04/02/27 14:04
>>164
ばらけすぎだとも思うし、そんなに一度にあそこらへんの授業があれだけ
あるのは信じられないな。普通プラトンやアリストテレスだけであんなに
一年で受けられる授業自体があると思えないけど。
166:考える名無しさん
04/02/27 14:16
>>161
そんな訳書があるの?
167:考える名無しさん
04/02/27 14:28
>>165
「精読」は誤解で、いろんな本からあちこち有名な箇所を抜きだしてプリントにまとめたものを授業の教材にしていたんじゃないかな。
私も「カント読解」っていう講義が、そういうのだったよ。
3批判や「道徳形而上学原論」なんかから、7、8行ずつ抜粋してあってね、
それを学生に、ドイツ語の授業みたいに音読したり逐語訳したりさせて、最後に教授が解釈していくパターンだった。
168:154
04/02/27 15:44
別に古典精読の授業で使ったテキストのみあげたわけじゃないんですが、
書き方が悪かったですね。
古典精読で取り上げたテキストはLoebのコピーで、学部3年の時が「弁明」「クリトン」「パイドン」
4年の時が「国家」でした。
それ以外のものは自分に必要だから読んだので、わからないところは先生に聞きつつ、
読みすすめていきました。
私の場合幸運だったのは、あまりギリシア哲学をやる人間がいなかったので、
例えば古典精読の時間とは別に、土曜日は学会がなければマンツーマンで
午後一杯は先生とテキストを読めたことです。
ただ「精読」したのかといわれると恥ずかしいですね、わからないことだらけでしたので。
169:考える名無しさん
04/03/04 01:11
不思議の国のアリストテレス
ありすとーとる
アリスと亀
170:考える名無しさん
04/03/04 06:13
出の訳は本当にわかりずらい。本当に原著もあんな感じに読めるのかな?
原文読めないから何とも言えないが・・・。
上のレスで、「英訳のほうがわかり易い」って出てたけれど、母国語
のほうが理解しにくいのは、明らかに訳の拙さがあると思うのだが。
今道訳の『詩学』とか読むと、出訳の『自然学』『形而上学』って原著が
同じ人間の哲学に思えないよ。
171:考える名無しさん
04/03/05 00:49
講談社学術文庫から出てる訳は凄い読みやすいぞ(戦前の翻訳だが)。
自然学は世界の古典文学全集や世界の名著にも抄訳があるから読み比べてみ。
おれには岩波のアリストテレス全集より遥かに読みやすかった。
172:170
04/03/08 23:40
>>171
レスどうも。読んでみるよ。
173:考える名無しさん
04/03/09 03:21
今、ギリシア語、勉強してる。 現代ギリシア語は、できるだけギリシア古典との繋がりを保つべく、
古代ギリシア語の綴りを保存している。 発音は、古代ギリシア語からは、相当、離れてしまっている
にも拘わらず。
174:考える名無しさん
04/03/11 01:51
アリストテレスの文体って、砂を噛むようだとよくいわれるが、若い時期から
老年に至るまで殆ど文体に変化が見られないという。
普通人は成長し年を経るに従って文体も変化するが、アリストテレスの場合は
全くそれがないという。どういうことなんだろう。
175:まさお
04/03/12 02:43
まさおちゃんにも解るようにお願いします・・・
176:考える名無しさん
04/03/14 17:54
>>170
おれはかじっただけだけど、
原文はもっとシンプルだね。
やっぱり訳すやつの頭の中で、
文章がこんがらがっちゃうんだろうね。
177:考える名無しさん
04/03/18 15:35
二コマコス読みたいんだが、岩波のと兄弟のとどっちのほうがよい?
178:考える名無しさん
04/03/29 11:44
ほっしゅほっしゅ
179:考える名無しさん
04/03/31 12:37
>>177
兄弟。とにかく東大系の学者が訳した古典ものはだめ。
なんていうか岩波書店がウチで出してるんだから、
いい本に決まってる→売れないはずがない。
というような態度で東大の教授であるわたしが訳したんだから、
いい訳に決まってる、ってな感じ。
おかみ意識まるだしの悪訳ばっか。
180:考える名無しさん
04/03/31 12:52
まともな訳は田中美知太郎訳だけだよ。
181:考える名無しさん
04/03/31 12:57
>>179
ニコマコスの訳者高田三郎は京大教授だったわけだが。
182:考える名無しさん
04/03/31 13:03
>>181
傍系だよ。
183:考える名無しさん
04/03/31 13:04
やっぱ出隆にかぎるな。
184:考える名無しさん
04/03/31 13:10
今道は我慢できる範囲つー感じな。
185:考える名無しさん
04/03/31 13:11
高田氏の仕事は田中美知太郎氏も評価してたはず。
186:あぼーん
あぼーん
あぼーん
187:考える名無しさん
04/03/31 13:40
アリストテレスにかぎらずギリシア哲学の邦訳のなかで、
これは許せないという悪訳を教えてください。
素人眼ではよく分かりませんので、ご教示を!
188:考える名無しさん
04/03/31 13:51
一般読者には問題なし。
安心して読んでいいよ。
189:考える名無しさん
04/03/31 14:06
どーせ一般読者は正しい翻訳でもそれを誤読しまくりだからな。
翻訳の多少の誤訳はほとんど影響ないな。
190:考える名無しさん
04/03/31 15:13
>>188,189
それにしちゃあ、>>179ではずいぶんな言い様だな。
一般読者がそういう差異を見ていないと思ったら大間違いだぞ。
191:考える名無しさん
04/03/31 16:52
アリストテレスの翻訳って、誤訳とか何とか言う以前に、日本語の文章
と読むに耐えないのが多かったような気がするが、思い違いか?
192:考える名無しさん
04/03/31 17:15
文章と→文章として
193:考える名無しさん
04/03/31 17:33
ソフィーの世界でも読んでろ
194:考える名無しさん
04/03/31 18:44
『ソフィーの世界』は、面白くなくて全部読めなかった。
『哲学者のカフェ』の方は、読んだかもしれない。
へスレーってロリコンなのかな?
195:考える名無しさん
04/03/31 18:50
親友は大事である。
しかし、親友よりも真理を取るのが真の哲学者として敬虔な態度なのである。
アリストテレス
白い巨塔の里見先生みたいだな、アリストテレスって。
さすが、アレクサンダー大王の家庭教師だっただけはある。
196:考える名無しさん
04/03/31 19:46
アリストテレスが本を書くことについて、アレクサンダーが不満げ
だったっていう話が面白いね。そんなことをしたらみながアリスト
テレスの哲学を知ってしまい、秘教的な価値がなくなるんじゃない
か、と考えたらしい。アリストテレスの哲学にそういう「秘密の知
恵」を見ようとするアレクサンダーは、想像力豊かだと思う。
197:考える名無しさん
04/04/01 00:54
「ここで友をとっちまったら、もう哲学者じゃねーや。
そして俺は哲学者じゃなくていい!」
198:考える名無しさん
04/04/16 17:23
保守
199:考える名無しさん
04/04/16 17:43
>>191 思い違いです。きみの知らない難しい日本語はいくらでもあります。
200:考える名無しさん
04/04/26 11:25
難しい。
201:考える名無しさん
04/04/29 01:26
ニコマコス倫理学。。。
202:愚者
04/05/05 03:46
能動理性について質問です。
これが思惟の契機だそうですね。
能動理性は、働かせようと念じることで働かせられるものではないのですよね。
(数学の問題を解こうと念じることによって数学の問題が解けないように?)
そしてまた、能動理性は永遠に滅しないそうですね。
アリストテレスは、思惟を、
永遠の存在からの啓示のように考えていたと見てよいのでしょうか?
(誤解があるとおもわれますので、あらかじめ謝っておきます。
ごめんなさい。)
203:考える名無しさん
04/05/05 15:36
アテネの聖火は永遠の存在からの啓示
204:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/11 02:42
>>202
>能動理性は、働かせようと念じることで働かせられるものではないのですよね。
能動理性が、なぜ、いかにして働くかという問題である。現実に思考する、
その原理として能動理性というものが考察されたのであるから、原理の原理を
問うていることになる。『霊魂論』第三巻第五章のたとえで言うと光はなぜ光るか
という問題である。これについてはアリストテレスのテキストには明確な記述がなく
諸説あるところである。仮に念じることだけが能動理性の唯一の原因とすると、
念ずることなくとも現実に思考しうるという自明の経験に矛盾するだろう。
ただ原因の一つたることを妨げるものではない。
>数学の問題を解こうと念じることによって数学の問題が解けないように?
数学の問題が解けることが現実化するには、能動理性が働くほかに、作用を受ける
理性のうちにそのことが可能態として存在しなくてはならない。色が現実化する
には光のほかに可能態としての色が必要なように。光の原因がなくて色がないこと―つまり
光の原因がないと光がなく、よって色はない、ということは、光の原因があって
色がないことと矛盾しない。数学の問題を解こうと念じることによって、能動理性を
働かすことができても数学の問題が解けないことがあるのである。よってこの文章は
「能動理性は、働かせようと念じることで働かせられるものではない」というたとえ
として不適切である。かりに、たとえが然りとしても、結論が然らざることもあるから。
>そしてまた、能動理性は永遠に滅しないそうですね。
『霊魂論』第三巻第五章のとおり。能動理性は不死であり永遠である。
>アリストテレスは、思惟を、
>永遠の存在からの啓示のように考えていたと見てよいのでしょうか?
能動理性の本質にかかわる問題であるが、アリストテレスは明確に言及していない。
諸説あるところであり、先の問題と併せて、水地宗明『アリストテレス『デ・アニマ』注解』
四一二ページ(解説2 能動的知性のいろいろな解釈)参照。
205:愚者
04/05/11 22:00
>>204 唯一ネ申又吉プネウマさん
本当にありがとうございます。ますます興味を持ちました。
もちろん、教えていただいた文献も探しますが、それを見る前に、
たとえ的外れだとしても、思いを巡らせたことについて記してみたいと思います。
いままで誰も証明したことのない予想を証明するためには、
最低限、それについての理論的蓄積を身につけたほうがよいとされる。
そのような偉業を思い浮かべなくとも、ごく簡単な計算問題を解くためですら、
それに用いられる定理が念頭になければならない。
そうだとすると、「可能態として存在するもの」の中には、
理論的蓄積や定理などの「記憶」が含まれているはずである。
(なぜ、なにかを憶えることができるかも謎である。
何度も繰り返していることは、覚えることもある、
ということが言えるに過ぎない。)
(哲学でも、理論的蓄積の勉強は、大切に決まってる!)
206:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/12 06:14
結論から言うと「理論的蓄積や定理」は可能態としてのものではなく、
能動理性を働かす原因であると考えられる。現実化した思考と
その可能態の対象は同一だからである。あることにつき「である」と
語られるものが現実態、「できる」と語られるものが可能態である。
現実化した思考は、『ニコマコス倫理学』第六巻において複数に
分類されている。証明や計算については、知識エピステメーと呼ばれる
ものであり、論証によって秩序づけられている。なお論証の定義
に付き『分析論後書』第一巻第二章参照。
現実に知識を得るには、能動理性の働きと、可能態にある知識が
必要なのであるが、可能態にも二通りある。「子供が軍隊の統率者
であることができる」意味での可能態と、「成人においてそうする
ことができる」意味での可能態である(『霊魂論』第二巻第五章)。
後者の場合は、「外的なものが何か妨げない限り、そのひとが望め
ば知を行使できる」(『霊魂論』第二巻第五章)という意味であり、
ある意味で現実に知識を得ていると言うことができ、『霊魂論』
第二巻第一章において「第一次の現実態」とされている。この場合の
可能態にある知識が現実化したときは「思い出す」ということを
指すだろう。一方、前者の可能態が現実化することは「学習」や
「教授」や「発見」と呼ばれるだろう。この場合の可能態とは、
学習や教授ができる能力を指す。サルにはこの可能態はないだろうし、
一部の人間にも備わらないことがあるかもしれない。その明敏さも
問題となり、すばやく発見しうる人は「頭脳明敏」(『分析論後書』
第一巻第三十四章)と呼ばれる。
207:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/12 06:15
なお、何かを憶えることができるという謎については、後者の
可能態にかかわり、能動理性が働いたときに「思い出す」ことが
実現するが、それがなぜかは、能動理性がなぜ働くかという問題
であって、結局、>>204の問題に帰着する。
証明や計算は、前者の可能態が備わっていることを前提として、
能動理性が働くことにより現実化する。知識が論証されたり探究
されたりする方法は『分析論』に詳しいが、これらについての知識が、
能動理性の原因の一つと考えることは、おおむね承認されると思われる。
論を同じくして、能動理性が「理論的蓄積や定理」によって働く
とすることも、経験的に見て妥当であると考えられる。
ただ、原因の一つとしては正しいとしても、全体としては>>204にある
とおり諸説あるところであり、一概には言えないだろう。
208:考える名無しさん
04/05/12 20:28
今道友信『アリストテレス』(講談社学術文庫、5月10日発売)
209:愚者
04/05/13 00:06
>>206-207 興味深く読ませて頂きました。重ねて、ありがとうございます。
以下は劣化や改ざんを含むコピーに過ぎないかもしれませんが、記しておきます。
「フェルマーの大定理」は現実態であり、
「フェルマー予想」 は可能態である、
と言えるだろうか? でもこれは、証明されたから言える。
予想が偽であることが示されたなら、予想は可能態ではなかったことになる。
ちがうか……。「予想が偽である」ということが、可能態から現実態になった?
いや、そもそも、想起することが可能態(第一次の現実態)から現実態への移行なのだから、
予想すらできない状態にあることが可能態なのか?
こう言うべきだろうか。
まず、予想を思いつくことが、ある現実態への移行であり、
予想を証明して定理にすることは、前者とは別の現実態への移行である、と。
そして、現実態となった定理は、
別の予想を思いついたり、予想が定理に移行するために、能動知性が働く原因のひとつになる。
210:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/13 04:45
>まず、予想を思いつくことが、ある現実態への移行であり
予想とは『分析論後書』第一巻二十三章に「臆断ドクサ」と呼ばれるものであって、
「知識エピステメー」が論証に基づくのに対し、これは論証に基づかない思考に属している。
臆断には、真なるものもあれば偽なるものもある。
>予想を証明して定理にすることは、前者とは別の現実態への移行である、と。
知識が現実化することである。予想を思いつくことは臆断の現実化である。
>そして、現実態となった定理は、
>別の予想を思いついたり、予想が定理に移行するために、能動知性が働く原因のひとつになる。
そういった解釈もありうる。
211:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/13 04:56
『分析論後書』第一巻二十三章 → 『分析論後書』第一巻三十三章(訂正)
212:愚者
04/05/15 00:17
水地宗明『アリストテレス『デ・アニマ』注解』(解説2 能動的知性のいろいろな解釈)
書店でざっと目を通しました。本当にいろいろな解釈があるものですね。
図書館に取り寄せてもらっているので、届いたら熟読します。
桑子敏雄『エネルゲイア』(ヌースについて)
これも眺めてみました。手元にあるわけではないので心許ないのですが、
「永遠」を、時間の内にあるが滅ぶことはない、ではなくて、
時間の認識の前にある、と捉えているようでした。
坂部恵『ヨーロッパ精神史入門』にある
ヌースが、インテレクトゥスをへて、悟性になったという主張を思い出しました。
この本では、エピステーメーを、知識の内容ではなく、機能だと捉えているようでした。
黒田亘氏の「知識は人に宿る」が引用されていました。
残念なことに、最寄の図書館では、
アリストテレス全集は、分析論を含む第1巻だけが欠けているようでした。
今道友信『アリストテレス』(講談社学術文庫)購入しました。
私のような初心者のしそうな主張を、アンスコムがしているのに驚きました。198頁に
「アンスコムによると、例えば、その(分析論後書の)第一章のごときは、
アリストテレスの名を冠ぶせられた書物の中で最も出来の悪いテキストである。
そしてその最も大きな誤りは、
真の認識とはその原因を知ることであり、事物の本姓を知ることである、
としたことである。」
とあります。「経験によらない知識」と関係があるのでしょうか。
山口義久『アリストテレス入門』(ちくま新書)購入しました。
213:考える名無しさん
04/05/15 19:10
岩波文庫の「形而上学」を読み始めたんですけど
もうサッッッッパリわからないです。
4つの原因があってー今までの学者はこう考えてーというのは
なんとなくボンヤリわかったような気もするのですが
プラトンへの批判23ヶ条が…何言ってるんだろう?って感じで。
入門の本を読むと、少しは分かりやすくなるでしょうか?
214:考える名無しさん
04/05/15 19:36
アリストテレス 形而上学
カント 純粋理性批判
ヘーゲル 精神現象学
ハイデガー 存在と時間
このあたりは有名な哲学書だけど、内容の難しさも哲学界屈指。
哲学の基礎訓練や適切な案内書は必須。
215:考える名無しさん
04/05/15 21:50
はぁ~そんなに難しい内容なんですかコレ。
プラトンがしゃーしゃーと読めたような気がして(気だけでしょうけど)
じゃあアリストテレス読んでみっかぁ、ってノリでした。
哲学の訓練、なんて全くやった事ないです…
とりあえず学校の図書館にあるらしい
「アリストテレス哲学入門 」 出隆著(岩波書店)
を借りてこようかと思います。これは読めるんでしょうか…
216:考える名無しさん
04/05/15 22:22
『形而上学』は講義ノートの寄せ集めみたいなもんだから、
易しい巻もあれば難しい巻もある(そうだ)。
Ζ巻がいっちゃん難しい(と言われている)。
入門書だったら、アクリルの『哲学者アリストテレス』
というのが良い(らしい)。
217:考える名無しさん
04/05/16 02:36
>>215
『形而上学』が文庫になってるからとりあえず最初に選ぶ、
という選択は、個人的にはあんまりお勧めしないかなぁ…。
別のものを読んでいて、それに飽きたら時々『形而上学』を
ひっくり返してみる、という読み方のほうがよいように思うけど。
何か個人的に抱え込んでるテーマがあって、
そのテーマの源流を探る、という読み方のほうが、
精神的な負担が少ないし、有意義なんじゃないのか。
生物学に興味があるなら、(読んでないけど)『動物誌』とか、
政治に興味があるなら(これまたまともに読んでないけど)
『二コマコス倫理学』と『政治学』とか…。時間論に興味があるなら、『自然学』とか。
他の人の意見も聞いてみてください。
218:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/16 03:38
>>212
坂部恵『ヨーロッパ精神史入門』は品切れであったが、桑子敏雄『エネルゲイア』、
今道友信『アリストテレス』については入手できた。よく読んだ上で回答したい。
>>213
私も十五歳ぐらいのとき『形而上学』に目を通したが、難解すぎてさっぱりわからなかった。
のみならず、この書のために原典を読むのが怖くなってしまい、数年の間、原典を精読する
ことはなった。ただ、書棚においてある限り、見る機会はあると思うのであせる必要はない
と思う。
『形而上学』の主題は第六巻冒頭にあるように「諸存在の原理や原因」を求めることである。
身近な例を挙げると、物理学であれ、経済学であれ、すべての学問に共通する構成や方法
(たとえば言葉を使う)があると考えられ、この書ではこれについて探究している。そして
その根本に関わるという点において、この探究は美しく価値があるといえるだろう。これに
ついて、詳しくは『形而上学』第一巻第二章において述べられている。
以上の通りであるとすれば>>217氏の言うとおり、まず個別的な学問を学び、そのことを
念頭においてこの書を読むのがいいのではないかと思う。
219:考える名無しさん
04/05/16 10:56
色々なアドバイスどうも有り難うございます。
確かにこの本を眺めててもあんまりどうしようもないみたいなので
他の本なり入門書を一回りしてから
何か思う事があればまた読んでみようかと思います。
220:愚者
04/05/16 11:39
>>212 ごめんなさい。訂正です。
(誤)経験によらない知識
(正)観察によらない知識
221:217
04/05/16 19:47
>>218
唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA さん、
お詳しそうなのでひとつお伺いしたいことがあります。
Q:なぜ、日本ではギリシア自然学関連の文献を気軽に文庫で読めないのでしょうか?
『形而上学』を読んでいたときのことなんですが、今回の>>215さんのように
以前読んでいたときに、おれも「なにがなんだかぜんぜん、わからんぞ?」と思ってしまいました。
しかたなく注釈を見ると「これを詳しく知りたいなら、『自然学』『ティマイオス』
『生成消滅論』などなど参照してくれ!」と解説されています。
しかし、一般書店を巡っても、岩波文庫には入ってないし、
全集を買いたくても、アリストテレス全集は版元品切れでどこにも売ってない。
読みたければ、図書館で読むか、古書店で数万円を出して一セット買うしかありません。
しかたなく、あるときプレステ2を買うお金+αで(笑)、アリストテレス全集を買いました。
一生モノだと思って、清水の舞台から飛び降りちゃいました。さすがに分量が多すぎて、
読んだり読まなかったりですけど、「読みたくても読めないイライラ感」だけは無くなりましたよ。
英語だと無料でダウンロードできるけど、できたら、日本語で気軽に読みたい…
しかし読めない現状に、なんとなーくな不信感を覚えて、
「これ、なんで読めないんでしょう?」ととある場所で、ある人にたずねたところ
「以前聞いた話だが、自然学関連の文献は誤訳が多いから、文庫化できないんだよ…」
というギリシア語が読めない身としては、まったく確認できないことを言われたことあります。
でも、そこまでわかってるなら、誤訳を訂正した本を出すべきじゃないか?とも思う。
発刊してる岩波書店としては、「需要がない、商売として成り立たない」という理屈もあるだろうけど、
外から見る限りでは『形而上学』で大もうけできるほど儲かってるとは思えませんし、
しかも、プラトン全集が増刷されたときには、『ティマイオス』だけがまっさきに書棚から
消えてます。それほど多くはないが、ある程度の商業的な需要はあると思えるんですけどね。
何かご存知のことがあれば、教えてください。あるいはよろしければ、ご感想なりお願いします。
222:考える名無しさん
04/05/16 19:55
岩波の哲学原典なんて大学・図書館の購入分+αしか売れんのが普通だろ。
500部売れればいい方。いま岩波は経営自体危ないそうだし。
そういえば、精神現象学も文庫化してほしいな…
223:217
04/05/16 20:13
>>222
そっかなー?
