07/03/15 21:55:37
ゾロアスター教
二元論的一神教で、古代インド=イラン又はゲルマンの宗教的共有財産に源を発する神々や
諸霊を最高神アラフ=マズダのもとに統括し、宇宙を善と悪の二つの原理で説明する。
その聖典「アベスタ」によると、太初アングラ=マイニュ(アーリマン)は悪を、
スペんタ=マイニュ(アラフ=マズダの聖霊)は善をそれぞれ選んだ。
信者も思・言・行において、いずれにつくかはみずからの選択にかかっている。
その一方は他方がなければ意味がない相互関係にあるため「アラフ=マズダの双子」
とよばれる。しかし善の諸天使が元来の自然宗教的・物理崇拝的な特性を弱められ、
アラフ=マズダの意のままに動く非主体天使となり、それぞれの抽象的職能が
強調されるのと、二元論の強調が相まって、悪の諸天使は主体性をとりもどし、
アラフ=マズダと直接対決することになる。
ん~かなり難解。