08/05/28 09:24:06 9/qTbagn
源氏物語の、分かち書きを教えてください。
いづれの御時にか,女御.更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに,
いとやむごとなき際にはあらぬが,すぐれて時めき給ふありけり。
はじめより,われは,と思ひあがり給へる御かたがた,
めざましきものにおとしめ,そねみたまふ。
おなじ程,それより下臈の更衣たちは,まして安からず。
あさゆふの宮づかへにつけても,人の心をのみ動かし,
恨みを負ふつもりにやありけむ,いとあつしくなりゆき,
もの心ぼそげに里がちなるを,いよいよあかずあはれなるものに思ほして,
人のそしりをも,えはばからせ給はず,世の例にもなりぬべき御もてなしなり。