02/12/30 18:45
>>242
>インド=ヨーロッパ系ではディヤウス、アフラ・マズダー、スーリヤと太陽神は男神ばかりと思っていました。
>後学のためにも女性の太陽神をいくつかあげていただけませんか。
北欧神話のソールは女性ですね。(ちなみに月は彼女の兄弟のマーニ)
印欧系ではありませんが、↓ 参考までに。
アボリジニの「火の起源」を述べた神話では、
「・・・プルクパリは、その火を大きな松明と小さな松明に移し、大きな方をウリュープラナラ(女)に渡し、
小さな方をジャパラ(男)に渡す。二人は、それぞれ松明を持って天に昇り、 ウリュープラナラは「太陽女」、
ジャパラは「月男」というように変身するのである。
女が太陽で、男が月という組合せは、日本の『古事記』にある、太陽の女神アマテラスと月の男神ツクヨミの
場合や、東南アジアのいくつかの地域の神話や伝説に類似のものがある・・・」
太陽が女で、月が男という話は、北海道アイヌの神話の中にも類似のものがある。それは、人類創造に
ついて述べたものだが、話は次のような展開になっている。
「国造神が地上に山や川や樹木など造った後、 このままではどこか寂しいと感じて、 夜の神と昼の神の
人間を造ることを命じた。 夜の神はすぐさま人間を造ったが、それはすべて男であった。 年月がたつと
死んでしまい、数がだんだん減ってしまった。 その後、昼の神が人間を造るようになったがこれは
すべて女であった。 男と女がいっしょに生活するようになり、 それからはどんどん人間がふえていった。
国造神は、夜の神と昼の神をほめ、 天に昇ることを許した。そして、男を造った夜の神は月となり、
女を作った昼の神は太陽になった。」
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