『形而上学』は非常に有名な本だからかもしれないが、1998年の段階で36刷ですよ。
あるとき『自然学』に非常な感銘を受けた口だから、やや贔屓目に見ているからかもしれないが、
自然学関連の本を文庫にすればその三分の一くらいは売れそうな気がしますけど…。
それに、『形而上学』だけではほとんどチンプンカンプンじゃないですか(笑)。
概念をイメージ抜きで羅列しているだけというか、正直、何を言いたがってるのか、
あの本だけでは、さっぱりわからない。
わからないなりにも『自然学』『天体論(天について)』などを読んで、
当時の宇宙観などの具体的なイメージをちょっとでもつかんで
そのあとで『形而上学』をチラチラ読めば(眺めれば)、
アリストテレスが言いたがってることは、以前よりもなんとなくわかってくるけど、
しかし、自然学関連の本はお気軽には読めない、という現実はいかんともしがたい。
『形而上学』って本は、一般書では有名な最初の一行を引用されるネタ本として使われているように、
ともすれば、妙な権威付け的な使われ方しかされない本になってる。非常に残念だと思うな。
224:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/17 05:00
>>212
結論を言うと、能動理性の解釈について、とくに思惟ヌースの外延をめぐって、
桑子教授やその他の注釈家と見解の相違が見られたので、自説を述べた上で、
これらについて論駁することとしたい。
まず思惟ヌースの定義から論述したい。アリストテレスは『ニコマコス倫理学』
第六巻において知性的徳を探究するため魂の分析を行っている。第二章に
「魂において、実践や知性認識をつかさどる部分に三あり、感覚、思惟ヌース、欲求が」
とあり、ここにおける思惟を「広義の思惟」と定義する。次に第三章に
「魂がそれによって、肯定とか否定とかの仕方で真を認識するところ・・・五つ・・・
すなわち、技術、知識エピステメー、知慮、知恵、思惟ヌース」とあり、ここにおける思惟を
「狭義の思惟」と定義する。
次に、『霊魂論』第三巻第五章における「思惟ヌース」ないし「能動理性ヌース ポイエティコス」が
広義の思惟についてのものであると考えるので、その理由を述べたい。
『霊魂論』第三巻第三章において「思惟することには一方では表象のはたらきが属する
と考えられ、他方では判断が属する」とし、第三章において表象が、第四章ないし
第六章において判断が属する思惟について扱われている。これは、第四章に
「私が思惟と言うのは、魂がそれによって思考したり判断したりするところのものである」
とあり、第六章が真や偽を主題としていることを根拠とする。しかして
この判断が属する思惟は『ニコマコス倫理学』第六巻第三章に「魂がそれによって、
肯定とか否定とかの仕方で真を認識するところのもの」とされているものに他ならない。
されば、この思惟ないし能動理性が、狭義の思惟たることはないだろう。
また『霊魂論』第三巻第十章に「表象のはたらきを伴わなければ、欲求する能力は成立しない」
とあることにかんがみれば、表象のはたらきが属する思惟は欲求に分類すべきであろう。
『霊魂論』における魂の能力の分類は『ニコマコス倫理学』第六巻第二章冒頭の
三分法にしたがっているといえるだろう。すると広義の思惟は、判断が属する思惟である
と言えるだろう。そして判断が属する思惟が、『霊魂論』第三巻第五章における
思惟なのであった。これが第一の理由である。
225:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/17 05:01
第二の理由は以下の通りである。もし能動理性が狭義の思惟についてのものである
とするならば、知識エピステメーや技術、臆見ドクサなどが能動理性の働きから欠落することになる。
しかしこれらの原理が何かは「魂」であるとする以外に『霊魂論』に見出すことはできない。
しかし、「魂」が原理であるとするだけならば能動理性に比して扱いが軽すぎないだろうか。
『霊魂論』第三巻第四章冒頭に「いかにして思惟の活動が成立するのかを考察しなくてはならない」
とある以上、たとえば推理する能力が思惟と別の能力であるとすると、
それがいかにして成立するかを考察せねば、統一的な美しさを欠くことになるであろう。
しかるに、そのような考察は見られないのである。『霊魂論』第二巻第三章に
「共通の説明規定を探究するのは、そのような個別的な説明規定を無視して顧みないならば、
馬鹿げたことである」とあり、第一巻第一章に「定義のうちで、それに基づいて
付帯する事象の認識にいたるということもなく、またそればかりか付帯する事象について
推測することさえ容易でないというような定義は、すべて、問答技術上のこととして、
また空虚に述べられていることは明らかである」とある。また、技術については
『形而上学』第七巻第七章に、「心のうちにあるそれの形相」から「思惟を続けて・・・行動しうる点」に
達する過程であるとされ、知識と論点を同じくする。臆見の原理についても『霊魂論』には
特別の説明がなく、能動理性の働きであるとするのが平易である。
如上の見地に立って、以下について検討したい。
226:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/17 05:02
>坂部恵『ヨーロッパ精神史入門』にある
>ヌースが、インテレクトゥスをへて、悟性になったという主張を思い出しました。
さて、この関連で『霊魂論』に注釈を与えたもののうちで特に有名なトマス・アクィナスの
知性インテルレクトゥスと能動知性インテルレクトゥス アゲンスに対する理解を検討してみたい。なお引用はすべて
『神学大全』第一部より行った。魂の知性的把握の部分には知性インテルレクトゥスintellectusと
理性ratioがあり、理性は推理するratiocinari部分である(第八三問題第四項主文)。
これに対し、知性は存在者ensを対象とする(第七九問題第二項主文)。
能動知性インテルレクトゥス アゲンスintellectus agensはかかる知性に立脚する存在である。
具体的には、形相に関して質料的制約を取り除く抽象の働きである(第七九問題第三項主文)とした。
これがアリストテレスの言う能動理性と同一であるかはさておいて、近代以降の悟性につながっていった
とすることも可能であると思われる。またトマスによると、能動知性の光によって
出生のときより即時に第一の原理が認識される(第一一七問題第一項主文)とされている。
ここに言う能動知性はアリストテレスの言う狭義の思惟の働きに類似している。
以上より案ずるに、トマスにおける知性ないし能動知性は存在者を中心に語られており、
推理の現実化は能動知性とは無縁であると考えられる。存在者を中心に考えることは、
ある面において美しい様相を呈することがあるかもしれないが、アリストテレスの解釈
としては首肯しがたい。推理も含めた現実のすべての思惟の原理が能動理性である
と考えられるからである。しかし、このような解釈はトマス以外の注釈家にも多く見られる。
私はこのような解釈はアリストテレスの考え方に整合しないものと考える。
227:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/17 05:05
>桑子敏雄『エネルゲイア』(ヌースについて)
>この本では、エピステーメーを、知識の内容ではなく、機能だと捉えているようでした。
桑子教授もトマスと同じく、能動理性を、広義の思惟の現実態であるとは解していない
ようである。また、エピステーメーとヌース(狭義の思惟)を別の能力とするのも、
トマスの知性と理性の分離に似ている。さらに、感覚とエピステーメーとエパゴーゲーないし
ヌースが明確に区分されている。このことは『エネルゲイア』六五頁によると、学問は
「普遍的なものにかかわる能力」と「個別的感覚対象にかかわる能力」との違いによって
理解できるからであるとする。これについては私も異議がない。しかし、作用を
蒙ることのないヌースが狭義の思惟であるとする点は、私の考えと異なる。
思惟を論ずるうえで『霊魂論』は『分析論』に一切言及していないのである。
>黒田亘氏の「知識は人に宿る」が引用されていました。
私見では、知識は能動理性によって現実化すると考えるので、これは正しいと思う。
能動理性は論証する能力を含むもである。
>「永遠」を、時間の内にあるが滅ぶことはない、ではなくて、
『霊魂論』第三巻第五章の最後の部分(430a19-25)に対する注釈をもって、
能動理性の本質と「永遠」について解釈しようと考えたが、今日のところは
少し上記の部分で頭を使いすぎたようなので、これについては数日まってほしい。
228:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/17 05:06
>「アンスコムによると、例えば、その(分析論後書の)第一章のごときは、
> アリストテレスの名を冠ぶせられた書物の中で最も出来の悪いテキストである。
> そしてその最も大きな誤りは、
> 真の認識とはその原因を知ることであり、事物の本姓を知ることである、
> としたことである。」
>とあります。「観察によらない知識」と関係があるのでしょうか。
今道教授の『アリストテレス』には出典が記されていないので、なんともいえない
ところである。私は近代以降の哲学には甚だ疎いので、「観察によらない知識」
についても述べることができない。よければ教えてもらえないだろうか。アリストテレスの
テキストから何かを答えることができるかもしれない。
229:考える名無しさん
04/05/17 08:50
ハゲストエロス
230:愚者
04/05/18 00:49
>>228
>私は近代以降の哲学には甚だ疎いので、「観察によらない知識」についても述べることができない。
>よければ教えてもらえないだろうか。
>アリストテレスのテキストから何かを答えることができるかもしれない。
私のような愚者の思いつきに誠実に応えて頂いて、感謝の言葉もありません。
御謙遜なさってますが、私の示せる程度のことなど既にご存知であるかもしれません。
でも、やれるだけやってみます。
《 「観察によらない知識」は、
G・E・M・アンスコム『インテンション』において述べられている概念である。
彼女は、この概念を用いて、「意思(意図的)行為 (intentionai action)」の判定基準とした。
自分がいま「何」をしているのか、また「なぜ」そうしているのかと人に問われて、
即座に、観察によらずに答えられる場合、それは彼の意思(意図的)行為だ、というのである。
(黒田亘『行為と規範』頸草書房--① 12~13頁の要約。)》
そして、
《さきに援用した「観察による知識」と「観察によらない知識」の区別も、
主として「原因」と「理由」の対比を念頭に置いて設定されていた。(① 52頁)》
いいかえれば、
《意図的行為は、「なぜ?」という問いに
原因によってではなく理由をもって答えうる行為である
(門脇俊介『現代哲学』産業図書 177頁)》
しかし、
《アリストテレスは、行為に関する推論も論証科学の推論と基本的には同型であって、
同じ推論規則に従うべきものだ、と述べている。(① 35頁)》
アンスコムは、意図的行為の説明に、原因ではなく理由(観察によらない知識)を用いているので、
真の認識を原因を知ることだとした点を、非難しているのかな、と思ったのです。
231:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/24 03:01
返答が遅れて申し訳ない。先週は所用があって時間が取れなかった。
>>221
>Q:なぜ、日本ではギリシア自然学関連の文献を気軽に文庫で読めないのでしょうか?
