09/03/07 17:15:16 0
>>575
なるほど、そうやって(一見)他者の功利を下げる結果になる善意に基づく行為を解釈して、その行為が(最終的に)善であると評価するのか。
厳格主義的な立場の考え方に対する理解が深まった。
功利主義と厳格主義で僕らは立場が違うわ訳だけど、動物の快と苦(功利)を観念するというのは共通してるわけだ
つまり下における①に対する見解が共通してる。
僕としては、これから君に
厳格主義から②や③にどういう見解を示すのか聞いていきたい。
>>569
牛を例にあげて説明するけど
①牛に快苦があるか否か
(牛を苦しめるのは牛に対して悪いことと言えるか否か)
②牛は法的に保護されうるか
(牛を苦しめることが場合によっては社会において悪になるか否か)
③牛に権利があるか
(社会契約論を権利の根拠にした場合は、牛は社会の構成員(契約主体)と言えるか否か)
一口に同じ扱いをするかどうかと言っても、これらは3つは全部違うレベルの話
僕は①を肯定し、②も肯定するが、③は否定してる。
牛に情を寄せ、牛を苦しめるのを避けるのは牛に対して善いことだ、環境負荷を下げるのは社会において善いことだと言いつつ、
畜産自体に刑罰を課すことに反対しながら牛に対する無駄な虐待に刑罰を求め、
刑罰の根拠は牛の権利の侵害ではなく人間の権利の侵害だと言う
菜食者でも俺にような肉食者でも共有しやすいオーソドックスな立場