07/03/26 06:09:11
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> 追想(メモリアル)
> 存在の不思議を問い続けた文筆家 池田 晶子(いけだ あきこ)さん
> 2月23日、46歳で死去
> 著作のままの生き方
> 「この宇宙に、私が生きて死ぬとはどういうことか」と、存在の不思議を
> ひたすら問い続けた思索者。彼女を知る人は「現代の哲人だった」と言うが、
> 本人は「文筆家」を名乗るだけだった。
> 幼いころから、「自分」や「自分が存在するこの世界」について疑問を
> 抱いた。ソクラテス、プラトン、ヘーゲルを愛し、慶応大哲学課に進学。
> 卒業後、「今後は言葉の仕事をする」と宣言し、父親を慌てさせた。
> 一九八七年に埴谷雄高論を刊行し、その縁で埴谷氏と交流。埴谷氏は
> 「君の仕事は将来、哲学エッセーになるのでは」と語ったという。数年後の
> 「事象そのものへ!」の刊行から執筆活動を本格化。自らの思索と言葉で、
> 「存在」や「死」を追及していく。
(2/2へ続く)