お気に入りの和歌はありますか? 巻第四十三at KOBUN
お気に入りの和歌はありますか? 巻第四十三 - 暇つぶし2ch2:名無氏物語
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3:名無氏物語
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4:名無氏物語
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6:名無氏物語
09/05/02 01:40:12 DlJ7lAhw
いたづらに世にふる物と高砂の松も我をや友と見るらむ(紀貫之)

7:名無氏物語
09/05/02 03:44:53 DlJ7lAhw
涙川くいのやちたび思へどもながれし名をばせくかひもなし(宗良親王)

8:名無氏物語
09/05/02 03:46:20 DlJ7lAhw
おもひ川くいの八千たびうつたへにいとど浪こす袖のしがらみ(正徹)

9:名無氏物語
09/05/02 03:48:24 DlJ7lAhw
散りぬれば悔いのやちたびかへりこぬ水のゆく手の井手の山吹(下河辺長流)

10:名無氏物語
09/05/02 03:50:44 DlJ7lAhw
絶えしとき心にかなふ物ならば我が玉の緒によりかへてまし(和泉式部)

11:名無氏物語
09/05/02 03:51:52 DlJ7lAhw
うぐひすの物憂かる音に鳴くなるは春にしられぬ宿の印か(俊恵)

12:名無氏物語
09/05/02 04:08:59 DlJ7lAhw
百千鳥さへづりくらす春の日を物憂かる音にうちながめつつ(藤原雅経)

13:名無氏物語
09/05/02 04:10:06 DlJ7lAhw
鶯の物憂かる音にうらぶれて野上の方に春ぞ暮れゆく(宗尊親王)

14:名無氏物語
09/05/02 04:11:51 DlJ7lAhw
鶯の物憂かる音になかぬまで花とぞ見ゆる野べの淡雪(木下長嘯子)

15:名無氏物語
09/05/02 04:12:45 DlJ7lAhw
花すすき草の袂もくちはてぬ馴れて別れし秋を恋ふとて(藤原定家)

16:名無氏物語
09/05/02 04:14:10 DlJ7lAhw
年のうちに春立ちぬとや吉野山霞かかれる峰のしら雲(藤原俊成)

17:名無氏物語
09/05/02 04:15:07 DlJ7lAhw
雪のうちに春は来にけりよしの山雲とやいはむ霞とやいはむ(慈円)

18:名無氏物語
09/05/02 04:15:53 DlJ7lAhw
鶯もまだ出でやらぬ春の雲ことしともいはず山風ぞ吹く(藤原定家)

19:名無氏物語
09/05/02 04:17:09 DlJ7lAhw
野も山もまだ雪深き年の内に霞ぞおそき春は来にけり(宗尊親王)

20:名無氏物語
09/05/02 04:22:23 DlJ7lAhw
年のうちに餅はつきけり一年をこぞとや食はむ今年とや食はむ(二条良基)

21:名無氏物語
09/05/02 04:23:25 DlJ7lAhw
いづこぞと梅がか深し年の内も立枝尋ねて春風やふく(武者小路実陰)

22:名無氏物語
09/05/02 04:24:10 DlJ7lAhw
年のうちに春きぬめりと梅やさく梅さけりとて春やきぬらむ(小沢蘆庵)

23:名無氏物語
09/05/02 04:25:06 DlJ7lAhw
あら玉の年の内にも鶯の初音ばかりの春は来にけり(香川景樹)

24:名無氏物語
09/05/02 12:40:48 MvqiVM+p
世の中を憂しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば(山上憶良)

25:名無氏物語
09/05/02 20:22:31 DlJ7lAhw
草も木もふりまがへたる雪もよに春待つ梅の花の香ぞする(源通具)

26:名無氏物語
09/05/02 20:24:01 DlJ7lAhw
はかなくもなにをしむらむ行く年のとどまらなくにせく涙かな(藤原秀能)

27:名無氏物語
09/05/02 20:25:31 DlJ7lAhw
くらま山月のひかりのあかければいかなりし夜のなにかとぞみる(赤染衛門)

28:名無氏物語
09/05/02 20:26:34 DlJ7lAhw
このやどに雪も我が身もふりはてぬ明けぬ暮れぬとつもるながめに(伏見院)

29:名無氏物語
09/05/02 20:27:19 DlJ7lAhw
逢坂の関のこなたにあらねども往き来の人にあこがれにけり(良寛)

30:名無氏物語
09/05/02 20:28:08 DlJ7lAhw
逢ふことのなぎさなればや都鳥かよひし跡も絶えて問ひこず(藤原道長)

31:名無氏物語
09/05/02 20:36:45 DlJ7lAhw
逢ふことのなぎさにひろふ石なれや見れば涙のまづかかるらむ(藤原輔相)

32:名無氏物語
09/05/02 20:38:04 DlJ7lAhw
白露のつらぬきかくるときにこそ玉柳とはいふべかりけれ(藤原教長)

33:名無氏物語
09/05/02 20:39:22 DlJ7lAhw
春くればみどりの糸の筋ごとにつらぬきかくる玉柳かな(花園左大臣家小大進)

34:名無氏物語
09/05/02 20:40:08 DlJ7lAhw
朝まだきくるすの小野のいと萩につらぬきかくる露の白玉(藤原範光)

35:名無氏物語
09/05/02 20:41:07 DlJ7lAhw
糸萩のなみよるばかりおく露はつらぬきかくる玉かとぞ見る(皇后宮摂津)

36:名無氏物語
09/05/02 20:42:17 DlJ7lAhw
野辺ごとにたれにみせんとささがにのつらぬきかくる萩の白露(藤原為家)

37:名無氏物語
09/05/02 20:43:07 DlJ7lAhw
玉ぼこの道もやどりもしら露に風の吹きしく小野の篠原(藤原家隆)

38:名無氏物語
09/05/02 20:44:43 DlJ7lAhw
てづくりやさらすかきねの朝露をつらぬきとめぬ玉川の里(藤原定家)

