09/03/11 00:30:39 0
「直観的な倫理的評価と功利主義の関係について」
日常生活において倫理的評価を下す際、私たちは直観的な規則に従うことが多い。
この直観的な規則は比較的単純で経験的(歴史的)なものである。(「嘘をついてはいけない。」「質素倹約に務めよ。」「自殺はいけない。」などなど)」
そこには、歴史的叡智(伝統)が含まれているものの、厳密性、普遍性、柔軟性に欠けるため批判(再考・議論)が必要になることがある。(安楽死、死刑、環境、動物愛護などに関する倫理的評価)
しかし、自己の信ずる直感的な規則を述べあうだけでは、議論はできない。
そこで、批判(再考・議論)の原理となるのが功利主義である(二層原理)。
但し、議論においても、直感的規則に含まれる歴史的叡智は、未だ不確かである部分を推察する際の参考として用いられるべきである(保守主義)
>>657
文章中の分子と分母が逆になってるが
個人の功利を大きくする手法の東西の比較分析としてとてもおもしろいね。
ただその手法を幸福計算とは多分言わないでしょう。(>>645>>646における総合が幸福計算に相当)