私も出版事情には詳しくないが、やはり人気がないことに原因があると思う。
岩波文庫について言うと、全集の『自然学』は、訳文自体においては水準を満たしている
と思うが、マルクス主義の立場からの解説など、現在からみると古くなっている部分があり、
このままでは文庫化しにくいうえ、出博士はすでに死去しており、岩崎教授もすでに高齢
(大正十年生)のため不備の補正も難しい状況なので、出るとすれば新訳だろう。
次に出るものが何かは編集部に問い合わせるのが一番とは思うが、岩波文庫における
西洋哲学の出版方針は一般に、著名な書物を数ヶ月に一冊のペースで出すというものなので、
アリストテレスのように体系的であって全集が特に必要と思われる哲学者の場合は、
つらいものがあるように思われる。そういう意味では、もうすこし読者の視点がほしいと思うが、
営利上、仕方のない部分もやはりあると思う。
232:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/24 03:02
>>230
>アンスコムによると、例えば、その(分析論後書の)第一章のごときは、
この出典はアンスコム他『哲学の三人』勁草書房の六頁であった。なお「第一章」とあるのは、
正しくは「第一巻」である。『分析論後書』の主題は知識エピステメーであって、アリストテレスは
第一巻第二章において論証による知識を真の意味での知識であるとする。アンスコム教授は、
前掲書において、これを批判するに、第一巻第五章の例をもってした。すなわち、二等辺三角形と
不等辺三角形のそれぞれにおいて内角の和が二直角であることが証明されても、三角形の
内角の和が二直角であることを真の意味で知っているとはいえない、というアリストテレスの主張を
批判している。厳しい批判ではあって即答はできないが、体系的な知識に美しさを感じる私としては
アリストテレスの主張のほうに味方したいところではある。
アンスコム『インテンション』は難解な本だが、主題は行為と意志であろう。アリストテレス
にあっては知識エピステメーと異なり知慮フロネシスとよばれる魂の部分についての考察ということになる。
なお知慮とは『ニコマコス倫理学』第六巻第五章に「人間的な諸般の善に関しての、ことわりがあって
その真を失わない実践可能の状態」と定義されている。
>アリストテレスは、行為に関する推論も論証科学の推論と基本的には同型であって、
>同じ推論規則に従うべきものだ、と述べている
このとおりであって、アンスコム教授は『インテンション』一〇九頁において「『実践的三段論法』は
アリストテレスが発見したもののうちで最も優れたものの一つである」としている。ただ、よく読んだ
わけではないので、詳しいことは今のところわからない。
結論としては知識エピステメーのあり方についての批判であって、行為についてのものではないといえるだろう。
233:考える名無しさん
04/05/24 03:54
これはすごいレスだね。勉強になるな~。
234:考える名無しさん
04/05/25 15:02
>>231
唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA さんへ
すでに出来上がってる書籍に対してオンデマンド出版を採用するなら、
版元にはリスクがほとんどありません。
儲からない書籍ならリスクヘッジが出来ればいい、という考え方はなりたつはず。
どんな形であれ継続的に書籍を読者に届く形を維持することこそ、
岩波書店のような他が出せない書籍を扱える老舗版元の義務だとも思います。
・・・まさか、あの時代のあとがきが文庫化への障害になっているとは(?)。
確かに、あのあとがきを読んだときには違和感がありました。関係ないじゃんか、と。
日本国内の共産アレルギーってのは、予想以上に根深いものがあるのでしょうか。
長年の疑問の片翼だけは解消したような気がします。どうもありがとうございました。
235:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/26 01:19
>>234
>すでに出来上がってる書籍に対してオンデマンド出版を採用するなら
これは、実現する可能性もある。ただ今の技術では価格は若干高めになってしまうだろう。
数年ごとに重版する場合と比べることになる。
>まさか、あの時代のあとがきが文庫化への障害になっているとは
これは、そのまま出すのであれば、おざなりな印象を与えるということである。
文庫化されないのは主に岩波文庫の編集方針による。体系的に叙述するなら以下の通りである
236:唯一ネ申又吉プネウマ ◆bc3X3SACRA
04/05/26 01:32
すべて会社は生産要素たる労働力・資本が限られているため、何を生産するかの選択を
迫られている。これは目的との適合によって決定される。会社とは法律上、営利を目的とする
社団法人と定義され、会社の目的は営利であるということになるが、実際には、特に非公開
企業にあっては、むしろ営利が手段となる場合もあることから、目的は実質的に把握しなければ
ならない。厳密には難しいところであるが、素描的に語ることが許されるなら(すべての学
において同様の厳密さを求めることは不適当である)、一応、「すぐれた知的財産を
次の世代へ手渡していく」(URLリンク(www.iwanami.co.jp))にあるといえる
だろう。すべての活動はこの目的に適合することを意図しているだろう。具体的な方法は、
各局で活動を分掌することによって実現するというものであり、出版の選択は編集局に属し、
各部において一定の編集方針のもとに出版の選択が行われる。岩波文庫の編集方針は
「読書子に寄す」にあるように「万人の必読すべき真に古典的価値ある書」を刊行するという
いわゆる教養主義的なもので、網羅的なものではない。しかして、この編集方針は先の岩波書店全体の
目的に合致すると考えられる。網羅的な企画は予約出版を中心にしてようやく採算が取れるもの
であって、岩波文庫のように、廉価で駅の書店であっても手にすることができるようにするといった
ことは、教養主義的な企画に比して需要との関係上、優先順位の低い事柄に属すると考えられるからである。
この方針によってアリストテレスの文庫化について見ると、「万人の必読すべき真に古典的価値ある書」
に該当するか否かによって決せられることになる。『自然学』も候補ではあると思うが、『形而上学』
の基礎に『自然学』や『オルガノン』があるといった点での選択ではないだろう。最近の文庫化の
状況を見ても『詩学』『弁論術』『動物誌』等、それ自体で完結したものが文庫化されており、
理論的には難のある選択である。
237:愚者
04/05/26 02:03
>>232 唯一ネ申又吉プネウマさん
度々、ありがとうございます。
『哲学の三人』が図書館に届きました。
しかし、『インテンション』が一週間たっても届きません。
また、行方不明ってやつでしょうか。悲しい……。
238:考える名無しさん
04/05/28 18:26
親友とは自己の外の自己である
239:考える名無しさん
04/05/28 18:31
独我論じゃん
240:ぴかぁー
04/05/28 18:39
>>269
何が独我論だと言うのかね!
まさか君は脱構築していないのではないのかね!
脱構築だ!脱構築だ!脱構築だ!脱構築だ!
241:考える名無しさん
04/06/09 23:25
保守
242:トビリシの井戸
04/06/10 03:00
ウニの口のことを別名「アリストテレスの提灯」と言います。
243:考える名無しさん
04/06/10 03:38
ほう
244:考える名無しさん
04/06/12 04:02
w
245:考える名無しさん
04/06/13 05:06
246:考える名無しさん
04/07/03 05:53
現代思想age
247:あの人´Å`) ◆WlFtPozYo6
04/07/10 21:50
自己の外の自己ってゆうか、他者も又、超越される超越であるってことでしょ。証明はできないけど。
248:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 12:13
『形而上学』と『自然学』の新訳を読みたい。
講談社の文庫のような分厚い一冊モノの文庫を希望。
重い本は持ち歩きにくいし、上下巻に分かれてると読みにくくて仕方ないっす。
この板で「哲学は無用」とクダまいている人たちはアリストテレスを読むべきだよ。
なぜ人気がないのかさっぱりわからん。哲学に対するイメージが一変すると思うが。
自分の呼んだ範囲のアリストテレスは、「見えるものと思考の関係」を
語りたがってるように思うけど、別に人生なんか語ってないしなぁ~。
249:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 12:53
>>242
ウニってあの棘のたくさんある海の生き物のウニか?
250:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 13:10
>>249
ネットで百科
URLリンク(ds.hbi.ne.jp)
アリストテレスの提灯 アリストテレスのちょうちん Aristotle’s lantern
ウニ類の正形類とタコノマクラ類がもっている口器で,口,食道,咽頭を取り囲む
大小多数の骨片とそれらを動かす筋肉が複雑に組み合わされて作られており,
海藻,貝,フジツボなどの品をかじり取りかみ砕く働きをする。
正形類では逆五角錐状で,5 種 40 個の骨片と 7 種の筋肉から成る。
V 字形の最も大きな 5 組の骨片は顎骨 (がつこつ) といわれ,
内側に各 1 本の細長い歯を収納している。口器は突き出したり引っ込めたりされ,
その運動は同時に呼吸にも役だつ。タコノマクラ類では,顎骨は大きく下端が広がり,
他の骨片は小型化あるいは消失し,口器は低い台座状で突き出すことができない。
この口器は左後体腔に由来する囲咽腔の中に作られたもので,棘皮 (きよくひ) 動物の
他の群には見られない構造であることから,特異な系統的意味をもつものとされる。
アリストテレスがこの口器の構造を詳しく調べて記録を残しているのでこの名が付けられた。
原田 英司
251:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 13:15
>>249
FILE No.2
アリストテレスの提灯
URLリンク(www.k-kusano.com)
252:名無しさん@そうだ選挙に行こう
04/07/11 14:24
そうか。哲学版だけのことはある。勉強になるなぁ。
253:考える名無しさん
04/07/12 10:48
>>248
『形而上学』の新訳は早く出て欲しい
254:考える名無しさん
04/07/18 15:05
10年前にたまたま買った講談社学術文庫の形而上学を読んでます。
これはめちゃくちゃ面白い。ところでこれもう一冊保存用に買っておこうと
おもったら今は絶版らしいですね。読みやすくていい翻訳なのに。
255:考える名無しさん
04/07/18 15:08
>>254
出隆訳だっけ?
256:考える名無しさん
04/07/18 15:30
>>255
それは岩波だよ。
あれは読みにくい。
257:考える名無しさん
04/07/18 15:36
学術文庫って誰訳?
258:考える名無しさん
04/07/18 15:52
岩崎勉さんです。
259:考える名無しさん
04/07/18 19:14
え、まじ?
大学の生協や神田近辺の書店では
岩波があっても学術文庫が見当たらんのだが・・>形而上学
東京駅八重洲か新宿紀伊国屋に逝ってみるか
260:考える名無しさん
04/07/18 19:45
>>259
おまいは>>254の最後の行が見えんのか。
261:たーちゃん ◆b5.0SF1OyQ
04/07/18 20:59
え゛~そんなぁ~。。。
学術文庫の形而上学が絶版だったなんて。。。シクシクシク
図書館にばかり頼らず、買っておくべきだったと猛反省。
世間があんまり理不尽で、辛くてやりきれなくなった時に
この本の適当な箇所を開いて読んでいると、不思議なほど心が落ち着くのです。
262:考える名無しさん
04/07/19 11:13
大げさな香具師だな。
263:考える名無しさん
04/07/19 13:00
プラトンを書籍で読みたいのですが、英訳となると
評判のよさそうなこれですか?
URLリンク(www.amazon.com)
264:たーちゃん ◆b5.0SF1OyQ
04/07/19 19:58
>>262
まあね(苦藁
でも好きな本であることは確か。
265:考える名無しさん
04/07/20 07:22
>>263 それ高い。折れはもっと安いので読んだ。訳も悪くないと思う。
Republic
URLリンク(www.amazon.com)
Euthyphro, Apology, Crito, Meno, Phaedo
URLリンク(www.amazon.com)
266:考える名無しさん
04/07/21 08:03
アリストテレスのいう実体ってのはどうも分り難いですね。
プラトン学派のイデアに対して実体ということを強調してるので
重要なのは分るんですが。
形而上学にいろんなところで言及されるので、それらについて
逐一概略をまとめていけば、統一した理解に辿り着けるのかな。
またピタゴラス学派について書いてるところもさっぱり分らん。
っていうか分らんところだらけだw
ところで四原因(形相因(本質)、質料因(素材)、動力因、目的因)のうちの
目的因とはアリストテレスのオリジナルの考えなんでしょうか?
267:考える名無しさん
04/07/24 20:21
講談社学術文庫のアリストテレス「形而上学」を復刊ドットコムに
登録しようかと考えたりしてますが、他に欲しい人とかいると思いますか?
268:考える名無しさん
04/07/24 20:22
>>267
俺は欲しいので投票するよ
269:考える名無しさん
04/07/25 08:19
>>267
天野貞祐訳の『純粋理性批判』が登録されているくらいだから
需要はあると思うよ。
270:考える名無しさん
04/07/25 10:29
267ですが、説明文をどうやって書いたらいいのか分らないから
もう少しこの本よく読んでからにします。先に登録されたい方が
いらっしゃれば、そうされても構いません。適当に登録して
投票が少なかったりしては不味いので。
271:考える名無しさん
04/08/09 22:59
岩波版がいいと思うけど。
なんかまずい?
272:考える名無しさん
04/08/10 00:31
>>271
学術文庫とそんなに内容違う?
273:考える名無しさん
04/08/15 01:25
内容は違わないけど文章がぜんぜん違う。
274:考える名無しさん
04/08/15 01:51
内容が違わないなら読みやすいほうがいいと思うが。
275:考える名無しさん
04/08/18 19:58
学術文庫のほうが岩波よりもずっと読みやすい。
276:272=274
04/08/18 23:57
>>275
俺もそう思うよ。
原文の読みにくさを再現するってのもありなんだろうけど。
277:考える名無しさん
04/08/22 23:26
学術文庫の『心とは何か』も読みやすくていいね。
278:考える名無しさん
04/08/29 18:14
>>277
確かに。
279:考える名無しさん
04/09/07 14:13
弁論術最高!
アリストテレスは至上の天才だね。
280:考える名無しさん
04/09/17 18:56:34
京都大学出版
281:考える名無しさん
04/09/22 18:20:13
>>242
誰か、これ見てトリビアに送ったやついないか?
282:考える名無しさん
04/09/24 15:55:14
『分析論 前書』は訳者が日本語の概念を喪失してしまった…いう内容で、それは外国の学者と
読み合わせながら訳した結果らしいですが、何度も投げ出していました。で、先に(アリストテレスっぽい表現だろう)
『後書』を読了したら、『前書』もスラスラ読めました。
だから『後書』が先に書かれたんだと判断したんですが、読んでる頃は若かったから
独断かもしれません。忘れちまった。
音楽を聴いてるときなど、自分は影響受けてるな~と思います。
283:考える名無しさん
04/09/24 20:06:12
池沼?
284:考える名無しさん
04/09/24 21:11:01
コピペだろ。
285:考える名無しさん
04/10/07 14:30:44
ちがうぜ
286:考える名無しさん
04/10/10 16:23:14
池沼って誰よ?
287:考える名無しさん
04/10/10 17:14:55
おまえだろ
288:考える名無しさん
04/10/21 07:34:39
あげげ
289:考える名無しさん
04/10/21 14:19:11
アリストテレスをもっと学ぼうぜ。
形而上学3週目に突入。
290:パック
04/10/21 23:22:49
>289
形而上学は単体では読みづらい。
てか、初めに読んだ時、なにがすごいのかさえわからなかった。
291:考える名無しさん
04/10/24 13:56:52
.....................................................................
