01/07/04 01:07
「座頭」:盲人達の職業ギルドは検校、別当、勾当、座頭(女性はゴゼ:文字変換できん)の4階級になっていて、それの一番エライ人が「検校(ケンギョウ)」で、これは幕府とかにも影響力を持ってた。一番ヒラが「座頭」です。 勝新演じる市もヒラな訳です(彼の当たり役には検校もありますが・・・)
幕府が決めた盲人だけがやっていい職業として「按摩、はり、灸」や「地唄(後の長唄とか義太夫、極端に言えば歌舞伎の囃子なんつうのの祖)」
「琴曲」は彼等の専有特権です。例えば琵琶法師イコール盲の坊さんイメージしますよね。でも他の人がやっちゃいけないってのはワタシも知りませんでした。
日本の音楽ってのは、ほとんどが演劇とか踊りと結びついてたんだけど、なるほど今でいう小唄だの長唄なんつう純音楽(しかも室内楽)は盲人が創った訳。
そういえば有名な地唄の作曲ってほとんど「ナンタラ検校」ですもんね。
うろ覚えになるが盲人ギルドは京都の蝉丸神社が形式上束ねていた様な気がする。
「陰陽師」今話題のアレです。江戸時代のそれは暦の作成や
所謂「風水」に関わる仕事いっさいを束ねていて阿部晴明の末裔の土御門家が束ねていました