メルトモに万葉集のうたをおくりたいat KOBUN
メルトモに万葉集のうたをおくりたい - 暇つぶし2ch450:名無氏物語
09/12/12 01:26:15 sgGUS4P7
夕さらば潮満ち来なむ住吉の浅香の浦に玉藻刈りてな

451:名無氏物語
09/12/12 03:07:54 sgGUS4P7
宇治間山朝風寒し旅にして衣かすべき妹もあらなくに

452:名無氏物語
09/12/12 03:21:31 sgGUS4P7
夢にのみ継ぎて見えつつ小竹嶋の磯越す波のしくしく思ほゆ

453:名無氏物語
09/12/12 10:26:54 sgGUS4P7
もののふの八十氏河の網代木にいさよふ波の行方知らずも

454:名無氏物語
09/12/17 21:25:30 tikjqsHs
ひさかたの天行く月を網に刺し我が大君はきぬがさにせり

455:名無氏物語
09/12/17 21:49:35 tikjqsHs
真葛原なびく秋風吹くごとに阿太の大野の萩の花散る

456:名無氏物語
09/12/18 09:46:22 wlVb/ZVU
をとめらが袖ふる山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我は

457:名無氏物語
09/12/20 15:56:05 qqUO7gUJ
田子の浦に打ち出でてみれば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

458:名無氏物語
09/12/20 15:56:59 qqUO7gUJ
子らが家路やや間遠きをぬば玉の夜渡る月にきほひあへむかも

459:名無氏物語
09/12/20 16:12:00 qqUO7gUJ
さを鹿の朝たつ野べの秋萩に玉と見るまでおける白露

460:名無氏物語
09/12/20 17:16:59 qqUO7gUJ
足柄の八重山越えていましなば誰をか君と見つつしのはむ

461:名無氏物語
09/12/21 12:45:56 AB1ZxA7I
泊瀬川ながるる水脈の瀬をはやみ井提越す浪の音のさやけく

462:名無氏物語
09/12/22 23:59:11 7b14V3un
坂こえて阿倍の田の面にゐる鶴のともしき君は明日さへもがも

東歌だよ。

463:名無氏物語
09/12/24 21:02:50 Z1K6SikA
神な月しぐれにあへるもみぢ葉のふかばちりなむ風のまにまに

464:名無氏物語
09/12/24 21:05:29 Z1K6SikA
紫のなだかの浦のなびきもの心は妹によりにしものを

465:名無氏物語
09/12/24 23:37:07 Z1K6SikA
恋ふること慰めかねて出で行けば山も川をも知らず来にけり

466:名無氏物語
09/12/25 01:29:48 AjhF+dzX
人皆は萩を秋と言ふよし我は尾花が末を秋とは言はむ

467:名無氏物語
09/12/25 02:11:55 AjhF+dzX
滝の上の三船の山に居る雲の常にあらむと我が思はなくに

468:名無氏物語
09/12/25 04:47:36 AjhF+dzX
青丹よし奈良の都は咲く花のにほふがごとく今盛りなり

469:名無氏物語
09/12/25 04:58:47 AjhF+dzX
娘女らに行きあひの早稲を刈る時になりにけらしも萩の花咲く

470:名無氏物語
09/12/25 13:51:12 X07ybXh0
伊香保嶺に 雷な鳴りそね わが上には 故は無けれど 児らによりてそ

471:名無氏物語
09/12/25 14:11:49 X07ybXh0
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺(あしへ)をさして 鶴(たづ)鳴き渡る

472:名無氏物語
09/12/27 12:26:39 PdJxysYT
我が背子を 大和へ遣ると さ夜更けて 暁露に 吾が立ち濡れし

473:名無氏物語
09/12/27 23:13:03 yO0Ns7Of
風早の美保の浦廻の白つつじ見れば悲しも亡き人思ふに

474:名無氏物語
09/12/27 23:14:01 yO0Ns7Of
大君の命かしこみ磯にふりうの原わたる父母をおきて

475:名無氏物語
09/12/28 00:04:35 QZKUB0r+
しなが鳥ゐな野を来れば有間山夕霧立ちぬ宿りは無くて

476:名無氏物語
09/12/28 08:00:41 G49tM5k6
もちみ葉の 散りぬるなべに 玉梓の 使を見れば 逢ひし日思ほゆ

477:名無氏物語
09/12/28 16:29:10 QZKUB0r+
防人の堀江こぎいづる伊豆手舟楫とる間なく恋はしげけむ

478:名無氏物語
09/12/28 18:11:33 wsxLnp19
URLリンク(furuta-takehiko.jp)

479:名無氏物語
09/12/28 21:59:24 oCAqltGg
熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎてな

480:名無氏物語
09/12/28 22:11:53 kRove4DM
八度目の還暦ですね・・・

481:名無氏物語
09/12/28 22:13:12 oCAqltGg
み吉野の 滝の白波 知らねども 語りし継げば 古思ほゆ

482:名無氏物語
09/12/30 21:58:02 egi8UH7+
しなが鳥ゐな野を来れば有間山夕霧立ちぬ宿はなくして

483:名無氏物語
09/12/30 22:25:37 egi8UH7+
飛ぶ鳥の明日香の里をおきていなば君があたりは見えずかもあらむ

484:名無氏物語
10/01/01 08:09:44 1+looAb5
新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事

485:名無氏物語
10/01/01 14:41:53 BE50CzhE
秋の田の穂向の寄するかたよりに君に寄りななこちたくありとも

486:名無氏物語
10/01/01 14:43:15 BE50CzhE
秋の田の穂向の寄れるかたよりに我は物思ふつれなきものを

487:名無氏物語
10/01/01 15:01:24 BE50CzhE
龍田山見つつ越え来し桜花散りかすぎなむ我が帰るとに

488:名無氏物語
10/01/01 17:07:55 BE50CzhE
葦辺ゆく鴨の羽交ひに霜降りて寒き夕へは大和し思ほゆ

489:名無氏物語
10/01/01 18:08:05 BE50CzhE
これやこの大和にしては我が恋ふる紀路にありといふ名に負ふ背の山

490:名無氏物語
10/01/05 15:02:22 okuhE3u8
春さればまづ咲く宿の梅の花ひとり見つつや春日暮らさむ

491:名無氏物語
10/01/05 15:14:20 okuhE3u8
茜さす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖振る

492:名無氏物語
10/01/05 19:59:24 prlagzHP
片糸もて貫きたる玉の緒をよわみ乱れやしなむ人の知るべく

493:名無氏物語
10/01/06 01:16:30 JjFlsV1U
道の辺の尾花がもとの思ひ草今さらさらに何か思はむ

494:名無氏物語
10/01/06 08:13:21 JjFlsV1U
世の中を何に譬へむ朝びらき漕ぎ去にし船の跡なきごとし

495:名無氏物語
10/01/06 19:58:27 3MXaw+2B
淡海の海夕波千鳥なが鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ

496:名無氏物語
10/01/06 19:59:10 3MXaw+2B
草香江の入江にあさる蘆鶴のあなたづたづし友なしにして

497:名無氏物語
10/01/10 23:41:36 KHeirjSB
大名児ををちかた野辺に刈るかやの束のあひだも我忘れめや

498:名無氏物語
10/01/11 19:05:06 ZgHOYrJL
明日香河ゆきみる丘の秋萩は今日降る雨に散りか過ぎなむ

499:名無氏物語
10/01/11 19:19:53 ZgHOYrJL
灯火の明石大門に入らむ日や漕ぎ別れなむ家のあたり見ず

500:名無氏物語
10/01/11 19:20:45 ZgHOYrJL
真菅よし宗我の河原に鳴く千鳥間無し我が背子我が恋ふらくは

501:名無氏物語
10/01/11 19:23:04 ZgHOYrJL
み吉野の秋津の小野に刈る草の思ひ乱れてぬる夜しぞ多き

502:名無氏物語
10/01/11 19:24:22 ZgHOYrJL
大名児ををちかた野辺に刈る草の束のあひだも我忘れめや

503:名無氏物語
10/01/11 22:21:04 ZgHOYrJL
矢田の野の浅茅色づく有乳山峰の沫雪さむくふるらし

504:名無氏物語
10/01/12 15:33:55 G8jIrCg4
家にある櫃にかぎさし蔵めてし恋の奴のつかみかかりて

505:名無氏物語
10/01/12 23:52:41 e+dSZeYu
あかねさす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖振る

506:名無氏物語
10/01/12 23:53:38 e+dSZeYu
君待つと我が恋ひをれば我が宿の簾うごかし秋の風ふく

507:名無氏物語
10/01/12 23:54:40 e+dSZeYu
山の端にいさよふ月を出でむかと待ちつつ居るに夜ぞ更けにける

508:名無氏物語
10/01/12 23:55:45 e+dSZeYu
妹に恋ひわかの松原みわたせば潮干の潟たにたづなきわたる

509:名無氏物語
10/01/14 18:18:31 Zd0Lm8yo
わたつみの海に出でたる飾磨川たえむ日にこそ我が恋やまめ

510:名無氏物語
10/01/16 20:04:49 1rk9tGY/
三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなも隠さふべしや

511:名無氏物語
10/01/20 21:47:04 tl8neHxb
藤原の大宮つかへあれつくやをとめがともはともしきろかも

512:名無氏物語
10/01/21 17:32:22 CGlr7i0n
籠もよ み籠持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に 菜摘ます子 家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 吾こそ居れ しきなべて 吾こそませ 吾こそば 告らめ 家をも名をも

