08/07/08 14:46:23 O
このスレッドでの少年犯罪をめぐる対話から、人間が自己の生きている世界から如何に離れがたいか、他者の生きている世界が理解しがたいか、よく判る。
また、「戦前から少年の凶悪犯罪は頻発しており、今に始まったことではない」を謳う研究者についても、結局彼が主張するのはそこ止まりで、では日本史全体からみてどうなのか、例えば江戸時代から明治時代にかけて犯罪の形態は、犯罪者の意識はどう推移したか、
同じか、違うか、という辺りまでは行かない。
また、対話式でも指摘したが、凶悪犯罪という外面的なところだけに気を取られ、そこでの容疑者たちの意識の変貌という側面には気を回さない。それがないから外面的な数字や形態に気を取られた分析にしかならない。これは件の研究者の欠陥だと思う。