『アリストテレスの神論』
水地 宗明著 晃洋書房刊 ¥2,800(税込:¥2,940)
URLリンク(www.bk1.co.jp)
.....................................................................
292:考える名無しさん
04/11/01 11:31:58
アーリストテーレース
293:考える名無しさん
04/11/01 15:02:01
変な伸ばし方するな。
294:考える名無しさん
04/11/01 20:08:19
>>290
じゃあ何と併せて読めばいいの?
295:考える名無しさん
04/11/01 20:12:48
自然学でしょ。
296:考える名無しさん
04/11/01 20:15:15
訳は何がいいですか?
297:考える名無しさん
04/11/01 20:16:09
>>120
>>143
>>146
>>223
あたりね。
298:考える名無しさん
04/11/06 12:16:33
神保町でオルガノンと自然学が売られてるの発見して
その時はお金が無かったので買わなかったら
3日後には買われていた
チェックしてる人は頻繁にチェックしてるなあ
ひょっとするとこのスレ見てる人かも
299:考える名無しさん
04/11/06 12:17:07
URLリンク(www.iwanami.co.jp)
「政治学」岩波文庫版
今月重版
300:考える名無しさん
04/11/06 13:20:05
>>299
岩波文庫(ワイド版除く)も1冊1000円台に突入か・・・
経営厳しいんだろうなぁ。
301:考える名無しさん
04/11/08 23:26:18
J
302:考える名無しさん
04/11/09 15:38:33
政治学キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
昔もってたけど、売っちゃったからな。
303:考える名無しさん
04/11/11 22:26:06
チェックしておくか。
304:考える名無しさん
04/11/23 22:19:34
岩波文庫『政治学』重版age
305:考える名無しさん
04/12/03 14:36:09
アリストテレスの叩いているイデア論って、プラトンのどの時期の、どの著作のイデア論ですか?
306:哲学板住人
04/12/03 17:56:41
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307:考える名無しさん
04/12/04 10:46:03
.....................................................................
『アテナイ人の国家(名著/古典籍文庫)』
アリストテレス〔著〕 一穂社刊 ¥3,900(税込:¥4,095)
URLリンク(www.bk1.co.jp)
.....................................................................
308:考える名無しさん
04/12/05 18:33:36
>>305
イデアの「離在」が強調される中期かと思われ。
(後期著作も批判の対象になることはあるが)
ただし「イデアの説をとなえる人」などの表現を使っている部分では、
プラトン本人ではなく、プラトン学派・アカデメイア学派、つまり、
後継者のスペウシッポスなどが念頭に置かれている可能性があるので注意されたし。
本人が直接書名を挙げている部分はともかく、それ以外は慎重に判断した方が良い。
309:考える名無しさん
04/12/05 20:33:14
口頭で知った知識も多いだろうな。
310:考える名無しさん
04/12/09 20:56:11
アリストテレス最高。
311:考える名無しさん
04/12/13 23:14:30
でもやっぱプラトンのほうがいい
312:考える名無しさん
04/12/18 00:30:43
アリストテレスやヘーゲルのコミュニタリアリズムについて
どう思いますか? できれば批判を書きたいんですが。
313:考える名無しさん
04/12/18 00:32:17
それをいっちゃあオシマイダロ
314:考える名無しさん
04/12/20 00:25:46
>>311
プラトンウゼー!
ごもっともごもっとも、と馴れ合って結論ださない。
315:考える名無しさん
04/12/29 10:35:42
アリ
316:考える名無しさん
05/01/06 16:46:40
なんちゅうかこの人は、プラトンよか
現実主義な気がするにゃ~
『政治学』読みづらいけど面白かった
317:考える名無しさん
05/01/08 00:05:10
アリストテレスの奴隷を認める主張が利用されて、インディオを使役することを正統化された。
318:考える名無しさん
05/01/08 00:41:16
利用というかそのままじゃん。
319:考える名無しさん
05/01/08 21:12:23
ラス・カサスはセプール・ベダに謝れ。
320:考える名無しさん
05/01/15 13:02:03
321:考える名無しさん
05/01/20 11:52:46
人間は生まれながらにして知ることを欲する
だっけ?
322:考える名無しさん
05/01/26 13:13:04
ニコマコスの善について考察していただけませんか?
323:考える名無しさん
05/01/26 13:18:05
トりビアかよ
324:考える名無しさん
05/01/29 16:10:52
アリストテレス―何が人間の行為を説明するのか? シリーズ・哲学のエッセンス
URLリンク(www.amazon.co.jp)
やっと出た。
325:考える名無しさん
05/01/29 17:42:17
あとがきがショッキングだった(つд`)
326:考える名無しさん
05/01/29 17:45:16
>>325
何が書いてあったの?詳細キボンヌ
327:考える名無しさん
05/01/29 17:47:12
うふふ
328:考える名無しさん
05/02/05 00:58:11
アリストテレス
動物部分論・動物運動論・動物進行論
坂下浩司 訳
第9回配本予定 全著作の約五分の一を占め、一個別科学であるにとどまらず、
哲学全体の性格を規定するほど重要な生物学著作群は、
近年海外でも再評価されており、それらの研究成果を反映した新訳を提供する。
四原因説など哲学的性格の濃い『動物部分論』、倫理学・天文学ともリンクして、」
現代の倫理学、科学哲学でも論究される『動物運動論』などを収録。
未 刊
329:考える名無しさん
05/03/01 21:21:13
動物部分論・動物運動論・動物進行論(西洋古典叢書)
出たね。上げ。
330:考える名無しさん
05/03/01 21:43:47
ああ、アリスとテレスね。
知ってるよ。
双子の美人姉妹だろ。
331:考える名無しさん
05/03/12 21:53:12
age
332:考える名無しさん
05/03/23 22:15:43
「ヒト」
界(kingdom)・・・動物界
門(Phylum/Division)・・・脊索動物門(脊椎動物亜門)
綱(Class)・・・ 哺乳綱
目(Order) ・・・サル目
科(Family)・・・ ヒト科
属(Genus)・・・ホモ
種(Species)・・・サピエンス
333:考える名無しさん
05/03/24 01:42:43
界(kingdom)・・・動物界
門(Phylum/Division)・・・脊索動物門(脊椎動物亜門)
綱(Class)・・・ 哺乳綱
目(Order) ・・・サル目
科(Family)・・・ ヒト科
属(Genus)・・・ヒト属
種(Species)・・・ヒト
334:ローカルルール審議中
05/04/11 22:05:38
マジで質問です。
アリストテレスの有名な定義で実体というのは、
「主語となって述語とならないもの」だというのがあるけれど、
「神を殺したのは私だ」とか
「間違っているのは私ではない、あなただ」とか
そういうのはどうなるの?
もし、「神を殺したのは私だ=私は神を殺した、だから、「私」は述語ではないのだ」
というのなら、
どんな文であれ、ひっくり返して「だから述語でないよ」と言えるのではないか?
どうなんでしょ。誰か教えてくれ。
335:ローカルルール審議中
05/04/12 04:42:38
>>334
>「主語となって述語とならないもの」
という条件が実体に課されたとするならば、
実体は述語にはなりえないものだということになる。
したがってその場合、実体が述語で《ある》ことはまずいが、
>述語でない
ことは特に問題がないと思われる。
334に関して個人的に期待したいことは、
アリストテレスのいう主語(と訳されている言葉)と述語を、
日本語文法的なそれらと比較することによって、
両者の同じとことと違うところを明確に把握できるような
レスが記されること。
漠然とした俺の知識から推測するに、件の定義は、
類-種関係のみに限定された定義なのではないかな、と思う。
例:「ソクラテスは人間である(白い)。」という文章に問題はないが、
「人間(白い)はソクラテスである。」はまずいだろう。
「ソクラテスは白い。」について考えてみる。
「白い《者》はソクラテスである。」もまずい。
なぜなら、あらゆる白い者がソクラテスであるわけではないから。
「《この》白い者はソクラテスである。」は自然である。
336:ローカルルール審議中
05/04/12 05:04:36
岩田 圭一『アリストテレスの実体論における「本質」と「形相」
-『形而上学』ZH巻の構造と「質料」の問題-』
URLリンク(www.l.u-tokyo.ac.jp)
URLリンク(www.bookpark.ne.jp)
337:ローカルルール審議中
05/04/12 08:18:53
>「ソクラテスは白い。」について考えてみる。
>「白い《者》はソクラテスである。」もまずい。
>なぜなら、あらゆる白い者がソクラテスであるわけではないから。
というか
白いもの=白いの、は実体だけど
白、白さは実体ではない。
338:ローカルルール審議中
05/04/12 10:18:49
>>337の指摘が正しいとすれば、>>334の条件は誤っていることになると思う。
逆に、334の条件が正しいならば337の指摘は不適切であろう。
なぜならば、「ソクラテスは白い者である。」という文は自然だからである。
どちらが正しいのだろうか。
結論をいえば、334の条件は、ある意味では正しいがある意味では間違っている。
それは、件の条件は、実体の条件ではあるが、
特に第一実体のみに適用される条件であるからである。
加えて、類-種関係の例として「ソクラテスは白い。」を用いる(>>335)のは
不適切なのだと思う。
ただし、335の最後の四行の思いつきは、類-種とは関係ないのかもしれない。
「白い者」を「人間」に書き換えておく。
「人間はソクラテスである。」も奇妙な文である。
「《この》人間はソクラテスである。」ならば自然な文であろう。
件の条件に照らせば、
ソクラテスは第一実体の事例ではないのだろうか。
《この》なにかがそれなのであろうか。
339:334
05/04/12 21:58:40
>>338 いや、「この人」も「ソクラテス」は第一実体なんではないの?アリストテレスでは。
「この人はソクラテスだ」という判断は、A=Aという同一律に過ぎないから省いて、
同一律でない包摂判断(類=種の判断)においては第一実体は主語となって述語とならない。
しかし疑問としては、
・「この人はソクラテスだ」とは本当に「単なる同一律」なのか?
「この人は誰々です」という言い方は日常よくなされるわけで、
少なくともカントの言う分析判断でないことは確実なのではないか?
・アリストテレスは、「全ての判断は包摂判断だ」と考えていたのか?
例えば、「神を殺したのは私だ」「間違っているのはあなただ」は、
印欧語では"I killed the God." "You are wrong."のようなものとなり
「私」「あなた」という実体は、やはり述語でなく主語となる。
で、無理に強弁すれば「私」という種が、「神を殺した人」
という類に包摂される、と考えられなくもない。
しかし、それで本当に全てが済むのか?
印欧語でも人称代名詞や固有名詞が述語に来ることは、いくらでも
あるのではないか?例えば"It's you that are wrong."のようにも言えるのではないか?
てことで、詳しい人の意見求む
340:334
05/04/12 22:00:29
×「この人」も「ソクラテス」は第一実体なんではないの?
○「この人」も「ソクラテス」も第一実体なんではないの?
341:考える名無しさん
05/05/05 12:53:44
YORO
342:考える名無しさん
05/05/19 00:30:08
ニコマコス倫理学あげ。
343:考える名無しさん
05/05/19 01:12:48
>>334
「このひとはソクラテスだ」は間違い得るのでトートロジーじゃないね。
344:考える名無しさん
05/06/03 01:46:52
デ・アニマ
345:考える名無しさん
05/06/05 00:06:48
>>343
>「このひとはソクラテスだ」は間違い得るのでトートロジーじゃないね。
俺もそう思うのだけど。
そうすると、
「この人はソクラテスだ」という風にソクラテスは述語になり得るから、
ソクラテスは「第一実体」ではない、とアリストテレスは言ってるのか。
或いは、もし「ソクラテス」が「第一実体」であるのなら、
アリストテレスはこの程度の簡単な反例さえも思いつかなかったのか。
どうなんでしょ。
346:考える名無しさん
05/06/10 11:33:29
万物は流転するの人だっけ?
