09/03/30 04:33:27 0
>>972
Traversesに関する注はなるほど、と思った。
そんな俺もポンビドゥーで、最近ゴダール展が行われたようだが、ふーん、としか反応しないようになってしまった・・・
974:考える名無しさん
09/03/30 04:46:15 0
ポンビドゥーは上海に分館作るらしいけど、
どういう方針なのか、とか、向うのキュレーターは今何考えてんだ?
とかもはやよくわからないんだよね。設立当初のデュシャン展とかパリーモスクワ
展のカタログとか感動していた身としては悲しい。GSのジュネスペシャルも
なぜか、パリーモスクワ展のカタログっぽいロシア・アヴァンギャルドっぽい表紙で、
いままでのジュネ受容からの切断
が走っているところに感動した覚えがあるなあ。
ポンビドゥーの元財務責任者の文化官僚は今日本にいるし、
つきあいあるやつもいるだろうから、つっこんでほしいが、多分要領を得ないだろうなあ。
975:考える名無しさん
09/03/30 04:48:20 0
現代美術に関してのいいスレってないの?
976:考える名無しさん
09/03/30 04:52:43 0
>>973
「電視進化論」ではtraverses所収のマルク・ギヨーム論文も訳されてるからね。
あの時期浅田が映像関係に力を入れてたのは、ファルジエやヴィリリオが目立ってるカイエデュシネマと、
トラヴェルスと、ZONE、Change Internationalだと思う。
ZONEはジョナサン・クレーリーが編集顧問やってて、戦争機械特集ではバラード論が、
電視進化論ではビデオ論が訳されている。
Change Internationalのアリエズ+フェエールの論文が「特集千のアジア」で訳され、
戦争機械特集ではガタリ+ヴィリリオ+ジョクス+ダギーリの討議が訳されている。
この3本は出典が把握できたので明記しておこうか。いずれ目次が完成したら項目作って掲載するよ。
・Jonathan Crary, «J. G. Ballard and the Promiscuity of Forms», Zone, no. 1-2, 1986, pp.159-165.
・Jonathan Crary, «Eclipse of the Spectacle», Brian Wallis, ed., Art After Modernism: Rethinking Representation, The New Museum of Contemporary Art, 1984, pp.283-294.
・Éric Allies et Michel Feher, «La ville sophistiquée», Chage international, no.3, 1985.
English version: Éric Alliez and Michael Feher, «Notes on the Sophisticated City», Zone, vol.1-no.2, 1986: The Contemporary City, New York; Urzone, pp.40-55.
・Férix Guattari, Paul Virilio, Alain Joxe et Giairo Daghini, «Table ronde: L’Etat nucléaire», Change International, no.2, mai 1984.
アリエズ+フェエールの邦訳付記にも浅田は書いていたが、ZONE、Change Internationalとの連携を目指していたんだろう。
977:考える名無しさん
09/03/30 04:52:51 0
>>963
知らなかった。そういう人いるんだね。
いる。ペーパーも書いているよ。
978:考える名無しさん
09/03/30 04:54:11 0
ちなみにArt After Modernismはこんな目次の本
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
979:考える名無しさん
09/03/30 05:04:51 0
>>973
背景や当時の英仏雑誌の動きも含めてまとめておいてあげないと、単に浅田スゲーになっちゃうからね。
Change Internationalも、今ではネットで書誌確認できない世界になってるが…。
ガタリネットワークを含めて(ゲノスコはそういう面も論じてる人らしい)、誰かこういうのを整理しなきゃ、
浅田の当時の動きがノスタルジーの対象にされてしまうように思う。
電視進化論特集、戦争機械特集でのドゥルーズ『シネマ』読解からして、
浅田はテクノロジーと政治と映像の問題にひきつけて読む気満々で、
当時ビデオ論がどういう意味で活況だったのかを把握しなおさないといけないと思うな。
>>975
ない。そういうスレ、板はないものとおもってやるしかないよ。
>>977
よく知らないけど、NAMに関わってた人みたいねそのスウェーデン人。
>>974
美術館建設ラッシュバブルが終わってコールハースなんかもひいひい言ってた気がするが、
上海とかなら今でもバリバリやってるのかな、俺はGS、トラヴェルスを含めてリアルタイム体験者ではないので、
そういう屈託を幸か不幸かあまり持てないでいる。
980:考える名無しさん
09/03/30 05:10:30 0
>>979
古谷スレってだめなのか
981:考える名無しさん
09/03/30 05:13:50 0
>>976>>978
ありがとう。面白い。
ちなみに、ポンビドゥー文化官僚さんは、京都の日仏会館の館長さん、いま
やっているよ。さらなる出世までの地方巡業だと思うけど。
・・・・誰かつっこんだインタビューしたら絶対買うけどなあ。
ストローブ=ユイレが好きというか、本格的にやってる方とか、
いろいろ、身近にいると思うんだけど・・・
982:考える名無しさん
09/03/30 05:14:50 0
>>980
古谷スレだと古谷語りにすぐ陥るからね。
地味に書誌、言説史を追うのが難しいし、そもそも英米や仏のそういった動向を把握してる住人が
1人いるかどうかってぐらいだろう。俺自身あそこにいるからよくわかる。
983:考える名無しさん
09/03/30 05:18:08 0
>>982
でもブックマークはそっち系じゃね?
984:考える名無しさん
09/03/30 05:18:31 0
>>979
背景や当時の英仏雑誌の動きも含めてまとめておいてあげないと、単に浅田スゲーになっちゃうからね。
まったくだ。「ニューアカ」、なんてのは単なるイメージの世界だもんね。
985:考える名無しさん
09/03/30 05:29:53 0
>背景や当時の英仏雑誌の動きも含めてまとめておいてあげないと、単に浅田スゲーになっちゃうからね。
AAが編集していた『日経イメージ気象観測』のAAサンプラーは文字通り当時の雑誌や文化への反応
をただ断片的に記しただけで、
結構何読んでいたかがリアルに分かった気がする。
「October」つまんねえ!とかさ。
これは大学図書館に楽勝にあると思う。
986:考える名無しさん
09/03/30 05:31:27 0
>>981
>ちなみに、ポンビドゥー文化官僚さんは、京都の日仏会館の館長さん、いま
>やっているよ。さらなる出世までの地方巡業だと思うけど。
へーーー。いや、本当にそういうのは知らないので助かるわ。勉強になるな。
フーコーの東大教授になるかもしれなかった経緯、
モーリス・パンゲの東大赴任なんかを連想してしまった俺は美術に疎いって感じだな。
>・・・・誰かつっこんだインタビューしたら絶対買うけどなあ。
絶対誰かやるべきなんだがな。あと、「雑誌運営者としての浅田」というかたちで、
そのノウハウ、当時の言説史を振り返らせた発言を誰かがきっちり引き出すべきだと思う。
同人誌規模の批評雑誌(SITE/ZEROなど)は現在活況だが、その割には、
雑誌刊行者浅田の総括をする、ノウハウや歴史性を論じたものがあまりに欠落している。
浅田だけがすごいとは決して言わないが、しっかりまとめてほしいよな。
ある意味でWAVE、GS、季刊都市、ur、InterCommunicationまでは線が一貫してる面がある。
批評空間の線とこの線の二つがあったと見た方が浅田の目線ははっきりすると思う。
987:考える名無しさん
09/03/30 06:10:23 0
>雑誌刊行者浅田の総括をする、ノウハウや歴史性を論じたものがあまりに欠落している
AAはあれでも卒業後の進路に悩んでw日本読書新聞の編集者になろうか、と思った
と、どこかマイナーなところでニューアカブームのころ、スガちんが書いていた(気がする)。
重力02のスガ書誌当たれば分かるかも。
『日本読書新聞』というとピンとこないだろうと思うけど、そこの編集者出身が70年代パイデイア
とかエピステーメー作ったんだよね。AAはそれをよく見てて、さらにそれを発展させたという
感じじゃないかしら。
988:考える名無しさん
09/03/30 06:13:12 0
まあ当時の人は分かっていて黙っていた舞台裏なんだろうけど、
ゴシップを超えて、意義づけやる時期なのかもね。
前を開く新たな発見が出てきて欲しいと言う意味で