遠野物語at MIN
遠野物語 - 暇つぶし2ch2:修行僧
00/06/25 22:51
はじめまして。
どうやら柳田は、作中に出てくる
『山男』と『山人』とを区別して使用
していて、前者を山岳生活者、後者
をいわゆるサンカ(日本の先住民)
としていたようです。(こんなんでいいのかな?)

3:名無しさん@1周年
00/06/26 01:46
遠野といったら漫画「うしおととら」だね。

4:名無しさん@そうだ選挙にいこう
00/06/26 03:25
漫画なら北神伝綺and木島日記か?

5:名無しさん@1周年
00/06/26 21:34
こないだ行ってきたのだが、
河童渕の名物爺さん、寝込んでしまって再起が危ぶまれているそうな。

6:DX-7
00/06/26 22:05
修行僧さん 有難うございます。
「日本の先住民」だとしますと、神々の末裔が
100年ちょっと前には存在していた事になるのかな~
なんかいいね~。もう山人にしても山男にしても、
存在しないんでしょうか?
3さん 今度読んでみます。
四さん 聞いたことがないので、もしよければ
教えて下さい。
5さん 一昨年車でいってきました。付近で売っていた
きゅうりのワサビ漬(50円)とビールがおいしかったです。
その他いろいろ聞かせて下さい。
でわでわ

7:4
00/06/27 01:45
共に、原作大塚英志、作画森美夏で、角川書店から出ています。
大判のB5サイズで、装丁が結構凝っているので見つけやすいかと。
内容は民俗学をテーマにした伝奇物という風で、
北神は柳田国男、木島日記は折口信夫と大物民俗学者を狂言回し
としています。
絵柄の特異さも良く雰囲気を出しているかと。
URLリンク(www.kadokawa.co.jp)
URLリンク(www.kadokawa.co.jp)

8:ぶぶ
00/06/27 10:43
昔話の大好きなじいさんばあさんって、本当にじいさんばあさんだけど、
子供の頃から実はじいさんばあさんに囲まれるのが好きだったり、
踊りや歌をまねたりして珍しがられたりしたんですって。
(某離島の文化保護うんたらのじーさまによる話)
やたらじいさんばあさんべったりばお子さまとかいたら、
大切にしたいものですね。

また、じーさんばーさんが死んだ後にお片づけしていたら出てくる
様々な記録や写真(!写真がある!)って、
とっても貴重なのかも。
保管方法も知らないし、せいぜいスキャンしてデジタル保存するくらいかなあ。

あれ、よくわかんない話になっちゃったー。へへ。

9:ばっぐす
00/06/27 18:45
柳田国男って、もともと何のひとなんでしたっけ?
子供の時の記憶であいまいなんですが
言語学者じゃなかったでしたっけ
間違ってたら、すいません、では!!


10:名無しさん@1周年
00/06/27 19:02
>9
当らずとも遠からずってとこかな。
方言研究なんかもしてたし。

11:DX-7
00/06/27 21:27
4さん うっ、おもしろそう!
これ系は諸星大二郎しか知りませんでしたが、
早速さがしてみます。有難うございます。
8さん そんな感じで記録できるといいですね。
最近は、戦時中のいろんな話しを今の内に
お年寄りに聞いておきたいと思うようになりました。
柳田国男って最初は文学を志していたって
聞いた事がありましたが。
ではまた!

12:ぶぶ
00/06/28 10:26
柳田さんて、最初は公務員かなんかだったような.....??
それで、九州かどこかに行ったりして興味持って云々.....??
未確認情報ですが。

諸星大二郎は私も大好きです。
それ系の漫画、是非読んでみたい!!

13:つる
00/06/28 13:38
柳田は、帝大>農商務省政務局>法制局参事官、いろいろ兼任
>貴族院書記官長>辞任、朝日新聞論説委員>国連委任統治委員会委員
>辞任
くらいまでが官吏?かな。
文学やってたのは学生時代とか最初の方で、民俗学的な研究は
官吏時代からやっていた。

14:つる
00/06/28 13:43
あと、
>どうやら柳田は、作中に出てくる
>『山男』と『山人』とを区別して使用
>していて、前者を山岳生活者、後者
>をいわゆるサンカ(日本の先住民)
>としていたようです。(こんなんでいいのかな?)
これは、「山民」と「山人」じゃないかなあ。(赤坂憲雄)
「山男」は山人になるんじゃないっけ。

15:haji
00/06/28 19:17
昔、柳田さんの名前の研究って本をかったんだけどプレミアついて
た、まだつくんですかね?プレミア・・・・

16:名無しさん@1周年
00/06/28 21:29
桃太郎の誕生は500円でget!
佐々木喜善の聴耳草紙は100円でゲっと!
寒戸の婆がいいね


17:haji
00/06/30 20:50
柳田さんじゃあないんですけど。半村りょうが書いた本で、一つの村にまつわる
不思議な話を纏めた本について知ってる人いないですか?

18:DX-7
00/06/30 21:23
能登のやつで、語り口も方言だったような。
多分実家にあるとおもう。
14さん 山人とか山民とかはもういないのでしょうか?
あと、別の本で読んだ事があるのですが、ロシアからの
漂着者である可能性はないのでしょうか。


19:ばっぐす
00/06/30 23:58
半村良か~~~あのひとこずるいんだよね
好きだけれどさ
わが故郷は黄泉の国って読んだ。HAJI!!
and dx-7.You got it?


20:DX-7
00/07/02 16:53
よんだ。でも半村良だったら
「産霊山秘録」がいいね。

21:ばっぐす
00/07/04 21:48
いつから柳田国男のはなしになったんだ・・・。

ほか、だれかそのあたりのおもしろい作家おしえてくで~~~


22:haji
00/07/04 22:23
高橋克彦なんかいいんじゃない?
なんでもありの話ばかりだけどね。
うちの婆さんが死に際にうちは嘘部の家系だっていってた・・・

23:DXー7
00/07/04 22:45
でも高橋克彦って柳田に批判的だね。
22>あなたの姓は麻績とか浅見でしょ。
21>最初っからですが。(微笑)国枝史朗がおすすめ。
みなさん遠野物語ではどんな話しが好きですか?
末永くおまちしてます。

24:ばっぐす
00/07/11 22:35
俺はさ~、半村しか読んだことないんだとね~~


25:haji
00/07/12 21:57
柳田さんて、素人には入りにくいきがします。


26:ぶぶ
00/07/13 10:48
聴耳草紙では、ばーさんが小鬼かなんかを、
「この口で貴様らを喰うんじゃあ」とかくそとかって
おどす話で笑いました。職場で。
遠野では、こわーい話が多かったような、.....そうねえ、
でも、河童の雨乞いみたいなやつとかかなあ。好きなのは...。


27:DX-7
00/07/13 22:44
半村良でも全然OKですが。黄金伝説がいいね。
カッパの話はね。
河童駒引とか読むと世界中お話があるんだね~



28:ぶぶ
00/07/14 21:01
河童駒引って本、興味あります。本屋さん探してみようかな??
河童って、他の妖怪よりも「実際」っぽい感じがするんですー。
もっと詳しくきかせて下さい!(古ーい本ですか??)
って言ったって、いつ読むんだってかんじですが。

29:DX-7
00/07/14 21:49
岩波文庫であったとおもうよ~ん


30:ばっぐす
00/07/14 22:44
ネットで、カッパカッパ云うのもね~~


31:名無しさん@1周年
00/07/16 21:02
かっぱっぱ~かっぱっぱ~
っていうか話しがずれてる

32:うどん
00/07/16 21:04
どなたか、ちょっと前にはやった
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」って映画を見た人
いませんか。
この映画、魔女伝説にまつわる、擬似ドキュメンタリーなんですが、
裏設定では、魔女の正体は、どうやらビックフットらしいんです。
ビックフットって、森に住む正体不明の猿人なんですよね。
それで、ここからが本題。映画の中の村人の目撃証言、
「遠野物語」の山男、山女の章にそっくりなんですよ。
ビックフット=山人説を、友人に説くんですが、
理解してもらえません。
みなさんの、ご意見がうかがえればと。

33:DX-7
00/07/16 21:54
ビックフットって例えば、北京原人みたいな感じなのかな。
遠野物語には山人が言葉をしゃべっている例もあるよね。(7話とか)
日本の先住民より更に桁違いに古い人々?は言葉を
しゃべれたんでしょうか?っていうか、ビックフットって何?
僕のイメージだと~原人って感じなんだけど。
山人っていってもいろいろなのかな~


34:うどん
00/07/16 22:55
ちょっと極論すぎましたね。
山人=ビックフットというよりも、
村人の証言が非常に似ているんですよ。
たびたび、子供がいなくなったり、
中には、4話の「足は地につくとも覚えず」
なんてのもあって、その後に、
「深夜に女の叫び声」が聞こえて、「藤の蔓」で
なんか作ってる形跡があったりして。
「山人だぁ」と盛り上がってしまった訳です。
もっとも、「ブレア・」は、フィクションなんですが。


35:ぶぶ
00/07/17 12:31
足跡だけの怪物って、ビックフットでしたっけ????

36:DX-7
00/07/17 22:10
映画を見てないんで、ビデオが出たら早速見よう
と思いますが、たいへん興味深い話ですね。
ビックフットとかイエティとか野人とか雪男って
結局何なんでしょうね?
「藤の蔓」の話しは妙に現実味がありますね。
>35なんだっけ?

37:うどん
00/07/18 00:50
猿人、原人は、遠野物語でいうと、
「猿の経立」にあたるんですかね。
あんまり厳密に区別されてないようですが。

足跡だけ、というと、妖怪の「山爺」がおります。
高知の方にすんでらっしゃるらしい。
「妖怪談義」には、出てなかったかな?

38:名無しさん@1周年
00/07/18 02:20
高橋克彦の「黄昏奇譚」の中に遠野物語自体が創作に近いものであったとの解説があります。

39:DX-7
00/07/18 07:16
「妖怪談義」もってます。探してみます。
>38さん そういう面もありそうですね。
また、明後日きます。

40:名無しさん@1周年
00/07/19 22:34
>38 遠野物語全体が創作とは思いませんが、
寒戸の婆の話しなんかも、元の話しがあるようですし、
sexに関わる話も柳田国男はさけていたようですね。
専門の方の間ではどういう解釈がなされているか分かりませんが、
一応、それをふまえて読んでます。

41:ぶぶ
00/07/27 10:46
現実の話と昔話と、もう神話みたいなのが、混在してますよね。

現実とお話の世界に区切りをつけずに、連続するものとして考えているらしい
、と、読んだことがあります。

なんか、実話かお話かどっちだろう...てところがもどかしくも感じますが
そのもどかしさがまたすてき。

42:名無しさん@1周年
00/07/28 01:51
「遠野物語」、面白い話ですね。
でも現地に行くと、現地の人が知らない話とかあって、不思議で
しょうがないですね。なんででしょうか??????

43:名無しさん@1周年
00/07/28 02:18
遠野物語は、一つの文学、完成されないままの
民俗学の一部であり、それ以上の意味を持たせることは危険です。
柳田の研究を遠野物語で、説明してはなりません。
詩人の柳田が、遠野という過去を追想しているにすぎません。
さむとの婆にしても、原型は全く違った話です。柳田の創作は明らかです。
ただいえることは、遠野物語という作品が無ければ、日本民俗学は全く違ったもので
あったし、美辞麗句が論文の中にあることを、非としない、風潮が残っています。
それが美しい日本への郷愁という民俗学の特徴でもあります。

山男に関しては、実在、非実在は本当の問題ではないと思います。
村落共同体の内部(つまりは価値観を共有する人)の外にいる周辺の
役割を担う人々、担わされた人々です。

44:名無しさん@1周年
00/07/28 05:11
秋田県に住んでいる者ですけど(来年で30になります)、
小さい頃(3~5才頃?)に夜遅くまで起きていると、よく
「遅くまで起きてると山男が来てさらってくぞ」
なんて親に言われたものです。
実際、その頃神隠しに遭った子供がいたそうです


山男って誰?って聞くと人間だ(怪物じゃない、という意味)って
答えるので「じゃあ、怖くない」って言ってましたね
(ビックフットみたいなのを想像してたんです)。

今このスレッド読んで思い出しました。

45:名無しさん@1周年
00/07/31 22:05
遠野物語の序文
いいね。

46:俺
00/08/01 01:53
>>42
 一応岩手の人間なんで(といっても地元一関だけど)
>>43の人も言ってるけどハッキリ言ってそういう類の話は人によって
かなりのバラツキが有って同じ人物(&妖怪とか)で全然違う方面に
行っちゃう話なんかが有るよ。
 盛岡とかの座敷童の話ですら俺が聞いた限りでは話した人達が
みんなバラバラな事行ってて混乱した事があるなぁ。

 余談だけど一関にはそういった類の話しが全然無いからなぁ・・・・

47:ぶぶ
00/08/01 10:21
昔話(不思議なお話ね。)を使って、子供の教育をするのは、とても効率がよさそう。
ほほえましいし。
さらに、他のお家でも同じ話をしていたりなんかすると、
子供なんてさらに信じちゃってもう。

水の恐ろしさとかって、実際に知ったときはもう遅いからなあ。
河童がいるから怖いんだぞぐらい教えこむぐらいがちょうどいいかなと。

48:DX-7
00/08/01 21:34
うちの田舎では御盆は水泳禁止だったぞ。
関係ないが。

49:ぶぶ
00/08/02 14:36
そうですね。
お盆をすぎると海に入るなとは、よくいわれたものです。
(むっちゃ海近かったし。)
で、お盆過ぎになると、クラゲが大量に発生するので、
言われなくても入りたくはないな、と。
でも、入るんだけどね。

50:dx-7
00/08/06 21:37
角川文庫の遠野物語は「遠野物語拾遺」が
入ってていいよ。

51:mi=e
00/08/12 19:15
願はくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。

戦慄させられる平地人って、いったい何??

