09/03/14 09:49:22 O
『たとえばイヌやオオカミの場合に、かぎまわり、狩り出し、走り、獲物を追い、振りまわして殺すといった行動を引き起こすそれぞれの衝動が自発的に生まれるとき、
その生産される量はほぼ空腹からの需要に応じるものなのだ。
餌の容器をいつも最上級の餌で満たしておくという簡単な方法で衝動としての空腹を断ってみればすぐわかるとおり、
動物はほとんど相も変わらずかぎまわり、狩り出し、走り、獲物を追うということである。
それはまるで餌をとりたいという気持ちを静めるためにそういう行動をしなければならないようだ。』
(ローレンツ「攻撃」より)
つまり、「肉を食いたいなら自分で屠殺しろ」というよりも、
「肉を食うと、かぎまわり、狩り出し、走り、獲物を追い、振りまわして殺す、という衝動にかられる」といったほうがよいかも知れない
肉を食うと攻撃的になるゆえんは、動物の本能にあるとも考えられる