347:考える名無しさん
05/06/10 13:47:26
アリス&テレス
348:考える名無しさん
05/06/11 02:44:14
動物誌よんだ人いますか?
349:考える名無しさん
05/06/11 16:20:34
>>345
ソクラテスは第一実体じゃないでしょ。
もし第一実体と第二実体という区分を持ち出した『カテゴリー論』にのっとるならば、
そこで挙げられている第一実体の例は
「このある人間」や「このある馬」だよ。
この場合、基体について述語づけられないという条件の他に
基体の内に存在しないという条件も加わるけど。
加えて言うならば、
A「神を殺した(人である)のは私だ」と
B「私は神を殺した(人である)」
という記述は意味上は変わらないように見えるけど、
Aの場合は「神を殺した人」がまず人々の念頭にあって、
そのあとに「私」という存在で特定されている。
Bは逆に「私」がまずは聞き手あるいは語り手の思考においてもまず存在していて、
「神を殺した人」という性質で特定されている。
アリストテレスは「あるものをある限りにおいて」探求し、
その上で我々にとってまず第一に「ある」ものが第一実体なんだから、
思考の順序において先んじているか、遅れているかは大きな問題だよ。
などと適当に言ってみた。
350:考える名無しさん
05/06/12 00:07:17
>>349
よくわからんが、
じゃあ「私」は「第一実体」ではない、ということでOKなの?
351:考える名無しさん
05/06/12 01:57:04
>>350
OK
というのも「私」よりも先に、「私」という概念で特定される前の、
一個の人間がいるでしょ。
そっちの方がより第一実体に近い。
ちょっとありえない例だけど、
例えばメチャメチャに整形したとして、
最初に自分で鏡を見ると、誰だかわからん一個の人間がまず「ある」でしょ。
それで、後からよく考えてみると、「ああ、この人間は私である」と認識される。
その限りで、私という存在よりは、誰だかわからん一個の人間の方が
より第一義的な、基本的な存在として、「ある」といえる。
ソクラテスの例にしたって、
例えば遠くから人影が近づいてきたときに、
ソクラテスだとわかるのは、実際に顔や姿を識別した後のことでしょ。
その意味で、ソクラテスよりも先に、誰だかわからん人影の方が、
より基本的な存在として「ある」ということになる。
ちなみに『カテゴリー論』では349みたいな例があげられているけど、
『形而上学』で実体だと言われているのは、
いわゆる形相ね。
352:考える名無しさん
05/06/12 02:10:02
失笑しました。すみません。
353:考える名無しさん
05/06/12 10:43:19
>>352
失笑してないで、あなたの考えを聞かせてください
354:考える名無しさん
05/06/12 18:10:25
ごめん、俺知ったかで偉そうに書いちゃったけど、
かなりおかしかったかな。
けど、『カテゴリー論』で提出されている第一実体の例と、
『形而上学』では形相が考察されているのはほんとだよ。
355:考える名無しさん
05/06/12 22:47:07
『カテゴリー論』偽作説もあるな。
356:考える名無しさん
05/06/30 13:46:40
何故、アリストテレスは女性を軽視しているのでしょうか?
357:考える名無しさん
05/07/13 20:44:56
エネルゲイア
358:考える名無しさん
05/07/14 20:43:56
おれもトライに登録して、大王の家庭教師になるよ
359:考える名無しさん
05/07/17 17:40:49
能動的理性、受動的理性ってなに?
360:考える名無しさん
05/07/25 12:57:28
アリストテレスの自然研究の概要と意義を説明したサイトないかな?
ぐぐってもいまいちピンとくるのがないorz
361:考える名無しさん
05/08/16 03:29:46
アリストテレスの形而上学は、全体的になんだか
主張のはっきりしないぼんやりした感じがなんとも。
362:考える名無しさん
05/08/16 03:41:54
一人百科全書。冷徹な観察眼とわからないものをわからないという理性。
363:考える名無しさん
05/08/16 22:38:33
アリストテレスの文章には
シコシコした舌触りの破片が数多く含まれていて
噛むとじわじわと効いてくる
364:考える名無しさん
05/09/27 03:50:02
>>1
いや、意味わかった
アリストテレスは天才だな
365:考える名無しさん
05/09/27 03:52:32
アリストテレスの文章は他の哲学者と違って簡潔でわかりやすくていいね
366:考える名無しさん
05/09/27 04:30:41
古代はなぜか天才が多いな
367:考える名無しさん
05/09/27 20:47:49 0
アリストテレスは頭の中で文章を組み立ててから書くタイプだな。口下手だと言うのもうなずける。
368:考える名無しさん
05/09/28 13:41:50
>>366
天才でもなけりゃ2000年名前のこらんだろ。
369:考える名無しさん
05/09/28 19:55:29
2000年も前の思想が現代にも通用するって事が信じられん
370:考える名無しさん
05/09/28 21:23:00
科学の方法ならともかく
形而上的なものへの感性がくるくる変わったら
逆に妙だが
371:考える名無しさん
05/09/29 01:45:13
いや形而上的なものも変わってもおかしくないと思うが
372:考える名無しさん
05/09/29 09:29:35
学問のやり方は変わるかもしれないけど、形而上学そのものは変わらんのでは。
373:考える名無しさん
05/09/29 21:16:36
形而上学=タ・メタ・タ・ヒュシカ=自然学の後
=自然学のあとで学ばれるべきもの
=科学を充分に学んでないやつは手を出すな
374:考える名無しさん
05/09/29 22:07:08
形而上学を学ぶのに数学が必要というのなら話は分るが、
自然科学はいらんだろ。いるの?どういう理由でいるの?
375:考える名無しさん
05/09/30 01:21:58
形而上学って宗教的なことでしょ?何で宗教に数学が要るの?
376:考える名無しさん
05/09/30 01:23:57
>>375
数学の正当性が数学で証明できないからだよ
377:考える名無しさん
05/09/30 01:41:23
数学の正当性は宗教で証明できると?
378:考える名無しさん
05/09/30 02:30:39
>>375
5回くらい氏んで
379:考える名無しさん
05/09/30 16:36:50
>>375>形而上学って宗教的なことでしょ?
この感想がアリストテレスの「形而上学」を読んだ上でのものであれば、
もう少し展開してみて。皮肉ではなく。
(近現代の「形而上学」のイメージから、適当に思いつきを書いただけ、
なんて恥ずかしいことはしないよね)
380:考える名無しさん
05/09/30 18:01:22
健康的って表現は多様な意味だかどうだか
なんてことが宗教的であるわけがないので、
形而上学だから宗教的ってわけじゃない。
近代の形而上学においてすら、
いわゆる哲学者の神は、
宗教的とは言い切れないと言われる。
だが、宗教的であるということに
救済者であるということが含まれるなら、
アリストテレスの神は究極の目的がないことからの救済者である点で、
デカルトの神は懐疑からの救済者である点で、
宗教的なところもあるのかもしれないしないのかもしれない。
381:考える名無しさん
05/10/01 17:42:54
形而上学は思考のガラクタ
by ショーペンハウアー
382:考える名無しさん
05/10/03 15:40:41
諸学の女王として形而上学の復活が必要
by イマニュエル・カント
383:考える名無しさん
05/10/03 17:04:35
ショーペンハウアー>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>カント
384:考える名無しさん
05/10/03 17:31:12
ガラクタを、整理するのが、サービス業
385:考える名無しさん
05/10/03 19:13:01
ガラクタを、提供するのが、サービス業
386:考える名無しさん
05/10/03 19:20:37
>>385
付加価値は必要だろうって。
387:考える名無しさん
05/10/04 15:29:29
unko
388:考える名無しさん
05/10/04 20:58:56
形而上学って安易な考えばっかだな
389:考える名無しさん
05/10/05 23:29:16
形而上学って全部根拠無いな
390:考える名無しさん
05/10/06 13:25:03
>>381
ショーペンハウアーが本気でそう考えているなら、
まったくもって読むに値しない思想だな。
形而上学は自然学と組み合わせて読まなければ理解できない、
ということすら知らないのだから。
プラトンの著作のフットノートにすらならないよ。それだと。
391:考える名無しさん
05/10/21 20:52:42
アリストテレスって本当に1級の哲学者か?
確かにそれなりに面白いことも言ってるが
少なくとも「プラトンより面白いところ」は何ひとつ見当たらないのだが
ラファエロの例の絵やら何やらで
「プラトンと並ぶ知の巨人」とか見なされてるだけではなかろうか
(哲学史研究の貴重な記録となっているとか、そういう功績は別にしても)
それとも、プラトンより哲学的に優れたところ、なんかある?
392:考える名無しさん
05/10/24 04:12:09
え!?プラトンよりアリストテレスの方が面白いが
393:考える名無しさん
05/10/24 04:43:33
>>390
それはショーペンハウアーを批判してんの?
394:考える名無しさん
05/10/24 07:56:32
アリストテレスを読まなくてもプラトンはわかるが
プラトンを読まなくてはアリストテレスは十分に理解できない
プラトン>>>>>>>>>>>>>アリストテレス
395:考える名無しさん
05/10/24 12:25:51
>>392
例えばどういう点よ
396:考える名無しさん
05/10/24 16:44:27
そいつらよりセネカの方が良いよ
397:考える名無しさん
05/10/24 16:52:35
いやキケロの方が良いよ
398:考える名無しさん
05/10/24 16:56:09
いや、孟子最強
パンチ一発で地球壊す。
399:考える名無しさん
05/10/26 03:53:17
なわけない
400:考える名無しさん
05/11/02 06:08:11
最大トーナメント開催
401:考える名無しさん
05/11/04 02:05:12
なんかで読んだけど、デカルトは「アリストテレスの哲学が分るというのは、
その思想の全てを一挙に頭に思い浮かべることができなくちゃならない」
っていってたそうな。ま、アリストテレスに限った話ではないだろうけど。
本を読むってのはそれぐらい出来るぐらいまで読まないとダメなんだろうね。
402:考える名無しさん
05/11/05 04:39:10
そのくら楽勝だぜ!
403:考える名無しさん
05/11/05 04:39:52
フッ 「そのくらい」もまともに書けない俺に何が出来る…
404:考える名無しさん
05/11/11 21:08:51
デュナミスとエネルゲイアのうちでは
デュナミスのほうが応用可能性大きくないか?
エネルゲイアのほうはわかりやすい分だけ単純というか
405:考える名無しさん
05/11/11 23:32:30
>>404
何が言いたいの?
