09/03/07 23:44:31 0
>>580
リフティングの話は、豚に快苦(功利)はあるがココナッツにはないということ
つまり①を肯定するという主張
牛に情をよせるというのは、
牛に快苦(功利)があるという認識を持つということ
つまり①を肯定するという主張
牛を苦しめることを避ける行為は牛に対して善いというのは
①を肯定した場合の功利主義による評価
牛の功利を増加させる行為は牛に対する善になるということ
①を肯定した厳格主義なら、
牛を苦しめることを避けることが動機である行為が善になる
野生のライオンが牛を食べる行為について
例えばこんなふうに考えることができる
功利主義
牛という他者の功利を減少させる行為であるから、牛に対する悪である。
但し、ライオンは牛の快苦を認識しないので、その悪を認識できない。
厳格主義
ライオンは牛の快苦を認識しないので、牛の功利を増加させたいという形の良心は存在しない。よって善悪を観念できない。
全部②でなく①のレベルの話だね。
②の話は、牛を苦しめることが社会における悪になりうるかという話
保護法益を人間に限った場合でも、牛が法的に保護されうるかという話。
>>577
僕も③の権利について似たような考えをしてるんだが、
牛は謀反を起こせない(守ってくれなかった場合に、(守ってくれなかったことに対して)復讐ができない)点に着目して、契約者たり得ない、つまり牛は(少なくとも国という単位における)権利の主体たり得ずと持っていく