513:名無氏物語
10/01/21 17:33:13 CGlr7i0n
たらちねの 母が飼ふ蚕の 繭隠り いふせくもあるか 妹に逢はずて

514:名無氏物語
10/01/21 18:18:01 CGlr7i0n
さ牡鹿の入野のすすき初尾花いづれの時か妹が手まかむ

515:名無氏物語
10/01/21 18:19:21 CGlr7i0n
常世物この橘のいや照りにわが大君は今も見るごと

516:名無氏物語
10/01/22 09:22:25 vaB4P6fm
きみがあたり見つつををらむ生駒山雲なかくしそ雨はふるとも

517:名無氏物語
10/01/23 22:40:39 7QA0SCa7
橘の蔭踏む道の八衢に物をぞ思ふ妹に逢はずして

518:名無氏物語
10/01/24 00:42:43 eJrULSSV
真葛原なびく秋風吹くごとに阿太の大野の萩の花散る

519:名無氏物語
10/01/24 00:43:29 eJrULSSV
久かたの天ゆく月を網に刺し我が大君は衣笠にせり

520:名無氏物語
10/01/24 00:44:29 eJrULSSV
わたつみの海に出でたるしかま川たえむ日にこそあが恋やまめ

521:名無氏物語
10/01/24 00:45:47 eJrULSSV
ささの葉はみ山もさやにさやげども我は妹思ふ別れ来ぬれば

522:名無氏物語
10/01/24 15:36:17 eJrULSSV
わたつみの豊旗雲に入日さし今夜の月夜さやけかりこそ

523:名無氏物語
10/01/24 15:55:38 eJrULSSV
ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも

524:名無氏物語
10/01/24 16:27:31 eJrULSSV
天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ

525:名無氏物語
10/01/24 17:21:13 eJrULSSV
ここにありて筑紫やいづこ白雲のたなびく山の方にしあるらし

526:名無氏物語
10/01/24 18:08:57 eJrULSSV
あゆの風いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小舟榜ぎ隠る見ゆ

527:名無氏物語
10/01/24 18:29:06 eJrULSSV
筑波嶺にそがひに見ゆるあしほ山あしかる咎もさね見えなくに

528:名無氏物語
10/01/24 18:29:52 eJrULSSV
妹に似る草と見しより我が標めし野辺の山吹誰か手折りし

529:名無氏物語
10/01/24 18:30:42 eJrULSSV
あしひきの岩根こごしみ菅の根を引かばかたみとしめのみぞゆふ

530:名無氏物語
10/01/24 18:31:29 eJrULSSV
こほろぎの待ち喜ぶる秋の夜を寝る験なし枕と我は

531:名無氏物語
10/01/24 18:32:36 eJrULSSV
橋立の倉椅山に立てる白雲 見まくほり我がするなへに立てる白雲

532:名無氏物語
10/01/26 16:45:34 YbZowKLj
曇り夜のたどきも知らぬ山越えています君をばいつとか待たむ

533:名無氏物語
10/01/26 16:47:36 YbZowKLj
ひさかたの都を置きて草枕旅行く君をいつとか待たむ

534:名無氏物語
10/01/26 16:48:44 YbZowKLj
信濃なる須我の荒野に霍公鳥鳴く声聞けば時過ぎにけり

535:名無氏物語
10/01/26 16:49:31 YbZowKLj
御民我生ける験あり天地の栄ゆる時にあへらく思へば

536:名無氏物語
10/01/26 21:31:39 YbZowKLj
秋田刈る仮庵を作り吾が居れば衣手寒く露ぞ置きにける

537:名無氏物語
10/01/26 21:36:26 YbZowKLj
帰り来て見むと思ひし我が宿の秋萩すすき散りにけむかも

538:名無氏物語
10/01/26 22:10:23 YbZowKLj
ひさかたの雨も降らぬか雨つつみ君にたぐひてこの日暮らさむ

539:名無氏物語
10/01/26 23:18:33 JKUs4ooH
田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける

540:名無氏物語
10/01/27 08:22:48 9DNtHajV
ささなみの比良山風の海吹けば釣する海人の袖かへる見ゆ

541:名無氏物語
10/01/27 08:32:57 9DNtHajV
かはづ鳴く神奈備河に影見えて今か咲くらむ山吹の花

542:名無氏物語
10/01/27 08:36:08 9DNtHajV
いにしへのことは知らぬを我見ても久しくなりぬ天の香具山

543:名無氏物語
10/01/27 08:36:51 9DNtHajV
紅の衣にほはし辟田河絶ゆることなく吾かへりみむ

544:名無氏物語
10/01/27 08:48:34 d1hMLLfH
さを鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君がはた逢はざらむ

545:名無氏物語
10/01/27 08:55:16 9DNtHajV
落ちたぎち流るる水の岩に触れ淀める淀に月の影見ゆ

546:名無氏物語
10/01/27 09:06:31 9DNtHajV
山ぢさの白露おもみうらぶれて心も深くあが恋やまず

547:名無氏物語
10/01/27 09:14:44 9DNtHajV
たちかはり古き都となりぬれば道の芝草長く生ひにけり

548:名無氏物語
10/01/27 09:17:25 d1hMLLfH
筑波嶺に雪かも降らるいなをかも愛しき子ろが布乾さるかも

549:名無氏物語
10/01/27 09:28:07 9DNtHajV
笠無みと人には言ひて雨つつみ留まりし君が姿し思ほゆ

550:名無氏物語
10/01/28 14:42:36 rBG5q4tw
我が背子が朝明の姿よく見ずて今日のあひだを恋ひ暮らすかも

551:名無氏物語
10/01/28 14:43:42 rBG5q4tw
家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る

