06/11/19 18:51:50
>>26
人が自由になりたいと考えるのは今の束縛状態が気に食わないからであって
自由そのものを求めているのではなく
気に食う束縛状態に移りたいだけ
自由そのものが良いもののように感じるのは
気に食わなかった束縛状態との比較によるものであって
自由そのものが良い状態だからではない
それでもいつまでも自由でい続けたがる人間がいるのは
自分にとって理想的な不自由というものを決めかねると同時に
気に食わない束縛状態につかまることを恐れるためである
素粒子レベルでは存在しない、そのような逡巡が人間レベルでは表れるのは
人間が無数の異なる物質と無数の情報を内包する、複合的要素の集合体であるために
理想とする束縛状態を統一することが不可能であり
最大公約数的妥協点を発見するのも無限に困難なためである
以上より人間の性質は本質的に物質の性質から逸脱してはいないと考察することが可能である
とか?