52:名無しさん@1周年
00/08/13 14:48
平地人。
西欧文化、文明の影響を受けつつあった人々、との解釈はどうでしょう。

53:たえ吉
00/08/14 04:19
そういうのもおもしろいね。

54:haji
00/08/16 20:08
ビブ無くなったので。あらたにたてたい。場所はおなじで
それらしいのを、さがしてくれ!

55:たえ吉
00/08/17 18:31
ビブってなんなの?
平地人とかとかんけいあるのかな。
情報求む!

56:名無しさん@1周年
00/08/17 21:21
「細き田中の道を行けば名を知らぬ鳥ありて雛を連れて横ぎり
たり・・・」序文のこの辺読むと、国男も若かったんだな~って
感じがする。

57:名無しさん@1周年
00/08/28 21:12
age



58:たえ吉
00/09/11 16:57
最近あまり本とか読んでないんだよね
従ってあまり話に入れない
勉強したら帰ってくるよ

59:名無しさんだよもん
00/09/13 08:39
オシラサマは獣姦?

60:名無しさん@1周年
00/09/13 21:00
井上ひさしの本で「遠野物語」をテーマにした本があったけど
その中でウマと若い娘の話があったよ。


61:名無しさん@1周年
00/09/13 23:13
いやぁ、この板面白すぎ。
この手のお話って好きなんだけど、実際にはほとんど読んだ事なくて、
それこそ「うしおととら」くらいだったり^^;

なもんで、初心者向けはどの辺の本か教えてもらえるとありがたいんですが・・

62:>61
00/09/14 12:37
>なもんで、初心者向けはどの辺の本か教えてもらえるとありがたいんですが・・

そうだなあ、民俗学の入り口に立つためには、
本当は概論書から読むのが一番いいんだけれども、ちょっと面白みにかけるかな?
というわけで、初心者、というか「一般向け」には、
ちくま新書からの「民俗学の冒険」シリーズがいいかも。あと小松和彦とか。

間違ってもオカルト系からは入らない方がいいと思います(^^;

63:mi=e
00/09/14 17:29
民俗学の入門書、概説書については
URLリンク(mentai.2ch.net)
ここに載ってます。
まぁ、スレッド立ってます。

ちなみに
「民俗学の冒険」シリーズ
1,『幸福祈願』飯島吉晴編
2,『人生の装飾法』松崎憲三編
3,『妖怪変化』常光徹編
4,『覚悟と生き方』岩本通弥編
各660円です。

小松和彦に付いてはあまり薦めたくないです。
なんか、間違った印象与えそうで。


64:>63
00/09/18 11:01
>小松和彦に付いてはあまり薦めたくないです。
>なんか、間違った印象与えそうで。

たしかに。それはそうかも(^^;

でもまあ、『憑霊信仰論』(講談社学術文庫)くらいは読んでおいてもいいかも。

65:mi=e
00/09/18 13:19
『憑霊信仰論』『神々の精神史』(どちらも講談社学術文庫刊)は、
結構好きですけどね。

京極夏彦『姑獲鳥の夏』は、『憑霊信仰論』が、そのまんま使われているのはビビリました。

『遠野物語』とは外れてすいませんね。


66:名無しさん@1周年
00/09/18 22:38
「宗像教授伝奇孝」(w

67:名無しさん@1周年
00/09/19 00:08
京極はパクリが多いね。

68:名無しさん@1周年
00/09/19 10:55
京極夏彦は、ちゃんと参考文献挙げてるから、まだいいと思うけどな…


69:名無しさん@1周年
00/10/02 18:16
age~

70:名無しさん@1周年
00/10/04 16:33
age

71:名無しさん
00/10/17 08:37
特命リサーチにも情報提供したのですが、「遠野物語」などの伝承に
登場する河童の正体って、昔ヨーロッパから来航した修道僧ではない
かって思う。何といっても、あの髪型。河童そのもの。あと、食生活
が違ったろうし、言葉も通じず、服飾も異様だったろうからね。

72:>71
00/10/17 10:41
楽しい想像ですね。

遠野物語といえば、河童はなぜか有名ですが、
実はそんなに河童に関する話はありません。
観光面や後の書物が河童を強調しすぎたきらいがあります。

基本的に河童に関する伝承は九州に多いです。
そして、それは山童との比較がなされ、
奄美のケンムン、沖縄のキジムンなどとの関連性が指摘されています。

まあ、遠野物語に出てくる「山人」が異国人だったのではないか、
という「想像」は意外にありうると考えている学者も多いですが、
河童に関しては、それは突飛な発想だと思います。

73:>72
00/10/17 14:08
>奄美のケンムン、沖縄のキジムンなどとの関連性が指摘されています。
それははじめて聞きます。できれば、論文等のご紹介をお願いします。



74:天之御名無主
00/10/17 16:13
マタギ

75:>73
00/10/18 12:14
>>奄美のケンムン、沖縄のキジムンなどとの関連性が指摘されています。
>それははじめて聞きます。できれば、論文等のご紹介をお願いします。

そうですね。かなり多いので、手元にあるものだけをいくつか挙げておきます。
奄美の「ケンムン」に関する論考の多くで河童について言及されています。
ケンムンは姿形が河童にそっくりなんです。

1988
金子 正「ケンモンとウバ」,『日本民俗文化資料集成』第8巻,三一書房 P237-

文 英吉「奄美カッパ「けんむん」譚」,(同上資料所収)P243-

1992
福田 晃「南島説話の研究」,法政大学出版局,P348-「木の精由来譚の位相」

76:73
00/10/18 18:14
>72=75
取り合えづ、3つとも、目を通しましたが、どれも古いですね。まぁ、よいのですが。
それで思ったのですが、どれも、「そっくり」というだけで、それ以上がないのですが…。

それから、むしろ、山の神との関連のほうが指摘されていることを考慮すべきでしょう。

77:名無しさん@1周年
00/10/18 18:32
遠野物語にでてくる、河童は
今の私たちが思い浮かべる河童の様相を呈しているでしょうか?



78:72
00/10/19 01:40
>76
>どれも、「そっくり」というだけで、それ以上がないのですが…。

そうなんです。これは。
ケンムン、キジムンについて言及する書物ではほぼ確実に
「河童」に似ているということが言及される一方、
その関連性について論理的な説明はなされていません。

それは「姿形」が酷似しているにもかかわらず、
その性格が微妙に食い違っている点があるからでしょう。

ケンムンマチという火が年に2回、山と川の間を移動する記述は、
河童との関連性、および、田の神と山の神との関連性を意識させますが、
そうすると、あくまで木の精霊、人間ネブサワのなれの果てとしての
ケンムンの立場がゆらぎます。
また、柳田が「山の神であるキジムナー」と記述していますが、
僕はこれ以外にキジムナー=山の神という考えをとる論文を見たことがありません。
また、沖縄本島の地理的条件や、
「山の神」「海の神」に関するウンジャミ・シヌグのことを考えると、
安易にキジムンを山の神に結びつけることには抵抗を覚えます。
(実は、この分野の先行研究はかなり少ないです)

79:73
00/10/19 18:05
>78
ちょっと行き違いがあるようです。
ケンムン、キジムン=山の神としたのではなく、河童のほうを関連性としてあげたのみです。

ケンムン、キジムンを良く知らないので、どうとはいえませんが…。
ただ、「関連性」を指摘されているとは言いがたいですね。

80:天之御名無主
00/10/26 20:48
あげ

81:天之御名無主
00/11/10 04:48
忘れた頃にあげられる、遠野スレ。
ということであげ。


82:天之御名無主
00/11/12 07:52
あがってたんで、書き込みます。
最近、「漂泊の精神史」赤坂憲雄/「遠野物語の原風景」内藤正敏
「柳田国男と事件の記録」内田隆三/「柳田国男と折口信夫」池田彌三郎
                            谷川健一
を、古本屋等で入手しましたが、これ意外で初心者にもオススメの本が
有りましたら、おしえて下さい。
「柳田国男と事件の記録」は「山の人生」の冒頭の一家心中未遂?について
詳しく書かれているもので、こんな本があるんだな、って感じで驚きでした。
宜しくお願いします。

83:真澄@旅人
00/11/16 00:41
私の草枕も読んでみて下さい

84:82
00/11/19 20:16
>83どうもです。「真澄」って菅江真澄の事だと思いますが
検索して調べたらなんか面白そうだったんで、早速本屋で
探そうと思ってます。

85:天之御名無主
00/11/20 01:08
高橋克彦『黄昏綺譚』

柳田が遠野物語でどのようなデバイスをかけていたか
よくわかる。

86:天之御名無主
00/11/20 04:04
今日は、TBS系で「宗像教授伝奇考」がある。

また、民俗学が誤解される…。
URLリンク(www.tbs.co.jp)

87:天之御名無主
00/11/20 09:39
>85それ読んだことあります。高橋克彦って柳田になんか
批判的なかんじ。佐々木の手柄を柳田がとってしまった
印象があるんですかね~(岩手出身の高橋としては)

88:名無しさん@1周年
00/11/21 10:52
<82
初心者と初学者は少し違うと思います。
これらの本は、初心者の方には、おおいに勧めますが、
民俗学の本としては、偏っていますね。
初学者向けの本のリストは、どこか別にスレが立っているはずです。
私も書き込みました。

89:>86
00/11/21 12:21
URLリンク(www.tbs.co.jp)
から
>北斗七星を刻んだ秘宝・七星剣

んなの、台湾で中国でいくらでも見たよ!(藁
何が秘宝じゃ。

90:>88
00/11/21 12:23
>初学者向けの本のリストは、どこか別にスレが立っているはずです。

URLリンク(mentai.2ch.net)
だね

91:82
00/11/22 22:53
みなさんありがとうございます。今後、こまめに書店をチェック
します。


92:天之御名無主
00/11/25 22:08
新たな展開に期待AGE

93:天之御名無主
00/11/26 03:24
遠野は都から離れた盆地でありながら、
古くから遠方との往来盛んな土地でした。
最も多い菊池姓は九州から。領主南部家は甲州~八戸から。
海に面した釜石と、山岳信仰盛んな早池峰の影響を受け、
盆地内で独自の文化が形成されました。

94:天之御名無主
00/11/27 11:07
すげえいやな話ですよね。
雪深い村で冬の間することないから近親相姦して結果、奇形児が生まれて
それを座敷牢に入れたり、池に捨てたり、といったことをして生まれた話。
東北人って異常。

95:天之御名無主
00/11/27 12:10
>94
妙な推理小説と漫画の読み過ぎ(^^;

96:天之御名無主
00/11/27 21:36
>95
94の言ってるのが遠野物語そのものだと思うけど。

97:天之御名無主
00/11/28 11:36
>96
座敷わらしや河童をすぐに奇形児に結びつけるその発想が最悪。
伝奇小説の言うことを信じる前に、
ちっとはまともな本を読みましょう。いやまじで。恥ずかしいよ。

98:97
00/11/28 11:39
ちなみに、山人が三陸沖難破船で日本に流れ着いた異人で(これはまあ、いい)、
その異人の子供が座敷わらしという設定の推理小説があったな(笑
こういうのは、学問の枠を離れ、お互いにフィクションだと思えるから楽しめるのであって、
94みたいに信じる奴が出るとすごく痛い。
あ、ちなみに俺は関東人です

99:97
00/11/28 17:10
私も94と同じように聞かされてたので、驚きました。
それじゃあ、本当の話の起こりはなんなのだろう?
ところで、遠野の人ならともかく関東の人がそこまで
口汚く罵るのもどうかと思うけど。

