06/09/28 19:26:17
オシラ様と白山信仰に関しては、新羅との係わりがあると思う。
新羅から対馬を経ずに海に漕ぎ出すと日本海側の山陰・北陸・東北地方に
漂着するような来方になるからね。 天孫族の前の支配者とされる
素戔嗚尊や大国主の系統は、新羅系とも言われ天孫族が権力掌握した後
被支配民とされていき、支配者に警戒されていたのは間違いないね。
殊に、白村江の戦いに敗れて百済人(高句麗人)の亡命者が大和朝廷の
中堅テクノクラートとして採用されて以降は、新羅憎しの感情が列島に
蔓延したことは容易に想像できる。実際に半島で命を失った家族が
西日本を中心に相当数いただろうからね。
時代は少し下るが、藤原仲麻呂が政治的に窮地に追い込まれそうだった時
には、内政から目を背けさせる為に新羅遠征を考えたくらいだからね。
それにしても、そんなに昔のことで日本人の感情(常識)が支配されて
いるとすれば、悲しいことだ。