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何をもってカルトとし、何をもって正統とするかという点には、
個々人で多くの見解の別れがあるかと思われる。
創価とかオウムとか、カルトであることが確定している部類に関しては意見が一致しようとも、
中には曖昧な段階のものも多いし、カルトなのに一般には正統扱いされているものもある。
ただ、ここで自分が「カルトである」と定義しているのは、「犯罪を正当化する宗教や学術」
のことで、逆に「正統である」と定義しているのは、「道徳を堅持する宗教や学術」のことだ。
さらに犯罪とは、単なる実定法違反に止まらず、他者の利権を収奪して自分が生き延びるという、
犯罪の本質である共食いの要件を少なからず満たしている事物のことであり、逆に道徳とは、
そのような犯罪をなさずさせず、なされたものには適切な慎罰を与える一概な善良さのことであり、
この定義だけに依るならば、犯罪でないものが道徳であり、道徳に反するものが犯罪であるという
相反定理が成り立つ。故に犯罪を正当化する宗教や学術はカルトであって正統ではなく、
道徳を堅持する宗教や学問はカルトでなく正統であるという相反定理もまた連動して成り立つ。
これはあくまで、自分自身の個人的な言葉の定義。正統とかカルトとか道徳とか犯罪とかいった
言葉を別のニュアンスで用いることは方々で見受けられる。別に一つの言葉に一つの意味のみが
備わっているとは限らなく、定義を狭めて論議をなすことは、ただ語意の錯綜による誤解を防ぐ
ことを目的とするから。定義の曖昧な言葉での散漫な論議をできる限り排さんがためのもの。