100:99
00/11/28 17:12
97じゃなくて>97だった。
すまん。

101:天之御名無主
00/11/30 02:28
>60 新釈・遠野物語ですね。犬伏老人はいい味出してた。

サムトの婆の話が好きですが、柳田国男「遠野物語」じゃない方の話がいいです。
「山深き遠野の里の物語せよ」はいまいち。裏をばらさなくても・・と思った。

遠野ではふるさと村が良いです。駅から遠いけど。昔話しを聞ける事もあるし。

102:名無しは無慈悲な夜の女王
00/11/30 17:03
>>101
サムトの婆について一度民俗調査にいったから、その際の話を。
遠野の中には、ご存じのように現在「サムト」という地名はない。考えられるのは、
いまサムトの婆の伝承地として伝えられる松崎町登戸。それに綾織町の寒風。
ところが寒風地区に伝えられる民話を調べていくと、「松崎のサムトという所に住
んでいた少女が、杉の下に草履を置いたまま山の鬼に連れ去られて行った」という、
「サムトの婆」と酷似した話が伝えられていた。自分たちの寒風ではなく、はっきりと
松崎のサムト、と伝えられていたんだ。
これが、すくなくとも「サムトの婆」の伝承地は松崎町であった、という証拠の一つ。

つぎに、なぜ「登戸」が「サムト」になったのか。
これは遠野市の遠野物語研究所の研究員と共同調査して判ったことだが、
遠野では町場と村々は放射状の交流体型を取っている代わり、村と村の交流はマツリを除
いてはほとんど無かった。民話伝承のように口づたいの情報が隣村に伝わるには、一旦
遠野の町場を経由して伝わるしか方法がなかった。で、町場での民話の滞留が長かったた
めに、「ノボト」は「サムト」と誤って伝えられ、それが他の村へと伝わっていったとい
う説。これなら、佐々木喜善の山口地区で伝わっている物語が「サムト」というのか説明
がつく。
この説の証拠。佐々木は「遠野物語」へ協力する以前、「館の家」という作品を書いた。
そのなかではっきりと「サムトの婆」と書いている。ところが、伊能嘉矩が「遠野のくさ
ぐさ」のなかで「登戸の門助の妻が・・・」と書いた後、佐々木は「東奥異聞」のなかで
同じく「松崎村、登戸の門助という家にあった事」と書き改めている。
「遠野のくさぐさ」は1994年に日の目を見た資料だから、佐々木は伊能の口から直接
このことを聞いた可能性が高い。「東奥異聞」は「遠野物語」のような文学作品ではなく、
民俗研究論文の一環として書かれた書物だから、より事実に即した方を書かねばならなか
った。で、佐々木は「サムト」を「登戸」に改めた、という訳。


103:102
00/11/30 17:04
ワリ。
変な風に改行された。読みにくいったらないわな。
スマソ。

104:天之御名無主
00/11/30 22:28
>102 いえいえ、非常に参考になりました。
ところで、これは実際の出来事が元になっている可能性は
高いのでしょうか?
もし、そうだとしたら、その間その女性はどういう生活を
していたのか謎ですね。

105:104
00/11/30 22:30
すいません私は101ではないです

106:天之御名無主
00/11/30 22:53
とっても有益だにゃ~。
ありが噸

107:102、103
00/12/01 01:03
>>104
それはオラにもワカランち。
松崎町登戸に建てられている遠野市の建てた石碑には、
「明治維新前に、この地に住んでいた門助という家で
実際に起こったこと」と書いてある。
でも、これが何の資料から実際に起こったこと、
としているのかが判然としない。
菊池照雄がまだ存命だった頃に建てられたらしいので、
案外遠野市の民俗調査は菊池の指揮を受けて行われたのかも知れないね。
あの人、空想の天才だったそうだから・・・。

まぁ実際に起こったか起こってないかはさておいて、
「誰に連れ去られたのか」というのは一つの仮説がある。
これはオイラ達が民俗調査に入る前、遠野物語研究所が独自に行った
調査で、登戸地区に住んでいた古老・阿部ヤエから聞いた話。
登戸の門助の妻を連れ去ったのは、幕末混乱期にこの地で勃興した
いくつもの宗教団体の内、山への人身御供を活動の主軸においた
最も奇怪な一派だったらしい。原始山岳宗教みたいなもんかね??
ともかく、女は彼らに連れ去られていった・・・という説がある。
阿部老の話はすべて登戸地区で語られていた民話だから、
この老人から聞いた門助の話は、いま遠野で「サムトの婆」として
伝えられている物語のプロトタイプの可能性が高い。
だから、この新興宗教云々は意外と信憑性があるのかもよ???

108:天之御名無主
00/12/02 02:56
102、103、107を書いた者です。

ちなみに、「遠野物語」関係で面白い本を一冊。

「注訳 遠野物語」筑摩書房・刊

オイラが102で書いた「この説の証拠~」から下が、もっと詳しく載ってるよ。
前出だったらスマソ。

109:天之御名無主
00/12/02 08:53
>102
現地で調査までされているとは、すごいですね。
自分も遠野には行った事があるのですが、
早池峰神社や笛吹峠や河童淵といった有名な場所を
さらっとまわっただけでした。(まあ観光なんで)
なんか羨ましいですね~

110:名無しさん@1周年
00/12/02 11:31
私も、民俗学を研究していましたが、
民話にでてくる神隠し談のたぐいは
人さらい、あるいは人身売買の理由付け、
浄化するため、肉親が納得するため等、の意味が含まれていると
思います。

111:名無しさん@1周年
00/12/02 23:14
本家を読まずに井上ひさしだけ。ごめんなさい先生。

112:108
00/12/03 00:51
>>110
遠野物語研究所の研究員が言ってた。
「子供をさらわれた親を周りが慰めるには、『山の神に連れて行かれた、と思うことだ』としか言えなかったんじゃないか」
とね。
それが、サムトの婆の原型となった山口地区の物語に出てくる、
「六角牛山に住む神に惹かれた」になったのじゃないか、と・・・
オイラもそう思う。



113:天之御名無主
00/12/03 05:12


114:113
00/12/03 05:14
ごめ、キーボード調子悪くて、ヘンなの書き込んだ。
まじごめ。

115:101
00/12/03 09:26
>102
レスどうも。サムトの婆が寒戸ではなく登戸だというのは本や資料で読んだり
地元の人に聞いた事があるので知ってました。もしやそのうちのどれかに関わって
いらっしゃるのでは?

遠野物語では1度だけ帰ってきたようになっているのですが、東奥異聞の方
では1度戻ってきて以来毎年帰って来て、彼女が来ると台風が来るため結界
を張られてしまいその後来なくなった。という結末の方が好きなのです。

>104
子孫の人がうちの家の事ですと言ったらしい。名前はサダ。でもこれは菊池さんの
本に書いてあるので??ですが。
実際にあった事なら近所の人も今でも「あの家だ」と知っているだろうが、よっぽど
親しくならない限りは知らないふりをすると思います。

116:名無しさん@1周年
00/12/03 15:36
>115
ちょっとした学内論文集(院生の経験のためだけの論集ですが)
さむとの婆について書きました。歓待が、村にとっての災い、
となり排除へと続く一連の流れ、から異人論を展開し。
そこから鬼と神の二面性へと論を展開しました。
あのころは、私も若かった・・・。
この論文はエッセーみたいでしたが、自分の書いた論文の中では
文学的で好きなですよね。周りの院生からはボロボロに言われましたが。


117:102
00/12/03 21:12
>>114
登戸に伝わるすべての家系図を見ても、少なくとも300年以内に「サダ」という名前は見かけられないそうだよ。
菊池は文献考証をあまりしない人だったそうだから、たぶん語り部の誰かから「サダ」という名前を聞いて、「おお、これこそがサムトの婆本人だ!!」と確信しちゃったんだと思うんだが・・・

>>116
突拍子もないのかそうでないかはさておいて、
オイラはそういうの好きだよ。
民俗学はそんな感じの所から生まれてきた学問だと思うし。

118:101
00/12/03 21:18
116さんの論文読んでみたいです。面白そうで為になりそうな感じがする!!

では最近(といっても10年程前ですが)の話しを・・
遠野物語の中で「オシラ遊び」というのがあったと思うのですが、私の方では
権現さまの「口開き」というのをやっておりました。
おがみと呼ばれる人のところへ権現様を連れて行っておろしてもらい、その後
の1年の注意事項等を語って貰います。
30年位前までは巫女さんが家まで来たそうで、その人の場合は権現様が降りる
前にその地域の神様が格の高い順から降りてきたそうです。
たまに「OOの社の神だが、話したい事があって出てきた」と普段出てこない
神様が出てきたりしたそうです。
おがみの人が体調が悪くてやっていない為、ここ何年かやってないようです。
ほかの人に頼もうとしたら「修行が足りないので神様はおろせない」と断られた
そうです。神様をおろすとかなり疲れるそうです。


119:101
00/12/03 21:27
>117
語り部ではなく子孫の人が祖母から聞いた話しとして言ってたそうですよ。
犯罪者とかでなくてもまずい事があった人の場合家系図に入れない事は珍しく
ないです。
うちの親戚でも確かに居た筈の人が家系図にも載ってなく、墓石も残ってない
人がいます。骨は入ってるみたいだけど。

120:102
00/12/03 22:45
>>119
そういや、それが書いてある資料があったよ。
遠野常民大学が発行した機関誌かなにかにあったな。

ただ、これを見た時のオイラの感想は「確かにありえるが、サムトの婆
ではどうかなぁ・・・」。
というのも、>>117でちょっと書き間違えちゃったんだけど、
じつは確認できないのは「サダ」じゃなくて「門助(茂助)の家族」自
体なんだ。
これが少なくとも300年以内には確認できない。
たしかに101さんのおっしゃってる通り、マズイ事を起こした人間の
名前を一人だけ家系図から消すことはあっても、その周辺の家族まで丸
ごと消してしまうという事が果たしてあり得るか、と考えたんだな。
これがあり得るのは、時の政権に対してかなりの重罪を犯してしまった
者が家族にいる場合。その場合は流罪でもって血統を根絶やしにしてし
まう。もちろん家系図は廃棄される。
だが「サムトの婆」の場合、女が行方不明になっただけであって、別に
逆心を抱いていたわけじゃないからね。
オイラはこんな感じに疑問を持ったわけ。 

121:天之御名無主
00/12/03 22:48
>119
遠野じゃないけどうちにも先祖で家系図に入ってない人いるよ。
もちろん犯罪者じゃないけど、なんでだろ?
女2人男1人。
親に聞いても教えてくれない。

122:名無しさん@1周年
00/12/03 23:10
116です。つけたし
私、専攻は民俗学でも歴史学でもなく
社会学でした。欧米の論文を訳すばかりで
つまらなくなって、民俗学へと入り込みました。
ゼミが終わって、そのまま遠野にふらっと行ったことが始まりかな。
だから、私も若かった、、、のです。

123:天之御名無主
00/12/04 01:16
119・120
じゃあ子孫って??資料にも載ってるってことは居るわけでしょ?
実家の子孫という事?
もすけだかもんすけとかいうのが本名じゃないとか?


124:名無しさん@お腹いっぱい
00/12/04 02:39
神様の予言はあたるの?

125:102
00/12/04 02:56
>>123
あ、ごめん。誤解されちゃったかな?
オイラの言ってる資料っていうのは、101さんが>>119で言ってる
「まずいことがあった人の場合家系図に入れない」っていうことが、
サムトの婆でもあったんじゃないか?? っていう事が書いてある
資料のこと。資料、っていう言い方がまずかったね。スマソ。

で、オイラの見解。
もし「サムトの婆」の物語がすべて作り話であった場合・・・
その場合は、門助(茂助)の名前が残っているはずがない。なにしろ最初から存在しないから。
逆に、「サムトの婆」が実際の事件を元に作られた民話なら・・・
まさしくその通り。門助、あるいは茂助という名前が本名じゃない。
あるいは、口伝していくうちに名前が変わってしまった。
オイラはそう考えているッス。


126:天之御名無主
00/12/04 10:47
よくわかんないで、
突拍子もない質問になるかもしれないんですけど、
名前を変えたという可能性はないんですか?
遠野であるかどうか知らないんですけど、
15歳になったら名前を変えるとか、
何か事故みたいなのにあったら名前を変えるとか…。

127:101
00/12/04 19:57
私も102さんの説(本名じゃない・口伝していくうちに名前が変わった)と
いうのがあってるのではないかなと思います。
それから126さんの名前を変える可能性ですが、家のお向かいのおじいさん
は市蔵さんといって表札にもそうあったのですが、無くなった時まったく違う
名前だった事がわかりました。
家督を継ぐときに代々その名前を名乗る事になっていたそうです。
あと大分昔の先祖の名前で呼ばれる家がありまして(屋号になっている)、
例えば鈴木浩二さんという人の家の娘や息子を新兵衛の娘・新兵衛のところ
の息子というかんじで呼んだりします。
身近な例とするとその位です。

>124
あたってると思います。



128:101
00/12/04 20:03
>127
無くなった=亡くなった です。すみません。
あと一つ思い出したのが何かあって苗字ごと変わってた家があります。
(墓石の苗字が途中から変わっている)その家の人もわけは詳しく知らない
というか気にしてないようです。

129:126
00/12/04 23:58
特に何かのタイミングで名前を変えるようなことはないということですか?
便所に落ちたら変えるとか、15歳、20歳になったら名前を変えるとか…。


130:102
00/12/05 01:45
>>129
>便所に落ちたら変える
(@○@)! え! そんなことで名前変える場合があるの!?
それは盲点だった・・・オイラ、名前の命名に関してはあまり知らないんだよね。
詳しい人のレスお願いします。