552:名無氏物語
10/01/28 14:44:35 rBG5q4tw
草枕旅にしをれば刈薦の乱れて妹に恋ひぬ日はなし

553:名無氏物語
10/01/28 14:46:18 rBG5q4tw
今日よりは顧みなくて大君のしこの御楯と出で立つ我は

554:名無氏物語
10/01/28 15:16:43 rBG5q4tw
去年の春いこじて植ゑし我が屋戸の若木の梅は花咲きにけり

555:名無氏物語
10/01/28 15:18:22 rBG5q4tw
梅の花咲きたる園の青柳をかづらにしつつ遊び暮らさな

556:名無氏物語
10/01/28 15:19:27 rBG5q4tw
ももしきの大宮びとのかづらけるしだり柳は見れど飽かぬかも

557:名無氏物語
10/01/28 15:24:24 rBG5q4tw
おろかにぞ我は思ひし乎布の浦の荒磯のめぐり見れど飽かずけり

558:名無氏物語
10/01/28 15:56:16 rBG5q4tw
筑波嶺にそがひに見ゆるあしほ山あしかる咎もさね見えなくに

559:名無氏物語
10/01/29 08:42:28 zfrVyUzZ
河のへのゆつ岩群に草むさず常にもがもなとこをとめにて

560:名無氏物語
10/01/29 09:10:36 zfrVyUzZ
ひさかたの天行く月を網に刺し我が大君は蓋にせり

561:名無氏物語
10/01/29 09:12:31 zfrVyUzZ
ほととぎす鳴く声聞くや卯の花の咲き散る丘に葛引くをとめ

562:名無氏物語
10/01/29 09:13:13 zfrVyUzZ
飼飯の海の庭よくあらし苅薦の乱れ出づ見ゆ海人の釣船

563:名無氏物語
10/01/29 09:13:57 zfrVyUzZ
大海に島もあらなくに海原のたゆたふ波に立てる白雲

564:名無氏物語
10/01/29 09:16:03 zfrVyUzZ
朝に行く雁の鳴く音は吾が如く物思へれかも声の悲しき

565:名無氏物語
10/01/29 10:34:46 TiPvg21B
照る月を闇に見なして泣く涙衣濡らしつ干す人なしに

566:名無氏物語
10/01/29 12:38:51 XWjUBUgl
ぬばたまの夜渡る月にあらませば家なる妹に逢ひて来ましを

567:名無氏物語
10/01/30 20:30:12 jkpQU+1M
夕されば秋風寒し我妹子が解き洗ひ衣行きて早着む

568:名無氏物語
10/01/30 20:33:08 jkpQU+1M
もののふのやそ宇治川の網代木にいざよふ浪のゆくへしらずも

569:名無氏物語
10/01/30 20:34:03 jkpQU+1M
二人ゆけど行き過ぎかたき秋山をいかにか君が独り越ゆらむ

570:名無氏物語
10/01/31 00:41:49 BP/Sw/P5
蒸衾なごやが下にふせれども妹とし寝ねば肌し寒しも

571:名無氏物語
10/01/31 01:18:43 BP/Sw/P5
度会の大川の辺の若久木わが久ならば妹恋ひむかも

572:名無氏物語
10/01/31 14:20:41 MtHIIUzx
草枕旅行く人を伊波比島幾代経るまで斎ひ来にけむ

573:名無氏物語
10/01/31 19:38:43 BP/Sw/P5
天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ

574:名無氏物語
10/01/31 20:17:12 BP/Sw/P5
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば

575:名無氏物語
10/01/31 20:35:40 BP/Sw/P5
白妙の袖かれてぬるぬばたまの今宵ははやも明けば明けなむ

576:名無氏物語
10/01/31 21:30:04 BP/Sw/P5
昨日こそ年は果てしか春霞春日の山に早立ちにけり

577:名無氏物語
10/01/31 21:31:09 BP/Sw/P5
信濃なる須我の荒野に霍公鳥鳴く声聞けば時過ぎにけり

578:名無氏物語
10/01/31 21:43:25 Dt8F7TAb
浦ぶちにこやせる君を今日今日と来むと待つらむ妻し悲しも

579:名無氏物語
10/01/31 22:29:02 BP/Sw/P5
新しき年のはじめに思ふどちい群れてをればうれしくもあるか

580:名無氏物語
10/01/31 22:42:42 BP/Sw/P5
天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ

581:名無氏物語
10/01/31 22:47:28 BP/Sw/P5
今日もかも明日香の川の夕さらずかはづ鳴く瀬のさやけくあるらむ

582:名無氏物語
10/01/31 22:48:42 BP/Sw/P5
春過ぎて夏来たるらし白栲の衣ほしたり天の香具山

583:名無氏物語
10/01/31 23:17:22 BP/Sw/P5
かききらし雨の降る夜をほととぎす鳴きてゆくなりあはれその鳥

584:名無氏物語
10/01/31 23:32:42 BP/Sw/P5
たかくらの三笠の山に鳴く鳥のやめばつがるる恋もするかも

585:名無氏物語
10/02/01 00:00:09 UVOPGBDa
ぬばたまの 黒馬に乗りて 川の瀬を 七瀬渡りて うらぶれて
夫は逢ひきと 人ぞ告げつる

586:名無氏物語
10/02/01 15:33:24 Y13Yp+IP
百船の泊つる対馬の安佐治山しぐれの雨にもみたひにけり

587:名無氏物語
10/02/01 17:00:43 Y13Yp+IP
筑波嶺にかか鳴く鷲の音のみをか泣きわたりなむ逢ふとはなしに

588:名無氏物語
10/02/01 17:16:12 Y13Yp+IP
見渡せば春日の野辺に霞立ち咲きにほへるは桜花かも

589:名無氏物語
10/02/01 19:03:12 Y13Yp+IP
多摩川にさらす手づくりさらさらに何ぞこの子のここだかなしき

590:名無氏物語
10/02/02 16:27:13 bnFNiRf1
背の山にただにむかへる妹の山ことゆるせやも打ち橋わたす

591:名無氏物語
10/02/02 16:28:00 bnFNiRf1
むささびは木末求むとあしひきの山の猟師に逢ひにけるかも

592:名無氏物語
10/02/02 16:29:07 bnFNiRf1
家にある櫃に鍵さし蔵めてし恋の奴のつかみかかりて

593:名無氏物語
10/02/02 19:27:39 1DnnOkz9
もののふのやそ宇治川の網代木にいさよふ波のゆくへしらずも

594:名無氏物語
10/02/02 19:29:16 1DnnOkz9
ももくまの道は来にしをまたさらに八十島すぎて別れかゆかむ

595:名無氏物語
10/02/04 19:56:52 gzsnLvUM
かはづ鳴く甘南備川に影見えて今か咲くらむ山吹の花

596:名無氏物語
10/02/04 21:58:28 gzsnLvUM
梓弓末の原野にとがりする君が弓弦の絶えむと思へや

597:名無氏物語
10/02/05 11:03:23 eUBtdD1n
世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