39:名無氏物語
09/05/02 20:55:39 DlJ7lAhw
むさし野につらぬきとめぬ白露の草はみながら月ぞこぼるる(藤原定家)

40:名無氏物語
09/05/02 20:56:40 DlJ7lAhw
川なみに風のふきしく白露やつらぬきとめぬ玉のをやなぎ(順徳院)

41:名無氏物語
09/05/02 20:57:38 DlJ7lAhw
武蔵野や人の心のあさ露につらぬきとめぬ袖の白玉(九条道家)

42:名無氏物語
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山風にあられうちちる音はしてつらぬきとめぬ庭の玉笹(三条西実隆)

43:名無氏物語
09/05/02 20:59:10 DlJ7lAhw
露むすぶみどりの糸に風絶えてつらぬきとむる玉のを柳(木下長嘯子)

44:名無氏物語
09/05/02 20:59:51 DlJ7lAhw
まくず原露も玉まく夕風につらぬきとめぬ秋ぞちりける(松永貞徳)

45:名無氏物語
09/05/02 21:00:56 DlJ7lAhw
浅みどり霞める空のけしきにやときはの山も春をしらなむ(少将公教母)

46:名無氏物語
09/05/02 21:01:47 DlJ7lAhw
秋の色や今一しほの色ならむふるき思ひのそめし袂に(慈円)

47:名無氏物語
09/05/02 21:17:40 DlJ7lAhw
をしほ山いま一しほの春の色に君をみどりの松ぞ久しき(藤原家隆)

48:名無氏物語
09/05/02 21:19:14 DlJ7lAhw
あづさ弓いそべの小松春といへばかはらぬ色も色まさりけり(藤原定家)

49:名無氏物語
09/05/02 21:20:24 DlJ7lAhw
春くれば今一しほのみどりこそかはらぬ松のかはるなりけれ(藤原良経)

50:名無氏物語
09/05/02 21:21:26 DlJ7lAhw
宮川やいつもみどりの杉の葉にいまひとしほの春風ぞ吹く(後鳥羽院)

51:名無氏物語
09/05/02 21:22:25 DlJ7lAhw
夏の日の木の間もりくる庭の面(おも)にかげまでみゆる松のひとしほ(順徳院)

52:名無氏物語
09/05/02 21:23:11 DlJ7lAhw
かくてみむ外山の里のうす紅葉今一しほの色なしぐれそ(宗尊親王)

53:名無氏物語
09/05/02 21:24:24 DlJ7lAhw
松の葉のいつともわかぬ岡のべに今一しほの下もみぢかな(細川幽斎)

54:名無氏物語
09/05/02 21:25:35 DlJ7lAhw
色まさるをのへの松の木間より今一しほの桜咲くころ(烏丸光広)

55:名無氏物語
09/05/02 21:35:20 DlJ7lAhw
雪きえてうすみどりなる野べの色も今一しほの春雨ぞふる(後水尾院)

56:名無氏物語
09/05/02 21:36:08 DlJ7lAhw
秋くれば虫とともにぞなかれぬる人も草葉もかれぬと思へば(藤原興風)

57:名無氏物語
09/05/02 21:37:35 DlJ7lAhw
いつしかと人めも草も枯れねとやおろす嵐の今朝ははげしき(俊恵)

58:名無氏物語
09/05/02 21:39:34 DlJ7lAhw
霜おかぬ人めも今はかれはてて松にとひくる風ぞかはらぬ(藤原有家)

59:名無氏物語
09/05/02 21:41:32 DlJ7lAhw
春も又かれし人めにまちわびぬ草葉はしげる雨につけても(藤原定家)

60:名無氏物語
09/05/02 21:43:22 DlJ7lAhw
人目さへいとど深草かれぬとや冬待つしもに鶉なくらむ(藤原定家)

61:名無氏物語
09/05/02 21:44:12 DlJ7lAhw
宿からぞ都の内もさびしさは人目かれにし庭の月かげ(藤原定家)

62:名無氏物語
09/05/02 21:47:21 DlJ7lAhw
夢路まで人目はかれぬ草の原おきあかす霜にむすぼほれつつ(藤原定家)

63:名無氏物語
09/05/02 22:05:12 DlJ7lAhw
我が宿は人目も草も草は猶かれても立てる心ながさよ(藤原定家)

64:名無氏物語
09/05/02 22:06:39 DlJ7lAhw
庭しげき草葉の下の道たえてとはぬ人めは夏もかれけり(藤原定家)

65:名無氏物語
09/05/02 22:08:50 DlJ7lAhw
花ちればやがて人目もかれはつる深山の里の春のくれがた(藤原良経)

66:名無氏物語
09/05/02 22:11:32 DlJ7lAhw
いつとてもかかる人目の山里は草の原にぞ冬はしりける(藤原為家)

67:名無氏物語
09/05/02 22:15:03 DlJ7lAhw
山里はしらぬ人目もいまさらに霜にかれゆく庭の冬草(藤原為家)

68:名無氏物語
09/05/02 22:16:22 DlJ7lAhw
あはれまた人めも草も枯れにけりみ山の庵ぞ秋はさびしき(順徳院)

69:名無氏物語
09/05/02 22:18:13 DlJ7lAhw
垣ねなる草も人めも霜がれぬ秋のとなりや遠ざかるらむ(後嵯峨院)

70:名無氏物語
09/05/02 22:20:40 DlJ7lAhw
我すめば人めもかれず山里に猶ききすてぬ朝まつりごと(後宇多院)

71:名無氏物語
09/05/02 22:37:02 DlJ7lAhw
たまさかの人めも草も秋はなほ跡見えし庭に峰のこがらし(宗祇)

72:名無氏物語
09/05/02 22:38:34 DlJ7lAhw
たれかとふ冬ぞさびしさまさ木ちる外山の庵は風にまかせて(木下長嘯子)

73:名無氏物語
09/05/02 22:39:28 DlJ7lAhw
木の葉ちる人めもかれて山里の四の時には冬こそありけれ(木下長嘯子)

74:名無氏物語
09/05/02 22:40:25 DlJ7lAhw
秋くれて冬ぞさびしさわすれけるみ雪ちりぼひ梅かをるころ(小沢蘆庵)

75:名無氏物語
09/05/02 22:41:09 DlJ7lAhw
年のうちに春立ちぬとや吉野山霞かかれる峰の白雪(藤原俊成)

76:名無氏物語
09/05/02 22:42:05 DlJ7lAhw
夏きぬといふばかりにやあしびきの山も霞の衣かふらむ(藤原良経)

77:名無氏物語
09/05/02 22:43:28 DlJ7lAhw
春たつといふばかり見しいづくとて行手に霞むのべの曙(藤原家隆)

78:名無氏物語
09/05/02 22:44:53 DlJ7lAhw
春たつといふばかりなる月日にてけふより空や霞みそむらむ(藤原雅経)

79:名無氏物語
09/05/02 23:04:09 DlJ7lAhw
花はただなほ白雲に霞みぬといふばかりにやみ吉野の山(藤原雅経)

80:名無氏物語
09/05/02 23:05:07 DlJ7lAhw
春たつといふばかりには霞めども猶雪ふかしみ吉野の山(宗良親王)

81:名無氏物語
09/05/02 23:07:38 DlJ7lAhw
冬きぬと人はいへども朝氷むすばぬほどはあらじとぞおもふ(曾禰好忠)

82:名無氏物語
09/05/02 23:09:13 DlJ7lAhw
郭公なかぬかぎりはたちばなのにほふ垣ねぞ人だのめなる(兼好)

83:名無氏物語
09/05/02 23:11:13 DlJ7lAhw
なぐさめぬ我にてしりぬよの人もかくやみるらむ秋のよの月(宗尊親王)

84:名無氏物語
09/05/02 23:12:05 DlJ7lAhw
立ちかへり我にてしりぬうらみわびなやます花の心づくしを(木下長嘯子)

85:名無氏物語
09/05/02 23:13:17 DlJ7lAhw
暮るるかとおもへば明けぬ兼てよりいづら待ちつる秋の一よは(俊恵)

86:名無氏物語
09/05/02 23:15:50 DlJ7lAhw
暮るるかとみれば明けぬる山のはにかたぶくほども夏の夜の月(後鳥羽院)

87:名無氏物語
09/05/02 23:29:19 DlJ7lAhw
きのふとやけふとやいはむ暮るるかとみればあかしの浦の月影(藤原為家)

88:名無氏物語
09/05/02 23:30:30 DlJ7lAhw
暮るるかとみしは霞のくもるにて夜になる程の雨ぞ日ながき(中院通勝)

89:名無氏物語
09/05/02 23:31:13 DlJ7lAhw
袖の香の花にやどかれほととぎすいまもこひしき昔とおもはば(藤原定家)

90:名無氏物語
09/05/02 23:33:16 DlJ7lAhw
三月かげはうつつながらにゆ夢よりもはかなきものと短夜の空(飛鳥井雅有)

91:名無氏物語
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夢よりもけにはかなしやおもひつつぬればとたのむ心よわさは(堯孝)

92:名無氏物語
09/05/02 23:35:05 DlJ7lAhw
時しあれば夜を長月の夢よりもうつつはかなく暮るる秋かな(正徹)

93:名無氏物語
09/05/02 23:36:05 DlJ7lAhw
夢よりもはかなき夢におき出でてかへる空にぞ鳥も鳴きける(三条西実隆)

94:名無氏物語
09/05/02 23:36:55 DlJ7lAhw
道柴の露にあらそふ我が身かないづれかまづは消えむとすらむ(藤原実頼)

95:名無氏物語
09/05/02 23:44:44 DlJ7lAhw
白露とあらそひながら今日もまた扇はえこそ置かれざりけれ(肥後)

96:名無氏物語
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夏はつる扇に露もおきそめてみそぎすずしき賀茂の川風(藤原定家)

97:名無氏物語
09/05/02 23:46:38 DlJ7lAhw
夏はつるあふぎのさきにおきそめて草葉ならはす秋の白露(藤原為家)

98:名無氏物語
09/05/02 23:47:42 DlJ7lAhw
夏はつる扇の風にみを秋の涙の露や先におくらむ(足利義教)

99:名無氏物語
09/05/02 23:48:38 DlJ7lAhw
よひの間の月のかつらのうす紅葉照るとしもなき初秋の空(鴨長明)

100:名無氏物語
09/05/02 23:49:32 DlJ7lAhw
久方の月の桂のしたもみぢ宿借る袖ぞ色にいでゆく(藤原定家)

101:名無氏物語
09/05/02 23:50:16 DlJ7lAhw
紅葉する月のかつらにさそはれて下のなげきも色ぞうつろふ(藤原定家)

102:名無氏物語
09/05/02 23:51:11 DlJ7lAhw
ことわりの秋にはあへぬ涙かな月の桂もかはる光に(俊成卿女)

103:名無氏物語
09/05/02 23:59:38 DlJ7lAhw
ながめつつ月の桂の紅葉葉は時雨せぬにぞ秋まさりける(順徳院)

104:名無氏物語
09/05/03 00:00:22 FjV80edc
照りまさる月の桂のもみぢばはちらぬ高根に秋風ぞふく(正徹)

105:名無氏物語
09/05/03 00:03:12 FjV80edc
琴の音に峰の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ(斎宮女御)

106:名無氏物語
09/05/03 00:03:57 FjV80edc
袖におく露をば露と忍べどもなれゆく月や色を知るらむ(源通具)

107:名無氏物語
09/05/03 00:16:07 FjV80edc
露けさもおのが涙か秋の田のいなおほせ鳥はなかずもあらなむ(藤原為家)

108:名無氏物語
09/05/03 00:17:31 FjV80edc
露ならぬいなおほせ鳥の涙さへさもひちまさる秋の袖かな(藤原知家)

109:名無氏物語
09/05/03 00:19:09 FjV80edc
秋の田は涙ならでも置く露をいなおほせ鳥におほせつるかな(宗良親王)

110:名無氏物語
09/05/03 00:21:26 FjV80edc
霞分け入りにし人の音信も花にほどふるみよしのの山(藤原家隆)

111:名無氏物語
09/05/03 00:23:35 FjV80edc
よしの山いりにし人のおとづれもたえてひさしき雪のかよひ路(順徳院)

112:名無氏物語
09/05/03 00:25:35 FjV80edc
吉野山嶺の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき(静御前)

113:名無氏物語
09/05/03 00:26:39 FjV80edc
さきいでて花に世やうき吉野山入りにし人のあとうづむなり(正徹)

114:名無氏物語
09/05/03 00:27:44 FjV80edc
下もゆる雪間の草のめづらしく我が思ふ人にあひ見てしがな(和泉式部)

115:名無氏物語
09/05/03 03:29:41 PGHReFIr
>>110
あるよ。
以上。
↓次の方どうぞ

116:名無氏物語
09/05/03 13:53:09 FjV80edc
山の端に待たれて出づる月影のはつかに見えし夜半の恋しさ(藤原定家)

117:名無氏物語
09/05/03 13:54:00 FjV80edc
枕とて草のはつかに結べども夢もみじかき春のうたた寝(藤原定家)

118:名無氏物語
09/05/03 13:54:53 FjV80edc
春日野の草のはつかに雪消えてまだうらわかき鶯の声(藤原良経)

119:名無氏物語
09/05/03 13:55:39 FjV80edc
かた岡の雪まにねざす若草のほのかに見てし人ぞ恋しき(曽禰好忠)

120:名無氏物語
09/05/03 13:56:46 FjV80edc
跡をだに草のはつかに見てしがな結ぶばかりの程ならずとも(和泉式部)

121:名無氏物語
09/05/03 13:57:35 FjV80edc
さを鹿のつめもかくれぬ春草のはつかに見えて逢はぬ君かな(雅成親王)

122:名無氏物語
09/05/03 13:58:22 FjV80edc
月影に身をやかへましあはれてふ人の心にいりてみるべく(源計子)

123:名無氏物語
09/05/03 13:59:09 FjV80edc
山桜命にかへて惜しめとや見はてぬ夢と花の散るらむ(本居春庭)

124:名無氏物語
09/05/03 14:16:17 FjV80edc
有曙のつれなく見えし浅茅生におのれも名のみまつむしのこゑ(藤原家隆)

125:名無氏物語
09/05/03 14:18:44 FjV80edc
おほかたの月もつれなき鐘の音に猶うらめしき有明の空(藤原定家)

126:名無氏物語
09/05/03 14:21:11 FjV80edc
花の香も霞みてしたふ有明をつれなく見えてかへる雁がね(藤原定家)

127:名無氏物語
09/05/03 14:22:23 FjV80edc
面影も待つ夜むなしき別れにてつれなく見ゆる有明の空(藤原定家)

128:名無氏物語
09/05/03 14:23:23 FjV80edc
有明のあかつきよりも憂かりけり星のまぎれの宵のわかれは(藤原定家)

129:名無氏物語
09/05/03 14:25:11 FjV80edc
契りきやあかぬ別れに露おきし暁ばかり形見なれとは(源通具)

130:名無氏物語
09/05/03 14:28:01 FjV80edc
おもかげを幾夜の月にのこすらむつれなくみえし人の名残に(後鳥羽院)

131:名無氏物語
09/05/03 14:29:48 FjV80edc
有明のつれなく見えし空のみやなれし名残のかたみなるべき(後鳥羽院)

132:名無氏物語
09/05/03 14:40:26 FjV80edc
起き別れつれなくみえしあかつきの憂かりし空ぞかたみなりける(藤原秀能)

133:名無氏物語
09/05/03 14:41:12 FjV80edc
更にまた暮をたのめと明けにけり月はつれなき秋の夜の空(源通光)

134:名無氏物語
09/05/03 14:45:22 FjV80edc
私語の尽くべき秋の一夜かは七夕ばかり憂き中はなし(耕雲)

135:名無氏物語
09/05/03 14:47:13 FjV80edc
つれなくて有明過ぎぬ郭公この三か月にきえし一こゑ(正徹)

136:名無氏物語
09/05/03 15:10:08 FjV80edc
つれなさの面影かくせ三か月のわれて又みる有明の雲(正徹)

137:名無氏物語
09/05/03 15:11:11 FjV80edc
しの薄つれなく見えし夕かな月もほのめくあだし野の露(肖柏)

138:名無氏物語
09/05/03 15:14:24 FjV80edc
夢さむる老の枕に有明のつれなきかげは我もさながら(下冷泉政為)

139:名無氏物語
09/05/03 15:16:00 FjV80edc
待ちいづる月は有明の窓のうちにしひてつれなき夜の灯(三条西実隆)

140:名無氏物語
09/05/03 15:20:15 FjV80edc
待つほどはつれなくみえし山のはも月の麓にとほざかりつつ(霊元院)

141:名無氏物語
09/05/03 15:23:11 FjV80edc
待出でて帰るこよひぞつれなさは人に見はつる有明の月(後水尾院)

142:名無氏物語
09/05/03 15:25:12 FjV80edc
大かたのうつつは夢になしはてつぬるがうちには何をかもみむ(後鳥羽院)

143:名無氏物語
09/05/03 15:32:38 FjV80edc
春や夢さきそめしよりぬるがうちにみるにもあらぬ花ぞ散り行く(正徹)

144:名無氏物語
09/05/03 15:55:26 FjV80edc
この秋ぞつひの別れとなりにけるあるを見るだに悲しかりしを(石川依平)

145:名無氏物語
09/05/03 15:56:33 FjV80edc
東路のさやの中山さやかにもみぬ人いかで恋しかるらむ(香川景樹)

146:名無氏物語
09/05/03 15:58:16 TYQfGr9w
ほととぎす初声きけばあぢきなくぬしさだまらぬ恋せらるはた(古今143)

147:名無氏物語
09/05/03 15:59:15 TYQfGr9w
いそのかみふるき宮この郭公こゑばかりこそ昔なりけれ(古今144)

148:名無氏物語
09/05/03 16:01:40 FjV80edc
くもりなき池の鏡の底きよみうつしとどめよ花のおもかげ(藤原長方)

149:名無氏物語
09/05/03 16:03:04 FjV80edc
かつしかのわさ田のおしねこきたれてなきもたらじとつきぬ涙か(源俊頼)

150:名無氏物語
09/05/03 16:04:48 FjV80edc
雁がねの涙も花もこきたれて帰る道にやふりまさるらむ(藤原為家)

151:名無氏物語
09/05/03 16:07:35 FjV80edc
初雁もなきこそわたれ吹く風の身にしむばかり秋の憂ければ(宗尊親王)

152:名無氏物語
09/05/03 16:09:02 FjV80edc
かるかやのみだれて物を思ふかな野原のかぜを袖にまかせて(慈円)

153:名無氏物語
09/05/03 16:10:26 FjV80edc
かるかやのみだれて物をおもへども君が下葉の露ぞつれなき(後鳥羽院)

154:名無氏物語
09/05/03 16:37:32 FjV80edc
たつた山峰のもみぢの散らぬまはそこにぞ水の秋はみえけり(藤原家隆)

155:名無氏物語
09/05/03 16:46:31 FjV80edc
神なびの山のあらしやたつた河みづの秋のみふかき色かな(藤原雅経)

156:名無氏物語
09/05/03 16:49:08 FjV80edc
もみぢ葉ぞ岩きりとほる吉野河おとして水の秋やゆくらむ(藤原基家)

157:名無氏物語
09/05/03 16:52:03 FjV80edc
立田河水の秋をやいそぐらむ峰の木の葉に山風ぞふく(邦高親王)

158:名無氏物語
09/05/03 16:54:50 FjV80edc
夕月夜よしのの里にふる雪のつもりてのこる有明のかげ(藤原家隆)

159:名無氏物語
09/05/03 17:00:02 FjV80edc
み吉野のみ雪ふりしく里からは時しもわかぬ有明の空(藤原定家)

160:名無氏物語
09/05/03 17:14:18 FjV80edc
み空ゆく月もまぢかしあしがきのよし野の里の雪のあさけに(藤原定家)

161:名無氏物語
09/05/03 17:16:45 FjV80edc
影うすき有明の月の残るかとおもへば庭にふれるしら雪(頓阿)

162:名無氏物語
09/05/03 17:17:38 FjV80edc
空にのみ在明の月と見し程におぼえずはらふ袖の露かな(飛鳥井雅世)

163:名無氏物語
09/05/03 17:19:11 FjV80edc
物思ひの深さくらべにきてみれば夏のしげりもものならなくに(藤原道綱母)

164:名無氏物語
09/05/03 17:21:10 FjV80edc
花をおもふ深さくらべにみにゆかば吉野のおくもは山ならまし(契沖)

165:名無氏物語
09/05/03 17:24:35 FjV80edc
人の世にくらぶの山の桜花はなは中々風も待ちけり(木下長嘯子)

166:名無氏物語
09/05/03 17:25:45 FjV80edc
をしかふす夏のの草の露よりもしらじなしげき思ひありとは(源実朝)

167:名無氏物語
09/05/03 17:26:54 FjV80edc
身よりかく涙はいかがながるべき海てふ海は潮やひぬらむ(和泉式部)

168:名無氏物語
09/05/03 18:19:46 FjV80edc
しげりあふ秋の野中の忘れ水たえだえ見えてやどる月かな(二条為明)

169:名無氏物語
09/05/03 18:21:01 FjV80edc
桜木の葉守の神はしらねども風のかけたる花のしらゆふ(藤原顕輔)

170:名無氏物語
09/05/03 18:22:30 FjV80edc
山川に風の懸けたるしがらみの色にいでてもぬるる袖かな(藤原家隆)

171:名無氏物語
09/05/03 18:24:03 FjV80edc
木の葉もて風のかけたるしがらみにさてもよどまぬ秋の色かな(藤原定家)

172:名無氏物語
09/05/03 18:25:03 FjV80edc
岩つたふ山のさくらのしき波に風のかけたる布引の滝(藤原基家)

173:名無氏物語
09/05/03 18:26:44 FjV80edc
山川に春ゆく水はよどめども風にとまらぬ花のしがらみ(源通光)

174:名無氏物語
09/05/03 18:30:51 FjV80edc
谷川に岸の木のはを吹きためて風のかけたる瀬瀬の浮橋(後崇光院)

175:名無氏物語
09/05/03 18:31:38 FjV80edc
天の原春立つ雲の浪こえて風のかけたるしがらみもなし(正徹)

176:名無氏物語
09/05/03 18:32:53 FjV80edc
さそはれていとど思ひの露ぞもる風のかけたる袖のしがらみ(正徹)

177:名無氏物語
09/05/03 18:35:10 FjV80edc
風さむきを花が末の浪の間にながれもあへぬ秋の日のかげ(一色直朝)

178:名無氏物語
09/05/03 22:50:36 FjV80edc
こほりつつ流れもあへぬ山川につもればかかる雪のしがらみ(望月長孝)

179:名無氏物語
09/05/03 22:51:20 FjV80edc
さそひきて紅葉をしけば是も又風のかけたる山河の橋(後西院)

180:名無氏物語
09/05/03 22:52:13 FjV80edc
むめがえに鶯さそふたよりにや谷の氷も風にとくらむ(藤原家隆)

181:名無氏物語
09/05/03 22:53:01 FjV80edc
谷ふかく鶯さそふ春風にまづ花の香や空にとぶらむ(藤原定家)

182:名無氏物語
09/05/03 22:54:00 FjV80edc
今日ぞとふ志賀津のあまのすむ里を鶯さそふ花のしるべに(藤原定家)

183:名無氏物語
09/05/03 22:55:00 FjV80edc
谷風の鶯さそふたよりをや山里人も春をしるらむ(後鳥羽院)

184:名無氏物語
09/05/03 22:55:55 FjV80edc
をる人の袖こそかはれ色もかもおなじ昔ににほふ梅がえ(寂身)

185:名無氏物語
09/05/03 22:57:04 FjV80edc
花やただ年ふる人ぞあらたまるなごりはしらむ春の木の本(三条西実隆)

186:名無氏物語
09/05/03 22:58:18 TYQfGr9w
こよひ来む人には逢はじ七夕のひさしきほどに待ちもこそすれ(古今181)

187:名無氏物語
09/05/03 22:59:09 TYQfGr9w
ぬししらぬ香こそにほへれ秋の野にたがぬぎかけし藤袴ぞも(古今241)

188:名無氏物語
09/05/03 23:03:41 FjV80edc
見るほどに散らば散らなむ梅の花しづ心なく思ひおこせし(和泉式部)

189:名無氏物語
09/05/03 23:05:16 FjV80edc
いかにしてしづ心なく散る花ののどけき春の色と見ゆらむ(藤原定家)

190:名無氏物語
09/05/03 23:06:47 FjV80edc
よもの海風をさまりてひさかたの光のどけき春は来にけり(宗尊親王)

191:名無氏物語
09/05/03 23:07:43 FjV80edc
ひとり見てなぐさみぬべき花になどしづこころなく人を待つらむ(北畠親房)

192:名無氏物語
09/05/03 23:09:04 FjV80edc
いづる日も光のどけき久方の天の宮人春を知るらし(正徹)

193:名無氏物語
09/05/03 23:10:31 FjV80edc
木の間より花にかすみて久堅の光のどけき鳥の声かな(正徹)

194:名無氏物語
09/05/03 23:11:53 FjV80edc
かくばかり待つとしらずやほととぎす梢はるかに鳴きわたらなむ(清原元輔)

195:名無氏物語
09/05/03 23:12:56 FjV80edc
ほととぎす逢坂こえてたづぬれば今ぞ音羽の山に鳴くなる(慈円)

196:名無氏物語
09/05/04 00:50:25 4EAvpXrI
雲のゐる梢はるかに霧こめてたかしの山に鹿ぞ鳴くなる(源実朝)

197:名無氏物語
09/05/04 00:51:15 4EAvpXrI
いかでかく思ふ心をほととぎす夜ぶかくなきてきかせやはせぬ(村上天皇)

198:名無氏物語
09/05/04 00:52:10 4EAvpXrI
五月雨に物おもふやどは時鳥なく一こゑもなほぞ夜ぶかき(慈円)

199:名無氏物語
09/05/04 00:52:53 4EAvpXrI
ほととぎす五月の空やなつかしき雲にむつれて過ぎがてに鳴く(源仲正)

200:名無氏物語
09/05/04 00:54:03 4EAvpXrI
夕やみのたづたづしきにほととぎす声うらがなし道やまどへる(源実朝)

201:名無氏物語
09/05/04 00:55:16 4EAvpXrI
吉野山あさせ白浪いはこえて音せぬ水は桜なりけり(鴨長明)

202:名無氏物語
09/05/04 00:56:01 4EAvpXrI
秋はなほ浅瀬しら波たどるまで霧立渡るかささぎの橋(順徳院)

203:名無氏物語
09/05/04 00:57:04 4EAvpXrI
さを鹿の朝たつ山のとよむまで泣きぞしぬべき妻恋ひなくに(和泉式部)

204:名無氏物語
09/05/04 00:57:08 55t3aTGy
我のみやあはれと思はむきりぎりす鳴く夕かげのやまとなでしこ(古今244)

205:名無氏物語
09/05/04 00:57:53 55t3aTGy
ぬれてほす山ぢの菊の露のまにいつか千とせを我は経にけむ(古今273)

206:名無氏物語
09/05/04 13:11:26 4EAvpXrI
さを鹿の友まどはせる声するはつまや恋しき秋の山べに(恵慶)

207:名無氏物語
09/05/04 13:12:14 4EAvpXrI
誰がための錦も見えぬ秋霧にそめし時雨の山ぞかひなき(藤原定家)

208:名無氏物語
09/05/04 13:13:07 4EAvpXrI
折る人の老いせぬ秋の露の間に千歳をめぐる菊のさかづき(俊成卿女)

209:名無氏物語
09/05/04 13:14:09 4EAvpXrI
白菊の花の鏡の池水に老いせぬ秋のかげぞ久しき(藤原範宗)

210:名無氏物語
09/05/04 13:15:14 4EAvpXrI
梅が枝のにほひうれしき直路かな木ごとに花の雪のあけぼの(慈円)

211:名無氏物語
09/05/04 13:16:30 4EAvpXrI
野も山もおなじ雪とはまがへども春は木ごとに匂ふ梅が枝(藤原定家)

212:名無氏物語
09/05/04 13:17:41 4EAvpXrI
冬ごもる雪も木ごとに吹く風の匂ふや梅のたち枝なるらむ(藤原為家)

213:名無氏物語
09/05/04 13:18:29 4EAvpXrI
花といふはなの木ごとにうつしてもあまりやあらむ梅の匂ひは(三条西実隆)

214:名無氏物語
09/05/04 13:37:33 4EAvpXrI
こころおそき花の木ごとに梅が香の春をつたふる苑の朝風(橘千蔭)

215:名無氏物語
09/05/04 13:39:07 4EAvpXrI
常陸帯の道のおくなる遠妻にゆきめぐりてもあはむとぞ思ふ(藤原基俊)

216:名無氏物語
09/05/04 14:05:24 4EAvpXrI
思ひおくる心ばかりは下帯の道はかたがたゆきめぐるとも(藤原雅経)

217:名無氏物語
09/05/04 14:06:19 4EAvpXrI
朝露をわけそほちつつ夕月夜かすむ山路の花の面影(肖柏)

218:名無氏物語
09/05/04 14:07:19 4EAvpXrI
秋ちかう野はなりぬとて常夏のつゆもおよばぬ花の色かな(下冷泉政為)

219:名無氏物語
09/05/04 14:08:45 4EAvpXrI
秋ちかう成りも行くかな故郷の野らにと宿はすみはそめねど(上田秋成)

220:名無氏物語
09/05/04 14:09:37 4EAvpXrI
鶯の来やどる花に飛ぶ蝶はいづれ心のまどひまされる(契沖)

221:名無氏物語
09/05/04 14:10:49 4EAvpXrI
ものおもへば壁にそむくるともしびの消えかへりてぞあかしかねつる(藤原実定)

222:名無氏物語
09/05/04 14:11:47 4EAvpXrI
早瀬川なびく玉藻の下乱れ苦しや心みがくれてのみ(藤原良経)

223:名無氏物語
09/05/04 14:26:20 4EAvpXrI
我が袂さて山河の瀬になびく玉藻かりそめにかわくまぞなき(後鳥羽院)

224:名無氏物語
09/05/04 14:28:49 4EAvpXrI
乱れゆく蛍のかげや河の瀬になびく玉藻の光なるらむ(細川幽斎)

225:名無氏物語
09/05/04 14:29:52 4EAvpXrI
水を浅みちひさき魚も河の瀬になびく玉藻の影たのむなり(中院通勝)

226:名無氏物語
09/05/04 14:32:47 4EAvpXrI
しきたへの枕の下にみなぎりてやがても下すみなの川かな(藤原定家)

227:名無氏物語
09/05/04 14:34:35 4EAvpXrI
桜花なにそは露のあだ物をおなじいのちにかへてとどめむ(藤原家隆)

228:名無氏物語
09/05/04 15:00:10 4EAvpXrI
いのちやはなにぞは露のあだしのにあふにしかへぬまつむしの声(藤原家隆)

229:名無氏物語
09/05/04 15:02:00 4EAvpXrI
風ふけば磯うつ波の立ちかへり見れどもあかぬ君にもあるかな(藤原仲実)

230:名無氏物語
09/05/04 15:03:28 4EAvpXrI
ほのみてし君にはしかじ春霞たなびく山の桜なりとも(藤原家隆)

231:名無氏物語
09/05/04 15:05:01 4EAvpXrI
夏衣うすくや人のおもふらむわれはあつれてすぐす月日を(曾禰好忠)

232:名無氏物語
09/05/04 15:06:22 4EAvpXrI
夏衣うすくや人のなりぬらむうつせみのねにぬるる袖かな(俊成卿女)

233:名無氏物語
09/05/04 15:08:25 4EAvpXrI
うらみむと思ひしものを夏衣ひとへにうすくなりにけるかな(藤原秀能)

234:名無氏物語
09/05/04 15:09:10 4EAvpXrI
虫の声聞けばかなしな秋の夜のながきおもひのたぐひと思へば(花山院長親)

235:名無氏物語
09/05/04 15:10:12 4EAvpXrI
雲もなくなぎたる波にけさぞみるしらぬ千里の沖つ島山(武者小路実陰)

236:名無氏物語
09/05/04 15:13:28 bgepX56Y
トルシエにぽん オブリガード やなぎさーわ
(山岡士郎)

237:名無氏物語
09/05/04 15:36:01 4EAvpXrI
梅の花にほふ夕べは身を分けて空にこころの春風ぞ吹く(肖柏)

238:名無氏物語
09/05/04 15:42:05 4EAvpXrI
寝ても見ゆゐても見えけり桜花はかなの春の夢の枕や(藤原家隆)

239:名無氏物語
09/05/04 16:06:54 4EAvpXrI
夢路にはたれ植ゑおきて桜花ねても見ゆらむ春の夜すがら(長慶天皇)

240:名無氏物語
09/05/04 16:08:09 4EAvpXrI
秋のきてほころびにける藤袴うつり香こくも猶にほふかな(藤原俊成)

241:名無氏物語
09/05/04 16:14:24 4EAvpXrI
ふく風に移り香こくも匂ふかなはな橘のよその衣手(藤原家隆)

242:名無氏物語
09/05/04 16:19:17 4EAvpXrI
ふるさとは見しごともあらず荒れにけり影ぞ昔の春の夜の月(源実朝)

243:名無氏物語
09/05/04 16:20:11 4EAvpXrI
とりもあへぬ年は水にや流れそふ老いの心の浅くなりゆく(紀友則)

244:名無氏物語
09/05/04 16:21:46 4EAvpXrI
袖ひちて結ぶしら波立ちかへりこほるばかりの松の夕風(藤原家隆)

245:名無氏物語
09/05/04 16:37:42 4EAvpXrI
天の下めぐむ草木の芽も春に限りも知らぬ御代の末々(式子内親王)

246:名無氏物語
09/05/04 16:39:18 4EAvpXrI
霞たちこのめ春雨きのふまでふるのの若菜けさはつみてむ(藤原定家)

247:名無氏物語
09/05/04 16:40:28 4EAvpXrI
松の葉の白きを見れば春日山木の芽もはるの雪ぞ降りける(源実朝)

248:名無氏物語
09/05/04 16:42:11 4EAvpXrI
ひと夜あけて四方の草木のめもはるにうるふ時しる雨ののどけさ(中院通村)

249:名無氏物語
09/05/04 22:41:00 4EAvpXrI
誰が為とまだ朝霜のけぬがうへに袖ふりはへて若菜つむらむ(藤原定家)

250:名無氏物語
09/05/04 22:42:23 4EAvpXrI
墨染の袖ふりはへて峰たかき夕の寺に帰る雲かな(正徹)

251:名無氏物語
09/05/04 22:44:18 4EAvpXrI
白妙の袖ふりはへて武蔵野にいざ雪見むとおもひ立たずや(荷田蒼生子)

252:名無氏物語
09/05/04 22:45:36 4EAvpXrI
ふりはへて若菜つみにと行く野辺の袂ゆたかに見ゆる春かな(本居大平)

253:名無氏物語
09/05/04 22:46:37 4EAvpXrI
浅緑霞たなびく山がつの衣はるさめ色にいでつつ(藤原定家)

254:名無氏物語
09/05/04 22:49:50 4EAvpXrI
我がせこが衣春雨ふるさとにひとりながむる花ぞうつろふ(木下長嘯子)

255:名無氏物語
09/05/04 22:50:49 4EAvpXrI
山おろしにみだれて花の散りけるを岩はなれたる滝と見たれば(西行)

256:名無氏物語
09/05/04 22:52:54 4EAvpXrI
すむ人もうつればかはる古郷の昔ににほふ窓の梅かな(藤原家隆)

257:名無氏物語
09/05/04 22:57:08 4EAvpXrI
花の香も風こそよもにさそふらめ心もしらぬ古里の春(藤原定家)

258:名無氏物語
09/05/04 22:58:22 4EAvpXrI
散りぬればとふ人もなし故郷は花ぞ昔のあるじなりける(源実朝)

259:名無氏物語
09/05/04 23:06:37 4EAvpXrI
里はあれて春は幾世か霞むらむ花ぞむかしの志賀の古郷(藤原行能)

260:名無氏物語
09/05/04 23:07:47 4EAvpXrI
人はいさ心もしらずとばかりににほひ忘れぬ宿の梅が香(正徹)

261:名無氏物語
09/05/04 23:09:22 4EAvpXrI
ことの葉の花ぞ昔の春になほにほふ初瀬の里の梅が香(三条西実隆)

262:名無氏物語
09/05/04 23:10:23 4EAvpXrI
にほひをば風こそおくれ人はいさ心もしらぬ宿の梅が枝(足利義尚)

263:名無氏物語
09/05/04 23:11:58 4EAvpXrI
人はいさ心もしらず我はただいつも今宵の月をしぞおもふ(松永貞徳)

264:名無氏物語
09/05/04 23:13:28 4EAvpXrI
暮ると明くと見ても目かれず池水の花の鏡の春の面影(藤原実有)

265:名無氏物語
09/05/04 23:40:59 4EAvpXrI
暮ると明くと目かれぬ花に鶯の鳴きてうつろふ声なをしへそ(藤原定家)

266:名無氏物語
09/05/04 23:42:23 4EAvpXrI
暮ると明くと目かれぬ空も霞みけりいつの人まに春はきぬらむ(宗良親王)

267:名無氏物語
09/05/04 23:43:51 4EAvpXrI
あしひきの山のかひより吹く風に雪と見るまで花ぞ散りける(藤原家隆)

268:名無氏物語
09/05/04 23:45:15 4EAvpXrI
桜花咲けるやいづら時鳥山のかひよりいづる初こゑ(木下長嘯子)

269:名無氏物語
09/05/05 00:23:35 Nzv1a5zk
いかさまに待つとも誰か三輪の山人にしられぬ宿の霞は(藤原定家)

270:名無氏物語
09/05/05 00:24:35 Nzv1a5zk
庭のおもぞ夜のあやとはなりにける木の下陰の月のまにまに(能因)

271:名無氏物語
09/05/05 00:25:42 Nzv1a5zk
信濃路や見つつ我がこし浅間山雲は煙のよそめなりけり(宗良親王)

272:名無氏物語
09/05/05 00:27:46 Nzv1a5zk
山たかみ見つつこえゆく峰の松かへりこむまで面がはりすな(長慶天皇)

273:名無氏物語
09/05/05 00:28:43 Nzv1a5zk
山たかみかかれる雲の消えゆくは見つつ我がこし花やちるらむ(花山院長親)

274:名無氏物語
09/05/05 00:29:50 Nzv1a5zk
ほととぎす卯の花山のあかずして空にしられぬ月に鳴くなり(守覚法親王)

275:名無氏物語
09/05/05 00:34:02 Nzv1a5zk
花ざかり空にしられぬ白雲はたなびきのこす山のはもなし(藤原定家)

276:名無氏物語
09/05/05 00:36:06 Nzv1a5zk
花のゆき空にしられぬ色ながら木の下風に月ぞさえゆく(藤原雅経)

277:名無氏物語
09/05/05 00:48:09 Nzv1a5zk
雪のあした木の下風は寒けれど桜もしらぬ花ぞ散りける(後鳥羽院)

278:名無氏物語
09/05/05 00:49:03 Nzv1a5zk
春ふかき木の下風は名のみして空にしらるる花のしら雪(堯孝)

279:名無氏物語
09/05/05 01:10:46 Nzv1a5zk
思ひきや空にしられぬ雪も猶雲のうへまでちらむものとは(蓮生)

280:名無氏物語
09/05/05 01:12:01 Nzv1a5zk
みよし野に春の嵐やわたるらむ道もさりあへず花のしら雪(後鳥羽院)

281:名無氏物語
09/05/05 01:14:02 Nzv1a5zk
さして行く道もさりあへず三笠山紅葉ぞぬさと散りまがひける(越前)

282:名無氏物語
09/05/05 01:15:42 Nzv1a5zk
春の野にはなるる駒は雪とのみ散りかふ花に人やまどへる(藤原定家)

283:名無氏物語
09/05/05 01:17:26 Nzv1a5zk
かり人のいる野の露を命にて散りかふ花にきぎすなくなり(藤原良経)

284:名無氏物語
09/05/05 01:18:52 Nzv1a5zk
かへるさや散りかふ花にまがふらむ若菜つむ野の春のあは雪(順徳院)


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