>15歳、20歳になったら名前を変える
それについては、今度はサムトの婆のプロトタイプと思われる「門助(茂助)婆」の話がおかしくなってくる。
確かにサムトの婆では連れ去られたのは若い娘となっているけれども、登戸で伝えられるプロトタイプは門助、あるいは茂助の妻ということになっている。
妻をめとっているという事は一人前に成人しているという事だから、成人になったことによる名前の変更はあり得ないんだ。




131:天之御名無主
00/12/05 04:41
>>130
便所に落ちたら名前を変えるって、友達が言ってました。
なんだったか、ものをトイレに落としたって言って「だからこれ、
名前変えなくちゃ(笑)」とその人的には、軽いギャグのつもりで
言ったようです。私が「え?どういうこと?」と聞いたら、
その人も不思議そうに「え、便所に落ちたら改名するって、昔から
言わない?」と。その人は関西の人でした。和歌山あたりだったかな。
地方によっては、かなり浸透していた習慣みたいです。
そのあと見たものの本では、便所(肥壺)を、子宮に見立てる風習が
あるようなことがかいてあって、つまり便所に落ちて無事に出てきた
子供(まあ子供に限らないのかもしれませんが)は、もう一度
子宮から出てきた、つまり新しく生まれてきたとみなす、ということ
らしいです。

132:天之御名無主
00/12/06 21:22
これ,おもしろい。
age

133:101
00/12/07 01:12
>131
トイレに落ちたら名前を変えるのかぁ・・岩手というか家の近くではそういう
話は聞いた事ないですが、そういう習慣がある地域だともし自分の名前を
変えたかったら便所に落ちれば変えられたんですね。
知らない地域のお話しを聞くのは面白いですね。

そういえばうちのおじいさんは名前が気に入らなかったらしく、
ひいおじいさんが亡くなったあとは勝手に名前を変えていたみたい
です。戸籍はそのままですが、契約書とかは新しい名前で署名したのが
残ってます。(それはまずいでしょ)
おばさん達も似た感じの名前を自称したり、”子”をつけたりとやりたい放題
・・血筋??



134:天之御名無主
00/12/07 08:15
おおらかですな



135:ぶうば
00/12/07 16:20
おもしろいなぁ。

136:なんちゃって民俗学者
00/12/07 16:52
>>130
本当に研究してる人なの?って2ちゃんでは禁句か(ワラ
家督相続?だったら嫁をもらった後なんじゃない?
東北は貧しそうだから食えなくて夜逃げしてても不思議じゃない。
あぁレスつけなくていいよ。
こたえは期待してないから。


137:102
00/12/07 20:56
>>136
でもレスつけちゃう(藁
おいら「研究者」なんて一言も書いてないんだけどね。

>家督相続?だったら嫁をもらった後なんじゃない?
語彙が少なすぎて意味不明。書いてあるとおりに読むなら・・・オイラの書いたレス読めっつーの。
>東北は貧しそうだから食えなくて夜逃げしてても不思議じゃない。
これはあり得る。だからオイラは「実際にあったこと」かどうか特定してないだろ?
つーより「貧しそうだから」の「そうだから」・・・アンタ、ホントになんちゃって君なんだな。民俗学者をコテハンに含める資格ナシ。
>レスつけなくていいよ。こたえは期待してないから。
つまり、ある種アラシなんだな。
アラシは逝ってよし。これこそレスつけなくていいからね。迷惑だから。
せっかくマタ~リと話してるスレなのに、まったくもぅ・・・。


138:天之御名無主
00/12/07 23:13
まだ学生だけど、一言忠告。
性格悪い民俗学者は現地行っても嫌われるだけです>136

139:天之御名無主
00/12/07 23:52
102さん気にしないで。
楽しみにしてます。

140:たまに見てる人
00/12/07 23:57
102さん気にしないで。
僕は、楽しみにしてますんで。

141:天之御名無主
00/12/07 23:58
↑すいません

142:101
00/12/08 01:40
ながれを元に戻そうと思ったんですが、何かいい話題はないですかね?
隠れ里(この話も結構好きなんですが)なんてどうですか?


143:102
00/12/08 01:58
>>138,139,140
心から、どうもありがとう!!(^^)

>>142
主な物は「マヨヒガ」だね。山人の住居という考え方や、
遠野は山岳信仰が盛んだったために山を天国と考えた、
あるいは天人の住居・・・など色々な物語の捉え方がある。
「マヨヒガ」以外にも、隠れ里伝説のような物語は他にも
色々あるけど?

144:天之御名無主
00/12/08 02:13
>>142・143
こういう後書き込みするのって何書いていいかわかんないよね。
雰囲気が戻って良かったよ。
隠れ里か・・まんが日本昔ばなしで見たなぁ。


145:天之御名無主
00/12/08 03:20
何もなかった事にしたがる日本人ぽさをかんじる・・が名無しでやったほうがいいよ。
話を戻した人に攻撃対象がうつったりするからね。


146:なんちゃって民族学者
00/12/08 08:04
↑は102にたいしてだよ
擁護が一定時間に集中してんのが気になるな
もう来ないから安心しなよ


147:天之御名無主
00/12/08 19:51
「マヨヒガ」いいね~
63話と64話はいかにも「昔話」って感じ。
どちらかというと、遠野物語拾遺の121話みたいな
話が好み。

148:101
00/12/08 23:35
そういえばすっかり101のままでやってました。今度から
名無主にします。

63話とか64話は子供の頃は行って見たいな、なんて思ってました。
でも山の中に人っ子一人居ない家があったら気持ち悪くて中に入らない
で出てきちゃいそうです。

マヨヒガ伝説は102さんのおっしゃるような経緯で生まれたんでしょうね。
他の土地では似たような伝説はないんでしょうか?



149:102
00/12/09 02:36
オイラもそろそろコテハンを。何が良いかな・・・
そうだ、とある故事にちなんで「なんてな民俗系」にしよう(笑
次回からよろしく。

>>147
「拾遺」の121話というと、タイマグラの話だね。
うん、あれはおもしろい。次の122話も、「城に
登ってみたい!」って思わない?

>>148
山の中、という状況を変えれば、丹後の竜宮伝説も同じ
たぐいの物語に属すると思うよ。
系統的には全然違うものなのだけど、この二つの物語を
見ていると当時の人々の宗教観を見ることが出来る。
例えば、丹後では昔から海の向こうを「常世の国」とす
る考え方があったのに対し、遠野では山が死者の向かう
所、とされていたからね。魂の向かう先は天国だ、とい
う宗教観は、地域に関係なく日本中にあった、というの
がこれで判る。

150:天之御名無主
00/12/09 14:45
age

151:名無しさん@1周年
00/12/09 14:52
他界観としては水平他界と垂直他界があり、
教義のある宗教(仏教 キリスト教もかな)では垂直的考え方。
民俗信仰では水平他界と考えられます。
沖縄のニライカナイ。常世の島。
遠野物語の中でも、水平思考がほとんどを占めいていると思います。
海に対しての山ですから、山は高いところにある、という意味で
はないですよ。

152:なんてな民俗系
00/12/09 15:44
age。勉強になります。遠野物語のなかでは、
山の上こそ他界、ではなく、山という場所こそが他界、と
いう認識にオイラはこれまで立っていたのですが(複雑な
言い方でスマソ)、
この認識は正しいと理解して宜しいのですか? >151

153:名無しさん@1周年
00/12/09 20:03
151です。先に書いた論は私のなんとなくの思いで書きました。
実は正統だと思って昼間書いたのですが、今修論を読み返しましたら
先学者の研究成果(修論に引用)とは異なっていました。
詳しくは宮家準の「宗教民俗学」をご覧ください。
この本が・・・今ない・・・。
今は普通の会社員ですので、書籍どころか、遠野物語の文庫さえないのです。

常民にとっては自分の生活世界(日常歩く土地)以外は外であって、
隣村へ行く道も外であったと思います。そこで出会う「もの」は誰でしょう。
他界と異界の違い。異人・・・そのあたりが私の興味分野でした。
ですから遠野物語にたいして民俗学者とは、ちょっと違った接近なんですよね。

154:天之御名無主
00/12/10 23:20
つづきが気になるンでage

155:なんてな民俗系
00/12/11 00:56
>>153
そのアプローチの仕方、オイラの学生時代とよく似てる・・・。
「そんな抽象的じゃなく、もっと具象的に見ろ!」
っていつも怒られてたなぁ。でも、柳田国男も民俗学を創始する前、
そういうアプローチで民俗学の土壌を作っていったのだと思うよ。

>常民にとっては自分の生活世界(日常歩く土地)以外は外で
>あって、 隣村へ行く道も外であったと思います。
遠野は本州で最も寒冷化する土地柄、151さんの書かれたこの
概念が他の何処よりも色濃く残っていた。だからこそ、現在でも
「民話の里」と知られる遠野の豊富な民話が誕生したのでしょう。

そういや、マヨヒガの物語は遠野の金属文化とからめて考えると
面白いって知ってた?>all


156:天之御名無主
00/12/12 00:43
151さん、私も勉強になりました。101です。名無主に戻しました。
それとなんてな民族系さんの続きに期待してます。

5月に友達から「隠れ里見に行く?」と言われて大正位に発見された集落を見に行って
来ました。白見山の近くだと思うのですが、車だったので詳しい位置は説明出来ないん
ですけど。
昔近くに(と言ってもこっちの感覚だと遠いかも)金山があったのですが、隠れ里伝説
と関係あるのかな、なんて思いながら帰ってきたのですがどうでしょう?
(女に連れて行かれて何年か暮らした系の話しなど)


157:なんてな民俗系
00/12/12 01:47
>>156
まさしく「それ」。
遠野で伝わる「マヨヒガ」の物語は、ほとんどが白見山を舞台として
伝えられている。白見山の挟んだ反対側には、金沢村という所がある。
ここはその名の通り、昔は大きな金鉱山のあったところ。
遠野のある北上山地は、有力な金鉱脈が多数存在していた。その金鉱
脈を探すために、山師と呼ばれる鉱脈発見の専門家が峰々を渡り歩い
ていたらしい。そしてその中には鉱脈を発見し、一代で財を築き上げ
た人々も多くいたようだね。でもそれをねたむ輩による騒動や殺人が
多数あったのもまた事実・・・。
鉱脈を発見した山師は、その採掘権を横取りされないために、坑道の
すぐ近くに家を構える場合が多かった。
しかし白見山近辺の金鉱脈は、優良であったけれども山深くに存在し
ていたため、山師の家も必然的に深山に建てられることが多かった。
それも、採掘権をいち早く主張するために、鉱脈を発見するとすぐに
家を建てる訳だ。しかも他の山師に知られないよう、里の者には内緒
で、ね。
ここで想像。たとえば下草刈りなどで山に入った里の者が、途中で道
に迷い、そしてこんな山奥で家を見かけたら一体どう思うのか???

白見山近辺は、マヨヒガ以外にも不思議な物語が多数伝えられている
場所。もしかしたら、こんな感じで物語が誕生したのかも知れないね。




158:天之御名無主
00/12/12 21:27
あげ

159:名無しさん@1周年
00/12/12 22:45
157さん、そうその金沢なんですよ!といっても隠れ里は小鎚の方
が近いのですが、金沢の人が発見したので住所(本籍かも)は金沢に
なってるそうです。
それと私が勝手に思ってる事なのですが、マヨヒガは立派な家で馬が
何頭も居て・・というふうになってますが、山師の家を偶然見つけた
人が知り合いに話すときに話が大きくなったり(馬2頭が10頭とか)
したのでは?なんて事はないですかね?



160:貴更
00/12/12 23:51
>>157
すごいです。そんなところが本当にあったんですね。
私、それと同じような?廃村集落を紀州熊野の山の中で目指したのですが、とてもじゃないけど私のバイクのテクニックでは行けませんでした~。
場所が場所だけに、行きてまた帰らずってのも、それはそれで神話的なんだけど洒落にならんので。
大昔に雑誌でちらっと特集されたんだけど、こちらの方もご存じの方、行かれた方いらっしゃいますか?