598:名無氏物語
10/02/06 20:34:26 8C85mCXZ
よき人のよしとよく見てよしと言ひし吉野よく見よ良き人よく見

599:名無氏物語
10/02/07 17:34:24 TIL45Q7l
茅花抜く浅茅が原のつほすみれ今盛りなり我が恋ふらくは

600:名無氏物語
10/02/07 17:38:11 /IHgnlI8
600&十度目の還暦をゲット・・・

601:名無氏物語
10/02/08 18:22:19 Iiv6QK7K
ひさかたの天行く月を網に刺し我が大君はきぬがさにせり

602:名無氏物語
10/02/08 19:47:39 Iiv6QK7K
ひさかたの天知らしぬる君故に日月も知らず恋ひわたるかも

603:名無氏物語
10/02/08 19:48:35 Iiv6QK7K
埴安の池の堤の隠沼のゆくへを知らに舎人は惑ふ

604:名無氏物語
10/02/08 19:49:27 Iiv6QK7K
哭沢の神社に御瓶据ゑ祈れども我が大君は高日知らしぬ

605:名無氏物語
10/02/08 19:50:11 Iiv6QK7K
降る雪はあはにな降りそ吉隠の猪養の岡の寒くあらまくに

606:名無氏物語
10/02/09 14:03:35 tXli5AAr
沫雪のこの頃つぎてかく降らば梅の初花散りか過ぎなむ

607:名無氏物語
10/02/09 14:05:41 tXli5AAr
妹がりと馬に鞍置きて生駒山うち越え来れば黄葉散りつつ

608:名無氏物語
10/02/09 14:10:10 tXli5AAr
家にてもたゆたふ命波の上に浮きてし居れば奥処知らずも

609:名無氏物語
10/02/09 14:11:07 tXli5AAr
大海の磯もとどろによする波かしこき人に恋ひわたるかも

610:名無氏物語
10/02/09 14:26:51 tXli5AAr
我が盛りいたく降ちぬ雲に飛ぶ薬はむともまたをちめやも

611:名無氏物語
10/02/09 18:43:14 2vMv5DxC
朝戸出の君が姿をよく見ずて長き春日を恋ひや暮らさむ

612:名無氏物語
10/02/11 18:58:26 CexxdnBM
冬すぎて春きたるらし朝日さす春日の山に霞たなびく

613:名無氏物語
10/02/11 18:59:17 CexxdnBM
山科の木幡の山を馬はあれど徒歩より吾が来し汝を思ひかねて

614:名無氏物語
10/02/11 19:00:12 CexxdnBM
巨椋の入江とよむなり射目人の伏見が田居に雁わたるらし

615:名無氏物語
10/02/11 19:16:08 CexxdnBM
南淵の細川山に立つ檀弓束まくまで人に知らゆな

616:名無氏物語
10/02/11 19:17:15 CexxdnBM
山科の石田の小野の柞原見つつや君が山道越ゆらむ

617:名無氏物語
10/02/11 20:10:15 CexxdnBM
葦北の野坂の浦ゆ船出して水島に行かむ浪立つなゆめ

618:名無氏物語
10/02/11 20:16:57 CexxdnBM
大夫と思へる吾や水莖の水城の上に涙のごはむ

619:名無氏物語
10/02/11 20:22:14 CexxdnBM
妹が手を取石の池の波の間ゆ鳥が音けに鳴く秋過ぎぬらし

620:名無氏物語
10/02/11 21:08:59 CexxdnBM
吾はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり

621:名無氏物語
10/02/11 22:13:16 CexxdnBM
夜のほどろ吾が出て来れば我妹子が思へりしくし面影に見ゆ

622:名無氏物語
10/02/11 22:41:01 CexxdnBM
高円の野辺のかほ花面影に見えつつ妹は忘れかねつも

623:名無氏物語
10/02/11 22:43:10 CexxdnBM
神さびて巌に生ふる松の根の君が心は忘れかねつも

624:名無氏物語
10/02/12 09:00:03 sNxghf3k
五月山卯の花月夜ほととぎす聞けども飽かずまたも鳴かぬかも

625:名無氏物語
10/02/13 01:24:39 jY0oFYXK
巨椋の入江響むなり射目人の伏見が田井に雁渡るらし

626:名無氏物語
10/02/13 01:47:13 jY0oFYXK
見れど飽かぬ吉野の河の常滑の絶ゆることなくまた還り見む

627:名無氏物語
10/02/13 01:49:22 jY0oFYXK
吉野なる夏実の河の川淀に鴨ぞ鳴くなる山陰にして

628:名無氏物語
10/02/13 08:12:44 jY0oFYXK
天なるやささらの小野に茅萱刈り萱刈りばかに鶉を立つも

629:名無氏物語
10/02/13 09:05:06 jY0oFYXK
とぶさ立て足柄山に船木伐り木に伐りゆきつあたら船木を

630:名無氏物語
10/02/13 09:11:54 jY0oFYXK
弥彦おのれ神さび青雲のたなびく日すら小雨そほふる

631:名無氏物語
10/02/13 09:15:21 jY0oFYXK
遠つひと松浦の川に若鮎釣る妹が袂を我こそまかめ

632:名無氏物語
10/02/13 09:16:43 jY0oFYXK
吾妹子が夜戸出の姿見てしより心そらなり土は踏めども

633:名無氏物語
10/02/14 13:59:54 a/Y7SCsx
吾妹子にあふちの花は散り過ぎず今咲けるごとありこせぬかも

634:名無氏物語
10/02/14 14:08:44 a/Y7SCsx
名ぐはしき印南の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は

