05/03/23 17:12:52
利己的自由主義国家論とは何であるか?
利己的自由主義国家論とは、国民一人一人が利己的な行動をしても運営できる
国家を作る思想です。
前提.自由主義とは、他人の自由を物理的に侵害しない限り、自分が何をしても
自由だということです。自由意思の拡大が善であり、侵害が悪と定義されます。
1.この国家では、他人のために無償で尽くす「利他心」は必要ではありませんが、
契約の遵守、例えば法律や雇用契約といった「公正」は不可欠となります。
つまり、利己的とはいえども、自分が自分の意思で契約したものに対する約束違反は
いけないと言うことなのです。それは、一度約束を破れば、その人間は社会的に信用を
失ってしまうという罰が与えられるから、自然と約束を守るようになるのです。
2.例えば自衛隊は、愛国心ではなく賃金を得るために、リスクを自覚して引き受けて
国防の義務を負う契約をします。利己的な自衛隊員の敵前逃亡を防ぎ、
進んで自分の命を捨てさせるために、給料と遺族保障を大幅にUPします。
国防を担うのは自衛隊だけで、一般国民にその義務はありません。
利己的に海外逃亡して構いません。
これにより、一億総玉砕などの非合理的な悲劇を防ぐことができます。
自衛隊が壊滅する時は、国防機能全てが壊滅する時です。