161:なんてな民俗系
00/12/13 01:53
>>159
それは非常にあり得る話。
発見者が正確に伝えたとするなら、今度は人づたいに伝わっていくに
つれて話がどんどん大きくなっていった・・・という事も考えられる
ね。

>>160
紀州の山地帯は昔から陸の孤島といわれていて、現在は過疎化による
人口減少が著しい。また耕地面積も少ないことから一度異常気象にな
ると食えなくなる者が出て、一昔前までは廃村化が著しかったそうだ。
また明治22年に起こった十津川水害では、村の中心部が破壊された
ため、生活を依存していた周辺の村々もほとんど廃村化し、村人は北
海道へと新天地を求めて移住していった(北海道に新十津川市ってあ
るでしょ? あそこがそう)。
地理・人類学板にスレッド立ててみたら? もっと詳しい人が教えて
くれるかもしれないよ。

162:あげ職人
00/12/14 20:17
Age。

163:天之御名無主
00/12/14 21:06
松谷みよ子著「あの世からのことづて 私の遠野物語」

面白かったよ。

164:天之御名無主
00/12/15 18:21
あげげ

165:名無しさん@1周年
00/12/15 22:55
158で書いた隠れ里は今でも人が住んでいますが、隣の家との間がと~
っても離れているので「山の中に一軒家??」と思ってしまいます。
空家になっている家も何件かありまして、天井から蛇が落ちてくるとか・・

>160
ダークサイドジャパンという雑誌で廃村へ行く連載がありますよ。
そのうち載るかも??
でも、なんてな民族系さんのいわれてるように地理・人類学板にスレッド
たてる方が速く情報が入りますね。

>163
面白そうですね、探してみます。

166:天之御名無主
00/12/18 23:17
age

167:天之御名無主
01/01/04 17:12
新年あげ


168:boreder
01/01/12 18:46
人権版の「被差別部落の起源」にいる者なんですが、
遠野のスレがあって驚きと喜び。
まぁ2chなのであっても不思議では無いですけど、
内容が充実してて良いですね。
遠野物語をモチーフにした映画を製作しようとして、
何回か現地に行き地元の人に会ったり、
学芸員の方とお話しをしてきたりしました。
今回はとりあえず足跡だけ残しますが、
宜しくお願いします。

169:天之御名無主
01/01/13 20:41
どんな映画ですか?


170:なんてな民俗系
01/01/14 01:41
ただいま長期出張から帰ってきやした。

>>168
よろしくぅ~!
どんな映画なの? オイラも聞きたい!

171:天之御名無主
01/01/14 20:49
>なんてな民俗系さんおかえり。
まにあっくな話しいろいろきかせて下さいな。
寒戸の婆は面白かったです

172:なんてな民俗系
01/01/15 23:25
>>171
うーん・・・何の話がいい?
自分から振るのって苦手なんだよね、オイラ(^^;)

173:border
01/01/16 13:09
とても長くなってしまうのでかいつまんでみますと。
遠野物語の民族学的な正統を守っていこうとしている方には、
叱られてしまうかも知れませんが、新しく民話を創作します。

遠野出身の女性が登場し彼女は東京でカラーコーディネートの学校に
通っています。
彼女の出身地には古く言い伝えがありました。
或る夏、叶わぬ恋いに身をこがした女が紺碧色の淵に身を投げて以来
その淵に藍色の羽根を持つ蝶が、年に一度だけ大量に発生し、
その日のうちに短い生涯を終えてしまう。
村人たちは、その蝶の亡骸を拾い集めその羽根から染め出した
藍色の手ぬぐいを身につけ、女の死を悲しんだ。
(これを、遠野物語の伝承タン形式に置き換えなければ
ならないですけと゛)
彼女はその言い伝えの藍色の布を、今風に言えばストールの様に
身につけていました。

物語に出てくる蝶は学者をはじめマニアの間で幻の蝶として
実在するのではとされ、その蝶を求めつづけブリーディングを
している男性がいました。
ある日、彼女が藍色の布を身につけている姿をその男性が目にします。
その色の布は?まさか。
私の村に昔から言い伝えのあるものなの。
君の村って?
遠野です。岩手の。
本当に居るのかも知れない、幻の蝶は。

なんて民話の世界と二人の心情の変化を中心に物語りが
描けたらなぁと思ってます。
何かおおざっぱな文ですいませんでした。
出来るだけ遠野を知っている人がみても嘘にならず
蝶を知っている人にも夢みてもらえる程度の現実性が必要かなと
考えていますので矛盾点などありましたらどんどん突っ込んで下さい。

ほんとにザッと書いてしまってすみませんです。

174:171
01/01/20 19:10
>172
7話の目の色の違う男達の謎とか
白望付近の不思議な話しについてとか。
もしよろしければ宜しくお願いします。
>173
面白そうですね。
よく河原で地面の水分を飲むアゲハ蝶の群れはよくみかけます。
アオスジアゲハとか。


175:border
01/01/21 00:09
>171さん。
有り難うございます。
物語の都合上、多年性でなく夏に発生し岩手方面に生息しうる蝶が
いるかどうか、わざわざ名古屋(私は東京在住)の名和博物館の館長に
会いに行ってきたんですよ。
そしたらウラミスジシジミという亜種が適当かなって事だったんですが
アオスジアゲハも夏に一回だけ発生する種なんですか?
ところで日本の蝶ってアゲハ科かシジミ科しか無いんだそうで、
遠野の事から妙な知識を得てしまいました。


176:171
01/01/21 11:59
>175さんすいません。
ただ、河原とかにいる蝶って事で
思い付いた名前を書いただけです。夏に一回だけではないし
岩手に生息してるかも知りません。
要するに水辺で蝶の群れはよく見かけるンで
不自然とは思いませんよ。といいたかったですが。(微笑)

177:border
01/01/21 21:13
>171さん。
アオスジアゲハ、検索図鑑で調べました。
岩手県南部に息してますね、しかも翅色も青系で綺麗な蝶でした。
でも実際アゲハの群が水辺に居る光景ってすごいんでしょうね。

遠野物語のスレなのに映画の話しですみません。
今度はスレの意図にあった書き込みします。



178:天之御名無主
01/01/21 23:10
 

179:天之御名無主
01/01/28 21:11
age

180:border
01/01/29 17:02
少し前に書き込みましが映画製作のリサーチをしに遠野を訪れた時に、
何でこのように民話が多く生まれるのかなと考えたんですけど、
まわりを北上山地に囲まれて、その山の向こうには何が有るんだろうという
好奇心に、流通の要であるので外からの情報はたくさん入ってくる。
必然、色々頭のなかで空想が広がる、ということが大きいと思いますが、
冬に行ったときに、無謀ながらも早地峰の麓の方で「やまがけ」に挑戦してみて
(勿論、さんず縄はナシなんですけど)、感じました、
聞こえてくるのは何だか分からない動物の鳴き声、風の音、それに軋む木々の音。
気がおかしくなりそうでした。
私は途中で切り上げて帰る事が出来ますが、当時の人々は逃げる事など出来ない
わけで、そういった状態に長時間過ごせば見えない物も見えるだろうし、
聞こえない声も聞こえるのだろうと思いました。
トランス状態ですよね。きっと。
もしくは、それから逃避するために本能が精神を維持する為に物語りの世界に
心をよせたのか。
どうでしょうか?



181:カッパ
01/01/31 08:13
不思議な所?行ってみたい。

182:天之御名無主
01/01/31 12:19
か、かっぱだ!

183:天之御名無主
01/01/31 13:24
179を読んで「夢見る以外に、心のすることがほとんどない場所」という
SF漫画のセリフを思い出しました。
そこまで極端ではないにしろ、昔は入ってくる情報もまわりの状況の変化も
少ないし、きっと「考えるべきこと」なんて、今よりずっと少なかったですよね。
ちなみに上記漫画のセリフは「夢を思い描き続けることが、そこでは正気を保つ
秘訣だ」に続くのです。

184:ナナちゃん
01/02/01 17:17
遠野の昔話はおもしろいですよ。オススメです。架空と現実の世界で…

185:天之御名無主
01/02/01 21:22
どの話しが現実でどの話しがそうでないか
気になるんだよナ。

186:みーみ
01/02/02 19:00
自分の目で見たと確信しても他人からは違う事があるのでむずかしカナ?

187:天之御名無主
01/02/13 21:25
「遠野物語」のよい所は、出所のはっきりしている話と、所謂「昔話」
みたいな話が、ごっちゃになっているとこだと思う。

188:遠野人
01/02/14 03:14
佐々木喜善が興味もって話を集め歩き、それを柳田邦男が本にしたので、
「遠野物語」は有名になっただけです。もし、佐々木氏のような人物が
他の地方にもいて、全国区で紹介するという機会があったら、もっと色々な
物語が残されていたかもしれません。類型的な伝説、民話などは全国にあるのですから。


189:border
01/02/19 18:52
>188さん。
それって逆なのではかいでしょうか。
柳田氏が喜善の話しに興味を持ち本にまとめたと認識していましたが。
間違っていたらスミマセン、自分の勉強不足です。
しかし後半のお話には同感です。
また、そういった全国の伝説・民話がまとまっていたら、
とても有益な事と思います。

190:天之御名無主
01/02/19 21:02
しかし佐々木喜善の晩年はかわいそうだったね。


191:天之御名無主
01/02/19 22:05
>189さん。
柳田氏が本にまとめる前に佐々木氏が話を収集していたのです。
民間の郷土史家ってとこですか。
一時期、あちこちの田舎で御土産用に小さい絵本みたいな民話集を売ってたのを見た覚えがあるんですけど、今もあるんでしょうかね?ああいうのも沢山集めて読んだらけっこう面白いと思うんですが。

192:border
01/02/19 23:49
>191さん。
レス有り難うございます。
聞かぬは一生の恥になるところでした。
しかし喜善って独特の感性(と言うと安っぽいですが)の持ち主ですよね。
どこかに「境界線」っていうスレが有りましたが、
まさに喜善は夢と現という境界を行き来し得た希な人物に思います。
それは、やはり遠野というある種特異な地域によるものなのでしょうか。

193:Miss名無しさん
01/02/20 02:03
>一時期、あちこちの田舎で御土産用に小さい絵本みたいな民話集を
売ってたのを見た覚えがあるんですけど

旅館には結構エッチなものが多かったような気がする・・

194:天之御名無主
01/03/01 22:14
>193柳田国男はHな話しを意図的に避けてたらしい

195:天之御名無主
01/04/20 22:18
GWに遠野にいくので
AGE

196:天之御名無主
01/05/11 19:36
初歩的な質問スマソ。

遠野物語って、あちこちから出版されてるみたいですけど、
どこのが読みやすいですか?
無知な私に教えてやってくださいm(__)m。

197:天之御名無主
01/05/11 20:48
わたしも>>196さんのご質問に関心あります。
詳しいみなさんのご意見お聞きしたいので、とあるサイトでちょっと検索してみました。
一応、現在書店を通じて注文可能と思われるもので14冊あるようです。
詳しいみなさんのご意見お聞きしたいです。お願いします。

新潮文庫版/ISBN4-10-104704-9
角川文庫版(改版)/ISBN4-04-308305-X
集英社文庫版/ISBN4-08-752019-6
岩波文庫版(『山の人生』と合本)/ISBN不詳
岩波文庫ワイド版(『山の人生』と合本)/ISBN4-00-007121-1
星の環会版(郷土の研究 2)/ISBN4-89294-056-9
河出書房新社版(口語訳)/ISBN4-309-00767-8

筑摩書房刊,柳田国男全集 2(1997年刊行)
『遠野物語』、『時代ト農政』、『山島民譚集』/ISBN4-480-75062-2

築摩書房版刊,柳田国男全集 27『大正15年~昭和3年』(2001年刊行)
『農村雑話』、『編輯者より』、『南部叢書刊行の計画』、他/ISBN4-480-75087-8

ちくま文庫版、柳田国男全集 4/ISBN4-480-02404-2

ちくま日本文学全集 033『柳田国男 1875-1962』
『浜の月夜』、『清光館哀史』、『遠野物語』、他/ISBN4-480-10233-7

家の光協会刊,『土とふるさとの文学全集 1』
『遠野物語』(柳田国男)、『お山』(石坂洋次郎)、『大根の葉』(壺井栄)、他/ISBN不詳

角川書店刊、日本近代文学大系 45『柳田国男集』、山本健吉、解説,鎌田久子、注釈,田中宣一注釈
『干潟の霜』、『西楼記』、『すずみ台』、他/ISBN不詳

ぎょうせい刊,ふるさと文学館 第4巻『岩手』,藤 英寿責任編集
『金色の朝』(三浦哲郎)、『子育てごっこ』(三好京三)、『動物園』(儀府成一)、他/ISBN4-324-03771-X

198:天之御名無主
01/05/11 22:06
角川文庫は拾遺も載ってるンでいいよ。
岩波の「山の人生」も読んでおいて損はなし。

ところで初版の「遠野物語」って現存するの?

199:天之御名無主
01/05/11 22:11
初版は現存します。シリアルナンバーがうってあるはず。
角川、岩波は拾遺だけじゃなくって他にも違いがあるの。

200:198
01/05/11 22:57
>199どんな?

201:天之御名無主
01/05/12 02:16
そういえば昔、大学の授業で遠野物語やってるときに先生が
「柳田の『遠野物語』読んでから遠野に行く観光客って
現地で本物の語り部が話す昔話に『本と違う』とか文句つけるん
だよな~ それで現地の人も昔から伝えてきた話を歪曲せざるを
得なくなるし、あれも一種の弊害だな」
などと言って憤っていたのを思い出しました。

202:天之御名無主
01/05/13 11:04
>>197に挙げられてる「口語訳」ってどうなんでしょうか?

