08/05/15 01:30:53 O
>141:頭でっかちなだけの君に分かりやすく言うと、人にはそれぞれ動機があって裁判という便宜上「理由」を特定し裁きをする。でも、加害者とされた人間の生い立ちや資質などをきちんと聞けば、一部の猟奇殺人を除けば「もし自分がそういう環境で育ったら…」
>と自分の胸に手を当てて考えた時に一方的に加害者となった人間を叩く側にはなれないはずなんだよね。
A:犯罪には動機があり、行為に及ぶ。責任能力の有無によって刑の加重に差が出てくる。ところで問題は何かといえば、近年の殺人事件においては、動機が不鮮明、また、従って何故かような行為に及んだのか、という分析が困難、という事件が起きてきた。
加害者は様々で、日常既に異常を近しい人間に感じさせた者もあるが、そうでなく、異常性を感じさせなかった者もある。そこに薄気味の悪さがある。この人の言うように、家族殺人件数は過去と比べて、激増しているわけではない。しかし、問題は今述べたような、
不鮮明さにある。要するに質の変化なんだよ、問題は。そこを見なければ現代日本の抱えてる病巣は見えてこない。どういう人間が、何故、かような殺人に及んだか、その構造が見えてこない事例が多発しているわけだ。だから困るわけで、確かにマスコミが興味深く描く
その手法に問題なし、とまでは言わないが、それは枝葉末節の問題だよ。マスコミが取材したお蔭で見えてきた特異性もある。“いつの時代にもいるおかしなヤツがしでかしただけ。社会は実はたいして変わってなどいない”と結論できれば良いが、そうは言えない。
そう結論するには理解困難なことが余りに多く近年の少年による殺害事件にある。だから困るわけだ。そこを理解しなきゃならん。
B:そう。“頭がおかしなヤツはどこにでもいるからな(笑)”で済ます、というのは、一般市民に、特に年長者に多いんじゃないかと思うが、事態の困難さを把握できてない故の通俗的な分け方にしか見えない。俺の仕事場にもいたけど、あー、そうやって安心したいのかなあ
、としか思わなかった。しかし、この人、だんだん真面目に喋るようになってきたんじゃね?良い傾向だよ。そう来なくちゃ(笑)。ついでにバカみたいに“外に出ろ”“女と付き合え”とか言わなくなればなおいい(笑)