04/03/09 13:24
三輪山頂上に立つと山の位置がちょうど大和盆地と東の山岳地帯との境界にあって、伊勢や熊野方面への街道があることから、古代人の交易の場であったのではないかと感じます。
さらに頂上には盤座があり、祭儀場所としてはうってつけの場所。
オオモノヌシの「モノ」は鬼という説がありますよね。鬼とはつまり山人。
で、オオモノヌシは山人の大元締めというふうに考えるのは不自然なことでしょうか?
古代社会ではシャーマンが政権を握っており、
山人の大元締めがあの場所で祭儀を行って大和政権に睨みを利かせていた。
・・・もしくは、逆に朝廷側で、
山の畏怖すべきもの=蛇や狼=大神を鎮めるという意味で祭っていたのか?
どちらにせよ神を祀り平和的な交易の場として栄えた場所なんだと思います。
そこから産業の神・出雲の神々(これは室町時代の出雲信仰の全国流布からと伝えられています)
をお祀りするようになって今の大三輪神社の形態が作られていったのではないでしょうか?
つまり、三輪山ノ神とは日本の国を造った人々すなわち祖霊の集合体が大国主や大物主に変貌していったのではないかと。
いくつかの文献と歩いて見て感じたことで推測してみました。
>30 三輪の山の登山口は檜原神社ではなくて、狭井神社で300円払ってタスキもらって登拝するんですよ。
ワラ人形や呪いの人型はもしあったとしても神社関係者の方が撤去されています。