>河出書房新社版(口語訳)/ISBN4-309-00767-8
ですけど。
はじめて読む場合にどうか、ご意見お聞かせください。



203:天之御名無主
01/05/14 21:30
age

204:吾輩は名無しである
01/05/23 01:46
age

205:天之御名無主
01/06/05 16:22
口語訳じゃ、迫力なさそうだ。
『拾遺』読んでそう思った。

206:天之御名無主
01/06/09 15:10
あげ

207:飯の佐太郎
01/06/10 20:07
新潮文庫版にも、『拾遺』って入ってなかったっけ?
ワシのが、古いのか・・・?

208:天之御名無主
01/07/04 15:43
優良スレにつきアゲ

209:天之御名無主
01/07/05 20:07
俺もあげてみる

210:天之御名無主
01/07/23 14:36
筑摩書房から出ている
「注訳 遠野物語」(遠野常民大学・編著)
も良い書物だよage

211:天之御名無主
01/07/23 15:55
>>210
『注訳 遠野物語』は、途中、
「ウソだろ、それ」ってことが書いてあるから、信用していない。
後藤総一郎は、只の柳田の伝記者だよ。使えない使えない。

212:大日本共産党員
01/07/23 19:48
カッパやおしらさまについて、考察があります。
「日本共産物語拾遺」です。

URLリンク(www5a.biglobe.ne.jp)

213:天之御名無主
01/07/25 00:38
>>211
参考までに教えてくれ。
例えばどこ?

214:211
01/07/25 20:06
例えば、
p297「石塔が多い」ってのの解説で、
  近世の村は、せいぜい一〇軒程度の戸数の小集落であった。
ってかいてあるんだけど、これはいくら何でも、冗談でしょって。

215:天之御名無主
01/07/26 02:48
>>214
ふむ、今その該当ページを読んでるが。。。
たしかに、ひとくくりにまとめてしまうのはチト難アリだな。

でも、ここで筆者が言いたかったのは、
現在の「ムラ」の概念と近世の「ムラ」の概念には隔たりがあり、
近世でいう「ムラ」とは、すなわち今の「集落」という概念に近い物であった、
・・・という事では??
つまり「ムラ」という言葉の指す物は、現在の行政上でいう「村」ではない、と。

そう考えると、以降の文章にも理解できるところがあるんじゃ???

216:211
01/07/26 13:04
>>215
優しく読むとそうはなるけど、「村」を漢字で書いたりする辺りが、
そういってるのかどうか、判断を迷わせるし、
それに注釈とかいてあるのに、それじゃ注釈にもなっていない。

217:213
01/07/27 02:20
>>216

>それに注釈とかいてあるのに、それじゃ注釈にもなっていない。

たしかにその通りだ(w
参考になったよ。ありが棟

218:おちゃら
01/07/27 22:15
梟社の「山深き遠野の里の物語りせよ・菊地照雄著」
これには茂助についてとか山女、神隠しの正体とかこと細かくのってるよ。
何だか現実的でした。
実際はどうなんだろ。

219:天之御名無主
01/08/21 22:04
age

220:天之御名無主
01/10/08 13:21
age

221:天之御名無主
01/10/08 13:47
ちょっとあれだけどもネタとして見ていただければ。
オカ板「マヨイガ」
URLリンク(piza2.2ch.net)

222:天之御名無主
01/10/08 13:51
>>176
>ところで日本の蝶ってアゲハ科かシジミ科しか無いんだそうで

今更ですが、これは何かの勘違いだと思います。
シロチョウ科(モンシロチョウなど)・タテハチョウ科・ジャノメチョウ科等々
沢山の科があります(スレとは直接関係ないですが)

223:天之御名無主
01/10/08 20:35
質問:
「遠野物語・山の人生」には拾遺は収められているのでしょうか?

224:223
01/10/08 20:38
失礼、岩波書店の文庫です。。。

225:天之御名無主
01/10/09 14:00
>>223,224
ないぴょーん。
角川文庫版にはあるけどね。

226:223
01/10/09 15:48
>>225
ご回答ありがとうございます。
民俗学の入門として遠野物語を選んだのですが
参考書籍の数が多くて困っていたところです。
とりあえずネットで「遠野物語・山の人生」と
「図説遠野物語の世界」を注文したので、これ
から角川文庫版を探してみます。助かりました。

227:225
01/10/09 16:57
>>226
角川文庫ってのは、信用度から行くと低いので参考にする程度で。
それから、新しい『柳田國男全集』(筑摩から出てるハードカバー、文庫じゃないほう)にも入っていた気がする。
ごめん、うろ覚えれす。

228:天之御名無主
01/10/17 00:37
遠野の伝承園のパンフのコピー
「伝承園にて、オシラサマとすてきな体験」
なんだかいけない想像をしてしまう・・・。

229:天之御名無主
01/11/03 22:40
age

230:天之御名無主
01/11/05 03:30
『遠野物語』を有名にしたのは、吉本隆明『共同幻想論』で、
これは1968年の刊行。それ以前には、三島由紀夫なども
取り上げているが、なんといっても吉本の影響が大きくて、
全共闘世代が飛びついた、という一面がある。
その延長線上にあるのかもしれないが、『遠野物語』の
説話分析としては、三浦佑之『村落伝承論』がおもしろかった。
ちょっとマイナーな本だけど。

231:天之御名無主
01/12/16 09:01
test

232:天之御名無主
02/01/04 19:43
長山洋子age

紅白ではじめて聴いた時、びびった。
『物語』って、こんなんだっけって。

233:
02/01/04 21:26
>>232
初めてあの歌を紅白で聞いて驚いた。
遠野物語の世界が、あそこまで偏った演歌になるのかと。
残念です。

234:天之御名無主
02/01/06 18:14
あんべ光俊も歌ってたね。

235:うろぼろす
02/01/07 00:58
合唱曲にもなってましたね。
学校音楽コンクールに参加した学校の合唱を、NHKのラジオで昔から
放送しているけど、そのなかで、京都大学の教育学部かどこかの附属高
校が『遠野物語』の合唱曲版を歌っていた。
ちなみに、歌っていたのは「三三 白望(しろみ)の山」。
「このやまのーおおきさはーはかるべからず、はーかるべーかーらずー」
なんていうフレーズが今も耳にのこっている。
ちなみに、原本を読む前にこの曲を聞いていたので、原本でこの曲を確
認したときは妙に嬉しかったです(笑)。

236:うろぼろす
02/01/07 01:14
あと蛇足だけど、どっかの月刊誌(名前は忘れてしまった、スマソ)で、上野千鶴
子と誰か(これまた名前を忘れた)との対談のなかで、上野さんがドイツの大学で
日本語講読の授業をした時に読ませたのが『遠野物語』だったそうだ。
うろおぼえで恐縮だけど、『遠野物語』についてドイツの学生が、この文章は論理
的じゃない、なんていうつっこみをしたそうだ。
そのつっこみはちがうだろうーがー(苦笑)。

237:天之御名無主
02/01/07 22:21
やっぱり、一番人気は寒戸の婆だな。
根拠はないけど

238:天之御名無主
02/01/07 22:29
ふむ

239:早起き
02/01/09 07:13
柳田先生のどの本か忘れたけれど「山の威力」という言葉が印象に残ってるなー。
食うや食わずで山を開墾して何とか豊かになろうとする人間と、それを跳ね返そう
とする自然の回復力(山の威力か)。その威力に挑戦し、戦いに敗れ疲れ果てて気の
ふれてしまう者(狂女の事か?)。
飽食の時代に生きている僕には理解できないけれど、少なくとも昭和のはじめ頃ま
で山は脅威だったんじゃないのかなー。山を恐れたり、山に住む者を畏怖する気持
ちは分かる様な気がする。

240:あぼーん
あぼーん
あぼーん

241:天之御名無主
02/01/12 01:52
>>239
そんな気がする

242:うろぼろす
02/01/13 20:11
間違い(236)の訂正です。
今日、さっそく原本を確認しました(上野千鶴子・三浦雅士「青春の終焉と主体な
き現在」『群像』(2001年11月号))。
そうしたら、上野さんがドイツの大学で学生に読ませたのは柳田の著作とあるだけ
で、『遠野物語』とは書いていませんでした。そして、この文は論理がない、とい
う指摘は、柳田の著作(これまた具体的な著作名はなし)を読ませたときのドイツ
の学生の感想でした。
間違いを書いてしまって、申しわけございません。次からは、しっかり原本にあた
ってからかきます。

(蛇足)この対談のなかで、吉本隆明が柳田国男に関して「無方法の方法」と言っ
たという話が紹介されていました。

243:天之御名無主
02/03/29 05:33
あげてみる

244:天之御名無主
02/03/29 20:17
野球豚の巣窟(藁

URLリンク(ime.nu)

245:天之御名無主
02/05/08 20:09
いざ、遠野へ行かん。

246:天之御名無主
02/05/08 22:13
いってらっしゃい。報告待ってます。

247:天之御名無主
02/05/09 16:10
私もゴールデンウィークに遠野へ逝ったよ~~ん。
ただ遠野物語に興味のない連中と一緒だったのでさっとしか
まわれなかった。残念。

248:天之御名無主
02/05/15 18:08
遠野へは一回くらい逝きたい。

249:天之御名無主
02/05/15 23:28
ま、たいてい河童淵でがっかりするね

250:天之御名無主
02/05/16 01:52
>>249
なに、どうなってんの?

251:天之御名無主
02/05/16 02:01
既に遠野は本の中だけのノスタルジイになっているようです・・・

252:249
02/05/16 23:32
>>250
い、いや
何でもない。一度いってみて下さい。

253:天之御名無主
02/05/25 18:18
>>247
>ただ遠野物語に興味のない連中と一緒だった
何でまた・・・。人選を誤ったね。おいらも周りに民話関係に興味のある友人が
いなかったのでひとりで行った。勝手にのんびり散歩するのも楽しかったよ。

 市立博物館は小さいながらも充実した展示内容。ここだけで半日過ごせる。

 

254:天之御名無主
02/07/02 21:26
岩手県民です。
「河童」は、川に流された、間引きされたコドモの屍骸から生まれたものだと思ってる。
間引きが多い土地だから、親戚連中も意見が一致。
ちなみに、知り合いの家には昔の座敷牢が残っている。
ぽよよんちゃんが生まれたときや中途ぽよよんさんなったときに入れたってさ。

そいや、昔、大学の授業できた話だけど、柳田が死んだとき、弟子たちがめぼしい未発表の研究論文・資料を根こそぎ持っていったって、ホントか?
先生が生前の話を聴きに行ったら、家人にそう云われたと言っていたんだが。



255:199
02/07/03 19:55
>>200
遅レス御免。
とりあえず、中身が「一」「二」って1つの話に番号が振ってるんだけど、
岩波文庫版には「一」の最後に「○遠野郷のトーは…」みたいな注(?)があるんだけど
角川版にはそれが無い。

また、角川版には「一」とかの最後に(注 …)のようなものが書かれている。
岩波版にはそれが無い。

ていうのが違いだったような。

256:天之御名無主
02/07/03 20:05
>>254
それなら、「鬼」は何だと思います?

257:天之御名無主
02/07/03 21:46
>>256
鬼・・・・・・漂流の外国人?
江戸以前に、漂着ロシア人が来たって言うくらいだし。
それとも、蝦夷のことかな?

関係ないけど、こっちの人間は先祖帰り?が多い。
じいさん連中でも、平気で180ある。
あと、瞳の色が、緑・薄茶・灰・青は結構いる。
中央からきた人間が見たら、鬼のようかもしれない。


258:256
02/07/03 22:23
>>257
「鬼」って、未知・超人類なものへの恐怖・排斥の念が結晶して、
偶像化したものではないでしょうか。
今ではUFO・宇宙人なんかが、これに当たるような気も・・・。
だから、昔の人も色々精神的には大変だったんだなあ、と思ちゃいます。
そんな個々の漠然とした不安を汲み取って、具体的な物語として表現する。
これで、共通認識を持つので個の不安は分かたれる、そして物語として片付けてしまう。
民話ってこんなモノではないでしょうか?



259:256
02/07/03 22:30
「河童」は、育てられなかった子供に対する、気持ちの化身でしょうかねえ。

260:天之御名無主
02/07/04 09:56
遠野テレビのアドレスです。左の方のライブカメラをクリックしてみて!
URLリンク(www.tonotv.com)
かっぱに1000万円の賞金が懸けられているYO!

261:天之御名無主
02/07/04 14:16



262:天之御名無主
02/07/08 19:43
>>249
昔は川が深くて濁っていてかっぱがいてもおかしくないって祖父が言ってました。

地元民age

263:dd
02/07/08 20:16

-------風俗の総合商社・MTTどこでも-------

〇デリバリーヘルス〇デートクラブ〇女性専用ホストクラブ〇
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------------------------------------------------

264:天之御名無主
02/07/20 19:11
『遠野物語』って、
『定本(筑摩文庫版全集を含む)』、『全集』、岩波文庫、角川文庫、新潮文庫
のほかに、出版されてます?

