09/07/17 21:20:56 0
村上先生できまったのか。そうか。ところで、
1
或る時わたしは帰ってくるだろう
やせて雨にぬれた犬をつれて
他の人にもしその犬の烈しい存在
深い精神が見えなかったら
その犬の口をのぞけ
狂気の歯と凍る涎の輝く
2
多くのもの
犬にとっては不用のもの
一人の男にとっては少ないが
意味のあるもの
ころがる罐の灰色
雑多なとぐろまく紐の類
机の上の乾酪
釘へさがるズボンのねじれた束
自涜と枯れた花にわずかに慰められる
破廉恥な生活のわたしの天体
輝く涎の犬は見上げる
3
いまわたしのまなびたいことは
木枯の電柱の暗い下で
股の周辺を汚物でぬらしながら
怒りに吠える
匿名の犬の位置へ至ることだ