、講義、
草稿は次々に刊行。巻数も増え、ハイデガーの全貌を掴むための素材は今や整いつつある。

 ナチとの関わり。多くの20世紀思想家ーサルトル、デリダ、フーコー等ーが蒙ったその影響力。謎
めいた思索(企投における被投性という転回。聴従的帰属性)。木田元により、「歴史的な文化形成
の限界」の書とされた『哲学への寄与』。現代日本の知識人宮台真司、福田和也への影響。吉本隆明幻
想論との近接性。

 今、ハイデガーについて何を語る得るか。


651:Xへの手紙
10/07/01 19:15:44 0
『存在と時間』の既刊部分の性格により、永く実存哲学の祖とされてきたマルテイン・ハイ
デガー。

 1980年代、日本では木田元により、『存在と時間』が未完成品であり、未発表の後半部分にこ
そあの著作の真のモチーフがある、とする説が我々の目を開かせた。

 木田の仕事に引き続き、日本で刊行開始されたハイデガー全集。これにより生前の著作、講義、
草稿は次々に刊行。巻数も増え、ハイデガーの全貌を掴むための素材は今や整いつつある。

 ナチとの関わり。多くの20世紀思想家ーサルトル、デリダ、フーコー等ーが蒙ったその影響力。謎
めいた思索(企投における被投性という転回。聴従的帰属性)。木田元により、「歴史的な文化形成
の限界」の書とされた『哲学への寄与』。現代日本の知識人宮台真司、福田和也への影響。吉本隆明幻
想論との近接性。

 今、ハイデガーについて何を語る得るか。


652:考える名無さん
10/07/01 19:17:06 0
ではさよなら

653:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/10 20:12:31 0
何回も語られてきたと思いますが中公クラシックとちくま学芸文庫の存在と時間では註釈がよく分かりやすいのはどちらですか?

654:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/10 21:47:33 0
>中公クラシックとちくま学芸文庫

前者が読みやすく後者が最新研究をよく拾っている印象。
研究者には後者、一般人には前者を薦める(ただし人物写真のある
旧全一冊版、中公バックス、世界の名著版なら)。


655:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 12:35:20 P
最新研究を拾ってるってどこがよw
しかも致命的な訳し分けができてないのに研究者向けとかありえない

656:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 15:30:35 0
例えばちくま文庫版は65節のギリシア語の「脱自的」を『現象学の根本問題』
を引用して註釈している。これは木田元あたりの影響だろうが、ギリシア語に
関心をもつ人間にはたいへんありがたい。
これを足がかりに原典およびギリシア語(中央版の註はこれが手薄)に向かえ
ばよい。


657:名無しさん@そうだ選挙に行こう
10/07/11 15:39:44 0
↑訂正
中央→中公

追記:
中公世界の名著版の顔写真(肖像画)採用一覧

ブレンターノ
ルター
アリストテレス
フッサール
デカルト
ジンメル
リッケルト
カント
ニーチェ
ディルタイetc

途中でやめるが、実際はこの倍はあるだろう。
(画質は悪いがこれだけ集めた編集者は当時大変だったのでは?)
本質的な哲学理解と繋がらないかも知れないが、初心者向けには哲学史の
おおざっぱな把握に役に立つ、と思う。

658:考える名無しさん
10/07/12 05:33:32 0
ありがとう

659:考える名無しさん
10/07/12 05:38:51 0
>>646
全集版とかは訳語の方針が上から出てる
一部訳者は後書きで文句付けてるw

660:考える名無しさん
10/07/13 23:29:38 0
 拒絶と立ち去りの関係が解らなかったんだが、つまり、全然関係ないのか、あるのかが。有・が有る
もの拒絶するという場合、その拒絶とは立ち去りながら否定性を贈る、ということなんですね。そ
の場合、拒絶とは一般的な用法として一先ず考えていい。立ち去りながら否定性を贈る、とは一般
的な用法である。ただそれが有・Seynと有るものの間で考えられる、ereignisとして考えられる
ことで今日的事象を撃っている。そこが凄味がある。有・が立ち去ることで否定性を贈与する、と
いうのが。



661:考える名無しさん
10/07/16 02:33:51 0
ソフィストが

662:考える名無しさん
10/07/26 20:22:09 0
西田哲学会の会長でもある哲学の権威といわれていた大橋良介龍谷大学教授が他の大学院に通う女性を強姦していた。
しかも複数回である。
通常人以上の人格とモラルを要求される大学教授、しかも哲学者が立場を使い、弱い立場の女性を脅し強姦していたのである。
事件発覚後、大橋良介は強姦を「恋愛だった」と釈明。
あまりにも卑しいではないか。大橋良介には教員や学者としての資格はおろか、人間である資格すらない。
弱者の弱味につけこみ女を犯す!これが哲学界の権威、大橋良介の正体だ!
辻本に「あほ」認定されたジジイが会長なんだから西田哲学会も程度低すぎ(爆笑)


663:考える名無しさん
10/07/26 22:00:33 0
つかまるぞww


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