初版の他に。

265:天之御名無主
02/08/25 02:24
最近遠野に行ったので、あげ

266:天之御名無主
02/08/25 03:37
>>265
おぉお、語ってくださいな。

267:天之御名無主
02/08/25 22:28
いいねえ

268:天之御名無主
02/08/29 06:45
かっぱおじさんが二代目にかわったそうだ

269:天之御名無主
02/08/29 09:24
>>254
>そいや、昔、大学の授業できた話だけど、柳田が死んだとき、弟子たちがめぼしい未発表の研究論文・資料を根こそぎ持っていったって、ホントか?
>先生が生前の話を聴きに行ったら、家人にそう云われたと言っていたんだが。
柳田の死の直後、奥さんが行李一杯分の未発表原稿を
(故意に)燃やしてしまったという記述を見たが。

270:265
02/08/31 22:00
>>266-267
ちょいと、新車に買い換えたので、ドライブの一環として。。(w
>>268
カッパ淵に行ったが、かっぱおじさんには会えなかったな。

市立博物館と、このスレの最初の方にも書かれてたけど、時間かけて見る価値あり。
あまり期待しないで見に行ったのだが、箱モノだけでなく展示にちゃんと力が
入ってたよ。
昔話村もその意味では悪くなかった。座敷童のスライド上映は見るべし。

町全体が、CIと言うのにはちょっと違うかも知れないけど、民家や普通の商店は
立て直しの際には、昔風の町並みに戻そうとしてるように思える。
そのせいか、町の中心部(駅から歩いていける範囲)にはコンビニはない。

ちなみに泊まったのは増田屋という旅館。
部屋や建物は綺麗で値段も安い。ただ、防音は今一っぽいので、
隣の部屋にイビキのうるさい奴が泊まるとちょっとツライかも。

町中の小さな本屋には、やはり遠野物語や民俗関係のコーナーがちゃんとあって、
アマゾンやbk1でも入手困難な菊池照雄氏の著作がちゃんと在庫されている。

まあ全体的は静で良い感じの町だった。
今度はいつになるか判らないけど、寒い時期に行ってみたいね。


271:天之御名無主
02/09/02 14:37
>>270さん
自分も何年か前に行きました。カッパ淵に行ったということは伝承園にも行きましたか?
自分はあそこに展示してある何百というオシラサマに魂抜かれました。

272:265-270
02/09/02 19:02
>>271
伝承園も行きました。
機織りしてたり、民芸品作ってるおばあちゃん達が良い味を出してた。

そうそう、その何百というオシラサマは、確かに凄かった。
廻りの照明や木の雰囲気も独特で、ちょっと怖いくらい。
それぞれに今でも色々な願い事が書かれていたよ。
なんか、人の祈りの根幹みたいなモノがにじみ出てるというか。

入り口にオシラサマ伝説をモチーフにした写真が展示されていた。
モデルの女の子はジモティーの女子高生なのだろうか、なかなか雰囲気よい。


273:bloom
02/09/02 19:09

URLリンク(www.leverage.jp)

274:天之御名無主
02/09/25 00:53

超強力漢方バイアグラ「威哥王」、「蟻力神」をどこよりも安い特価でご提供!
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275:天之御名無主
02/09/29 00:47
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柳田國男 民族の心を探る旅 定価二万五千円をほしい人メールください
希望金額書いてください 



276:天之御名無主
02/10/22 19:40
秋だよ、紅葉だよ、遠野age


277:天之御名無主
02/10/24 13:47
最近話題になってる「拉致問題」不謹慎だが、
「登戸の婆様」の話そっくりの展開のようだ。

278:天之御名無主
02/10/24 14:41
神隠しと人さらい、人身売買は様々な問題を提供すると思う。
両親が承知の上で子供を売り、その説明のために
「うちの子が神隠しにあったと言う。昇華させるのです。

279:天之御名無主
02/10/24 16:11
>278 ただ、あの話は「乱気になって探した」
(必死にとか血眼になってという意味)んだから、
人身売買ではなく人攫いのほうだったのだと思う。

280:天之御名無主
02/10/24 16:46
河童が発見されたわけだが

281:天之御名無主
02/11/13 20:04
遠野の河童は赤い

今タイムリーみたいなので上げます。

282:天之御名無主
02/11/14 00:08
デムパ少年のやらせだったね、河童・・

283:天之御名無主
02/11/14 08:24
ヤラセというよりドッキリね。

284:bloom
02/11/14 08:53

URLリンク(homepage.mac.com)

285:天之御名無主
02/11/15 04:35
↑ブラクラ

しっかし、2年もたってまだ200台、落ちもせずによくぞ・・・

286:遠野市民
02/11/28 21:13
こんなスレがあったとは知らなんだ。記念カキコ。
自分は遠野出身。

ちなみにうちのバーさん、今年で93歳なのだが、
リアルでザシキワラシみたと言ってる。

287:天之御名無主
02/11/28 23:12
幽霊の話までのってるのは、
ちょっとひく。

名文だとは思うけど。

288:天之御名無主
02/11/29 20:02
五木寛之によれば、かつて遠野を初めとする東北一帯には
「かくし念仏」が広く存在したらしいが、
(遠野物語の中にもそれらしきものが出てくる)
そういった民間信仰みたいなものを無視することはできないと思う。

ところで、「かくし念仏」って今でもあるの?

289:遠野市民
02/11/29 22:21
>>288
ありますよん。
葬式の時などに、みんなで輪になって、大きな数珠みたいなのを回しながら
呪文を唱えます。呪文の内容は忘れたけど、密教の真言っぽい、意味不明な言葉だったような・・
ただ、すべての家かと問われると、自信なし。やらないところもあった。


290:天之御名無主
02/12/01 08:36
かくし念仏といえばずっと前、ギミアブレイクというTV番組でも取り上げたけど、殺人事件も
起きたそうだが詳しい話知ってる人いる?

291:天之御名無主
02/12/11 11:36
軽くググってみたら、タスケータマエって
言ってるって書いてあった(遠野じゃないけど)

見たと思うんだけど…>ギミアブレイクのかくし念仏
子供が泡吹いて倒れたりしてて怖かった。
高感度赤外線カメラで、隠れて撮影してたっぽかった。
私も詳しい話キボンヌ。

292:YOSHIKI
02/12/11 19:41
おい、おまえら
■永遠の命■を欲しくないか?
詳しくはこのサイトに載っているぜ。
URLリンク(www12.brinkster.com)

石原の隠し子 関連スレ
スレリンク(mayor板)l50

おれのにも書けよ!
スレリンク(musicnews板)l50

おれのダチもヨロシクな。
スレリンク(classical板)l50
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

293:名無し
02/12/11 21:46
291>>
かーなり何年も前多分10年以上前に 竹中直人がレポーターになってやった番組でしょうか?
その中では 青森にある秘密結社 という表現で名称はピー音でけしていたのですが。
地元の人に竹中さんがその事を質問しても皆その話題は避けるんです
詳しくはニュース議論版の日本の10大タブーの638に在るので見てください


294:名無し
02/12/11 22:56
あった あった!!

   URLリンク(www.city.izusawa.iwate.jp) 

295:名無し
02/12/11 23:16
   ↑
変わっていた  ごめん
URLリンク(www.city.mizusawa.iwate.jp)

ヤフー検索で  隠れ念仏  入れたらごっそりあったよ
地元の人は あんまり話したがらないよね

なんで地元の人


296:名無し
02/12/11 23:22
288>290>291>

ダメだ 全部なくなっている
やっぱり タブーなんだなあ  地元のひと聞かれるのいやがっていたものなあ
ヤフーで検索してみて
早く見ないと消されるよ

297:天之御名無主
02/12/11 23:33
>>294,295
htmlなんてファイルあるはずないからなくて当たり前だろう

298:291
02/12/12 10:29
>>293さん、多分その番組だと思います。子供心に凄く怖かった。
ムラの暗部を見た気がしたよ。
ニュース議論の方も見てきました。

隠し念仏過去ログ漁ったら一つ出てきますた。

URLリンク(piza.2ch.net)

でも7レスしかないよ(w
ここの1さんが言ってるのが、例の竹中さんの出てた番組の事だね。

関係ないけど、過去ログ倉庫を探してたら憑き物筋の過去スレもみつけてウレスイ。

299:山崎渉
03/01/11 04:24
(^^)

300:天之御名無主
03/01/13 15:50


301:天之御名無主
03/01/31 18:40
保守あげ

302:天之御名無主
03/02/01 10:39
岩手県水沢市のサイトの中の伝承に関するページ。
URLリンク(www.city.mizusawa.iwate.jp)
隠し念仏のページはこちらです。
URLリンク(www.city.mizusawa.iwate.jp)

その水沢繋がりで、遠野とは直接関係ない話を一つ。
親戚が水沢市の隣の衣川村、という所にいるのですが
以前その親戚からキツネの話を聞きました。いわく、

山菜を採りに山に入っていると、どうやらキツネに後をつけられている。
気味悪く思ったが、そのうち夢うつつになり、どこをどう歩いたかわからなくなってしまった。
それでもそのまま歩いていると急にひらけた場所に出て、そこでやっと正気を取り戻した。
ここはどこかとあたりを見まわすと、どうやら

ニュージーランドの方に出てしまったようだった。

と言う話でした。

オチとしては、山向こうに「東北ニュージーランド村」という牧場のような公園があり、
山を越えてそちらに出てしまったと。
ただ時間の感覚がおかしくなっていて、山をさまよったにしてはそこへ着いたのが早すぎる。
相当な早足で山を抜けたと考えない事には不自然だった、との事でした。

他にも、陽の光が妙に明るい天気雨の中を、10頭くらいのキツネが山道を列になって
歩いていて、あれをキツネの嫁入りというのかなあ、という話も聞きました。
小話で失礼しました。どっとはらい。

303:天之御名無主
03/02/12 00:13
あ、隠し念仏って言うんだあれ。
漏れは岩手県出身だが、ひい爺さんの葬式がそれだったよ。
すげーでかい数珠をみんなでグルグル回すの。

304:天之御名無主
03/03/22 21:14
>302 面白い話有難うございます。

オカ板で発見
スレリンク(occult板)l50

305:天之御名無主
03/03/25 15:15
遠野で飯屋ってある?
おすすめとかいいから、とりあえず食える所。

306:m
03/03/25 15:16
★男はココを見るべし★女と金と???★
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
URLリンク(www.pink-angel.jp)

307:天之御名無主
03/03/25 18:41
おととい遠野行ってきました。
今まで3回ほど行ったけど、今回はめちゃめちゃ
天気が良くて、六角牛山がキレイだったよ。
ところでひとつ聞きたいことが。
伝承園の近くにあるはずの『早池峰古参道跡』。観光誌とかで見ると
今にも朽ち果てそうな鳥居があるらしいんだけど、いくら探しても
見つからなかったんです。あれってどこにあるんでしょう?
詳しい方、教えてください。

308:天之御名無主
03/03/30 22:30
>>305
あまり食う場所は知らないなぁ。。
駅の近くに行けば、間違いなく何件か食堂はあるけどね。

ある程度夜遅くまで開いてる店は、駅から出て左手の方に
何件かあるみたい。

309:天之御名無主
03/03/30 22:59
吉本隆明『共同幻想論』で、遠野物語について共同幻想の立場から考察していた。



非常に興味深かった。

310:天之御名無主
03/03/31 01:39
柳田国男って、東大法学部での官僚だろ?信じられん。

311:天之御名無主
03/03/31 05:26
今回の『怪』は柳田国男特集でした

312:山崎渉
03/04/17 09:26
(^^)

313:山崎渉
03/04/20 04:52
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

314:天之御名無主
03/04/29 16:12
6月の民話学会(?)、行く人いる?