635:名無氏物語
10/02/14 14:10:18 a/Y7SCsx
大君は神にしませば槙の立つ荒山なかに海をなすかも

636:名無氏物語
10/02/14 14:16:08 a/Y7SCsx
虎に乗り古屋を越えて青淵に鮫竜取り来む剣太刀もが

637:名無氏物語
10/02/14 14:32:18 a/Y7SCsx
稲つけばかかる吾が手を今宵もか殿の若子が取りて歎かむ

638:名無氏物語
10/02/14 15:46:33 a/Y7SCsx
能登川の水底さへに照るまでに三笠の山は咲きにけるかも

639:名無氏物語
10/02/14 15:47:20 a/Y7SCsx
吾が背子が着せる衣の針目落ちず籠りにけらし我が心さへ

640:名無氏物語
10/02/14 15:48:10 a/Y7SCsx
真草刈る荒野にはあれどもみち葉の過ぎにし君が形見とぞこし

641:名無氏物語
10/02/14 19:24:10 a/Y7SCsx
衣手に水渋付くまで植ゑし田を引板我が延へまもれる苦し

642:名無氏物語
10/02/14 19:28:31 a/Y7SCsx
富士の嶺に降り置く雪は六月の望に消ぬればその夜降りけり

643:名無氏物語
10/02/14 19:29:58 a/Y7SCsx
世の中はむなしきものと知る時しいよよますます悲しかりけり

644:名無氏物語
10/02/14 19:31:08 a/Y7SCsx
世の中の常無きことは知るらむを心つくすなますらをにして

645:名無氏物語
10/02/14 19:32:51 a/Y7SCsx
引馬野ににほふ榛原入り乱れ衣にほはせ旅のしるしに

646:名無氏物語
10/02/15 21:18:04 6kjvJF7s
妹として二人作りし我が山斎は木高く繁くなりにけるかも

647:名無氏物語
10/02/16 15:06:07 4ARJFN33
月夜よし川の音清けしいざここに行くも行かぬも遊びて行かな

648:名無氏物語
10/02/16 16:44:21 4ARJFN33
正月たつ春の始めにかくしつつ逢ひし笑みてば時じけめやも

649:名無氏物語
10/02/16 18:49:16 4ARJFN33
さきはひの如何なる人か黒髪の白くなるまで妹が声を聞く

650:名無氏物語
10/02/20 02:25:19 XU1vkESk
大君は神にしませば赤駒の腹這ふ田居を都と成しつ

651:名無氏物語
10/02/20 02:26:06 XU1vkESk
荒野らに里はあれども大君のしきます時は都となりぬ

652:名無氏物語
10/02/20 18:57:02 XU1vkESk
風早の美保の浦廻の白つつじ見れば悲しも亡き人思ふに

653:名無氏物語
10/02/20 18:57:51 XU1vkESk
大君の命かしこみ磯にふりうの原わたる父母をおきて

654:名無氏物語
10/02/21 19:22:48 o10CEdUe
夕されば小椋の山に鳴く鹿は今宵は鳴かずいねにけらしも

655:名無氏物語
10/03/26 22:48:26 6Sm3Qqbo
ふるさとの初もみち葉を手折りもち今日ぞ我が来し見ぬ人のため

656:名無氏物語
10/03/26 22:51:24 6Sm3Qqbo
多?の浦の底さへにほふ藤波をかざしてゆかむ見ぬ人のため

657:名無氏物語
10/03/27 01:25:36 5RSy8t3E
朝霧のたなびく小野の萩の花今か散るらむ未だ飽かなくに

658:名無氏物語
10/03/27 03:03:03 5RSy8t3E
磯の上に立てる室の木ねもころに何しか深め思ひそめけむ

659:名無氏物語
10/03/28 23:00:36 1Bk8RIZz
山鳥のをろのはつをに鏡かけとなふべみこそなによそりけめ

660:名無氏物語
10/04/02 08:32:33 lSK1feo3
十一度目の還暦ですね・・・

661:名無氏物語
10/04/11 18:40:56 GN4Oi9eX
石ばしる垂水の上の早蕨の萌え出づる春になりにけるかも

662:名無氏物語
10/04/11 18:57:12 GN4Oi9eX
神奈備のいは瀬の社の喚子鳥いたくな鳴きそ吾が恋益る

663:名無氏物語
10/04/11 18:58:13 GN4Oi9eX
神なびの石瀬の杜のほととぎす毛無の岡にいつか来鳴かむ

664:名無氏物語
10/04/15 15:56:46 69BQEj45
あかねさす紫野行き標野(しめの)行き野守は見ずや君が袖振る

665:名無氏物語
10/04/15 21:20:10 69BQEj45
君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く

666:名無氏物語
10/04/15 21:25:46 DCOfhqzw
666ゲット・・・

667:名無氏物語
10/04/15 21:30:29 69BQEj45
風をだに恋ふるは羨し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ

668:名無氏物語
10/04/15 21:38:06 69BQEj45
あしひきの山下響み行く水の時ともなくも恋ひわたるかも

669:名無氏物語
10/04/15 21:38:48 69BQEj45
秋山の樹の下隠り行く水の我こそまさめ思ほすよりは

670:名無氏物語
10/04/15 22:01:28 69BQEj45
妹があたり継ぎても見むに大和なる大島の嶺に家居らましを

671:名無氏物語
10/04/15 22:02:53 69BQEj45
秋田苅る借廬を作り吾が居れば衣手寒し露ぞ置きにける

672:名無氏物語
10/04/15 23:47:12 69BQEj45
我が里に大雪降れり大原の古りにし里に降らまくは後

673:名無氏物語
10/04/15 23:48:10 69BQEj45
我が岡のおかみに言ひて降らしめし雪のくだけしそこに散りけむ

674:名無氏物語
10/04/16 00:16:31 FoIAU9jy
燃ゆる火も取りて包みて袋には入ると言はずや面智男雲

675:名無氏物語
10/04/16 06:40:23 FoIAU9jy
いなと言へど強ふる志斐のが強ひ語りこのごろ聞かずてあれ恋ひにけり

676:名無氏物語
10/04/16 06:41:15 FoIAU9jy
いなと言へど語れ語れと詔らせこそ志斐いは申せ強語と言る

677:名無氏物語
10/04/16 06:47:16 FoIAU9jy
河の上のゆつ磐群に草むさず常にもがもな常処女にて

678:名無氏物語
10/04/16 06:48:06 FoIAU9jy
真野の浦の淀の継橋心ゆも思へか妹が夢にしみゆる

679:名無氏物語
10/04/16 06:49:45 FoIAU9jy
河の上のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子時じけめやも

680:名無氏物語
10/04/16 07:14:08 FoIAU9jy
四極山打ち越え見れば笠縫の島榜ぎ隠る棚無小舟

681:名無氏物語
10/04/16 07:15:42 FoIAU9jy
吾が舟は明石の湖に榜ぎ泊てむ沖へなさかりさ夜ふけにけり

682:名無氏物語
10/04/16 07:17:55 FoIAU9jy
夏麻びく海上潟の沖つ洲に船はとどめむさ夜ふけにけり

683:名無氏物語
10/04/16 08:56:42 FoIAU9jy
いざ子ども香椎の潟に白妙の袖さへ濡れて朝菜つみてむ

684:名無氏物語
10/04/16 08:57:26 FoIAU9jy
いざ子ども早く大和へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ

685:名無氏物語
10/04/16 09:16:33 FoIAU9jy
白波の浜松が枝の手向くさ幾代までにか年の経ぬらむ

686:名無氏物語
10/04/17 01:18:30 5Z9p+MPl
ますらをの鞆の音すなり物部のおほまへつきみ楯立つらしも

687:名無氏物語
10/04/17 01:19:14 5Z9p+MPl
我が大君ものな思ほしすめ神の嗣ぎて賜へる我なけなくに

688:名無氏物語
10/04/17 22:20:37 5Z9p+MPl
白浪の千重に来よする住吉の岸の黄土ににほひてゆかな

689:名無氏物語
10/04/17 22:21:33 5Z9p+MPl
馬の歩み押へ止めよ住吉の岸の黄土ににほひてゆかむ

690:名無氏物語
10/04/17 22:22:33 5Z9p+MPl
馬の歩み押へ止めよ住吉の岸の黄土ににほひてゆかむ(安倍朝臣豊継[万葉])

691:名無氏物語
10/04/17 22:49:15 5Z9p+MPl
みこもかる信濃の真弓我が引かば貴人さびて否と言はむかも

692:名無氏物語
10/04/17 22:50:14 5Z9p+MPl
みこもかる信濃の真弓引かずして弦著くるわざを知ると言はなくに

693:名無氏物語
10/04/17 22:51:12 5Z9p+MPl
梓弓引かばまにまに寄らめども後の心を知りかてぬかも

694:名無氏物語
10/04/17 22:52:25 5Z9p+MPl
梓弓弓弦取り佩(は)け引く人は後の心を知る人ぞ引く

695:名無氏物語
10/04/17 23:04:43 5Z9p+MPl
我が君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで(よみ人しらず[古今])

696:名無氏物語
10/04/17 23:07:05 5Z9p+MPl
玉かづら実ならぬ木にはちはやぶる神そつくといふならぬ木ごとに

697:名無氏物語
10/04/18 00:44:07 sYoxr49l
いざ子ども早く日本へ大伴の御津の浜松待ち恋ひぬらむ

698:名無氏物語
10/04/18 02:22:52 sYoxr49l
かからむとかねて知りせば越の海の有磯の波も見せましものを(大伴家持[万葉])

699:名無氏物語
10/04/18 02:26:09 sYoxr49l
妹が見し屋戸に花咲き時は経ぬ我が泣く涙いまだひなくに(大伴家持[万葉])

700:名無氏物語
10/04/19 02:41:30 nbxR5b9/
700ゲット・・・

701:名無氏物語
10/04/19 03:39:26 AwHyHBwF
しなざかる越に五年住み住みて立ち別れまく惜しき宵かも

702:名無氏物語
10/04/19 04:46:47 AwHyHBwF
千鳥鳴くみ吉野川の川音なす止む時なしに思ほゆる君

703:名無氏物語
10/04/19 05:42:55 AwHyHBwF
去年の春いこじて植ゑし我が屋戸の若木の梅は花咲きにけり

704:名無氏物語
10/04/21 09:34:31 fdRUC4ZR
世の中を憂しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば

705:名無氏物語
10/05/09 19:04:00 Y90cO5ZB
三熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へどただに逢はぬかも

706:名無氏物語
10/05/10 17:41:31 kQM4v2c2
いにしへにありけむ人も我がごとか三輪の檜原にかざし折りけむ

707:名無氏物語
10/05/11 17:00:28 hm4ZSkVb
あさか山かげさへ見ゆる山の井の浅き心を我が思はなくに

708:名無氏物語
10/05/11 17:07:01 hm4ZSkVb
世の中を何にたとへむ朝ぼらけ漕ぎいにし舟の跡なきごとし

709:名無氏物語
10/05/11 19:59:58 hm4ZSkVb
君がため浮沼の池に菱つむと我が染めし袖ぬれにけるかも

710:名無氏物語
10/05/11 20:50:16 hm4ZSkVb
君がため山田の沢にゑぐつむと雪げの水に裳の裾ぬれぬ

711:名無氏物語
10/05/11 20:51:21 hm4ZSkVb
目には見て手には取られぬ月の内の桂の如き妹をいかにせむ

712:名無氏物語
10/05/11 20:52:25 hm4ZSkVb
黄葉する時になるらし月人の桂の枝の色づく見れば

713:名無氏物語
10/05/15 02:49:10 VE5Lq7He
筑波嶺の岩もとどろに落つる水世にもたゆらに吾が思はなくに


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