08/01/29 20:46:18 0
死んだつもりで生きて行こうと決心した私の心は、時々外界の刺激でおどり上がりました。
しかし私がどの方面かへ切って出ようと思い立つやいなや、恐ろしい力がどこからか出て来て、私の心をぐいと握り締めて少しも動けないようにするのです。
そうしてその力が私にお前は何をする資格もない男だとおさえつけるように言って聞かせます。
すると私はその一言ですぐぐたりとしおれてしまいます。
しばらくしてまた立ち上がろうとすると、また締めつけられます。
私は歯を食いしばって、なんでひとのじゃまをするのかとどなりつけます。
不可思議な力は冷やかな声で笑います。
自分でよく知っているくせにと言います。
私はまたぐたりとなります。