ヘーゲル 『精神現象学』を読むat PHILO
ヘーゲル 『精神現象学』を読む - 暇つぶし2ch584:sage
10/01/12 23:31:02 0
生粋のヘーゲリアンの皆様はマクダウェルのような所謂分析系に属するヘーゲリアンのヘーゲル解釈をどう思うのだろうか?

585:考える名無しさん
10/01/13 06:16:36 0
分析哲学には総合というものに対して免疫がない。だからヘーゲル擁護という悪あがきにすぎないものが
芸として流通してゆく。

586:考える名無しさん
10/01/18 10:31:48 0
>>584
"生粋のヘーゲリアン"ならこんなとこ来ねーだろ。

587:考える名無しさん
10/01/18 11:27:30 0
「彼の解釈は必ずしも恣意的とかまったく誤っているとは言えず、
妥当な面を含んでいるが、幾つか問題点もあるように思われる。」

588:考える名無しさん
10/01/18 19:46:55 0
英米って単純な人しか表舞台に出てこれない
構造があると信じたいね

589:考える名無しさん
10/01/21 21:03:18 0
>>585
分析哲学について無知ですと宣言しているようなものだ。
クワイン等の議論を知らないから分析哲学の『分析』という名前に踊らされて
「分析哲学には総合というものに対して免疫がない。」なんていう謝った結論が導かれる。
それは偏見からくる根拠の無い単なるイデオロギーに過ぎないのでは?

590:考える名無しさん
10/01/22 03:40:31 0
>>589
分析哲学は大学という場が総合を保証しているから、本質的な議論ができない(例えば記号を自明視する)。
クワインこそ総合に免疫のない学者の典型ではないか?
免疫がないから楽天的なのだ。

591:追記
10/01/22 03:46:35 0
最近の分析哲学者によるへーゲルへの回帰は危険な徴候だ。
カントに留まるべきだ。まあ、どんな読み方でもヘーゲルは出来るのだが。

592:考える名無しさん
10/01/22 14:38:50 0
「クワインこそ総合に免疫のない学者の典型ではないか?」の根拠が
「分析哲学は大学という場が総合を保証しているから、本質的な議論ができない」なのか?
まったく理解できない。大学が総合を保証するのか?同じ大学人でも激しく議論しているぞ?
本質的な議論とはなんだ?明晰な論証を通した対象の相互共有抜きに本質的な議論なんて出来るのか?
分析哲学がいつ記号を自明視したんだ?
分析哲学と言語哲学を混同しているのか?
クワインやデイヴィドソンこそ言語と所与を無根拠に繋げる経験主義を論駁した哲学者では無いのか?
最近の分析哲学者によるヘーゲルへの回帰が何故危険な徴候なんだ?
分析哲学者の中には経験主義者もいれば形而上学者もいるし、自然主義者もいれば反自然主義者もいるし、カントやヘーゲルを真面目に論じる人もいれば鼻にもかけない人もいる。
むしろまったく健全だろう。

593:考える名無しさん
10/01/29 13:51:12 0
『ヘーゲル入門』(河出書房新社)出版!!

594:追記
10/02/12 01:30:03 0
>>592
>クワインやデイヴィドソンこそ言語と所与を無根拠に繋げる経験主義を論駁した哲学者では無いのか?

哲学史や認識論を無視すれば何だって好きなことが言えるが、それは哲学における認識論とも経験主義とも関係がない。

ヘーゲルの評価は単にカントを読解できないことから出てくる。だから危険なのだ。

595:考える名無しさん
10/02/17 14:50:16 0
非論理的な形而上学に対抗する論理学というポジションを強調することで、
分析哲学は逆に数学そのものの可能性を狭めている。

だから分析哲学は20世紀初頭のころようにもう一度数学に還るべきだ。

(例えばヘーゲルの論理構造はフラクタルな幾何学構造をとっているし、
デリダの文章は連分数の構造をとっているーーこれらはソーカルの言う
ような単なる比喩ではない。)


596:考える名無しさん
10/03/03 23:33:58 0
分析哲学に対する見方が一面的過ぎると思われる。
カントが真正面から論じられるようになって正しく読解されてきたからこそヘーゲルが評価されてきたわけで。
まあDヘンリッヒ等その筋の専門家からみれば何をいまさら感があるかも知れないが分析的伝統の文脈にドイツ観念論や超越論哲学を位置づける為に
地道な議論があったわけで。

非論理的な形而上学なんていうのはそれが言語として認められるものならばそもそも存在しない。
言語はそれが理解されるものである限りそもそも非論理的であることが出来ないから。
これはラムジーが投げかけたウィトゲンシュタインへの内在的な批判と同じことです。
それに分析哲学が記号論理の使用に偏重していると思っているならそれも偏見に過ぎない。
論理を強調するのは何が客観的な真理なのかについて合意形成するための便利なツールとして採用しているに過ぎないし、
いつまでも論理実証主義のような反形而上学のようなイメージで分析哲学をみるのはやめなさいて。

>哲学史や認識論を無視すれば何だって好きなことが言えるが、それは哲学における認識論とも経験主義とも関係がない。

クワインやデイヴィドソンを持ち出したのは分析哲学は記号を自明視しているという誤った理解に対する批判という文脈で言及されていることに注意せよ。
哲学史や認識論を無視しようとしているわけではまったくない。

>非論理的な形而上学に対抗する論理学というポジションを強調することで、
>分析哲学は逆に数学そのものの可能性を狭めている。
>だから分析哲学は20世紀初頭のころようにもう一度数学に還るべきだ。