406:考える名無しさん
05/11/12 01:22:58
>>393
そう。ショーペンハウアーって読んだことないから、
あのレスを読んだ限りでの印象批判だけど。
いま辞典の説明を読んでてぼんやりとわかったんだけど、
形而上学の捉え方の変質って、一般形而上学と特殊形而上学
の区別を持ち込んだ17世紀のデュアメルあたりからはじまり、
カントでその変質が固定化され、ヘーゲルにまとめられたあとで、
その流れをシェリングを経て、ショーペンハウアーが引き継いだ、
という理解でいいんだろうか。
こちらは別に哲学のプロパーでもなんでもないし、
もうホントに偶然なんだけど、哲学に関心を抱いたとき
最初から「タ・メタ・タ・フュシカ」の視点から入っていったし
それしか知らなかったから、価値がない的な視座にはどうもなじめない。
『形而上学』が最初に手にとった哲学の本なんだけど、
読んでて、あまりの難解さにリアルに頭痛がしてたことを今でも思い出す。
そのときたまたま時間が十二分にあったので、意地で読んでた。
407:栄養学でアリストテレス
05/11/12 01:38:52
東大教授・野矢茂樹(分析哲学)が「異常に理屈っぽい文章」と驚いていたのが、
河野友美(こうの・ともみ)教授の著書。彼女(1929年生まれ)は食品学、
栄養学、調理科学が専門なんだけどw、たとえば、『「料理・食べ物」ものしり
雑学』『「料理の雑学」ものしり事典』『「料理コツのコツ」早わかり事典』
『「食べる健康」早わかり事典』(以上、三笠書房刊、《知的生きかた文庫》)、
『味のしくみ』(日本放送出版協会)、『たべものと日本人』(講談社)、『コツ
と科学の調理事典』(医歯薬出版)、『おいしさの科学味を良くする科学』
(旭屋出版)などの著作がある。
なぜ哲学・論理学専門の野矢教授がこういう料理・栄養関連の一般書を知って
いるのか謎ではあるが、とにかく研究の合間に一流の栄養学に基づいて古代
ギリシャ料理・文化でも摂取すれば、ソフィストの多いアテネで哲学に集中でき、
その結果、東大教授になれたり、ノーベル文学賞を取れたり、アリストテレス
になれるのだろう。お気に入りの文化貴族が見つかることは言うまでもない。
(なお、余談ながら、ギリシャへ行けば、Hの回数も増えるだろうw)
408:考える名無しさん
05/11/12 01:42:42
ホモになりそう
409:考える名無しさん
05/11/12 01:44:56
松永澄夫たんが料理の哲学の本を書いてたな。
俺の主食はカップラーメンとシリアルだが……orz
410:考える名無しさん
05/11/14 14:00:23
>>406
だがしかしショーペンハウアーは
「世界が単に形而下的な意味を持つのみで、世界に道徳的意味はないとするのは、
最大の、最も有害な、基本的誤りであり、本来的な志操の倒錯である」
とも言ってるが
411:考える名無しさん
05/11/14 14:04:53
アリストテレスが難解って言われてるのが意味わからん。
ニーチェやウェーバーは難しくないというのか?
アリストテレスの方がすんなり入ってくる
412:考える名無しさん
05/11/14 14:54:26
>>410
それはその通りだと思う。
ちなみに
>世界が単に形而下的な意味を持つのみで、世界に道徳的意味はない
とする「経験論者」は、下手な形而上学者と同様の、独断論者である、
というふうに「純粋理性批判」のカントは指摘している。
413:考える名無しさん
05/11/14 23:24:48
>>410
それがどのような文脈で論じられているのかわからないから、
なんともいえないなぁ。
>>411
日本語訳があまりにも読みにくい、というのが本当のところでは。
>>412
アリストテレスは、自分が認知していたものを書いたはずだ。
そういう読み方をしている人は少ないかもしれないが。
ゴールデンドーンに属していた魔術師かつ銀行家が
魔術トレーニングの本を書いていたが、世の中には面白いことに、
実践すれば彼の言葉の正しさがわかるのだ、という人がいる。
それとほぼ同じ意味合いで、自分はアリストテレスの本を読んでいた時期がある。
414:考える名無しさん
05/11/15 00:14:01
黄金の夜明けのことかよ。
しばらく、何のことか考えちまったじゃないか。
415:考える名無しさん
05/11/15 04:20:50
黄金の暁教団
おうごんのあかつききょうだん Hermetic Order of the Golden Dawn
19世紀末イギリスに成立したオカルティズム教団。合理論の世紀に闇の勢力として
根を張った近代的魔術結社の代表例だが,同時代に活動した神智学協会が
東洋の秘教を重視したのに対し,カバラをはじめとする西洋的秘儀とフリーメーソンの
組織形式を援用した。その行動目標は大英博物館などに眠っている古代密儀のテキストを解読し,
西洋の秘儀を復活させることにあった。1888年3月1日,魔術研究家ウェストコット
W. W.Westcott,メーザーズ S. L. M. Mathers およびウッドマン W. R. Woodman により創設されたが,
その際一種の権威付けとして,同教団はドイツに存在する〈秘密の首領〉の指示を受けて
活動するという形式を強調した。しかし参入者の中には〈秘密の首領〉を実際に
探しだそうと試みる者も出,一時は R. シュタイナーがその首領と誤認されたこともある。
初期の参入者にはミナ・ベルグソン(哲学者ベルグソンの妹,後のメーザーズ夫人),
O. ワイルド夫人,W. B. イェーツらがいる。その後教団はメーザーズの指導体制の下で
100名を超える結社に成長したが,98年にクローリーの入会を契機として内紛状態を迎え,
メーザーズが追放される事態にまで至った1900‐03年にかけて,教団は秘儀の公開や
覇権争いの問題に決着をつけるべく〈暁の星教団〉〈聖黄金の暁教団〉〈A∴O∴〉の
3分派に分裂した。その間,西洋オカルティズムの本道である儀式魔術を守るという目標は,
主としてメーザーズによる古代の魔術文書の英訳作業として成果を見,その研鑽は
現在も〈O∴T∴O(東方騎士団)〉や〈O∴C∴S(立方石教団)〉ほか直系・傍系の
各結社により継続されている。
荒俣 宏
(c) 1998 Hitachi Digital Heibonsha, All rights reserved.
これだね。しかし、何がどうなってるのか、今でも価値があるのかないのか、
わかりにくい部分が多いな。フェイクがあまりにも多すぎるし。
だが、人間関係が微妙につながってることは疑いようがない。
協調していようと反目していようと。日本人には欠けがちな知識だと思う(おれもな)。
416:考える名無しさん
05/11/15 13:29:00
荒俣宏ってあの本読みまくりの奴か
417:考える名無しさん
05/11/16 21:10:25
アリストテレス最高w
418:考える名無しさん
05/11/27 07:05:09
料理は素材を廃棄せず、かえって完成させる。
アリストテレスの技術観を料理に即して述べると
上のようになる(のかなぁ)。
419:考える名無しさん
05/11/27 17:29:45
第六巻なんだけど、技術が偶運を慈しむってどういうこと?
ニコマコスの和訳読みづらいよ(´・ω・`)
420:考える名無しさん
05/11/28 17:20:59
>>419
読み直したがやっぱりわからない
テクネーが(現実態として)働くのは、運次第であり
それと同様、運が働くのはテクネーを働かせることを通じてであって、働きかけなしでは運も向かない、
とか
421:考える名無しさん
05/11/28 18:57:08
たんなる韻文からの引用で、
内容のあることはその直前に尽きるのかも。
422:419
05/11/29 03:33:03
>>420
うーむ
だがそれだとどちらからも働きかけられずにらみ合ったままにならないか?
ちょっと考えてみたんだが、テクネーそれ自体の働きが偶運によるというか、生成されるものに偶運が備わってるのは
テクネーによって生成される可能性があるからで、それをあんな風に表現したのかなぁとオモタ
423:考える名無しさん
05/11/29 07:00:58
もう全部英語で読みましょう!
424:考える名無しさん
05/11/29 14:44:24
ルネサンスの魔術師には、
アリストテレスを敵視してた人が多かったみたいね。
いや、魔術師じゃなくとも難しいから嫌いって人は
多いんだろうけどさ。
425:考える名無しさん
05/12/24 01:46:40
へー
426:考える名無しさん
05/12/29 00:22:03
自演乙
427:考える名無しさん
06/01/04 07:34:28
age
428:考える名無しさん
06/01/05 17:32:16
アリスとテニス
__ r 、 n ,-,
,. ´ `ヽ. ', ', /_{' /li
,==‐、 ',. | lrヽ/|!
| ゛‐==="| lノ. /_/|
' , , ' l r'l||'゚/ /||
ヽ. __ , . ' ,/,/ / /|!|ヽ__,...l|_
l|/ |l 。 |l! _|l,...l!__li!ノ
/| 。 `゛` -l|!__
ll l!ノ j ノフ| ̄`ー-|-'
l|/| _,. -' ´
l|/| , '/
|l/l| j l |l/
/! |li/
429:考える名無しさん
06/01/19 02:57:02
この人は本当の天才だと思います。
読みやすいアリストテレス全集(日本語)
あるでしょうか。現状はあまりにも
勿体ないと思うので。
430:考える名無しさん
06/01/19 23:12:01
そら天才だろ
431:考える名無しさん
06/01/20 22:13:57
>>429
日本語の全集は岩波しかない
432:考える名無しさん
06/01/20 23:02:21
全集って・・・アリストテレスの全著作なんて読む必要ないだろ、ふつう。
433:考える名無しさん
06/01/20 23:31:09
ハイデガー、レヴィナス、デリダなど20世紀の哲学者でも、
明らかに、プラトンの全著作を踏まえて論じてますが何か。
434:考える名無しさん
06/01/21 02:28:36
>>431
サンクス。最近、アリストテレスを調べる
必要があって、ようやく岩波全集見つけたんですが
正直読みにくくて。まあ、他の哲学者も特に古典は
似たり寄ったりですけどね。
435:考える名無しさん
06/01/21 06:06:46
>>434
ただ、あの全集の読みにくさは格別だと思うよ。
少し前までのアリストテレス研究者って、頭の固い黴臭い人たちばかりだったから。
現代にあわせた読みやすい新全集を出してほしいんだけどね。
436:考える名無しさん
06/01/21 10:19:56
新訳は京大学術出版会の「西洋古典叢書」でいくつか読めるよ。
でも価格が高いのが問題だ。
URLリンク(www.kyoto-up.gr.jp)
437:考える名無しさん
06/01/21 11:13:25
西洋古典叢書の「魂について」が出たので、岩波全集「霊魂論」のほうは古いものになった、と西洋古典学専攻の教官が言ってた。
その辺のセンスは未だに京大系>東大系なんだろうか。
438:考える名無しさん
06/01/21 11:19:18
>>433
だからそれは「プラトンの全著作」だろ。
俺が読む必要あるのかと言っているのは「アリストテレスの全著作」。
ひょっとして区別がついてない?w
439:考える名無しさん
06/01/21 20:33:37
>>435
「現代にあわせた読みやすい新全集」、
そうそう、それを言いたかったんでス。
>>436-7
サンクス。図書館に入っていないか
調べてみまス。
440:考える名無しさん
06/01/27 07:25:51
あの旧全集(っていうか新全集なんて出てないけど)は
近代語訳を「参照しすぎた」結果ああなったって聞いたことがあるけど。
真相は知りませんが。
441:考える名無しさん
06/01/29 19:20:55
アリストテレス、カントはマジでさっぱりわからん。
あとはフッサールなんかもサッパリだったなぁ・・・。
この辺りの人間のやってることってなんていうの?論理学?
442:考える名無しさん
06/02/23 02:59:20
>>441
形而上学かも
443:考える名無しさん
06/03/04 03:30:50
デ・アニマを卒論に選んだおれがきましたよ。
パトナムの論文、return to Aristotleの訳を出してくれー。
444:考える名無しさん
06/03/09 06:52:33
ギリシア語読めるくらいならパトナムの英語なんか翻訳要らないだろうに
445:考える名無しさん
06/03/19 04:21:01
とりあえずあげてみるか。
446:考える名無しさん
06/03/28 20:26:14
『弁論術』っておもろいかね、諸君?
447:考える名無しさん
06/03/31 22:35:28
>>446
おもしろいし、役に立つ。
2chで煽りに反撃する時の役に立つ。
448:考える名無しさん
06/03/32 03:20:28
>>447
ダンケ!煽りに反撃するのには使いたくないけど、おもしろそうね。
449:考える名無しさん
06/04/16 02:48:07
ほしゅ
450:考える名無しさん
06/04/20 11:21:30
論理学が理解不能。私大洗顔DQNの俺には無理か・・・。
451:考える名無しさん
06/04/22 22:00:14
>>450
「ばるばら、けら~れ・・」の呪文を唱えるべし
452:考える名無しさん
06/04/23 00:20:21
私は錬金術の本でアリストテレス知った
453:考える名無しさん
06/06/05 00:39:46
アリストテレスが全くわかりません。
論理学とか形而上学の話をされると、もうダメ。
倫理学や政治学はそれに比べればだいぶ理解しやすい。
自然学は結構どうでもいいです。
誰か助けて!
454:考える名無しさん
06/06/05 00:44:41
アリストテレスの天動説等科学はほとんど否定されているだろう!
