07/07/31 03:44:21 x0XlxIlg
「性同一性障害者たちが、身体が男性なのに女性の格好を、身体が女性なのに男性の格好をしたがるのはなぜか?」という問いに、
彼らは「身体の性」と「脳の性」とが異なるからだとジェンダー学者たちは異口同音に答えます。
一方、ジェンダー学者たちは本来「男性の格好」とか「女性の格好」というのは慣習・文化的なものにすぎず、
生理的に会得するものではない、だから男性が女性の格好してもいい、女性が男性の格好してもいいとも主張しています。
これらは明らかに互いに矛盾です。
もし「格好」が慣習・文化的なものにすぎず、生理学的な要素が全くないのであれば、
「脳の性」は「格好」の好みに全く影響せず、
健常者も性同一性障害者も、男の格好をさせられようが女の格好をさせられようが不平不満は漏らさないはずです。
いや「性同一性障害」という言葉自体生まれなかったことでしょう。
性同一性障害者たちの趣味・嗜好は、むしろ我々人間の生理学的な要素が、
どの程度・どういう側面で慣習・文化に寄与しているのかのバロメータになっているということです。
慣習・文化全体から、その生理学的な寄与分を差し引いた残余が、純粋な慣習・文化的な性差つまり「ジェンダー」だということになります。
やはり「ジェンダー」に関する研究は、脳やホルモンに関する生理学的な研究を基礎に据えた方が、客観性や再現性に富むことを、
性同一性障害者たちは教えてくれています。