07/03/17 21:23:38
そもそも、この人の90年代半ば以降にやってきたことは自己矛盾に
満ち満ちていた、という気がしてたんだよな。
哲学はわかる人にはわかるけどわからない人にはわからないという発想と
大衆週刊誌への連載はなんか相容れないような気がしたね。
それでもなんとなくベストセラーになったりしてわけがわからん感じがした。
コメディアンの松本人志みたいに無知だけど感性だけで勝負って感じでさ。
この人こんなことも知らないで適当なことを毎週言ってて、
恥ずかしくないのかな、と毎回失望させられたな。
絶筆になった単行本かな、よく知らない日本の哲学者と対談したやつの
後書きを本屋で立ち読みして、おおっと思った。
死に際にやっと「僭越」という単語を覚えたんだな、としみじみ感動したね。