455:考える名無しさん
06/06/05 01:01:37
実験とか観察とかで、アリストテレスの学説は否定されてきたが、
論理の組み立て方はすべての学問の基礎です。
アリストテレスを否定して現在主流になっている科学の学説は
実験、観察の精度が上がる将来はきっと他の学説に取って代わられている。
そのときでもアリストテレスの論理学や形而上学の価値は
今までと同じように変わらないでしょう。
456:考える名無しさん
06/06/12 10:27:48
すいません、エウデモス倫理学の中に
すなわちイデアは離存的なものであり、
且つ即時的なものであるが、共通の善はあらゆる
もののうちに存するから、離存的な善とは同じものではない。
なぜというに、とにかく離存的なものや
元来即自的なものは、あらゆるものの内に存しえないからである。
とありますが、離存的かつ即自的とはどういう意味なのでしょうか?
457:456
06/06/12 12:00:21
すいませんエウデモス倫理学ではなく
大道徳学でした
458:考える名無しさん
06/06/12 21:08:24
>>456
『大道徳学』が手許に無いので、ごく一般的な説明になりますけど、
「離在的」(khoriston?)
「善さ(のidea)」が「善いもの」とは「別に、離れて」存在すること。
善い人間の「善さ(のidea)」がその人の内に無い
(死んでも「善さ(のidea)」は残る。)
「即自的」(kat'hauto?)
何か他の目的に対する手段としての「善さ」ではないこと。
お金や健康のような(幸福に対する手段としての)善さではないこと。
ところで、これ翻訳は何?
459:考える名無しさん
06/06/24 12:15:49
>>202
永遠の存在からの啓示というよりも、存在に秘められている神々しさの
再現や自己の世界観の表現をした。そして、見えざる理性を体言するもの
を外界に求めたのだ思う。自然の神秘を原理として写し出す、自己の観念
が世界におけるあり方を表したのだろうね。
460:考える名無しさん
06/06/24 12:25:29
今道さんの『アリストテレス』ってどうですか?
461:考える名無しさん
06/06/24 12:32:22
為になりますね。
462:考える名無しさん
06/06/25 00:13:46
>>460
君が何を求めているかによるが、個人的には文献考証が欝陶しかった。あと倫理学の説明が貧弱。
463:考える名無しさん
06/06/26 20:54:11
ずいぶん古い本に属するが、ジャン・ブラン著『アリストテレス』(白水社クセジュ文庫)にとても感心した。
ブランの解説も良いが、訳者の有田潤による補註が、実に参考になるのだ。
こういうものであればこそ、翻訳する意義がある。原著を大幅に上回る価値を持っている。
繰り返すが、古い本を承知で、ついここに書かないわけにはいかなかった。
464:考える名無しさん
06/06/27 00:01:15
>>463
読んでみたくなった、ありがと。
465:考える名無しさん
06/06/27 00:40:04
>>463
そういう情報はすごくありがたいです。感謝!
466:考える名無しさん
06/06/27 01:58:28
ところで、そのジャン・ブランという人、
クセジュで古代哲学についての本書きまくってるけど、
一体何者なの?
ブランの他の本の評判も聞いてみたい。
467:考える名無しさん
06/06/27 06:10:06
芸術理論の元祖。カタルシスという言葉を最初に使った人。
468:考える名無しさん
06/06/27 08:48:04
それは紀元前4世紀のアリストテレスという人では?
469:考える名無しさん
06/06/30 19:14:54
ホワイトヘッドが全ての哲学史はプラトンの注釈に過ぎない、みたいなことをいったらしいけど、
アリストテレスこそはその最たるものだね。
470:考える名無しさん
06/07/08 12:07:34
「アリストテレスの車輪」ってよく聞きますが結局あれって何なのでしょうか?
471:考える名無しさん
06/07/12 12:57:16
>>470
URLリンク(nekogao185.blog33.fc2.com)
472:アリス
06/07/13 06:30:46
誰か助けて下さい(>_<)アリストテレスの軍人や支配階級の者に市民権を与え農民や商人は付属物であるが社会的な動物における人からすると両者の関係はどう言い表せるのか教えて下さい(>_<)山川という先生のテストなんです☆
473:考える名無しさん
06/07/13 13:05:31
氏ね
474:考える名無しさん
06/07/14 00:37:33
>>472
日本語出来ないなら英語にしてくれ。
ないし氏ね
475:考える名無しさん
06/07/14 01:43:07
使えない奴は全員氏ね
476:考える名無しさん
06/07/15 15:19:55
アリストテレスが女に馬乗られている絵画がやたらに多いのですが
なんでなのですか?
ググってもわからないので教えて下さい。
477:考える名無しさん
06/08/13 02:35:22
>>476
それホント?
478:考える名無しさん
06/08/28 17:10:45
uge
479:考える名無しさん
06/10/11 15:57:40
sage
480:考える名無しさん
06/10/26 14:42:05
アリストテレス:遺跡から胸像発掘 わし鼻だった
アテネの古代遺跡アクロポリスの発掘調査を続けている
ギリシャ文化省は26日までに、哲学者アリストテレス
(紀元前384~322)がわし鼻だったことを示す胸像
を発掘したと発表した。
発掘責任者のアルキスティス・ホレミス博士によると、
胸像は1世紀末から2世紀初めに作られた複製。これまで
同じオリジナル像からの複製が19点見つかっているが、
いずれも鼻が欠けていた。今回のは鼻の部分が残っており、
オリジナル像がわし鼻だったことが初めて分かったという。
ホレミス博士は「文献には彼はわし鼻と書かれており、
記述通りの像が出てきたことは意義深い」と話している。
像は高さ44センチの大理石製。パルテノン神殿がある
アクロポリスの丘のふもとから05年に発掘され、分析が
続いていた。(共同)
毎日新聞 2006年10月26日 10時12分
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
481:考える名無しさん
06/11/25 00:59:29
/|/|/|
/| .//|
/// / |
ヽ-保全-/
|゚ д ゚||] ゴゴゴゴゴ
482:考える名無しさん
07/01/12 13:32:46
age
483:考える名無しさん
07/01/19 15:54:32
井上忠の『哲学の現場 アリストテレスよ語れ』はすごくいいと思った。
講談社学術文庫に入ればいいのに。
484:考える名無しさん
07/01/24 11:59:07
「文中で主語は述語よりも先に置きなさい」
というような主張をしているところがありましたら、
どうかご教示ください。
485:考える名無しさん
07/01/25 21:58:31
URLリンク(www.las.osakafu-u.ac.jp)の主張:
「ストア派論理学は命題同士の関係に注目する。・・・そして、
この「命題」がストア派論理学における推論の最小単位となる。
この点でストア派の論理学は、それ以前に成立したアリストテ
レス論理学と明確に区別される。アリストテレスにおいては、
命題は推論の最小単位ではなくて「名辞」の結びつきによって
[推論は?]成り立っている。そして、ある推論が論理的に妥当
であるか否かは、そこに含まれる名辞同士の関係によって決定
される。」
は妥当なのでしょうか? アリストテレスの推論が仮言的であ
り、ストア派がカテゴーリッシュである点を考えると、ストア
派のほうが現実との連関で推論が展開するので、名辞レベルで
の推論も行われてしまっている、というのが実感なのですが。
また、名辞論理学というような述語が欧州語でもあるのでしょ
うか?
486:考える名無しさん
07/01/26 08:56:17
名辞論理学などという語はない。
487:考える名無しさん
07/01/27 12:25:58
「めいじろんりがく」などという語は欧州語にはないが
term logicという語なら英語にあるよ
URLリンク(en.wikipedia.org)
488:考える名無しさん
07/02/24 17:23:38
シムプリキオス(紀元後六世紀)によるアリストテレス全著作分類は
○理論的なもの
○実践的なもの
○道具的なもの の三分類
うち道具的なものは
1学問的論証の方法そのものに関する著作
『分析論後書』
2その方法のためのものに関する著作
『分析論前書』『命題論』『カテゴリー論』
3学問的論証を装うものに関する著作
『トピカ』『詭弁論駁論』『弁論術』 の三分類
アリストテレスの論理学的諸著作は一括して
今日「オルガノン organon(道具の意)」と呼ばれる。
弁論術は弁証術や性格に関する研究の・・・そしてこの性格に
関する研究は政治術と呼ぶのが正しいものである。
それゆえまた、弁論術はこっそり政治術の装いを身につける。
アリストテレス『弁論術』第一巻(第二章)
『弁論術』は政治学に従属するものとされて、
オルガノンには含まれない。
489:考える名無しさん
07/02/24 17:26:45
理性の道具は学問である。何故なら学問は理性に
とって、ちょうど笛が笛吹きにとって役立つように、
役立つものだからである。
アリストテレス『問題集』第三十巻(五)
[真理の]認識と哲学にかかわる知恵とのために、
両方のそれぞれの前提から帰結してくることどもを
総覧することのできること、また既に総覧しておく
ことは小さからざる道具なのである。というのは
後に残っていることはこれらのうちのどちらか一方
のものを正しく択ぶことだけだからである。しかし
このような仕事のためには良い素質を持っていなけれ
ばならない、そして真理に関する良い素質というのは
立派に真を択び、偽を避けることのできる能力である。
アリストテレス『トピカ』第八巻(第十四章)
哲学的な論議は論証的な推論であり、
攻撃的な論議は弁証術的な推論であり、
詭弁は争論的な推論であり、
疑問を提出する論議は、矛盾の弁証術的推論である。
アリストテレス『トピカ』(p.258)
論理学はその全部が哲学の道具的部分である、
ちょうど大工や建築家の物差や墨縄のように。
シムプリキオス『カテゴリー論』注釈序論より
490:考える名無しさん
07/03/01 20:40:08
引用元を示さずに、p258とか言われてもねえ、、、
491:考える名無しさん
07/03/16 15:07:45
アリスとー、テレスのー、大冒険ー
492:考える名無しさん
07/04/04 10:56:57
どなたか『形而上学』のΛ巻読んでらっしゃる方いませんか?
493:チャンネル桜が今日から無料放送に!!
07/04/04 18:32:34
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
URLリンク(www.ch-sakura.jp)
494:考える名無しさん
07/04/28 15:15:29
【重ね書き】アルキメデス・パリンプセストから新たな発見、今度はアリストテレスの著作の解読に成功
スレリンク(newsplus板)
495:考える名無しさん
07/04/28 18:39:58
>>494
失われたアリストテレス著作が解読で蘇れば、これは世紀の発見になる。
中世アリストテレス学者が彼の全集のうち、アリストテレスがプラトンの
影響下に、対話篇形式で著したものを「第一種」と呼んで大別したらしい。
だがこれが殆ど現存していないという。「第二種」は19世紀末に発見された
『アテナイ人の国制』のみ。今日まで伝わった大部分が「第三種」とされる。
(ソースは岩波版アリストテレス全集12『形而上学』訳・出隆の解説より)
したがって期待されるのはこの「一、二種」著作か、断片集の公開だな。
496:考える名無しさん
07/04/30 22:16:36
形而上学と自然学って兄弟出版会あたりから新訳でないのかな。
497:考える名無しさん
07/05/01 20:06:36
>>170
>今道訳の『詩学』とか読むと、出訳の『自然学』『形而上学』って原著が
>同じ人間の哲学に思えないよ。
『詩学』の今道訳は普通の翻訳なら訳注に書くようなことを大胆に訳文に
織り交ぜている。だから訳文だけ読んで分かるし、読みやすい。文体自体
は出訳なんかとそれほど違わない昔ながらの哲学翻訳文体なんだけどね。
498:考える名無しさん
07/05/02 12:06:28
『霊魂論』の新訳について質問です。
水地宗明訳のアリストテレス『デ・アニマ』注解というのがあるのですが、
西洋古典叢書の中畑訳と比べてどちらが優れているか分かる人いらっしゃいますか?
水地訳は注が豊富ですが、専門的にみて質がよいものなのでしょうか。
499:考える名無しさん
07/05/05 04:47:14
>>494 >>495
アリストテレスのテキストじゃない
アレクサンドロスの『カテゴリアエ』注解
URLリンク(news.bbc.co.uk)
ソースはこれだろ
URLリンク(www.technobahn.com)
確かめろよ