08/08/05 06:49:21 0
約束通り構築中の論文をうpするょ。
言語が虚像の虚像であるとするなら、その言語の表象もまた虚像であり、逆に虚像に対する現実としての虚像、という重層が生まれる。
その場合、第一の虚像の基の現実が、さらに連なっていくとしても、表象の不可能化はそこにまで、否、無限に効力を及ぼす。なぜなら、虚像の虚像化は、
それが豊かになろうと貧しくなろうと、結局不可能性は現実不可能ですらあるからだ。なぜ現実不可能なのか。次元が不可能性を可能化しようとして、その元を無限数
増やしたとしたら、もしかしたら不可能でなくなるかも知れない。そのような例は数多く作り出せる。それだから今虚像を生きている人間の虚像は、そこを生きている
元の不可能性から上った高次元ですらあり得る。人間の認知の限度を超えた可能性である。