315:天之御名無主
03/05/22 20:35
遠野も行ったし椎葉も行ったが、椎葉の方が良かったな。

316:天之御名無主
03/05/26 22:33
最近、マヨイガに行ってしまったっていう報告や噂はないんですか? マジで。。



317:天之御名無主
03/05/27 21:24
確か高橋克彦の本で死期の近づいた病人がもう死ぬからと、
口止めされている、マヨイガの話をするっていうのを
読んだことがある。実話だったような

318:天之御名無主
03/05/27 21:42
>>317 ほーほー・・いいねいいね。おいらも聞いてみたい。。


319:山崎渉
03/05/28 14:49
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎―◎                      山崎渉

320:天之御名無主
03/05/28 19:36
会社に、遠野出身の50くらいの男(ひと)いるけど、遠野物語は読んだ事もないし内容も知らないし、昔話も聞いた事ないって。残念。。

321:天之御名無主
03/05/29 22:37
そんなもんでしょ

322:天之御名無主
03/06/06 14:42
>>317
マヨイガか・・昔、予備知識なしでマヨイガの夢を度々見たよ。後から判ったんだけどさ。
漏れは宮城県北部在住だから地理的には遠野に近い?というのもあるんだけど、どう
なのかねぇ。山の中に薄ぼんやりと光る古い日本家屋があってさ、誰もいないんだけど
かまどに火が焚いてあって、壁も床も掃除が行き渡っていてピカピカなのよ。で、照明
らしきものがないのに、暖かくて明るいんだなこれが。

嘘じゃないよ。実際にこんな夢みたんだから。しかも最後に見たのが7年くらい前なのに
鮮明に思い出せるから不思議。

323:317
03/06/11 23:45
「マヨイガ」いいねえ。>322その夢、おれも見たいです。
>318その本今、捜索中。

324:  
03/06/11 23:47
マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A
URLリンク(natto.2ch.net)

38 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 19:17 ID:/Jozo2co
フジのスーパーニュースを見ていたら、盗聴、盗撮をしていた。
とにかくレポーターとか、テレビ局の人間と話しをする時は、
カメラやマイクで隠し撮りをしていることを、常に念頭に置くべし。
マスコミをとにかく用心するに超したことはない。
取材を受けて、物がなくなったというのもよく聞く。

39 名前: >38 投稿日: 01/11/09 21:33 ID:qM1FVdrM
蛆は自爆か(W
カミングアウトをするより、盗聴を止めろ
置かれた盗聴機はいつ撤去するんだよ?
そんなことを電波に流されたからって、不安で寝れやしない。

40 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 22:32 ID:GPVrbaOJ
マスコミ相手にしても仕方ないぜ。まじで自分らの生活を死守する方が大事。
テレビ・ラジオは出来る限り無視しよう。ついつい見聞きするから調子に乗らせる。
今後世の中どうなっていくかわからんのだから、必要な情報のみ入手して身の保全を
図れ。いい加減な娯楽メディアは放っておくべし。

325:天之御名無主
03/06/12 00:09
マヨイガかどうかは、解りませんが、不思議な家には行った事があります。

私の家はとても田舎で、農家をしていました。
有る日、学校から帰った私が納屋の裏に地蜘蛛を取りに行くと、納屋の裏から裏山に向かって石の階段が伸びていました。
凄い発見をして喜んだ私が、その階段を上っていくと、そこには花で一杯の庭と綺麗な家がありまして、縁側から中に入るように誘われました。

田舎では見知らぬ人に茶菓子を振舞われるのは珍しくも無く、喜んで応じました。
家の人は、私の話す学校の授業や、友達の話しを喜んで聞いてくれて、ジュースを振舞って下さいました。
そのジュースの、なんと甘くて美味しかった事か……夢中で何杯も御代わりをしました。

「あまり沢山飲むと、お腹を壊すから。それに暗くなって来たからお帰りなさい」
と言われ、渋々家路についた私は、石段を降りた途端、目がくらんで倒れました。

原因は、急性アルコール中毒。
発見した私を病院に担ぎ込んだ両親に、こっぴどく叱られた私は、石段の話をしましたが、
そんな物は何処にも無くなっており、何処かでくすねた酒で酔った私の、白昼夢という事になってしまいました。

どうです、不思議でしょ?

326:317
03/06/12 21:56
不思議。確かに不思議。
たぶんそこはマヨイガ・・・

327:_
03/06/12 21:58
URLリンク(homepage.mac.com) .html

328:天之御名無主
03/06/26 21:37
祝3周年

329:天之御名無主
03/06/29 16:45
一年に100レス強・・・はは・・・

330:天之御名無主
03/07/11 21:58
えーと質問。

このスレというか、板的に、北森鴻氏の諸作はどんな評価ですか?

最近読み始めて、そこから『遠野物語』に入ったもので。

331:1
03/07/13 20:38
どうも1です。
>>330私はお力になれそうもありませんが、このスレは何故かゆっくりした
進行なんでたまに覗いてください。どなたか答えてくれるかも。

332:山崎 渉
03/07/15 12:27

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

333:山崎爆弾処理班
03/07/15 22:32
保守age

334:天之御名無主
03/07/16 12:34
杉沢村は現代のマヨイガ。

335:330
03/07/17 09:21
>>331
どうもありがとうございますー。
気長に待ってみます。

ちなみに、『蓮杖那智フィールドファイル』というシリーズです。
『凶笑面』と『触身仏』の二冊出てますw
宣伝みたいなのでsage

336:天之御名無主
03/07/23 00:56
遠野の国道から伝承園にむかう途中に
『狐の嫁入り』ってかいてある石碑?
みたいなのあるよねぇ?あれってなんだろ?


337:恐怖の人種劣等化工作
03/08/04 06:34




毎年、約1万組の日韓結婚。
それに伴なう朝鮮化した混血児。
年間、美しく清らかな日本の新生児約100万人のうち、
毎年、約1~2万人の新生児に
容赦無く劣等人種の血が流し込まれている。

目的は日本人の朝鮮化(不細工・低脳・犯罪者化)だ。







338:天之御名無主
03/09/11 12:33
まだ諦めない。この夏のうちに遠野に行きたい。
あっ、秋でも風情があっていいかなぁ。

339:天之御名無主
03/09/11 23:15
このまえNHKで妖怪関連のドキュメンタリーがやってた。
で、不意に妖怪に遭いたくなった。

というわけで、その日のうちに安易に遠野行きを決定。
今度の土曜日から一泊一人旅です。まだ暑いんだろうな。

ついでに雫石にも行きたかったのだが、遠すぎ。
同じ南部領なんだからてっきりお隣さんで、電車でせいぜい一時間くらいの
距離を想像してたのに。

340:天之御名無主
03/09/12 15:57
>>338オイラも遠野は真夏より秋の方が好きです特にデンデラ野付近とか・・・センチになりますなあ、あとすこし肌寒いくらいのほうがひっつみがうまい。今年中にオイラも早池峰山のぼりたいなぁ

>>339遠野って急に行きたくなりますよね、一人旅ですか良いですね、前回遠野に逝った時、裏道でカッパみました乳首が反射鏡でした。

オイラも瀬織津姫に逢いたくなったので再来週会社さぼって2泊で遠野にツーリングに行ってくる
10回以上逝っているがまだ一回も五百羅漢と羽黒岩行ったこと無いので今度こそ逝って来ます。

341:338
03/09/14 19:14
行ってきたよ。因みに、遠野には今回が始めて。
廻ったのは、13日はキツネの関・河童淵・デンデラノ・佐々木喜善生家・ダンノハナ・貞任高原・南部神社。
14日は五百羅漢・程洞のコンセイサマ。その後、サムトも探してみたが、風がそれ程強くないせいか、発見できず時間切れ。

それにしても、本当に何かありそうな雰囲気の場所ですね。
昼間はのどかな普通の田舎なのに、夜になると、街全体が暗くなる。
てか、あれって街ぐるみでああいう雰囲気を意図的に作っているのか?
街頭は妙に薄暗いし、数も少ない。店は早々に閉まる。21時になると、スピーカーから不気味な時報が鳴り出す。
正直、かなりビビるし、危ないと思うのだが・・・。

342:天之御名無主
03/09/14 19:15
ごめん。
>>341>>339です。
>>338さん、ご迷惑をおかけしました。

343:天之御名無主
03/09/17 01:49
カッパ淵からデンデラノに向かう田んぼ道(コンクリートではない)の端に
「柏崎神社」なる如何にも放置されたボロボロな神社を発見したのですが、
あれってどうしてあんなことになってしまったんでしょ?

とりあえず、私の妄想。
柏崎っていったら、『遠野物語』87話に「髪も肌も眼も西洋人の通り」な人が
いるという記事がありますが、彼らは後に何かの行き違いで村人達によって
その神社に幽閉されてしまった。
以後、殆ど誰も神社には近寄らなくなり、現在に至る・・・とか。
どなたか真相キボンヌ。

荒れた神社関連でもうひとつ。
程洞神社のコンセイサマに供物がいくつか置いてあったのですが、酒類が
何者かに飲まれてしまってますね。
狛犬も腹の部分が欠けてしまってるし・・・。熊の仕業か人間の仕業か知ら
んが、罰当たりな話だ。

344:天之御名無主
03/09/17 21:28
>343 いいですねえ。ロマンがありますねえ。
行ってみたくなりました。

345:天之御名無主
03/09/18 00:54
遠野は寒い。夜中に笛吹峠を吹雪の中、車で通ったことがある。
怖かったよーーーーーー!!

346:すみませんが
03/09/23 12:19
どなたか、佐々木喜善のプロフィール(簡単で良いのですが)、
教えて頂けませんでしょうか?
ぐぐってみたのですが、本人のプロフイールはヒットしませんでした。
著書、喜善関係の本、持っていたのですが、
今の所、発見出来ず、です。
大変申し訳有りませんが、どなたかお願いいたします。

347:天之御名無主
03/09/23 14:29
>>346

佐々木喜善(1886-1933)
 雅号は泉鏡花と釜石を組み合わせて『鏡石』。
 岩手県上閉伊郡土淵村の中農・厚楽家に生まれ、後に佐々木家を継ぐ。
 二十歳で上京し、哲学館・早稲田で学ぶが、いずれも中退。その間、前田夕
暮・三木露風・水野葉舟らと交際を持つ。水野が柳田と親しかった縁で、柳田
國男とも出会い、柳田の『遠野物語』執筆のきっかけとなる。
 創作・フォークロア・地方政治・エスペラントに精通し、『聴聞草紙』『東奥異
聞』『奥州のザシキワラシの話』等の著書を残す。
 晩年は故郷を離れ、仙台にて客死。墓は柳田國男の印税で故郷のダンノハ
ナに建てられる。

 以上。ほとんど、今私が持ってる岩波の『遠野物語・山の人生』のあとがきか
らの抜粋です。
 どなたか、補足よろしく。

 しかし、先々週に行ったばかりなのに、これ書いたらまた遠野に行きたくなっ
てきた・・・。どうしてくれる?(´・д・`)

348:天之御名無主
03/09/23 16:36
>>347
行くがいいさ

349:346ですが…
03/09/23 16:36
>>347
ありがとうございます。そして大変申し訳有りませんでした(土下座)。
実は私、血の繋がりは有りませんが、喜善の親戚です。
父方の祖母の姉が、喜善の妻です。
子供の頃は土淵の佐々木家に良く遊びに行きました。
亡父と亡伯父の話では、父達が佐々木家に遊びに行き、
そのまま泊まる事になった時、部屋に座敷わらしが出たそうです。
まだ子供だった父達は、その後泊まる事になっても、その部屋にだけは、
入らないようにしたそうです。
今、私は東京に住んでいますが、遠野で過ごした年数より、
こちらに来てからの年数の方が長くなりました。
遠野人で有りながら、しかも喜善の親戚で有りながら、
誠にもって、汗顔の至りで有ります。

350:347
03/09/23 20:50
>>348
ヽ( `д´)ノ連休トレネーヨ
>>349
いや、そこまで畏まらなくても・・・。
しかし、羨ましい家系ですね。
私は東京生まれの千葉県育ちなもので、遠野に行ったときはかなり新鮮でした。

351:349
03/09/25 09:31
>>340
ひっつみですかぁ、久し振りに食べたくなりました。
息子のリクエストも有る事だし、明日あたりつくろうかなぁ…

>>347=350様
両親共すでに亡く実家が遠野に無いのですよ。
弟一家が盛岡に住んでいますが、純粋に実家とは言えないですよね。
遠野には、お盆に墓参り&両親の実家に挨拶に行くくらいです。
一度、お忍び?で遠野に行ってみようかな?
秋で少しセンチになってます(w



352:340
03/09/25 18:23
いや~行って来ました。
かなりの極寒で風邪をひいてしまったけど、やはり遠野に行って良かったぁ、曲り家のおやじも相変わらずだし、
神遣神社もよかったなぁ、ここで女神たちが別れたんだなと思うと不思議な気持ちだたよ。
北川さんちのオシラ様もはじめて見せてもらってよかったし、
さすらい地蔵重かったなぁ
トオヌップ展望台はあんなに綺麗な所だとは思ってなかったし、
早池峰神社には夕方行ったんだけど聞いたことの無い念仏?を一生懸命唱えてるおばさんがいて恐いような得したような気分になれたし、
馬の里付近では「マンコ」なるものを見つけるし、楽しかったなぁ
ズモナビールもうまかった!
でもまた五百羅漢と羽黒岩行きはぐっちまった。

>>349さんホントに羨ましい家計でつね~
ところでひっつみ自分で作れるんですか?これまた羨ましい
やっぱりひっつみってうどん粉だけで出来てるんですかねぇ
オイラも挑戦してみようかな地鶏出汁で、

来月あたりもう一回行こうかなぁ・・・。


353:349
03/09/26 14:03
>>340さん
五百羅漢、昔は愛宕神社の石段経由で行ったもんでしたが(のどかモードから、
段々、不気味モードになる)。高校生位の頃、千葉の従妹と一緒に
行きましたが、従妹が怖がって途中で引き返す程、独特の雰囲気が有りました。
ところが何年か前に車で行くには不便だ、という事だと思いますが、
途中に道路が通ってしまい、かつての雰囲気は無くなりました。
個人的には残念です。

ひっつみは「これぞ正統ひっつみ!」というのは無いと思います。
家庭料理ですから。ちなみに我が家では、例えば夜に食べるとすると、
昼頃に小麦粉を練って寝かせておきます。具は、その時々。
適当です(w


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