07/06/20 22:37:20 0
>>4より
「心的空間」が、カントにはどういうものか良く分かっていない
なぜなら、心的空間とは、イメージの支配性そのものであり、
心的イメージの自明さと、直観の自明さ(さらには存在了解の自明さやコギトの自明さ)とは明らかに違っている、と考える。
直観の自明さは、リチャード・ローティによれば、「こころは身体とは別のものである」というものであるが、
その存在を視界に対しての非主題性に負っている。
一方で心的イメージの自明さとは、イメージは必ずある、が、それは「イメージ」という観念であり、
それに対応する実際のイメージがあるかどうかは分からない。