09/10/22 23:33:46 0
>>632
>何が、そうした規範足り得るのだろうか・・・。
規範足りえると思いますよ。単に法的拘束力があるということだけが、人殺しを抑制する
ものではないと思います。
”哲学的に問う”というと、どうしてもアプリオリな悪・罪の有無を問うような議論になり、「善悪」
が概念であるということから普遍的規範足りえないという方向へ行かざるを得ないのですが、
だからと言って、人殺し自体を悪ではないと心の芯から信じている人は、凶悪殺人犯や罪の
意識無き殺人者も含めていないと思います。ただ、人は「無知」であったり「盲目」であったり
して、13や632で示された事実を知らなかったり忘れたりします。
その事実を知っているにも拘らず、人殺しを悪ではないと心から信じる人間など、この世に
存在しません。勿論、13・632の事実を理解できない心神耗弱者や、理解する知性をもたない
人間は、殺人という行為を理解していないのですから除外します(誤解の無きように、彼らも同じ
く人間ですが、事実を正しく認識した上で、人殺しが悪であると信じるというプロセスを踏む事もこ
とも出来ませんので)。
私は、「全ての人間(生命)は、より良く生きたいと渇望している」と考えます。
死の病床で死ぬ以上の苦しみに苛まれている人間も、人生に絶望し今ビルの屋上から飛び降
りようとしている人間も、如何なる境遇であっても「より良く生きる」ことを望んでいる事に間違い
はありません。彼らの抱えている問題が全て解決することが彼らの本望なのですから。