そもそも分析哲学の始祖とみなされるフレーゲは数学の基礎付けという問題に対して論理主義を提唱している。
20世紀初頭の数学に還ったところで何になるというのだろうか?
また皮相な基礎付けを繰り返して再びゲーデルの帰結に突き当たることを繰り返せとでも?
そもそも哲学は数学の可能性を拡げたり狭めたりすることはない。それが出来るのは数学だけ。
哲学は数学をそのままにしておくのであってそれの理解以外に資するところはない。

597:続き
10/03/03 23:34:45 0
>(例えばヘーゲルの論理構造はフラクタルな幾何学構造をとっているし、
>デリダの文章は連分数の構造をとっているーーこれらはソーカルの言う
>ような単なる比喩ではない。)

いや、まったくソーカルの言う境界を侵犯することと同じこと。
フラクタルな幾何学構造とか連分数の構造とかがアナロジーでなくてなんなのだろうか?
第一それらは数学的、幾何学的対象に適用される概念であってそれを論理構造や文章に適用する理由はなんなのだろう?
便利だから?数学的概念等を使えば何かすごいことを言っているように見える?
まずもって比喩を使うならばそれのどこが同じで何処が違うのかを指摘しなければ何の意味もない。
だいたい自然言語の論理構造の完全な解明を前提にしなければそんな数学的アナロジーは使えないし、
普遍文法も形式意味論もそれら文法構造や意味の統一的理解という目的に照らせば行き詰っているとしかみえないが?
つまりそれらはファッショナブルナンセンスとしか言いようがありません。

598:考える名無しさん
10/03/05 13:09:03 0
寝つきが悪いほうだったんだが
精神現象学読みだしてからすっかり良くなった

599:考える名無しさん
10/03/08 18:15:29 0
ところでヘーゲル研究者からみた分析哲学のヘーゲル受容についての見方にはいくつか典型的な論難があるように思われる。
「分析哲学」をクワインが経験主義を論駁するまでの時期、つまり論理実証主義的なものに限定しておきながら、
最近の分析哲学内のヘーゲル主義の勃興を受けて、ヘーゲルが分析哲学の新たな指導者となると主張する。
ここには「分析哲学」の捉え方の二重性がみられるし、最近の分析哲学までを「分析哲学」に含めて考えたとしてもこれは誤りである。
実際にはただ単に多くの主義が存在する分析哲学内に分析的ヘーゲル主義という一つの潮流が生まれただけである。
分析哲学に対する理解の仕方としてはフェレスダールの見方が適切であると思われる。

またヘーゲルの全体論を後期ウィトゲンシュタインの全体論的傾向と比較して体系的に展開されているという理由で優れているとする主張は単純な誤解に基づく。
ウィトゲンシュタインは数学に対する考察から規則の設定はその応用であるという所謂言語ゲーム的発想を生み出したのであって
つまりゲームのルールを定義するということそのものがその応用であるということであって
写像形式そのものは写像されないという表現と類比的にウィトゲンシュタイン風に言えば、
生活形式それ自体は語れず示されるものであってそれ自体理論という形で定義不可能であり体系的に展開されるべきものではないのである。
「考えるな。見よ!」とはそういうことである。

600:流氷 ◆i2kaSR2jaQ
10/03/20 17:55:41 0
犬 (新字旧仮名、作品ID:50374) 
おべんとう (新字新仮名、作品ID:49466) 
桜の実の熟する時 (新字新仮名、作品ID:50306) 
三人の訪問者 (新字新仮名、作品ID:50052) 
市井にありて (新字新仮名、作品ID:4619) 
死の床 (新字旧仮名、作品ID:50375) 
出発 (新字旧仮名、作品ID:50376) 
蝉の子守唄 (新字旧仮名、作品ID:45122) 
力餅 (新字旧仮名、作品ID:45121) 
燈火 (新字旧仮名、作品ID:50377) 
突貫 (新字旧仮名、作品ID:50378) 
春 (新字新仮名、作品ID:50740)

601:流氷 ◆i2kaSR2jaQ
10/03/20 17:56:58 0
犬 (新字旧仮名、作品ID:50374) 
おべんとう (新字新仮名、作品ID:49466) 
桜の実の熟する時 (新字新仮名、作品ID:50306) 
三人の訪問者 (新字新仮名、作品ID:50052) 
市井にありて (新字新仮名、作品ID:4619) 
死の床 (新字旧仮名、作品ID:50375) 
出発 (新字旧仮名、作品ID:50376) 
蝉の子守唄 (新字旧仮名、作品ID:45122) 
力餅 (新字旧仮名、作品ID:45121) 
燈火 (新字旧仮名、作品ID:50377) 
突貫 (新字旧仮名、作品ID:50378) 
春 (新字新仮名、作品ID:50740)

602:流氷 ◆i2kaSR2jaQ
10/03/20 17:58:28 0
犬 (新字旧仮名、作品ID:50374) 
おべんとう (新字新仮名、作品ID:49466) 
桜の実の熟する時 (新字新仮名、作品ID:50306) 
三人の訪問者 (新字新仮名、作品ID:50052) 
市井にありて (新字新仮名、作品ID:4619) 
死の床 (新字旧仮名、作品ID:50375) 
出発 (新字旧仮名、作品ID:50376) 
蝉の子守唄 (新字旧仮名、作品ID:45122) 
力餅 (新字旧仮名、作品ID:45121) 
燈火 (新字旧仮名、作品ID:50377) 
突貫 (新字旧仮名、作品ID:50378) 
春 (新字新仮名、作品ID:50740)

603:考える名無しさん
10/03/20 18:00:28 0
おれはひとりの修羅なのだ

604:考える名無しさん
10/03/20 20:12:48 0
精神現象学をマルクシズムと切り離して読みたい場合どこの翻訳が一番良いと思われますか?


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch