梅原 猛は、人のよさそうなおっちゃんだったat PHILO
梅原 猛は、人のよさそうなおっちゃんだった - 暇つぶし2ch1:考える名無しさん
05/08/21 11:13:24
戦後60年という節目、若い人へ伝えておきたいメッセージというテーマでNHKラジオの特集があった。
いろんな著名人が出て来て話をする一つに、梅原猛さんの回があった。
 梅原猛ですぐにイメージされるのは、あの百科事典並みに分厚い本の数々で、そのルックスからして「読むのは後にしよう」というものだ。
実際読み進むのは骨が折れるし、2さつめもそうであろうと考えつつあの厚みを見ると、なえるのである。

 果たして、ラジオに出て来たのは中野区あたりに住んでそうな陽気で楽しげな小太りのおじちゃんという感じのわかりやすい話をする人だった。
 戦争体験というのは梅原さんにとってはまさに実体験なのであり、思い出したくない経験であり正直触れないようにして来たという気持ちがあったらしい。
 戦争だけはしないほうがいいという勧めが45分にわたって語られた。

 東京と京都では哲学の雰囲気も違っていたという。東京は西洋哲学しかやらない。
 和風のものも見直すべきだという。ひょっとしてこれからの世界を救っていくのは和の哲学ではないかという。
人間中心の西洋的なものはだめなんだな。縄文の文化は自然との融合を図りつつ一万年近く安定して続いていたのだからそこには相当高度な思想があったに違いない。
 そんな思いがあるけど、「人生って短いものだから、(私は自分が)芯でからを期待している」「(和の哲学が注目されるようになり)そのうちには翻訳が世界に出て読まれるようになるかもしれない」
「そのためには和の哲学というものをもっと体系化して形として発信する作業を進めなくちゃいけない」(「」中は漏れの記憶による)というようなことを言っていた。

 「核爆弾はいけない。核配備が進んでしまっている。最近の雰囲気は良くないなぁ。また戦争が始まっていそうだ。若い人は、その危険性を考えてないな。
戦争が始まる危険が高まっているし、第二の被爆国がまた日本である可能性も高いんだな」


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