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福田和也「浅田彰が言うように、あまり日本、日本と言わなくてもみんなそうなんだ
からというのもあるじゃない。倫理不在のだらしのない日本人のあり方、みたい
な。「あなたがたがおっしゃるように国が大事だと言うのはわかるけれど、日本人は
みんな弱虫ばかりなんだから、みんな最後に国家、国が助けろと言うに決まっている。
そんな連中相手に国と言ってもしようがないですよ」と言うようなね。」
宮崎哲弥「それはあまりに正確無比過ぎて、かえってつまらない観測(笑)。」
福田和也「正しい。でも、そんな弱虫じゃ嫌じゃん。まあ大体そうだけど。ちょっと
批判すると、すぐピーピー騒ぐし。」
宮崎哲弥「何でこいつ生きてるんだろうとかって思いたくなるよね(笑)。」
福田和也「でも浅田氏の言うとおりなんだよ。弱者のナショナリズム、こうしたルサ
ンチマンによる無意識な弱者の糾合。これが僕は一番嫌なんだ。国家的なナショナリ
ズムの問題だってね、自虐史観と言われている史観にしても、そのカウンターパート
である自由主義史観トカナントカにしても、結局どっちも被害者史観でしょう。国家
にイジメられたか、あるいは国際社会にイジメられたか、これまでの定説では日本は
おとしめられていたとか、位相の違いがあるにしろ、イジメられっ子の話でしょう。
イジメられっ子はキライでね、私は。」